電気工事はプロに任せる
昨今のDIYブームもあり、家の中の様々なトラブルを自分で直す方が増えています。 ですが、「電気工事」に関しては、電気工事に精通したプロである「電気工事士」の資格を持った人が行うことを法律で義務付けられています。
例えば「部屋にコンセントを増やしたい」「電灯をシーリングライトに変えたい」と思った時は電気工事屋さんに施工をお願いしましょう。
電気工事で失敗すると、漏電や感電、火災といった事故につながる場合もあり、最悪の場合自宅だけでなく隣家までも危険に巻き込むこともあります。 安易な気持ちで電気工事をDIYで行うことは絶対にやめましょう。
電気工事屋に依頼できる工事内容
基本的な考え方として、電気配線が必要な工事に関しては「DIYできない」と覚えておきましょう。 電気工事屋さんに依頼できる工事は以下の通りです。
スイッチまわり
電灯のオン/オフを切り替えるスイッチの工事は、プロ(電気工事士)でないと行うことができません。 依頼できる工事としては、
- 今のスイッチの場所が使いづらいので使いやすい場所に「移動させる/新設する」
- スイッチが黄ばんできたり、部屋の雰囲気に合わせて「交換する」
- 廊下の両端に新しいスイッチを「増設する」
といったことができます。
作業内容 | 費用相場(材料費+工事費) |
---|---|
スイッチ新設 | 6,000円~30,000円 |
スイッチ交換 | 3,000円前後 |
スイッチ増設 | 3,000~5,000円 |
コンセントまわり
電化製品を動かすのに必要不可欠なコンセントまわりの工事も、電気工事屋さんに任せなければいけません。 依頼できる工事としては、
- 今使っているコンセントが故障して電気が通らないので「修理する」、「交換する」
- 電化製品を置きたい場所にコンセントがないので「増設する」
などです。
作業内容 | 費用相場 (材料費+工事費) |
---|---|
コンセント修理・交換 (一か所) | 3,500円~10,000円 |
コンセント増設(一か所) | 10,000円前後 |
分電盤(ブレーカー)まわり
分電盤というと聞き馴染みがないかもしれませんが、いわゆる「ブレーカー」に関する工事も電気工事屋に依頼しなければいけません。
- ブレーカーから異音がする、発熱する場合は、故障している可能性が高いので「修理」や「交換」を行う
- 一般電化製品に使われる標準回路の「回路数を増やす」
- エアコン・食洗機・浴室乾燥機など消費電力が大きい電化製品用の「専用回路を増設する」
といった工事を依頼することができます。
作業内容 | 費用相場(材料費+工事費) |
---|---|
分電盤の修理・交換 | 50,000円~80,000円 |
回路数を増やす | 4,000円前後(1回路) |
専用回路増設 | 10,000円~15,000円 |
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電灯の配線
引っ掛けシーリングと呼ばれる電灯設備用のコンセントがない部屋に新しく電灯を取り付ける場合は、天井裏に新たな配線工事が必要になります。
この配線作業は、「電気工事士」の資格がないとできないので、プロにお願いしなければいけません。
作業内容 | 費用相場 (材料費+工事費) |
---|---|
シーリング増設(一か所) | 5,000円~10,000円 |
照明器具直付け(一か所) | 10,000円~20,000円 |
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換気扇の取付
換気扇の取付は、配線工事が必要になるので、「電気工事士」でなければできない作業です。 配線工事だけでなく、天井や壁に穴をあけての大がかりな作業になります。
最近では、浴室乾燥換気扇が人気ですが、取付作業の他に分電盤からの専用回路の増設が必要になることもあります。
作業内容 | 費用相場 (材料費+工事費) |
---|---|
キッチン:プロペラファンの取付 | 15,000円~30,000円(本体費用含む) |
キッチン:シロッコファンの取付 | 30,000円~200,000円(本体費用含む) |
浴室:換気扇の取付 | 13,000円~28,000円(本体費用含む) |
浴室:乾燥換気扇の取付 | 40,000円~180,000円(本体費用含む) |
トイレ:換気扇の取付 | 12,000円~32,000円(本体費用含む) |
トイレ:多機能換気扇の取付 | 30,000円~120,000円(本体費用含む) |
▼参考記事▼
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浴室暖房乾燥機の取付・修理の費用相場とポイント
換気扇(レンジフード)修理・交換の費用相場は? 工事のポイントも解説
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キッチン周りの電気工事
ビルトインIHキッチン、ビルトイン食器洗浄機の取付もDIYできない作業の一つです。
消費電力が大きいため、専用回路の増設なども含む、比較的大規模な配線工事な必要になります。
作業内容 | 費用相場(材料費+工事費) |
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IHクッキングヒーターの取付 | 80,000円~200,000円(本体別) |
ビルトイン食洗機の取付 | 40,000円~90,000円(本体別) |
▼参考記事▼
IHクッキングヒーター(IHコンロ)取付・修理の費用相場とポイント
ビルトイン食洗機の交換目安は?業者に依頼したときの費用感もご紹介
インターホンの取付
防犯意識の高まりから録画機能付きのものに交換する方が増えているインターホンの設置にも配線工事が要るので、電気工事という扱いになります。
作業内容 | 費用相場(材料費+工事費) |
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インターホンの交換 | 33,000〜84,000円(本体費用含む) |
火災報知機の設置・交換
火災報知器には、「電池式」と「電源式」の2種類があります。
「電池式」の報知機は、電池で動くので配線工事が要りませんが、「電源式」の場合は、配線工事が必要なので、電気工事士に工事をお願いしなくてはなりません。
作業内容 | 費用相場 (材料費+工事費) |
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火災報知器の設置 | 5,000円~30,000円(本体費用含む) |
DIYでできる電気周りの作業
以下のような作業に関してはDIYできます。
- シーリング(設置場所)のある照明器具の取り付け
- 電球(600V以下)の交換
- 延長コードの取り付け
- コンセントカバーの交換
- 電気機器の電池の交換
上の配線工事を行わなくていい作業は自分で行うことができます。
電気工事の施工事例
施工事例1
川崎市高津区✕電気照明パネルとスイッチ交換作業✕緊急時にも対応する作業
- BEFORE
- AFTER
施工事例2
インターフォン交換工事
- AFTER
施工事例3
秦野市 IHクッキングヒーター お手入れ簡単
- BEFORE
- AFTER
信頼できる電気工事屋さんの見分け方
工事内容の詳細をわかりやすく説明する業者
施工事例の写真を見せ、専門用語を使わずに工事内容・仕上がりに関する説明を行える業者は信頼できます。 施主が工事内容や見積もりについて納得できるまで説明できる業者を選びましょう。
工事後に追加料金が発生しない業者
工事開始後、下見段階では気付かなかった点を発見することがありますが、工事が始まった後に追加料金を取らないと明言している業者は信頼できます。 悪徳業者の中には追加工事の名目で多額の費用を請求するものもいます。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
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