2020年1月31日

リフォマを支えるIT大工ナベさんの激動の歩み

リフォマコンサルタントの渡邉一伸さん(通称:ナベさん)は大工として35年、今まで3000棟の工事を管理してきました。IT関連は少々苦手な部分はありますが、建設業界の知識に関しては誰にも負けません。大工を5年経験後、ハウスメーカーからヘッドハンティングを受ける。業者指導、施工管理に従事。阪神淡路大震災においては1年間復興財団として職人2000人を統率し、復興作業に奔走。1996年に独立。会社を10年経営後、2016年1月にローカルワークス入社。

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大工時代

地域の人たちが10人以上集まる、うるさいくらい賑やかで暖かい空間。祖母の家が入母屋(いりもや)造りの商店で、よくそこで過ごしていました。

その風景がずっと頭にあり、いつか入母屋造りの家に住みたい。と夢見るようになりました。

家を持つことを目標に、10代からこの世界に入り様々な技術を身に着けました。「なんでそんなに頑張るんだよ」と同僚に言われることもしばしば。 そして、気がつけば26歳の時に家を造る機会に恵まれました。古来から続く建築手法の家を宮大工の親方と共に造ることになったのです。

今ではプレカットといって、加工せずに組み立てるだけで家ができますが、昔は機械がないため手刻みで家を建てました。 木材と木材のつなぎ目という見えない箇所ではあるものの、自分の家は今までのキャリアの集大勢。いわば職人としてのプライド。妥協を許さず見えないところもすべてこだわりました。中でもお気に入りは玄関においた大黒柱。本来は居間に置く柱ですが、技術や感動を共有したいためにあえて玄関におきました。

家の外観と大黒柱

外観と玄関においた大黒柱

この柱を仕上げるのは一番手間がかかりました。大黒柱を作るのに砂でやすってから、わらでこすり艶をだす。1本仕上げるのに2週間かかりました。

他にも、壁には昔ながらのモルタルを使い、外壁も同じ素材を使いました。クロスや塗装の持ちが10年とすると、モルタルは30~50年手を加えなくてもよい程、丈夫でキレイな仕上がりになります。

下駄箱、階段も木を使い自然をイメージして手作りしました。天井もさつま天井といって無垢の板を入れているので贅を尽くしています。

手間とお金がかかりますが、こだわりの集大成で一生モノの家を造りあげました。

現場監督時代

後ろから木材で殴られ大喧嘩、必死の毎日から学び得た仕事

ある日、私の仕事ぶりをみて、あるハウスメーカーさんから声がかかりました。「ナベさん、うちの職人の教育をしてほしい」と言うのです。

当時から私が徹底していたのは、整理・整頓・清潔・清掃の「4S」です。現場をきれいにしている職人は効率もよく、腕が良い。そんな自分の姿勢が評価されたのか、と喜んで現場に行くと、”職人”というのはみんな年上。そして事件が起こりました。

ある日、職人に整理整頓について注意をしたところ、後ろから木材で殴られたのです。若気の至りで私もやり返し、現場は騒然としました。

少し冷静になり、「自分は現場をキレイにして依頼者に喜んでもらいたいんだ、だから協力をしてくれ」という思いを伝え、飲み物や差し入れを持っていくようにしました。そうした対応を続けたところ、しばらくすると完全に信頼をしてもらえるようになりました。

ある日、自分が体調を崩し、休みをもらっていた時に、自分の仕事を3人でまわしても足りなかったと上から言われることがあって、確かに業者の管理をすべてやっていたので苦しかったなぁと思いました。ただ、あの時に責任を背負って仕事をしていたからこそ今の私があると思っています。

若い頃のナベさん
現場監督時代

人の人生に影響するのが家造り。大工として使命感にかられる

目の前の業務に忙殺されていた時、阪神淡路大震災が起こりました。お付き合いで飲み会の席にもよく出席していた私は一部の界隈で有名になっていたようで、「ナベさんに是非被災地支援の責任者になってほしい」と声がかかりました。使命感にかられ即答し、まずは現場調査に行きました。実際に現場を目の前にしたときに身震いしたことを今でも鮮明に思い出します。

阪神淡路大震災は火事もすごかったですし、すべてが燃え尽き、材料はおろか、車移動に必要なガソリンの手配も簡単にできなかった。その時は一秒でも早く被災者のために住まいを提供したいと必死でした。若いご夫婦の家を建て直した時は、家が再建できた喜びの反面、両親が亡くなってしまった思い出も聞いていたので、二人の背中を見て胸が熱くなりました。

今ある家が突然なくなるという、当たり前がなくなることの辛さは、下手すると一生心に残ること、その立場にならないとわからないです。その家を作るのは大工の仕事だから、自分を突き動かす原動力になっていました。

功労賞

被災地支援の感謝状

リフォマ時代

「私もそちら側の人間」IT企業で活躍できたのは、やはり大工経験

「リフォームはハウスメーカーや大手工務店に依頼する」という方は多いです。クオリティーや安心感は工事をするにあたって大切なポイントなので、有名な会社に依頼するのは納得ができます。しかし、工事受注会社と実際に手を動かす施工店の間に複数社介在しており、余計なコストがかかっているケースも多くあることに注意する必要があります。

これは、建築業界の構造による問題なので、私も現場にいるときから課題に思っていることでした。工事は基本的にいつもオーダーメイド、同じ仕事をするということはほぼありません。例えば、マンションの内装工事に必要な工事項目は場合によっては数百種類、工事スキルも各職人で専門性が異なるので、都度チーム編成をする必要があります。

大手メーカーが内装工事を受注すると、施工管理会社、内装業者、クロスの専門会社、雑工事など各専門家を集める必要があります。中には、管理機能を果たす会社が1社以上介在する、つまりブローカーのような会社が混じっている可能性もあります。

そんな時にリフォマのコンセプトを聞いて、一瞬で可能性を感じました。

リフォマは、リフォームや修繕を希望する依頼者と地域の安心できる施工店をつなげるサービスです。このサービスの優れたところは、依頼者と実際に手を動かす職人を直接つなぎ合わせること。私がもう少し若ければ施工店としてリフォマを利用してどんどん依頼者との接点をつくりたいと思いましたが、年齢も年齢ですし、せっかくの縁なので、リフォマを施工店に薦める側として働くことになりました。

施工店にはリフォマを使ってみて欲しいという営業をするわけですが、IT企業の若者から「まずはやってみましょう」と言われても不安になる、そこで私の大工トークが活躍しました。「私もそちら側の人間。今のユーザーはインターネットが当たり前なんだから、私達が変わらないとだめなんだよ。」そう伝え続けました。

私の話を聞いてリフォマに加入してくれた施工店で、依頼者さんとのやりとりや、打ち合わせに苦戦する人がいたのも事実、そんな施工店には私が現地に付いていって営業の方法を背中でみせたり、工事のアドバイスをすることがありました。いただいている費用からするとオーバーサポートなのでは、と会社で議論を巻き起こしたこともあったようですが、今でも施工店とは良好な関係が続いています。兄貴、なんて呼ばれて個人的なお付き合いに発展したり、自分のつながりがある施工店同士をつなげてあげて、チームを作ってあげるなんてこともしました。

電話する写真

パソコンを駆使して営業活動

新プロジェクト発足

リフォマを辞めても一生付き合いたい、おせっかいが生んだ新規事業

残念ながらリフォマを解約してしまった方もいます。私は基本的に一度できたご縁は死ぬまで大切にしたいと思っているので、リフォマのお客さんではなくなっても連絡を取り続けています。基本的に会社経営などがうまくいっていないときに相談の連絡が来ることが多いので、「これ以上はお金とるからねー笑」なんて冗談を言いながらも対応をしています。様々な理由で解約をしたとしても、違うサービスなら役に立てる、そんなときに、関係ができているとすぐに連絡ができますし、まわりまわってうちの会社のメリットにもなります。こういった考え方は自分が経営者としての経験を持っていたからこそ分かることです。今でも目の前の施工店と長いお付き合いをしたいですし、どんな人達と出会えるかを考えただけでワクワクしますね。

ある日、リフォマに加盟している職人が他の会社で働きたいと言っていたので、他のリフォマ加盟店を紹介したことがありました。今は新しい環境でうまくいって、会社の売上を10倍にするエース社員になっているようです。今では「ローカルワークスサーチ」というサービスとして職人マッチングを行っているわけですが、その基盤を自然と作っていたようです。IT企業のすごいところはアイデアをすぐに形にできるところ。自分の力では限られた人数を幸せにすることが限界でしたが、仕組みを作ってより多くの人に価値が提供できるというのは、IT企業に入ってよかったなと思える一番の理由になっています。

被災地支援プロジェクト立ち上げ

台風19号による千葉県の被災があったとき、若手社員と現地に行きました。頭より体が先に動いている感覚でした、こういった場面では、会社で会議をするだけだと正確な判断ができないと思いました。

被害状況はエリアによってさまざまでした。被害が少なそうに見える家庭でも、実際に話を聞くと雨がふったときの雨漏りが大変、普段の生活ができないなど、苦労の様子が伺えました。そうした家の悩みを気軽にしてほしいと会社にかけあい、フリーダイヤルの設置を実現、依頼者の悩みや要望を聞き、会社を紹介しました。また、ドローン会社とコラボレーションをして、現地調査を行いました。昔と違って、屋根にのぼらなくても動画で状況がみれるので、何箇所もはしごをかけて登る必要がなくなる、これは数時間かかっていた作業が数十分に短縮できるんです。昔は1件ずつ屋根に登って現地調査、写真の写りがわるくて状況把握や保険とのやりとりも苦労をしたのに、それが嘘のように技術が進歩していて感動しました。現地調査の時間が短縮できると、人間だからこそできるサポートなど、依頼者の負担をへらすことに時間をさける、これは素晴らしいシステムだと思いました。

現地調査の写真

現地調査

今後の抱負

仕事は感謝の言葉をもらって初めて完結する、これからもIT大工として躍進!

60歳を過ぎて思うのは、以前よりも社会貢献をしたいということです。一人ひとり丁寧に対応するのはもちろん大切ですが、テクノロジーをうまくつかえれば、より多くの会社経営者、依頼者の問題解決ができる。最初は嫌煙していたインターネットですが、ローカルワークスでリフォマに携わってからは、自分が思い描いていた理想に近い世界が実現し始めている気がします。人のためになることがよりやりやすくなっているんです。

リフォマは、依頼者の依頼する工事内容に合う施工店を紹介していますが、どうしても地域によっては紹介が難しい場所があったり、もう少し適切な施工店を紹介したいというときもあります。よりピンポイントに業者を紹介して問題解決がすぐにできる仕組みをこれからローカルワークスで作っていきたいです。うちの代表は経営手腕があってスピード感には舌を巻きます。私はだれよりも現場経験があるので、若者とコラボレーションをして、一人でも多くの人の笑顔を届けたいと思います。仕事は、感謝の言葉をもらって初めて完結します。相手が喜ぶことをモットーに仕事をしていきます。

集合写真

孫と同じ年齢のスタッフもいる

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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