美容室(ヘアサロン)の内装工事の費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 美容室(ヘアサロン)の内装工事 を行う場合の概算費用です。
- 内装工事
- 250,000円〜600,000円
- 洗髪台(1台)
- 300,000円〜800,000円
- ヘアカットチェア(1台)
- 70,000円〜150,000円
- 鏡・ドレッサー
- 50,000円〜100,000円
まずは相談から
美容室・ヘアサロンの内装にはお金がかかる
「独立して自分の美容院、サロンを持ちたい」
「自分のこだわりの内装デザインにしたい」
この記事を読んでいる方で、そんな夢を抱いている美容師さんは多いと思います。
でもやはり気になるのは、お金の問題ですよね。
内装工事は美容室の雰囲気を決定するため、開業資金の40~50%程度の割合を占める場合が多く、きちんと計画を立て、信頼できる業者に依頼する必要があります。
ここでは、費用の見積もりにお困りの方のために、オススメの店舗選びから実際の見積書の解説、費用をおさえる方法まで、詳しく解説していきます。
将来の美容院開業のために、ぜひ参考にしてください。
美容室・ヘアサロンの内装工事の施工事例
まずは、このサイトを通じてお見積もりいただいた美容室、ヘアサロン内装工事の実際の事例を参考にしながら、費用の目安について見ていきましょう。
真っ白な店内にマッチした受付家具を配置する店舗リフォーム×内装工事×静岡市葵区
- AFTER
理容室
- BEFORE
- AFTER
美容室新装工事
- AFTER
物件によって変わる美容室・ヘアサロンの内装工事費用
内装工事費用とは、一言で言うと、店舗のデザインやレイアウトなどの工事資金です。
資金を見積もる上で、最初に考えなければならないのは、店舗が居抜き物件か、スケルトン物件かという違いです。
なぜなら、これによって総額が倍近く変わってくるからです。
詳しく解説していきます。
スケルトン物件
スケルトン物件とは、以前使用されていた設備が何も残っていない物件であり、原状回復が済まされている物件を指します。
内装工事をする際には、一から設備を導入する必要がありますが、すべてをゼロからつくるため、理想の店舗がつくりやすいです。
<メリット>
- 既存内装の撤去費用がかからない
- 自由なデザインの内装に仕上げることができる
<デメリット>
- 内装(改装)工事に費用がかかる
- 工期が長くかかる
スケルトンの坪単価
坪あたり
25万〜50万
坪単価とは、工事1坪あたりにかかる費用の目安のことで、資金計画を立てる際に重要な指標になります。
例えば、坪単価30万円で、8坪の美容室の内装工事の総額は、30万円×8坪=240万円と見積もることができます。
リフォマ内部の事例を集計したところ、坪単価はおおよそ25万〜50万の範囲に収まっていました。 1から内装工事をするため、依頼者のこだわりによって数字にはかなりばらつきがあります。
例えば、坪単価40万以上となると、壁や床をビニルシートからタイル貼りに変更したり、間接照明を設置するなど、細部にこだわる工事ができます。
また、坪数が多くなるにつれて、坪単価は安くなる傾向にあります。これは同じ工程を繰り返せるためです。
10坪以下と20坪以上の物件では、坪単価は平均で10万円前後の差がありました。
居抜き物件
居抜き物件とは、以前の使用者の設備がそのまま残っている状態で、その内装を譲り受ける物件を指します。
内装や設備が残された物件の中でも、基本的に前事業者と次の事業者がバトンタッチで入れ替わることを指します。多くの場合、前事業者の退去日が決まっている上で、次の借主が決まります。
<メリット>
- 既存内装をそのまま活用できる
- 工期が早く終わる
<デメリット>
- 自由な内装(改装)を実現しにくい
- 設備不良は自己責任になる
居抜き物件のメリットはなんといっても費用が抑えられることです。
以前使われていた洗髪台や、エアコンなどの空調設備、トイレなどの水道設備が残っていると、その分の設置費用が削れます。
また、前店舗の内装を一部利用することもできます。
ただし、不要になった設備は撤去費用がかかるので、しっかりと耐用年数を見極めましょう。
また、前店舗が潰れたのには理由があるはずなので、立地や集客は大丈夫かはしっかりと検証する必要があります。
居抜き物件の坪単価
坪単価
12万〜20万
リフォマ内部の事例を調査したところ、15万円前後に収まっていました。
やはりスケルトン工事に比べて、半額近くになっています。
スケルトン物件のレイアウトを考える際、工事総額の20%〜30%が図面設計費として上乗せされます。
居抜き物件では、この図面設計費を節約することができます。
費用を抑えたいのであれば、居抜き物件がオススメです。
美容室の内装工事の見積書を公開
では次に、実際の見積書を見ながら、どこにどれくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。
こちらは、15坪のスケルトン物件を美容院に改装した際の、見積書の内訳です。
各工事の費用
仮設工事
約10万
軽量工事
約60万
内装工事・床上げ
約155万
家具工事
約13万
建具工事
約40万
設備工事
約50万
電気工事
約30万
諸経費
約40万
総額
約398万
スケルトンの内装工事の費用の相場は約25〜50万円でした。 今回のケースは、400万円÷15坪=坪単価約27万円ですので、スケルトンにしてはかなり安めの金額に収まっています。
ただし、シャンプー台、ヘアスチーマやパーマ機器といった特殊な設備については別工事となり 今回の金額事例には含まれておりませんので、考慮する場合、その分工事価格は上がります。
美容室やヘアサロンは、シャンプー台など水回りの配管工事、ドライヤーやパーマ機など電気系統の配線工事に費用がかかりやすいのが特徴です。
費用を押さえる手段は、詳しく終盤で解説しています。
美容院・ヘアサロンの設備導入にかかる費用
各設備の費用
スタイリングチェア
¥50,000~
シャンプー台
¥300,000~
エアーウェーブ
¥200,000
ミラーワゴン
¥100,000
ミラー単体
¥50,000
ワゴン単体
¥40,000
美容院・ヘアサロンでは、スタイリングチェア、シャンプー台はもちろん、カラーリングやパーマを行う際に必要なエアーウェーブが必要ですよね。
スタイリングチェアやシャンプー台は高さを調整する際にペダルを踏むタイプと電動タイプがあります。 電動タイプの方が商品価格が高くなりますが、ペダル式はお客様への振動が大きいため、最近では電動タイプが主流です。
ミラーにはドレッサー機能を兼ね備えた据え置き型や、壁に直接取付けられるものがあります。 壁に直接ミラーを取り付ける場合は、別途カウンターも設置すると雑誌や飲み物などが置け、お客様も過ごしやすいでしょう。
出典:タカラベル
美容室の工事費用を抑えるポイント
では、どうすれば高額になりがちな内装費用を少しでも抑えることができるのでしょうか。
ここでは4つのポイントに絞って解説します。
一括して工事できる業者を選ぶ
世の中の内装デザインと言われる業者の中には2種類あります。
①設計デザインか施工のどちらかのみを請け負う業者と、
②設計デザインから施工まで全て一貫して請け負う業者です。
デザイン設計のみの業者の場合、デザインの発注→施工業者への以来というプロセスが必要なので、工期に時間がかかります。
一方で、設計デザイン施工まで一貫して受ける業者は、設計から施工まで自社で完了できるので、スケジュールを短縮しやすく、デザイン料込みでやってくれる業者もあるので、コストが大幅に下がります。
デザイン専門業者が一括の業者よりデザイン性に優れている訳ではないので、ホームページや資料に掲載された実績や提案力で判断しましょう。
見せどころを絞ったレイアウトにする
すべての場所にこだわりの素材を使うと、どうしても費用がかさんでしまいます。
重要なのは、見せどころを絞ってお金をかけることです。
例えば、お店の顔となるエントランスや、長い時間を過ごすヘアドレッサーの周りの壁面には、木やタイルといった本物の材料を使用し素材感を出していきます。
一方で、あまり目立たないシャンプー台周りや、通路の壁面には、ビニルクロスや木目調のダイノックシートを使用するとコストを抑えることができます。
木目調のダイノックシート
レンガ調のビニルクロス
オーダーメイドはせず、中古品を探す
美容室の内装にこだわりたい方は、ついつい業者から提案されるがままに、オーダーメイドの家具や設備を揃えてしまいます。
しかし、大抵のおしゃれな家具は、大型量販店やブランドショップで手に入るものです。
また、中古器具もうまく活用したいところです。スタイリングチェアやエアーウェーブなど、もちろん新品で探せば選択肢も多く、未使用の状態で手に入ります。
しかし、業者によっては革部分のシート交換をやってくれたり、依頼すれば最新のモデルを探してきてくれるところもあります。
ネットショップやネットオークションなど、自分で探せば理想に近いものが見つかるかもしれません。
常にアンテナを張って置くようにしましょう。
相見積もりをし減額案を提示してもらう
業者を決める際は、複数業者に見積もりを依頼しましょう。
複数の業者間で価格競争を起こすことで、目安となる費用相場が見え、価格が適正化していきます。
個別で見積もりを取るのが面倒な場合は、見積もり比較サービスを利用すると良いでしょう。適正な価格を提示してくれる業者の中でも、施工事例が多く安心して任せられる業者を選びます。
どうしても予算オーバーしてしまう場合は、内装工事会社に減額案を出してもらいます。 減額案と言っても、デザイン性は落ちても、機能を維持したまま減額できる場合があるので、業者に積極的に伝えましょう。
美容室(ヘアサロン)の内装工事の費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 美容室(ヘアサロン)の内装工事 を行う場合の概算費用です。
- 内装工事
- 250,000円〜600,000円
- 洗髪台(1台)
- 300,000円〜800,000円
- ヘアカットチェア(1台)
- 70,000円〜150,000円
- 鏡・ドレッサー
- 50,000円〜100,000円
まずは相談から
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
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渡邊 一伸(ナベさん)