2019年2月5日

分電盤の交換費用はどれくらいかかるの?交換前に知っておくべきこと

住宅設備の多くは月日と共に少しずつ劣化していき、やがて寿命を迎えて交換することになります。その中でも分電盤は、壊れてしまうと家電製品に影響が出てしまうため、壊れる前に交換しておきたいですよね。この記事では、分電盤の交換の目安や寿命など基礎知識について解説します。

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分電盤とは何か

分電盤 出典:PhotoAC

そもそも家の分電盤は何のためにあるのでしょうか?分電盤を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、そういう方でも「ブレーカー」なら聞いたことがあるかと思います。ブレーカーにはいくつかの種類があり、そのブレーカーをひとつにまとめた箱が分電盤です。

分電盤は住宅に取り込んだ電気を、それぞれの部屋や用途ごとに分岐する役割があります。分岐することで1つの線でトラブルが起きても、他の線に接続された電気機器を守ることができます。例えば、コンセントと照明を別系統に分岐しておくと、ドライヤーなどを使ってブレーカーが落ちたとしても、照明は消えずについているというわけです。

分電盤の中にある3つの機器について

分電盤

出典:TEPCO

分電盤に設置されている機器は、大きく分けて3つあります。まずは、それらの機器の役割について簡単にご説明します。

①アンペアブレーカー

アンペアブレーカーはサービスブレーカーや契約ブレーカーとも呼ばれることもあります。契約したアンペア数を超えた電流が流れると、自動的に電気の供給を止める役割があります。このため分電盤の最も上流側に設置され「30A」などの契約アンペア数が記載されています。

このアンペアブレーカーは他の2つのブレーカーとは違い、電力会社の所有物になります。また、関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力ではアンペアブレーカーが設置されません。このため、地域によってはアンペアブレーカーがない分電盤もあります。

②漏電ブレーカー

アンペアブレーカーの下流には主幹ブレーカーと呼ばれる機器が接続されます。主幹ブレーカーに使われることが多いのが漏電ブレーカーです。漏電ブレーカーは配線や電気機器の漏電を検知して、電気を遮断することができます。

関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力ではアンペアブレーカーがありませんので、この漏電ブレーカーがアンペアブレーカーの役割も兼ねています。この場合は、過電流が流れたときに漏電ブレーカーが落ちるタイプの機器を使用します。

③安全ブレーカー

安全ブレーカーは配線用遮断器とも呼ばれ、部屋や用途ごとに分岐するための分岐回路に取り付けられているブレーカーです。電気の使い過ぎで過電流が流れたときや、機器のトラブルがあったときに自動的に電気を遮断することができます。

分電盤(ブレーカー)を交換する費用はいくら?

分電盤

分電盤の交換をするときに気になるのは、やっぱりどれくらいの費用がかかるのかということですよね。ここでは、分電盤の交換にかかる費用をご紹介します。

分電盤の交換費用

分電盤本体価格

2万~4万円

漏電ブレーカー本体価格

3千~1万円

安全ブレーカー本体価格

1千円

分電盤取替工事費用

2万円~

ブレーカー単体取替工事費用

8千円~

廃棄処分費用

2千円

分電盤をすべて交換する場合は、5万~8万円程度かかります。これらに加えて、業者の出張費が発生することもありますので、10万円くらいの予算を確保しておくと安心です。分電盤はそのまま使用し、ブレーカーだけ交換することも可能ですので、予算に余裕がない場合は工事業者に相談してみましょう。

分電盤(ブレーカー)の交換する目安はいつなのか

分電盤

一般的に、分電盤の寿命は13年程度と言われています。13年以上利用していても問題なく使えているケースもありますが、実際にはいつ壊れてもおかしくない状態です。分電盤が故障すると、繋がっている電化製品が壊してしまうことがあります。

このため、故障する前に交換するのが理想です。では、どんな状態のときに分電盤を交換すればいいのでしょうか。

  • 漏電ブレーカーが設置されていない
  • 本体を取り付けてから13年が経過している
  • 分電盤が発熱して熱を帯びている
  • 分電盤から異音がする
  • 分電盤に破損や焦げた跡がある
  • 家電に触れると電気が流れたようにしびれる
  • テレビの画面が乱れることが多い
  • 寿命を迎えていない照明が点滅する
  • 普段よりも電気代が多くかかっている

このような症状が出たときは、分電盤が故障する前のサインです。完全に壊れてしまう前に交換してください。

寿命以外に交換が必要になる場合

分電盤は寿命での故障以外にも、交換するタイミングがあります。あくまで目安にはなりますが、下記のようなときには交換を考えましょう。

  • 分電盤の設置位置が悪く、劣化しやすい環境にある
  • 契約アンペア数を変更する
  • コンセントの電圧を変更する
  • 古いタイプの分電盤を使用している
  • 消費電力の高い家電を追加で設置することにした

分電盤の設置位置が悪く、埃が溜まりやすい場合や結露が発生しやすいという場合は、設置位置を変更する工事をしたり、ヒーターや換気口を設置するなどの追加工事が必要です。設置をしたばかりなのに電気が安定していない、というときは工事業者に相談してください。

東京電力などアンペア数で契約している場合、より多くの電気を使いたい場合や、電気代を抑えたいときはアンペア数の変更工事が必要になります。ただし、これらの場合は電力会社が行ってくれますので、契約している会社に一度確認してみましょう。

分電盤本体に問題がなくても、古いタイプの分電盤を使っているときは、他リフォームのをするタイミングで交換をするのもひとつの方法です。基本的な機能はそれほど変わらなくても、最新のモデルは安全性も高く、漏電や過電流への反応が早いというメリットがあります。使っている分電盤が古いご自宅は、交換工事も検討するのもよいでしょう。

さらに、食器洗浄機のように専用回路が必要な家電を設置する場合にも、専用の回路が必要になるため、回路が用意されていない場合には分電盤の工事が必要です。専用回路の考え方については、後ほど詳しく説明します。

分電盤(ブレーカー)の交換するときの注意点

分電盤の工事をする際、発生しやすいトラブルがいくつかあります。
ここでは、分電盤を交換するときに、どのような点に注意すればいいのかご説明します。

設置する場所

新しく分電盤の設置する場所には注意してください。基本的には以前と同じ場所に設置するので問題ありませんが、その場所の環境が以前と違っている場合には、本当にその場所で大丈夫なのかを再度確認しましょう。次のような場所への設置はおすすめできません。

  • 分電盤周辺に障害物がある
  • 熱がこもる場所
  • 粉じんなどが入りやすい位置

ブレーカーは電気が流れるため、発熱しやすいという特徴があります。周辺に障害物がある場合には空気の流れがなくなり分電盤が熱を蓄えやすく、さらに火災が発生したときに燃え移りやすいという問題があります。このため、分電盤は空気の流れがあり熱がこもりにくい場所、周りに障害物のない場所に設置しましょう。

また、分電盤は粉じんが原因で故障することがあります。ブレーカーが落ちた際、復旧しやすいようにと低い位置に設置する方がいますが、分電盤が室内の高い場所に設置されているのは、粉じんの影響を受けないようにするためでもあります。特に理由がないのであれば、部屋の高い位置に設置してください。

分電盤の大きさが変わる場合

分電盤本体を交換する場合、分電盤が既存のものよりも小さい場合は、既存の分電盤を設置していた跡が目立ってしまうことがあります。このため、基本的には従来と同じサイズのものか、ひと回り大きな分電盤を選定してもらうとよいでしょう。

新しい分電盤が小さくて、既存の分電盤を設置していた跡が気になる場合は、追加で壁紙の処理が必要になるケースがあります。想定外の出費が発生する可能もありますので、最初から壁紙の張替えも同時に行うか、跡が残らないような処理も含めて業者に作業依頼をする方法もあります。

分電盤を選ぶときのポイント

分電盤

分電盤を選ぶ上で重要なポイントは、使用する電気機器を想定して分岐数を選ぶということです。このときに頭に入れておかなくてはいけないのが、標準の分岐回路専用回路の考え方です。

専用回路とは何か

1つの回路で使える電気は約20Aまでとなっているため、消費電力の高い電気機器を同時に使うとブレーカーが落ちてしまいます。ブレーカーが落ちるのを回避するためには、消費電力が1000Wを超えるような下記の器具は、それぞれ専用の回路を使う必要があり、その回路のことを専用回路と呼びます。

  • エアコン
  • 電子レンジ
  • 浴室乾燥換気扇
  • IHクッキングヒーター
  • 食洗機
  • 電気暖房器具
  • 温水洗浄便座
  • 洗濯乾燥機

上記の電気機器をすべて使用している方は、専用回路が少なくとも8回路必要です。気をつけたいのは将来的に購入が見込まれる電気機器がある場合です。後から増設ができないこともありますので、あらかじめ専用回路を用意しておくと安心です。

分岐回路はいくつ必要?

消費電力がそれほど高くない電気機器でも、同時に複数の機器を使うと過電流が流れ、ブレーカーが落ちる可能性がありますし、漏電があったとき、繋がっている電気機器がすべて壊れるかもしれません。

そのようなことにならないようにするためには、標準回路をいくつかに分岐させる必要があります。標準回路を分岐させたものを分岐回路と呼び、下記の表のように住宅面積に合わせて回路数を用意します。

住宅面積回路数
50㎡以下5
51~70㎡7
71~100㎡8
101~130㎡10
131~170㎡13

住宅面積が80㎡の場合には、標準回路が8回路必要です。それに上記で説明した専用回路を合わせた数だけ分岐できる、分電盤を選んでください。

分電盤(ブレーカー)の交換はどこに依頼すればいいのか

分電盤

分電盤の交換は電気工事に該当しますので、電気工事業者に依頼する必要があります。部品や工具をインターネットなどで購入できるため、DIYで交換しようとする方がいますが、電気工事を無資格者が行うことは認められていません。

しかも電気工事は感電する危険性があり、とてもリスクが高い工事です。一見すると簡単そうに見えても、確かな知識がない方が行えるものではありませんので、必ず電気工事業者にお願いしましょう。そうはいっても、どのような業者を選べばいいのか分からない方も多いと思いますので、業者選びのポイントをご紹介します。

  • 登録電気工事業者であること
  • 見積書に工事内容の明細が書かれている
  • 損害保険に加入している
  • アフターフォローがしっかりとしている

この4つのポイントは必須条件だと考えてください。分電盤の電気工事は登録電気工事業者しか行えませんので、見積もり依頼をするときには、必ず登録業者であることを確認しましょう。

提出された見積書に、「配電盤工事 1式〇万円」としか書いていない業者もNGです。これでは見積金額が妥当かどうか判断ができませんし、工事内容が分かりません。依頼どおりの工事が行われているかの確認もできないですし、必要な作業が行われていなかった際に業者に抗議しても、「そんな話は聞いていない」と逃げられてしまうこともあります。

また、損害保険に加入している業者であることも重要です。電気工事はちょっとしたミスで過電流が流れ、電気設備や家電が壊れてしまう可能性があります。そのようなときに保険に加入していないと、業者が保証してくれないケースもありますので、損害保険に加入しているかどうかの確認も行ってください。

そして、もうひとつ重要なのがアフターフォローの有無です。工事直後は問題なくても、そのあとから電気が安定しないなどのトラブルが発生することがあります。そういうときに、きちんと対応してくれる業者を選ぶようにしましょう。いくら見積もりが安くても、工事して引き渡したら終了というような業者は避けたほうが無難です。

まとめ

分電盤

分電盤は家を建ててから20年近く交換していない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の寿命は13年程度しかなく、時間の経過とともに劣化しています。そのまま使い続けると、家電製品を壊してしまう可能性もありますので、できれば13年周期くらいで交換するのがおすすめです。

交換するときの費用としては、大幅な仕様変更がない限り10万円以下で行なえます。また、電気工事ですので登録電気工事業者以外は工事できませんので、費用が高いなと感じでもDIYでの交換を行わないようにしてください。

業者を選ぶときには、登録電気工事業者であることや損害保険に加入していることなどを確認した上で、アフターフォローがしっかりとした業者の中から選ぶとよいでしょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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