2022年11月9日

分電盤の交換の目安や実際にかかる費用とは?プロに頼むべき交換のポイントもご紹介

住宅設備の多くは月日と共に少しずつ劣化していきます。 分電盤は経年劣化によるトラブルが起きると、他の家電に大きな影響が出てしまうため、トラブルが起こる前に交換しておきたいですよね。 この記事では、分電盤の交換の目安や実際にかかる費用や交換のポイントについて解説します。

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分電盤交換の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 分電盤交換 を行う場合の概算費用です。

8回路40Aの分電盤工事
40,000円〜50,000円
12回路40Aの分電盤工事
50,000円〜60,000円
14回路40Aの分電盤工事
60,000円〜70,000円
20回路60Aの分電盤工事
70,000円〜80,000円

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分電盤とはなにか?そもそも自分で交換できるの?

分電盤

分電盤と聞くとなんだか難しい装置のように思いますが、皆さんは家が停電になったときにブレーカーを確認したことはありませんか? あのブレーカーが入った箱のことを「分電盤」と言います。

分電盤とは、住宅に取り込んだ電気を、それぞれの部屋や用途ごとに分岐するための装置です。 分岐することで1つの線でトラブルが起きても、他の線に接続された電気機器を守ることができます。

例えば、コンセントと照明を別系統に分岐しておくと、ドライヤーなどを使ってブレーカーが落ちたとしても、照明は消えずに済みます。

分電盤の交換は自分でできるか?

それでは、もし、そんな重要な分電盤にトラブルが発生した時、自分で交換できるのでしょうか。答えはNOです。 分電盤の交換は電気工事にあたりますので、電気工事士の資格を持ったプロに依頼しなければなりません。 感電事故につながるおそれもあるので注意しましょう。

分電盤の交換が必要な目安とは

分電盤

分電盤が故障してしまうと、コンセントで繋がっている他の電化製品に大きな影響を与えてしまいます。 電化製品の故障や漏電という最悪の事態にならないためにも故障する前に交換する必要があります。

  • 分電盤が発熱して熱を帯びている
  • 分電盤から異音がする
  • 分電盤に破損や焦げた跡がある
  • 家電に触れると電気が流れたようにしびれる
  • テレビの画面が乱れることが多い
  • 寿命を迎えていない照明が点滅する
  • 普段よりも電気代が多くかかっている

上に示したものが、よく分電盤が故障する前に起こるサインです。 このサインがある場合は、交換を検討してください。

また、これら以外にも交換の目安として重要なポイントがあります。 それは、分電盤自体の寿命です。

とりわけ設置から13年以上経過したものは、寿命を越えて使用しているものになりますので、目立ったトラブルが無くても交換を検討してみてください。

古い分電盤には「漏電を検知する漏電ブレーカー」というものがない場合もありますので、その場合も交換をおすすめします。 最新のものは、安全性が高く漏電や過電流への対応が早いので、古いタイプの分電盤を使用している場合も最新のモデルに交換をおすすめします。

分電盤の交換にはどれぐらい費用がかかるのか

分電盤

分電盤の交換をするときに気になるのは、やっぱりどれくらいの費用がかかるのかということですよね。ここでは、分電盤交換にかかる費用をご紹介します。

分電盤の交換費用

分電盤本体価格

2万~4万円

漏電ブレーカー本体価格

3千~1万円

安全ブレーカー本体価格

1千円

分電盤取替工事費用

2万円~

ブレーカー単体取替工事費用

8千円~

廃棄処分費用

2千円

分電盤をすべて交換する場合は、5万~8万円程度かかります。 これらに加えて、業者の出張費が発生することもありますので、10万円くらいの予算を確保しておくと安心です。 そのまま使用して、ブレーカーだけ交換することも可能ですので、予算に余裕がない場合は工事業者に相談してみましょう。

交換する時プロに相談するポイント

分電盤

分電盤の交換や設置を実際にプロにやってもらう場合、交換したものが自分の思っていたものと違ったり、自分の家に合っていなかったりといったトラブルが起きることが多々あります。 そんなトラブルを避けるためにも、交換の際にプロに相談した方がいいポイントを3つご紹介します。

(1)ここには置かないで!設置する場所に注意

新しく分電盤を設置する場所には注意してください。 基本的には以前と同じ場所に設置するので問題ありませんが、その場所の環境が以前と違っている場合には、本当にその場所で大丈夫なのかを再度確認しましょう。 次のような場所への設置はおすすめできません。

分電盤周辺に障害物があり熱がこもりやすい場所

ブレーカーは電気が流れるため、発熱しやすいという特徴があります。 周辺に障害物がある場合には空気の流れがなくなり分電盤が熱を蓄えやすく、さらに火災が発生したときに燃え移りやすいという問題があります。

粉じんなどが入りやすい場所

分電盤は粉じんが原因で故障することがあります。 ブレーカーが落ちた際、復旧しやすいようにと低い位置に設置する方がいますが、分電盤が室内の高い場所に設置されているのは、粉じんの影響を受けないようにするためでもあります。 特に理由がないのであれば、部屋の高い位置に設置してください。

(2)サイズが違うとブサイクに!分電盤の大きさに注意

分電盤本体を交換する場合、既存のものよりも小さいものを設置してしまうと、設置していた跡が目立ってしまうことがあります。 なので基本的には従来と同じサイズのものか、ひと回り大きなサイズを選定してもらうとよいでしょう。

もし、新しい分電盤が小さいもので、もとの跡が気になるような場合は追加で壁紙の処理が必要になるケースがあります。

間違ってしまうと使えない?!回路の種類と分岐数に注意

分電盤

使用する電気機器を想定して分電盤の回路の分岐数を選ぶということが大切です。 回路の種類と必要な分岐数についてご説明いたします。 回路には、標準回路と専用回路の二種類があります。

標準回路

コンセントや電灯で使われる回路です。 消費電力がそれほど高くない電気機器でも、同時に複数の機器を使うと過電流が流れ、ブレーカーが落ちる可能性がありますし、漏電があったとき、繋がっている電気機器がすべて壊れるかもしれません。 そのようなことにならないようにするためには、標準回路をいくつかに分岐させる必要があります。 下の表は回路の数の目安です。

住宅面積回路数
50㎡以下5
51~70㎡7
71~100㎡8
101~130㎡10
131~170㎡13

住宅面積が80㎡の場合には、標準回路が8回路必要です。

専用回路

1つの回路で使える電気は約20Aまでとなっているため、消費電力が1000Wを超えるような下記の器具は、それぞれ専用の回路を使う必要があります。 その回路のことを専用回路と呼びます。

  • エアコン
  • 電子レンジ
  • 浴室乾燥換気扇
  • IHクッキングヒーター
  • 食洗機
  • 電気暖房器具
  • 温水洗浄便座
  • 洗濯乾燥機

上記の電気機器をすべて使用している方は、専用回路が少なくとも8回路必要です。 気をつけたいのは将来的に購入が見込まれる電気機器がある場合です。 後から増設ができないこともありますので、あらかじめ専用回路を用意しておくと安心です。

回路には標準回路と専用回路の2種類あり、標準回路で必要な分岐数と専用回路で必要な分岐数を合わせた数だけ分岐できる分電盤を選ぶのがようでしょう。 この点についても、業者さんとよく相談するようにしてください。

分電盤交換の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 分電盤交換 を行う場合の概算費用です。

8回路40Aの分電盤工事
40,000円〜50,000円
12回路40Aの分電盤工事
50,000円〜60,000円
14回路40Aの分電盤工事
60,000円〜70,000円
20回路60Aの分電盤工事
70,000円〜80,000円

まずは相談から

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。