2019年2月19日

LEDの蛍光灯にすると工事が必要になる?工事費用と注意点も解説

店舗やオフィスだけでなく、ご家庭でも使われている蛍光灯ですが、電気代を抑えるためにLEDに交換する方が増えています。しかし、蛍光灯をLEDにするには工事が必要と聞くと、交換を躊躇してしまう方もいるのではないでしょうか。この記事では、LEDの蛍光灯にするための工事費用と、交換する際の注意点について解説します。

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照明をLEDにするには工事が必要?

照明をLEDにする際に、工事が必要だという人もいれば、工事せずに交換したという人もいます。これは照明の種類によって、工事が必要になったり不要になるためです。

出典:photoAC

出典:NOAN(ノアン)

右 シーリングライト(丸型蛍光灯):工事不要
左 直管蛍光灯:工事必要

一般的に、シーリングライトをLEDにするのであれば工事は不要で、直管蛍光灯を交換する場合のみ工事が必要になります。工事の有無には、安定器と呼ばれる部品が影響しています。蛍光灯の場合、電気を安定供給するために安定器という部品が使われていますが、LEDの場合には必要ありません。

シーリングライトの場合は、シーリングライト本体に安定器がついているため、本体ごと交換することで安定器を取り除くことができます。ところが直管蛍光灯の場合には、ベースになるユニットに安定器がついているため、これを使用しなくするためのバイパス工事が必要になるのです。

それでは、LEDの工事がどのような内容なのか詳しく見ていきましょう。

バイパス工事

バイパス工事というのは、簡単に言うと蛍光灯から安定器を取り除く工事です。そうはいっても、実際に安定器を取り除くのではなく、配線を組み替えることで安定器を通さずに、直接LEDの蛍光灯に電気が流れるようにします。このバイパス工事は大きく分けて2つの方式があります。

  • 片側給電方式
  • 両側給電方式

片側給電方式は直管の片端に2本の電線を繋げるのに対して、両側給電方式は直管の両端にそれぞれ1本ずつ電線をつなげます。どちらを採用するかは、LEDランプの種類によって決まります。古いLEDでは両側給電方式が多く使われていましたが、LED交換時に感電する恐れがあるということで、最近では片側給電方式が主流となっています。

このバイパス工事は電気工事になるため、電気工事士の資格がないと工事できません。配線し直すだけですので自分でできると思うかもしれませんが、必ず電気工事士の資格を持った業者に依頼してください。

安定器とは

安定器についてもう少し詳しく説明しますと、蛍光灯は放電することで光を出しています。蛍光灯を電源につなぐと放電が発生して明るくなりますが、そのままにしておくと電流が増えていき蛍光灯が壊れてしまいます。これを防ぐために、電流を一定の値にコントロールするのが安定器というわけです。

安定器については、細かいことまで覚えておく必要はありません。放電で発光する蛍光灯には安定器が必要、LEDは放電しないので安定器は不要とだけ覚えておいてください。

バイパス工事を行うメリット

バイパス

安定器は電気の流れを安定させる役割がありますので、実はそのまま使っても大丈夫なLEDもあります。それについては後ほど詳しく説明しますが、できるだけバイパス工事を行うことをおすすめします。なぜならLEDはバイパス工事を行ったほうが、より効果を発揮するためです。

以下の3つがバイパス工事を行うメリットです。

  • 使用電力を下げることができる
  • 安定器交換が必要なくなる
  • LEDの選択肢が増える

安定器に電気を流してしまうと5Wほどの電力を消費します。たった5Wとなるかもしれませんが、店舗やオフィスの場合には何十本もLEDを使うこともあります。安定器をそのままにしたLEDの蛍光灯が50本あるとすると、1ヶ月で1000~1500円も無駄に電気代を払うことになります。

また、安定器は電気機器ですので寿命があります。一般的な寿命は10~15年くらいとされており、壊れたときには新しい安定器に交換しなくてはいけません。安定器の交換も業者に依頼しなくてはいけませんので、交換費用は部品代込みで2万円程度かかります。

壊れたときにバイパス工事を依頼するという方法もありますが、工事するまでは電気が使えない状態になりますので、最初からバイパス工事を行えばそのような問題もありません。

さらに、工事不要のLED商品を選ぶのにも専門知識が必要になります。安定器の種類によって最適なLEDが違いますので、その選定を電気工事業者に依頼しなくてはいけません。ネットショップなどで、適当に購入したらショートして壊れてしまったというケースもあります。

バイパス工事をしておけば、このような心配はありません。片側給電方式で工事をして、それに対応したLEDを選ぶだけです。LEDの蛍光灯は種類が豊富で、安価に購入できるものもあります。LEDの選択肢が増えて入手性も高くなるのは、バイパス工事を行う上で大きなメリットといえるでしょう。

LEDの工事を行わないで済む方法もある

LED工事

賃貸物件など建物の状況によっては、LED工事ができない方もいらっしゃると思います。もちろん、そのようなケースも想定して、工事を行わないで済む方法がありますので、詳しく解説していきます。

LED工事が不要な商品を選ぶ

LED照明の種類も増えて、最近はコンセントから電気を供給するタイプの商品も販売されています。このタイプであれば、電気工事をすることなく、そのまま天井に取り付けることができます。もちろん明るさも十分あり、電気代を抑えることも可能です。

ただし、配線がむき出しになってしまうため、見た目にこだわる方は配線を隠すための処理を行う必要があります。もっとも配線処理はDIYで行っても問題ありませんので、工事費用を抑えることができます。

既存の安定器を使用する

安定器は電気の供給を安定させる役割がありますので、そのまま付けて使うという方法もあります。ただし、LEDの選択肢が限られてしまいますし、すでにお伝えしましたように、安定器の種類によっては適合しない可能性もあります。

安定器が壊れてしまったときには修理や交換をしなくてはいけません。何よりも必要ない電力を消費しますので、LEDに切り替えるメリットが弱くなってしまいます。工事費用を抑えても、安定器が無駄に消耗している電力の電気代を考えると、10年20年後といった長いスタンスで考えたときには損することになります。

そういう意味では、特別な理由がない限り、バイパス工事を行ってLEDにすることをおすすめします。

LED工事にかかる費用とは

led工事

2本あたり:3,000~5,000円

LEDは2本で1セットになっています。1ヶ所あたりにかかる費用は3,000~5,000円が相場です。ここにLEDの価格も含まれていますので、かなりリーズナブルといえます。LEDも安価な商品が増え、バイパス工事も作業そのものはとても簡単ですので、これくらいの低価格で工事してもらえます。

ただし、工事箇所が10ヶ所あれば3万~5万円と、少しまとまった金額になってしまいます。さらに、業者によっては出張費が必要になることもあります。出張費を抑えたい場合には、できるだけ近くの電気工事業者を選ぶようにしましょう。

また、業者によって使っているLEDの価格帯が違います。有名メーカーのLEDを使った場合は、1本あたり5千円以上するようなものもあり、交換費用が大幅に上がってしまうケースがあります。LED工事を依頼するのであれば、1社だけでなく2~3社に見積依頼をして、予算に合った工事をしてくれる業者に工事してもらいましょう。

照明をLEDに変更すると様々なメリットがある

LED工事

「LEDのほうが電気代は安くなるからいいよ」と言われて検討し始めたものの、交換するのに工事が必要になるなど、面倒な作業も発生すると知って「このままでもいいかな」と思った方も多いかもしれません。しかし、LEDにするのには、電気代が安くなる以外にも様々なメリットがあります。

  • 寿命が長いので交換の周期が長くなる
  • ほとんど発熱しないため安全
  • 紫外線が含まれていないため日焼けしない
  • 点灯速度が早い
  • 光の調整ができる
  • 虫が寄ってこない
  • 寒さに強く寒冷地で使用できる
  • 落下しても割れにくい

ざっと挙げただけでもこれだけのメリットがあります。

LEDの寿命は4万時間あり、10年間は交換不要で使い続けることができます。ただし、安価なLEDの場合はLED以外の部品が壊れてしまうこともあります。長寿命を期待するのであれば、LEDの品質にもこだわるようにしましょう。

また、調光(照明の明るさを調節すること)できるのはシーリングライトのLEDだけではありません。実は蛍光灯タイプのLEDでも調光器を設置することで、明るさの調整が可能です。別途工事が必要になりますが、調光したいという場合は工事業者に相談してみましょう。

この他のメリットは、日常生活の中ではほとんど実感できないかもしれませんが、見えないところで快適な生活を支えてくれます。多くのメリットがあるなら、お金をかけてでもLEDに交換してもいいかなと、思ってもらえるのではないでしょうか。

照明をLEDにした場合の電気代

電気代以外にもメリットがあるとはいえ、やはり気になるのは電気代ですよね。安価な蛍光灯をわざわざ価格の高いLEDに工事までして交換するほど、電気代は安くなるのでしょうか?まずは、蛍光灯2本をLEDに交換したときの電気代について説明します。

1日の使用時間は10時間とし、1kWh単価を27円で計算すると1ヶ月(30日)あたりの電気代は次のようになります。

蛍光灯:40W × 2本 × 10時間 × 30日 × 0.027 = 648円
LED:18W × 2本 × 10時間 × 30日 × 0.027 = 292円

1ヶ月あたりの電気代は356円違います。1年で計算すると4272円ですので、たった1年で工事費分を回収できることになります。

LEDは蛍光灯よりも価格が高いから、その値段差もあるじゃないかと思うかもしれませんが、LEDは一般的な蛍光灯よりも寿命が長いため、トータルコストで考えるとほとんど値段は変わりません。そう考えると、LEDに交換するのはかなりお得ですよね。

1台あたりでこの電気代の差ですので、店舗やオフィスのように何箇所も照明に蛍光灯を使っている場合には、かなり大きな金額差になってきます。経費削減にもつながりますし、何よりも環境に優しいというメリットがあります。

東日本大震災のあとに、多くの企業が蛍光灯からLEDに交換して節電対策を行いました。これによって電力不足を乗り切ったことは記憶に新しいかと思います。環境にも財布にも優しいのがLEDの大きなメリットです。

賃貸物件でLED工事を行うときの注意点

LED工事

上記で少し触れましたが、賃貸物件でLEDを導入する場合には少々難しい問題があります。賃貸物件は、原則として退去時に原状回復(入居時の状態に戻す)というルールがあります。このルールがあるため、安易にLED工事をすることができません。

賃貸物件といっても条件がそれぞれに違いますので、状況別にどのような点に注意すればいいのか説明していきます。

シーリングライトを使用している物件の場合

まず、天井に引掛シーリングがついている賃貸物件ですが、こちらは照明器具ごとの交換ができますので、既存の照明器具を取り外して、LEDのシーリングライトに交換しましょう。

賃貸物件に元から照明器具が取り付けられていた場合は、退去時に戻さなくてはいけませんので、取り外した照明器具は、必ず保管しておいてください。

直管の蛍光灯タイプを使用している物件の場合

古い物件などでは、シーリングライトではなく直管の蛍光灯タイプの照明になっているケースがあります。これをLEDにする場合には2つの方法があります。

  • バイパス工事不要のLEDを使用する
  • 大家さんに確認してバイパス工事を行う

バイパス工事不要のLEDについてはすでにご紹介した通りです。コンセントタイプのLEDを設置するか、電気工事不要となっている直管LEDを使用してください。ただし、電気工事不要の直管LEDは安定器との相性がありますので、あまりおすすめしません。

それよりもまずは、大家さんや管理会社に相談してみましょう。大家負担で工事をしてくれることもありますし、「自分で費用負担するなら」「原状回復するなら」という条件付きで工事を了承してくれることもあります。

ただし、管理しきれないからという理由で断られることもあります。賃貸物件の場合には所有者は大家さんや管理会社ですので、工事を認めてもらえなかった場合には、安定器を付けたまま使える直管のLEDに交換しましょう。その場合にも既存の蛍光灯は捨てずに原状回復のために保管しておいてください。

LED工事には補助金制度が利用できる

LED工事

1台程度ならそれほど高くないLED工事ですが、オフィスや店舗など何箇所も交換が必要となると、少しまとまった額のお金が必要になります。そうなってくると、いくら将来の電気代が安くなるとはいえ、なかなか導入できませんよね。

そういうときに利用したいのが補助金制度です。東日本大震災を機に、国は省エネルギーや節電を促進するために様々な活動を行っています。LEDへの交換は節電効果もあり、地球環境にも優しいということもあって、交換工事の一部を負担してくれる補助金制度を用意しています。

ただし、補助金制度を提供しているのは市区町村などの自治体ですので、地域ごとに補助金の有無や対象が違います。一部で家庭用の補助金もありますが、その多くが事業者向けのものですので、オフィスや工場での導入にしか利用できません。

お住まいの地域で補助金があるかどうか、自分で調べるのが難しいという場合には、自治体に問い合わせしてみましょう。

まとめ

LED工事

LEDは蛍光灯よりも電気代を抑えることができ、さらにたくさんのメリットがある照明器具です。ただし、導入する場合には安定器を取り除く必要があり、電気工事業者にバイパス工事を依頼しなくてはいけません。工事をせずにLEDに交換するという方法もありますが、トラブルも多いためあまりおすすめしません。

安全にLEDに切り替えたいのであれば、バイパス工事を行うようにしましょう。工事費用も2本で3,000~5,000円程度と、それほど高いものではありません。使用環境にもよりますが、2~3年で工事代金を取り戻せるくらい電気代を下げることができます。

どれくらい電気代が下がるのかは、工事費用によって違いますので、まずは電気工事業者に相談することから始めてみましょう。このとき、1社だけに絞るのではなく2~3社に相談しましょう。工事費用は業者ごとに大きな開きがありますので、損をしないためにも相見積もりをして業者選定を行ってください。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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