2017年4月27日

門扉のコーキングと費用

門扉のコーキングと費用をご紹介しています。門扉は防犯性を高めたり、敷地の範囲を明確にする役割があります。しかし劣化が進むと、扉の建て付けが悪くなり、防犯性が低下してしまうのです。ここではコーキングに焦点を当てた補修方法と費用を掲載していますので、ご参考になさってください。

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門扉の耐久性

門扉は住宅の玄関前に構える仕切りの事を指し、防犯性を高めたり、敷地の範囲を明確にする役割があります。門扉の素材にも、木製、アルミ製、鉄製と様々あり、素材によって見た目も違えば、耐久性も異なります。

また、常に屋外に設置されているので天候などの影響を受けやすく、経年による劣化は避けられません
劣化を放置すると、扉の建て付けが悪くなったり、鍵が閉まらないという不具合が現れます。すると、防犯性を高めるという門扉の役割が発揮されにくくなります

門扉の耐用年数は、一般的に20年前後と言われています。劣化の仕方は素材によって違いますので、それぞれの特性を以下にご紹介しします。

アルミ製
・錆びにくいが表面が剥がれてくる可能性がある

木製
・水や湿気を吸収しやすく腐敗する可能性がある

鉄製
・硬く丈夫だが錆びる可能性がある

住宅の門扉の素材が何に弱く、どのような劣化が現れるのかを把握しておくことは大切です。
しかし20年前後が一般的な耐用年数と言われていますが、使用環境によっては、もっと早い段階でメンテナンスが必要になる場合もあるので注意が必要です。

コーキングとは

門扉の耐久性を高める対策の一つとして、「コーキング」という方法があります。コーキングはシーリングとも言われ、表面の凹凸の隙間の気密性を高める働きがあり、同時に防水性も高めることができます。
もし細かい隙間をコーキングで補修しなければ、雨水が侵入し、門扉の劣化を早めてしまう恐れがあるのです。

専門業者によっては、コーキングと呼んだり、シーリングと呼んだり、言い方がいくつもあるので混乱される方もいますが、ほとんど意味は同じです。
この記事ではコーキングという言葉に統一して説明していきます。

コーキングのメリット

コーキングを施すことで期待できるメリットは、先述しているように「耐久性を高める」ことです。門扉の耐久性を高める方法には、他に塗装がありますが、コーキングは塗装と同時に行われることが多いです。
塗装と同時にコーキングを施しておけば、塗装だけの対策よりも門扉を長持ちさせることができます。

コーキングが必要な状態

コーキングは、門扉を長持ちさせるための補修であることはわかりましたが、門扉にどのような症状が現れたらコーキングを施せばいいのでしょうか。ここからは、目安となる劣化症状をご紹介していきます。

既存のコーキングが剥がれている

既存のコーキングが剥がれてきていたら、コーキングの打ち直しの目安と言えます。コーキングは剥がれた上から、新たなコーキングを施すわけではなく、打ち直す場合は既存のコーキングを一度すべて剥がしてから行います。

また、剥がれるという症状ではなく、コーキングが浮き上がっている場合も同様です。隙間に沿って浮き上がってきていたら、いずれは剥がれ落ちてしまうので、早めに補修を行いましょう。

ひび割れが見られる

コーキングが剥がれるよりも多く見られる症状です。コーキングに、髪の毛のような細さの亀裂が入っていたり、大きなひび割れがあれば、すぐにでも打ち直しをしましょう。
ひび割れはすでにコーキングの効果が失われている証拠です。隙間から水分の侵入を防ぐためのコーキングですが、結局ひび割れから水分が侵入し、門扉自体を傷めてしまいます。

費用

門扉にコーキング補修を施す場合、どの程度の費用が必要なのでしょうか。コーキングの方法は二つで、ご自身行うDIYか専門業者に依頼するかです。

DIYの場合

<参考価格>
¥ 5,000~ ¥ 10,000

DIYの場合は、ホームセンターで販売しているコーキング材を購入します。コーキング材は素材に応じて種類があるので、購入前に門扉の素材を必ず確認しておきましょう。コーキングに必要な物品は以下の通りです。

  • コーキング材
  • コーキングガン
  • 養生用マスキングテープ
  • カッター
  • 刷毛

コーキング材のみを購入しても、実際に使用することはできません。打ち込みには「コーキングガン」と呼ばれる専用道具が必要になります。
コーキングガンは種類によって価格が前後しますが、コーキング材がセットできる型のものを購入すようにしましょう。
他にも既存のコーキングを剥がすためのカッターや、仕上げ用の刷毛も必要で、DIYに慣れていない方はこれらの道具を揃えるところから準備をしましょう。

DIYでの手順は以下の通りです。

1.既存のコーキングをカッターなどで剥がす
2.コーキングしない部分を養生する
3.コーキング材を打ち込む
4.刷毛で仕上げる
5.4~5時間乾燥させる

DIYで行う場合の注意点として、正しい手順と方法を踏まなければ、施した後すぐにコーキングが剥がれる可能性があります。
不安がある方は、以下の専門業者に依頼することをご検討してください。

専門業者に依頼する場合

<参考価格>
¥ 25,000 ~¥ 50,000
※門扉の大きさや範囲で前後します

専門業者に依頼することで、確実な仕上がりが保証されます。しかしDIYと違い、人件費がかかるので費用は割高です。費用をかける代わりに、手間と時間もかからず、全て業者にお任せできると言えます。
専門業者によってサービス内容や施工範囲が違う場合が多いので、見積もりは何社か比較して行うことをお勧めします。

まとめ:コーキングの劣化は早期発見が大切

コーキングは門扉の隙間を埋めてくれることで、門扉の耐久性を高めてくれます。しかし、コーキングには耐用年数があります。剥がれや浮き出しといった劣化症状がコーキングに現れたら、すぐにでも打ち直しを行いましょう。

DIYで行えば費用は抑えられますが、準備する道具が多く手間もかかります。さらに**失敗してしまうと、余計に材料時がかかったり結局業者に依頼することになってしまうので、注意が必要です。

コーキング補修による適切なメンテナンスを行うことで門扉の耐久性を維持し、門扉が持つ本来の役割を最大限に生かしていきましょう。

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