表札を取り付ける場所の注意点:門扉に直接取り付ける時は注意が必要
マンションやアパートといった集合住宅の表札は、玄関ドアの右上や左上など、設置する位置が元から決まっています。
それに対して戸建住宅の場合は家主が表札の位置を自由に決められるので、どの位置に取り付けようか迷ってしまいます。
一般的に、表札は門扉より外に設置することが多いです。
玄関ポーチの壁やドアなど、家の敷地内に設置してあると、来客が門扉を開けて敷地の中に入り込んで名前を確認しなければならないからです。
他所の人からすると、名前をしっかりと確認できない状態では訪問しづらいです。
そういったことを考慮すると、表札を設置できる位置は次のとおりです。
- 門柱
- ポスト
- 門扉
それぞれの場所について、表札を設置する際の注意点を紹介していきます。
門柱
戸建住宅の場合、最も表札を設置しやすい場所は門柱です。
外から見て右上や左上に設置することがほとんどですが、相手がわかれば基本的にどこに設置しても問題はありません。
ただ、風水的に運気の良し悪しがあるので、気にする方はしっかりと調べて場所を決めましょう。
ポスト
ポストも表札を設置しやすい場所です。
表札が取れないよう、接着剤などでしっかりと固定しましょう。
門扉
扉に直接取り付けるのはあまり好ましくありませんので、注意が必要です。
扉は頻繁に開け閉めし、表札が取れやすいからです。
門扉やポスト、玄関周りの壁など、他に設置する場所がない場合は仕方がありませんが、基本的には扉に設置することはおすすめしません。
重い素材の表札は避け、アルミなどの軽い素材を設置するようにしましょう。
素材に関する注意点:素材によってそれぞれ注意点がある
表札に使用される素材にはたくさんの種類があります。
中でも使用されることが多い、人気の素材の特徴を紹介します。
- 天然石
- 鉄(アイアン)
- ステンレス
- タイル
素材ごとに気をつけるべき注意点があるので、確認した上で表札の素材を決めましょう。
天然石
表札といえば天然石に名字のみ彫られたシンプルなデザインを想像するのではないでしょうか。
シンプルなデザインに加え、錆びることのない天然石は人気の素材です。
強度も十分に高いので、簡単には割れたり欠けたりしません。
鉄(アイアン)
鉄製の表札は様々なデザインに加工されるため、個性的な表札を作りたい方に人気です。
チャンネル文字(立体的に加工された文字)でオシャレな表札にすることもできます。
デザイン性が長所ですが、塗装やコーティング加工といったメンテナンスが必要な点に注意しましょう。
鉄は錆びやすい素材なので、表面が加工されています。
経年劣化によって塗装やコーティングが剥がれてしまったら塗り直しが必要です。
ステンレス
ステンレス製の表札には、エッチング加工で表面に名前を彫ります。
表面に名前を彫る点では天然石と同じですが、ステンレスはスタイリッシュでシャープな印象を与えます。
ステンレスは錆びにくいと言われますが、全く錆びないわけではありません。
海沿いの潮風が強い場所にある家は、ステンレス製の表札だと錆びてしまう可能性が高いので注意しましょう。
タイル
タイルは素材自体のデザイン性が高いです。
表札だけ周りから浮いてしまわぬよう、近くの門扉や壁などとの調和を考慮して選びましょう。
取り付けに関する注意点:集合住宅の場合、規格をしっかりと確認しましょう。
自由に表札を選べる戸建住宅と違い、集合住宅の場合は表札を取り付けるユニットが既に設置されていることがほとんどです。
ユニットと表札のミリ単位の違いで、せっかく用意した表札が取り付けられないということが起こる場合もあります。
そのような事を防ぐためにも、設置されているユニットの規格を正確に確認し、表札のサイズを決めましょう。
想定される事例
門まわりのデザインに合わせた表札を設置
門扉や門袖壁、ポストなど、門まわりを一新するのに合わせて新しい表札も設置するケースです。
ベージュやオレンジ系のレンガをあしらい、門袖壁はベージュ色で塗装をしました。
門まわりのカラーに合わせて表札はダークブラウンにすることで、周囲との調和を取りつつ表札をナチュラルに目立たせます。
門まわりだけでなく、表札のデザインにもこだわりたかったので、アイアン製のチャンネル文字を選びました。
まとめ
最後に表札を設置する際の注意点をまとめます。
門扉に直接取り付ける時は注意が必要
門扉は頻繁に開閉する場所なので、設置するとしたらアルミなど軽い素材を選びましょう。素材によってそれぞれ注意点がある
素材の強度、錆にくさ、加工のしやすさなどを重視して選びましょう。取り付けに関する注意点
集合住宅の場合、規格をしっかりと確認しましょう。
マンションの表札の取り付けは、位置や素材などの選択肢が少ないです。
決められた規格と合ったものを選びましょう。
それに対して戸建住宅の表札はかなり自由に選ぶことができます。
門扉に直接取り付ける際の注意点と、素材の注意点に気をつけつつ、ご自身の家の雰囲気と合った表札を取り付けましょう。
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