門扉とは
出典:photo-ac.com
門扉は住宅と道路の境界線を示すものであり、外部からの訪問者を招き入れる場所でもあります。
住居の中で最初に目に入ってくるエクステリアで、住まいの顔として家全体の印象を決める重要な役割も担っています。
最近は門扉のない家も増えてきましたが、防犯性を高め、敷地の境界線を明確にするためにも、門扉の設置をおすすめします。
門扉にはそれほど高い防犯性はないと考える方もいらっしゃいますが、門扉があるのとないのとでは、犯罪者の心理には大きな影響があります。
ただし、フェンスや塀がない状態で門扉だけあっても防犯的には意味がありません。
防犯性を高めるときには、他のエクステリアも含めて検討する必要があります。
門扉デザインと選ぶときの注意点
門扉には様々なデザインがありますが、まず注意したいのは機能性です。
見た目の美しさも重要ですが、何よりも意識したいのは使い勝手の良さです。
例えば鉄製の門扉は重厚で見た目も良いのですが、子供やお年寄りには使いづらいという問題があります。
指などを挟んだときにケガをしやすいといったデメリットもあります。
門扉を選ぶときには、使うときのシチュエーションを、しっかりと考えるようにしてください。
ベビーカーを押して出入りをしたり、大きな買い物袋を手にして門扉の開閉をしたり、日常生活の様々なシーンをイメージして、使いやすさを優先した門扉選びを行いましょう。
片開きや親子両開きの門扉を設置する場合、右開きにするのか左開きにするのかも考えなくてはいけません。
日本では右利きの方が多いため、一般的には右開きを採用します。
ところが、右開きにしたことで、玄関までの動線が不自然になることもあります。扉の可動域や出入りのしやすさも含めて検討してください。
全体のバランスを考えてデザインを選ぶ
門扉は家全体の印象に影響を与えますので、建物との統一感が重要になります。
全体の雰囲気を無視して、デザイン重視の門扉を選ぶと、門扉だけが浮いてしまうことがあります。
その結果、家全体がチグハグした不自然な印象になってしまいます。
家だけでなく他のエクステリアとも統一感を意識して、門扉を選びましょう。
また、自分の家だけではなく、街並みとのバランスも考慮したデザインを選ぶのも一つです。 もちろん周囲の家と同じ門扉にする必要はありませんが、あまりにも自分の家だけ奇抜な門扉にすることはおすすめしません。 常識の範囲内で個性を出すようにしましょう。
玄関の位置とのバランスも大切です。
門扉の中心と玄関の中心が、一直線上に並ばないようにレイアウトします。
これはエクステリアに奥行きを感じさせるためのテクニックで、見た目のバランスがよくなります。
フェンスを設置するときの注意点
門扉を設置するときには、それに合わせてフェンスの工事も行えるとなお良いです。
フェンスは門扉のデザインを意識して選びます。
門扉とフェンスを同じメーカーで揃えれば、簡単に統一感を出すことができます。
違うメーカーのものでも、素材や質感を揃えることで、美しい外観に仕上げることができます。
フェンスは目隠しの役割もありますので、道路から家を覗き見されない商品を選びましょう。
ただし、フェンスの内側がまったく見えないようにすると、侵入者があった場合にかえって危険です。
ある程度は外側からも見ることができ、それでいて内側のプライバシーも守れるフェンスを設置しましょう。
門扉工事で近所トラブルにならない方法
門扉の工事をするときに、近所の方とトラブルになることがよくあります。
工事を行うときには、どうしても騒音が発生しますので、工事の時間帯には注意しましょう。
また、土埃や粉塵が舞い上がってしまうため、近所の洗濯物を汚してしまう可能性もあります。
そして工事車両が通行の妨げになってしまうことも考えられます。
門扉の工事をすることで、少なからず近所に迷惑をかけてしまいますので、工事前には必ず近所に挨拶に回りましょう。
工事業者が回ってくれることもありますが、できるだけ自分でも挨拶回りをしてください。
これだけで、工事での近所トラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ
門扉は住まいの顔ですので、こだわったデザインのものを使いたくなります。
デザインを重視することは悪いことではありませんが、使い勝手や家・街並みとの調和を無視すると、満足度の高い門扉工事をすることができません。
使いやすく、しかも家の雰囲気に馴染んだ門扉を選ぶようにしましょう。
門扉やフェンスなどのエクステリアを選ぶときは、「なんとなく」で選ぶのではなく、ここで紹介した注意点をしっかりと意識しましょう。
また工事をするときには、近所トラブルにならないように、周囲の家に挨拶回りを忘れずに行うましょう。
ちょっとしたことで、工事のトラブルを回避することができます。
工事業者任せではなく、工事前に自分で挨拶することが、ご近所付き合いを壊さないポイントです。
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