2018年12月27日

蛇口(水栓)の水漏れを修理したときの費用相場は? 応急処置も解説

蛇口といっても、キッチン、トイレ、お風呂場と至るところにありますよね。新築であればそうそう水漏れが起こることはありませんが、ある程度の築年数を重ねてくると蛇口から水漏れを起こすことがあります。蛇口の修理は自分でできることもありますが、基本的には業者に依頼して修理してもらいます。この記事では、業者に依頼したときの費用以外にも、賃貸で水漏れを起こしたときの注意点や水漏れが起こる原因についても解説しています。

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蛇口(水栓)の水漏れを修理したときの費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 蛇口(水栓)の水漏れを修理したとき を行う場合の概算費用です。

蛇口交換
1〜3万円
蛇口修理
0.5〜2万円
配管交換
0.5〜1.5万円
配管修理
0.3〜2万円

蛇口の水漏れが起こった時の応急処置

蛇口の水漏れ

水道の蛇口から水漏れが発生しているのに気づいたとき、すぐに水道修理業者に電話したくなりますが、まずしなくてはいけないことが2つあります。

  1. どこから水漏れが発生しているか特定する
  2. 蛇口への水の供給を止める

水が吹き出しているのであれば、急いで水道修理業者に連絡する必要がありますが、ポタポタとしずくが垂れているくらいでしたら、まずは落ち着いて水漏れ箇所の特定をしてください。水は低いところに流れますので、実際に水が垂れている場所と水漏れ箇所が必ずしも一致するわけではありません。水漏れ箇所が分かったら、念のため写真や動画を撮っておきましょう。

次にするべきことは、蛇口への水の供給を止めることです。水の流れを止めないと、ずっと水が漏れ続けますので、どんどんと水道料金が増えていきます。

では水の供給はどうやって止めるのでしょう?まずは蛇口が設置してあるシンクや洗面台の下部を調べてください。おそらくそこに止水栓があるはずです。止水栓のレバーを回せば、そこで水の供給を止めることができます。

近くに止水栓が見つからない場合には、家全体への水の供給を止めます。水道のメーターボックス近くに元栓が設置されていますので、そのレバーを回して家への水の供給を止めましょう。

蛇口の水漏れは自分で修理することもできる

蛇口の水漏れ

水漏れは業者に依頼して直してもらうのが確実ですが、DIY慣れしている人なら、わざわざ業者にお願いしなくても自分で直せることもあります。水漏れの原因はいくつもありますが、自分で直すことができるのは下記の2点です。

  • パッキンの劣化
  • ねじの緩み

蛇口のハンドルやレバーには、水の流れを止めるためにパッキンが使われています。パッキンはゴムで作られていますので、10年程度で劣化が始まります。このパッキンの劣化によって水漏れが発生している場合には、パッキンを交換するだけで簡単に直ります。パッキンはホームセンターなどで購入可能ですので、同じ形のものを購入して交換しましょう。

また、パッキンを固定している部品のねじ部が緩んでいる場合にも、パッキンが十分に働かずに水漏れにつながることがあります。こちらはドライバーなどの工具で増し締めするだけで、水漏れを止めることができます。

業者に依頼するときの目安

水漏れも状態によってはDIYで直すことができますが、自分で直そうとして余計に水漏れを悪化させてしまうというケースもあります。そうならないようにするには、やはり専門知識をもった水道修理業者に依頼したいところですが、どのような状態であればDIYではなく業者に依頼すべきなのでしょう。

  • 勢いよく水漏れが発生している
  • 水漏れの発生箇所を特定できない
  • 修理箇所の取り外しができない
  • 自分で直せる自信がない

このような状態にある場合には、自分でなんとかしようとせずに水道修理業者に連絡してください。

勢いよく水漏れが発生している場合には、蛇口のどこかに亀裂が入るなどの大きなトラブルを抱えている可能性があります。水漏れの発生箇所が分からない場合も、蛇口そのものが壊れている可能性も考えられます。こういうときは修理の難易度がかなり高くなるため、専門家に任せてしまいましょう。

明らかにパッキンから漏れているような場合でも、ネジがきつくて自分で取り出せないことがあります。また、手先があまり器用でなく直せる自信がないという方も、無理に自分で何とかしようとするのではなく、確実に直してもらえる業者に依頼しましょう。

蛇口の水漏れを業者に依頼したときの費用

蛇口水漏れ

蛇口の水漏れを業者に依頼するときに気になるのは、どれくらいの費用が発生するのかということですよね。相場がわからないと、業者が出してきた見積もりの妥当性も判断できません。そのため、ここでは蛇口の設置場所ごとに、修理にかかる費用相場をご紹介します。

水漏れした蛇口の修理費用

キッチン蛇口パッキンの交換

5千~1.5万円

キッチン蛇口本体の交換

3万~6万円

お風呂蛇口パッキンの交換

5千~1.5万円

お風呂蛇口本体の交換

5万~6万円

洗面所蛇口パッキンの交換

5千~1.5万円

洗面所蛇口本体の交換

2.5万~5万円

パッキン交換であれば、場所がどこでもそれほど費用に変わりはありません。交換に手間がかかるタイプの蛇口ほど費用は上がりますが、それでも1.5万円程度あれば直してもらえます。一方で蛇口そのものの交換になると、場所ごとに違いがあります。

基本的な考え方としては、作業費に1万~2万円ほどかかり、そこに蛇口本体の価格が加わります。このため、高機能な蛇口を設置している場合には、それだけ修理にかかる費用も高くなりますので注意してください。

賃貸で水漏れを起こしたときに注意すること

賃貸

持ち家での水漏れの場合には、自分で業者に連絡して直してもらうことになりますが、賃貸物件の場合は、いきなり自分で業者に連絡して直してもらうと、後々にトラブルになることもあります。例えば蛇口の交換が必要で、既存のものが廃盤になっている場合には、違う形の蛇口に置き換えることになります。

ところが、賃貸物件は退去時の原状復帰が基本ですので、違う蛇口が付いているのは認められません。理不尽に思うかもしれませんが、元に戻すための費用を敷金から引かれてしまいます。そうならないようにすべきことは、大家さんもしくは管理会社に連絡を入れるということです。

  1. 水漏れが発生
  2. 止水栓もしくは元栓を閉めて水漏れを止める
  3. 大家さんもしくは管理会社に電話する

賃貸物件の場合はこの流れを頭に入れておきましょう。電話した後の流れは、賃貸物件によって違います。自分で水道修理業者に連絡して修理をし、その後に修理代を大家さんに請求するケースもあれば、大家さんや管理会社から水道修理業者に連絡して修理に来てもらうケースもあります。

経年劣化など使い方以外の理由で水漏れが発生したという場合には、ほとんどのケースで建物の持ち主の負担で修理を行うことができます。このため、自分で費用負担をしなくてもいいのですが、勝手に修理をした場合には、本当に水漏れが発生しているのか大家さんには分からないため、修理費用を出してくれない可能性があります。

まずは水漏れを止めて、そして次のステップですぐに大家さんや管理会社に連絡してください。そのあとどうすればいいのかは、大家さんや管理会社に確認して、指示通りに対応しましょう。

蛇口の水漏れが起こる原因

水漏れが起こる原因として、パッキンの劣化やねじの緩みがあるとお伝えしましたが、実は、それ以外にも水漏れが起こる原因があります。原因は発生箇所ごとに違いますので、それぞれに、どのような理由で発生するのかをご紹介します。

キッチン

キッチンの蛇口には下記の3種類があります。

  • 単水栓
  • ハンドル混合水栓
  • シングルレバー混合水栓

単水栓は古くからあるタイプの蛇口で水しか出すことができません。このタイプの水漏れは接続部のパッキンが劣化したことによって起こります。同様に2つのハンドルを回して水量や水温を調整するハンドル混合水栓も単純に単水栓が2つあるのと同じ状態ですので、パッキンの劣化で水漏れが起こります。

最近建てた家やリフォームしたばかりの家の多くがシングルレバー混合水栓で、レバーひとつで水量の調節や温度の調節ができます。シングルレバー混合水栓が水漏れする原因は、内部にあるバルブカートリッジの故障です。バルブカートリッジ内のパッキンやスプリングが劣化し、水漏れが発生していますが部品単体の交換は難しいため、バルブカートリッジごと交換します。

トイレ

トイレの蛇口はタンクの上部にある手洗い水栓ですので、基本的に水漏れすることはありません。接続部もタンクないですので、仮に接続部のパッキンが劣化して水漏れが発生していても、ほとんどのケースで気づくことはありません。

ただし水漏れというよりは、水が止まらないということがあります。これはタンク内部のボールタップが壊れていたり、フロートバルブが何かに引っかかっていて機能していなかったりするときに発生します。タンクの蓋を開けて、内部の機構に問題が発生していないか確認してみましょう。

お風呂場

お風呂場の蛇口は下記の4種類になります。

  • 単水栓
  • ハンドル混合水栓
  • シングルレバー混合水栓
  • サーモスタット混合水栓

単水栓、ハンドル混合水栓、シングルレバー混合水栓の水漏れの原因はキッチンと同じです。単水栓とハンドル混合水栓はパッキンの劣化、シングルレバー混合水栓はカートリッジの故障により水もれが発生します。

最新のユニットバスなどで使われているのがサーモスタット混合水栓で、こちらはサーモスタットカートリッジの故障が原因で水漏れが発生します。シングルレバー混合水栓と同じようにカートリッジを交換すればいいのですが、古いタイプのサーモスタット混合水栓の場合には、すでに廃盤になっていてカートリッジが生産されていないこともあります。

カートリッジが残っていても、かなり高額な値段になっていることもあります。この場合には、蛇口から交換することになります。

洗面所

洗面所

洗面所の蛇口の種類は一見するととても多く見えますが、実際にはお風呂場と同じく4種類しかありません。

  • 単水栓
  • ハンドル混合水栓
  • シングルレバー混合水栓
  • サーモスタット混合水栓

シャンプー水栓や壁付き水栓はシングルレバー混合水栓の派生品ですので、カートリッジ交換で水漏れを止めることができます。ただし、洗面所の蛇口はデザイン性を重視しているものも多く、パッキンやカートリッジの交換方法が分からないことがあります。そのような場合は、自分で直さずに業者に依頼して交換や修理をしてもらいましょう。

洗濯機

洗濯機の蛇口は単水栓ですので、蛇口そのものが水漏れしている場合には、水栓のパッキンが劣化しています。それに加えてもうひとつ水漏れしやすいのが、蛇口とホースの接続部に使われているニップルです。

  • 蛇口にあったニップルを使っていない
  • ニップルが正しく装着されていない
  • ニップルが劣化している

このようなケースで水漏れが発生します。これまで問題なく使ってきたのに水漏れしている場合には、ニップルの劣化が考えられます。また新しい洗濯機に交換したときや、引っ越し直後に水漏れが発生した場合には、ニップルのタイプが違うか、蛇口に合っていないニップルを使っている可能性が考えられます。

蛇口の水漏れを防ぐためにすること

蛇口

蛇口の水漏れを防ぐための方法として、必ずやっておきたいのが10年に1回のパッキンやカートリッジの交換です。設置してから10年以上しても水漏れが発生しない蛇口もありますが、それは運がいいだけで、いつパッキンが劣化して水漏れしてもおかしくありません。

できることなら、10年に1回はすべての蛇口のパッキンやカートリッジを交換しておきましょう。まだ使えるのにもったいないと思うかもしれませんが、水漏れが発生して慌てて業者に直してもらうよりは、費用を抑えることができます。

交換するときに予備も購入しておくと、いざというときにすぐに対応できますし、カートリッジなどは廃盤で手に入らないという状態を防いで長く使うことができます。トータル費用を安くおさえるためには、定期的な交換を心がけてください。

寒冷地では冬場に水道管が凍結して、蛇口や水道管を破裂させてしまうこともあります。この場合には、蛇口や水道管そのものを交換しなくてはいけなくなりますので、古典的な手法ですが、夜間はほんの少しだけ水を流し続けるようにしましょう。

まとめ

蛇口

蛇口の水漏れについて、その原因や費用について説明してきました。蛇口で水漏れが発生した場合、そのほとんどのケースで原因はパッキンの劣化にあります。金属である蛇口やその他の部品は簡単には壊れませんが、ゴムであるパッキンは10年で性質が劣化します。

この場合、パッキンの交換によって水漏れを止めることができますので、DIYに慣れている方なら、簡単に直すことができます。ただし、力を入れても部品が外れない場合や、手先があまり器用ではなく自信がないという場合には、無理にDIYで直そうとせず、水道修理業者に依頼して直してもらいましょう。

また、10年毎にパッキンの交換をしておけば、パッキンの劣化による水漏れは防止できます。トラブルが発生してから慌てるのではなく、できるだけ先手を取って、余裕があるときに対策を講じておくことをおすすめします。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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蛇口水漏れ修理のお役立ちコラム

Q.キッチンのシングルレバーの蛇口がグラグラしています。接着剤を付けても重みですぐに傾いてしまうのですがどうしたらいいでしょうか。

蛇口がグラグラするなどの場合、接着剤では付けるのがむずかしいといわれています。

対処方法はナットでしっかりと締め付けること。本体の付け根にネジがあれば、それをしっかりと閉めてみてください。それでも直らない場合には、水栓本体を取り外して再度固定し直す必要があります。ナットが緩んだ状態で使用し続けると、水が侵入してカビや腐食の原因になるので早急に修理依頼を出すのをお勧めします。