2017年12月6日

蛇口のスパウト(吐水口)の水漏れは修理できる? 費用やDIYも解説

蛇口のスパウト(吐水口)の水漏れの修理方法と料金相場を解説しています。豊富な施工事例と価格相場を参考に、リフォマなら、風呂・洗面所の水漏れ・つまりのトラブルに緊急駆けつけ・修理対応ができる、施工事例豊富な地域工務店を簡単に探して見積を依頼できます。「地域最安値」で蛇口のスパウト(吐水口)からの水漏れしましょう。

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スパウトから水が漏れている時の解消法 - 自分で出来る対処法と修理費用

スパウト(spout)とは、水が出る吐水口のことで、シャワーではシャワーヘッドにある無数の穴、そしてカラン側についている左右に動く細長い部分のことをいいます。

ここでは、カランについているスパウトから水が漏れ出てしまっている時の原因やその対処法についてくわしく紹介していきたいと思います。

プロに依頼した場合の費用相場の目安

蛇口のスパウト(吐水口)から水漏れしたときに、業者に依頼したときの費用の目安をご紹介します。

対応内容と費用目安

蛇口の水漏れ(1器具)

8,000〜1,000円

カートリッジ交換

8,000〜1,000円

水栓サーモ交換

9,000〜2,000円

水栓まわり部品交換

8,000〜1,000円

単水栓(壁付)交換

8,000〜2,000円

単水栓(デッキ式)交換

8,000〜2,000円

分岐水栓取付(食洗機・浄水器等)

8,000〜2,000円

混合水栓(壁付)

10,000〜4,000円

混合水栓(デッキ式)

10,000〜4,000円

混合水栓(ワンホール)

10v000〜4,000円

スパウトから水が漏れてしまう原因

スパウトの付け根部分、そして先端部分から水が漏れてしまっている場合に考えられる原因としては、 内部にある部品に経年劣化や損傷などによって不具合が出ていることが考えられます。 その中でも最も多いといわれているのがパッキンの劣化。この部分に不具合が生じると、隙間などから水が漏れてしまうことがあるのです。

パッキンを確認するときには、パッキン部分にゴミが付着していないかをよく確認してみるといいでしょう。 また、パッキンとスパウトの内側を柔らかい布や使い古しの歯ブラシなどでよく拭いてあげると水漏れが直ることもあります。 ここで注意しておきたいのが、スパウトの中に塗られているグリスを取り除かないこと

グリスは、スパウトの動きがスムーズにいくように塗ってありますので、取ってしまうと故障の原因となります。 くれぐれも、このグリスを洗剤などで洗わないように気をつけておきましょう。 スパウトを外してあげるとすぐにパッキンが見えてくるので、パッキンを新しいものに交換しましょう。 その際に、蛇口用のシリコングリスを塗ってあげるのもいいでしょう。

上記の処置を施しても水漏れが解消されない場合には、「バルブの交換」「スパウト本体の交換」といった処置が必要になってくるでしょう。 比較的難易度が低いのはバルブの交換。ハンドルを取り外して、内部のバルブを交換するだけで完了することができます。

しかし、本体の交換にかんしては専門知識や技術が必要になってくるので、無理に自分で行おうとはせずに、専門業者に作業を依頼するようにしましょう。

スパウトが水漏れを起こしている時の直し方

ここでは、古いパッキンを新しいものに交換することで水漏れを解消する方法を紹介していきます。

用意しておくもの

  • ゴム手袋

実際の対処法

STEP1 パッキンを購入
交換用のパッキンをホームセンターや製造メーカーなどから購入します。

STEP2 ナットをゆるめる
ナットをゆるめて接続部分を引き抜いて、古いパッキンを取り除き、新しいものに交換します。

STEP3 ナットを締める
STEP2で取り外したナットを閉めて完了です。 上記の方法でも水漏れが解消されない場合には、速やかに専門業者に連絡をとり修理を依頼しましょう。

※上記の方法でパッキンを交換しても、さらに水漏れが続くようであれば、スパウトの不良が原因で水漏れを起こしている可能性があります。 その場合には、スパウトを分解する必要があるのですが、その際には再度、止水栓や元栓を閉めて水が出ないようにすることが重要です。

水が出ない状態になったら、ハンドル、ナット、バルブを順番に取り外していきます。 この3つの部品を外すことで、スパウトを引き抜くことが可能になります。 無事にスパウトを取り外すことができたら、内側についている汚れを綺麗に拭いていきます。

こうしてスパウトの内側の汚れを取り除くことができたら、先ほど分解をしたハンドル、ナット、バルブの3つのパーツを元の状態に戻していきます。 このようにスパウトの内側を綺麗に拭いたにもかかわらず、水漏れが改善できないようであれば、スパウトのパッキンシート面をチェックしてみましょう。 ここでパッキンシート面に傷や汚れなどがあるようであれば、スパウト自体を交換する必要があります。

スパウトは補修品なのでホームセンターなどに足を運べば購入することができます。 可能であれば取り外したスパウトを持っていき、サイズに合ったものを購入するようにしましょう。 それでも改善できない場合には、蛇口自体を買い替えることも考える必要性があります。 交換の際には、専門の修理業者に連絡をとって対応してもらうようこともできます。

バルブの交換方法

STEP1 止水栓を止める
止水栓をドライバーでしっかりと閉めて水が出ないようにします。

STEP2 ハンドルを取り外す
水が止まったらハンドルを取り外します。ビスで固定しているもの、差し込んでいるだけのものの2種類があります。

STEP3 ナットを引き抜く
ナットを取り外します。ナットを取り外すとバルブの軸が見えてくるので、これを引き抜いていきます。

STEP4 バルブを取り替える
新しいバルブと取り替えて、STEP1~3の行程を逆に組立ていき完了です。

予防方法と注意点

浴室内を清潔に保って、水垢などによる部品の劣化を引き起こさないように注意をしておくといいでしょう。 また、こまめに室内を換気することも効果的です。

直接スパウトをメンテナンスする際には、手でキャップを回して整流口を取り外し、 中に入っている整流網や泡沫ユニット・散水板を使い古しの歯ブラシなどを使って水で掃除するといいでしょう。

また、スパウトに空気が入り込んでしまい、その空気の膨張によって、吐水口内に残っている水が漏れて出てくる場合もあります。 シャワーなどを浴びているときに起こる現象ですが、これは故障や異常などではありません。 しばらく水を流しっぱなしにして配管内そして吐水口に残っている空気を全部出し切ることですぐに解消することができます。

そしてごくまれに吐水口から「ピュルルルル」という音がする場合があります。 これは熱湯を吐水口から出すときに見られる現象で、部品の接続になんらかの不具合があることから起きるといわれています。 この時には、湯沸器と混合水栓の間に逆止弁が取り付けられている場合にはこれを取り外してみるといいでしょう。

ただし、急に熱湯が出る場合もあり危険ですので、この場合は専門業者に対応してもらうことをお勧めします。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。