2017年8月31日

居酒屋の内装(改装)工事業者の選び方

これから居酒屋の内装(改装)工事を依頼する方へ向けた記事です。正しい内装工事業者を選ぶためのポイントや業者の種類、取るべき注意点を載せました。理想の居酒屋を作る内装業者の特徴を知りましょう。

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内装工事を行う業者には3つのタイプがある

画像出典:写真AC

内装工事は、「デザイン(設計)」と「施工」の大きく2種類にわけられます。それぞれ専門で行う会社とデザインと施工の両方を請け負う会社がありますので、 それぞれのパターンについて解説します。

デザイン(設計)業者

デザイン(設計)業者は、「内装のデザインと設計」を行う業者です。 中には、「設計のみ」を行う業者もいます。その場合、内装デザインの規模によっては請け負うことができない場合もあります。 そうなると内装デザインを別の業者に依頼しなければならないので、工期が長くなってしまう可能性があります。

デザイン(設計)業者は、得意なデザイン分野を持っています。居酒屋の内装デザインであれば、それを得意とする業者を選ぶほうがいいでしょう。 そして、業者の専門性に加えて、過去のデザイン事例を確認すると良いでしょう。デザイン事例は、業者のHPや雑誌などで確かめることができます。

また、押さえておきたいポイントは、デザイン(設計)業者はあくまでデザイン設計が業務となりますので、内装工事は行いません。 デザイン(設計)を終えたら、図面を持って施工業者と工事の話をしなければなりません。 手間と時間がかかり、関わる人も多く、完成までの工期も長くなります。
オープン前の売り上げがない期間でも家賃は支払う必要があるため、設計を行う業者へ依頼をする場合は、数か月分の家賃を余分に用意しておきましょう。

工事専門業者

内装工事を専門に行う業者のことです。設計やデザインは専門業者に比べると弱いので、既にデザイン設計を終えて図面が出来上がってから、工事専門業者に工事を依頼しましょう。
図面がない場合やイメージづくりの段階で、内装工事専門業者に依頼をするのは避けるべきです。

両方(設計と工事)を請け負う内装業者

デザイン(設計)から施工までを一貫して行う内装業者です。 デザインと工事が別々の業者になると、工事会社の選定に時間がかかったり、業者間のコミュニケーションがスムーズにいかない場合があります。 その点、1つの業者でデザインから工事までを任せられるというのは、工期が短くなるメリットがあります。

また、費用面でも有利になることがあります。デザインから工事の間で、コストカットできる部分の相談を工事前に行う事ができます。 もし、業者選びで迷っているようであれば、デザインから工事を一括で行える内装業者を選ぶのが賢明といえます。

内装工事業者を選ぶポイント

これまで内装工事業者のおおまかな分類について見てきました。次に内装工事業者を選ぶポイントをご紹介します。

内装工事を自社で行う

注文を受け工事を外注する業者の場合、細かい指示や変更点が伝わりにくいことがあります。自社で職人を抱える内装業者を選びましょう。 人や会社を介する機会が少ないため、変更点や指示が的確に伝わります。

内装工事の実績を確かめる

過去の内装工事の実績を確認しましょう。業者には得意とする内装工事があります。居酒屋の内装工事が得意で、かつ、実績例にイメージに近いものがあれば選ぶうえでポイントになります。 なぜなら、居酒屋の内装では、スタッフやお客さんの移動を考えて、設計をしなくてはなりません。料理を効率よく作るための厨房や、出来上がった料理を手早く運ぶ動線、すれ違える十分な通路などは、お店の回転率やお店の印象を左右します。

そのため、居酒屋の内装を多く手掛けた業者がおすすめです。レジや床の段差、天井の高さ、コンパクトに収めた厨房の周りなど、過去の実績を踏まえて決めましょう。

また、過去に手掛けたお店を見に行って確かめることも必要です。

【お店に行って確かめること】

  • 色や素材
  • 看板のデザイン

自分の目で見て内装を確かめましょう。実際の店舗と画像や写真とでは、色や素材の印象は違います。 また、お客さんを集める看板もチェックしておきましょう。店舗が地下や2階以上の店舗であると、目に付く看板の存在は集客に大きく影響します。

安い謳(うた)い文句に注意しましょう

施工は現場ごとに違います。どの仕事も同じように安いはずはありません。「安い」と聞いたら疑ってかかりましょう。ただ、安さがしっかりと説明できる業者なら選んでも問題はありません。説明があいまいなら、避けておきましょう。

イメージをくみ取れること

施工を依頼する人の大半は内装についての知識を持っていません。素人の説明でも理解をしてくれる内装業者を選びましょう。実物に近い立体模型やパソコンで表した3D画像を見せてくれる業者だと、イメージがしやすく、細かい修正点が伝えられます。

内装業者が積極的であること

依頼だけをそのままこなす業者よりも、デザインやコストについて施工主の依頼に近づけるため、積極的に提案や指摘をしてくれる内装業者が望ましいです。複数の業者に料金や仕事の内容に差がないときは、「業者の積極的な姿勢」を選ぶポイントにしましょう。

細かい見積書を提示してくれる

細かい見積書を提出する業者が選ぶ決め手です。大まかな仕訳ばかりの見積書を提出する業者は避けましょう。見積もりのとおりに材料が使われ、施工が行われたのか、確かめることができません。

大まかな見積書が提示された場合は、その場で確認を取ることが大切です。その際、ごまかさずにしっかり内容について説明をしてくれるかどうかを確認しましょう。業者を選ぶときの判断基準になります。

また、当初の計画では予定をしていなかった追加工事の請求項目も確認をしておきましょう。
工事を始める前に、工事費用に追加される場合と、工事を始めてから追加される場合があります。工事の途中にも内装業者と連絡を取り、追加工事にかかる費用が発生するかを確かめてください。

物件選びを手伝う

素人が先に物件を決めてしまうと、水道管や配線、煙を排出するダクトやエアコンの取り付け位置などは予想した通りの場所に設置できないことがあります。

そのため、物件を選ぶ段階からアドバイスをもらえる内装業者を選ぶことは望ましいといえます。 居抜き物件なら、内装のデザインを損なわずに使える厨房機器やテーブル、椅子などの家具は、物件を見て回る段階で教えてくれます。業者に帯同してもらうことで開業にかかる出費を抑えることができます。

また、居酒屋では焼き鳥や揚げ物など煙と油を含んだ空気が、外に排出されます。ダクトの工事は排気を真横に出すか、屋上まで伸ばし、上に排出するかで、金額にも幅が生じます。素人では見落としてしまう設備や設置にかかる費用を教えてくれる業者も、工事を任せられるポイントです。

アフターフォローも忘れずに行う

内装(改装)工事を行う業者とは、施工を終えた後も付き合いを続けることが大切です。修繕や修理のたびに、お店の状態を一から説明することは面倒です。その点、改装を任せた業者になら、クロスの剥がれや床材の張り替え、換気設備の不調や水回りのトラブルなどもスムーズに対応してもらえます。

工事が完了した後も修繕や不具合を気軽に相談できる業者を選びましょう。そのためには、工事期間には何度も顔を出し、コミュニケーションを取るなど、施工後も付き合いを続けられる依頼者側の努力も必要です。  

複数の業者から見積もりを取る(相見積もり)

内装業者を選び出したら、次は見積もりを取りましょう。必ず複数の業者に見積もりを依頼してください。比較することで失敗を避けることができます。

すべての業者が見積もりを出してくれるとは限りません。見積もりの依頼に応じない業者もなかには存在します。 安い見積もりを出した業者も、安易に選んではいけません。極端に金額の少ない項目には必ず質問をすることです。 安さの理由がはっきりしない場合は、候補からはずしましょう。明確な回答を持つ業者なら、しっかりと答えてくれます。

また、予定していた金額より高額な場合には、コストダウンが可能か相談をしてみましょう。しっかりとした業者であれば、可能な範囲でできるコストダウンのアイデアを提案してくれると思います。

まとめ

居酒屋の内装(改装)工事業者の選び方をご紹介しました。出来上がった図面を持っているならば工事専門の業者を選びましょう。デザインを設計する段階であれば、工期が短く価格を抑えることのできる、デザインと工事を両方行える内装工事業者を選ぶほうがいいでしょう。

また、内装業者を選ぶときには必ず複数の見積もりをとり比較を行いましょう。そして、依頼主の疑問に答えてくれる内装工事業者を選びましょう。

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