2017年11月3日

オフィス・事務所のレイアウトについて

オフィス・事務所のレイアウトについてご紹介しています。オフィス設立後はどのようにレイアウトを考えれば良いのでしょうか。ここではレイアウトの具体例と、オフィスデザインの考え方まで掲載していますので、ご参考になさってください。

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オフィス・事務所の内装とは

事業を起業するとオフィス・事務所を構えますが、内装のデザインやレイアウトはどのように考える必要があるのでしょうか。オフィス・事務所で仕事をする従業員は、長時間椅子に座り、デスクに向かうことになります。

オフィスや事務所では、サービス業のような接客という概念は基本的になく、来客用に応接室はあっても基本的に建物内は従業員のみが行き来します。そのため、オフィスや事務所の利便性は、従業員を基準にして考えていくのがポイントです。

従業員の集中力をアップさせるために、色彩心理学の観点から壁紙や床の色を決めるのも良いでしょう。 また、一日中同じデスクに向かっていると作業効率も落ちるため、気分転換ができるよう、ゆったりくつろげるソファー席や、立ったまま作業ができるスタンディングデスクを導入するのもひとつです。

レイアウトの考え方

デスクの配置は従業員の作業効率に影響します。営業の場合、エンジニアの場合など、職種によってもレイアウトの考え方は変えなければなりません
また、従業員がオフィス内の動線でストレスを感じないことも大切です。デスクの配置は良くても、通路が狭ければスムーズな導線を確保できませんよね。ここからはオフィス内の具体的なレイアウト方法を見ていきましょう。

営業職、事務職、管理職向け

営業職、事務職、管理職が配置される一般的な企業の場合は「島型」と呼ばれるレイアウトがお勧めです。島型では、部署ごとにデスクを向かい合わせに配置します。
同じ島であればどこに座っても部署全員の顔が見える状態になるので、コミュニケーションがとりやすくなります。 コミュニケーションが取りやすいというメリットはありますが、個人個人の作業となる場合は常に他の従業員が視界に入り、集中力を保つことは難しいです。

電話オペレーション、銀行店舗向け

電話オペレーション、銀行などの店舗には「スクール型」のレイアウトがお勧めです。スクール型は、学校の教室のように同じ方向にデスクの向きを定めます。
あらゆる作業を前から後ろへ順番に流すことができるので、書類をいくつかの担当で管理する場合などにも向いています
書類や作業の流れの効率が上がる一方、全員が同一方向に体を向けているため、コミュニケーションを取る必要がある職種では向きません。

クリエイター、エンジニア向け

クリエイターやエンジニアのように、業務がある程度個人で完結する業種には「ブース型」のレイアウトが向いています。ブース型はひとつのデスクの周りをパーテーションで囲い、周囲の視線や雑音を遮断します。
作業に集中できる環境を作り出せますが、ひとつひとつのデスクが孤立してしまいます。結果的に従業員同士のコミュニケーションがもっとも取りにくいレイアウトとなります。

企画・開発チーム向け

企画や開発チームはひとりひとりが集中して作業する時間と、話し合いをする時間が必要です。集中とコミュニケーション、両方を満たすレイアウトは「背面対向式」が良いでしょう。
背面対向式とはデスクでブースを作るように配置します。基本的にはお互いの顔が見えずに座れますが、話し合いをする際は振り返ることで全員の顔が見えるようになります。
しかしデスクをブース型に配置するので、場所を多く使うという欠点があります。

オフィスのデザインコンセプトとは

オフィスのレイアウトと同時に、空間全体のデザインコンセプトも考慮する必要があります。デザインコンセプトは、従業員の作業スペースよりも大きな視点で捉えます。
以下に具体的な例をご紹介していきます。

ミニマルタイプ

ミニマルタイプとは余計なものを排除し、限りなくシンプルにこだわった空間です。作業に最低限必要なデスク、パソコン以外は何も置かず、一点に集中できる環境を作り出すことができます。 集中力が求められるエンジニアやデザイナーの職種に向いているデザインと言えます。

物を置かない分、非常に広々としたスペースを確保することができます。開放感がありすぎて落ち着かないイメージもありますが、照明にダウンライトやライン照明を用いることで、落ち着きある空間を演出できます。

リラックスタイプ

リラックスタイプとは、オフィス内に多くの観葉植物や水槽などを配置することで、屋内にいながら自然を感じられる空間を指します。窮屈感によるストレスを軽減させ、従業員の生産性を高めることができると考えられています。
人はリラックスしている時に、良いアイデアが浮かぶと言われており、実際Appleの創始者であるスティーブ・ジョブズ氏は、散歩をしながらミーティングを行っていました。ユニークですが、リラックスすることでアイディアが浮かびやすいということは科学的にも言われていますので、取り入れてみても良いでしょう。

カフェ・購買タイプ

カフェ・購買タイプとは、福利厚生の一環としてオフィス内にカフェや購買スペースを設けている空間を指します。カフェの設置は人件費の観点でコストがかかりますが、ドリンクバーを用いたセルフサービス形式にするとコストを削減できます。
カフェ・購買スペースを設けることは、一日中同じデスクに向かうというストレスだけでなく、会社を出て買い出しに行くという時間の浪費も軽減できます。

最近では、町中にあるカフェやファミリーレストランなどで仕事をする方は珍しくありません。仕事には緊張感が必要ですが、同時にリフレッシュも必要という考えが広まりつつあります。
ずっと同じデスクにへばりついて仕事をするより、場所を変えることで気分転換をしながらの仕事は従業員の生産性を上げることにもつながると言えるでしょう。

レイアウト・デザインを考える方法

オフィス空間のレイアウトやデザインを様々見てきましたが、実際にレイアウトやデザインを考えるにはどうすれば良いのでしょうか。ここからは実際にプランニングするための方法をご紹介していきます。

業者に一括依頼する

内装工事を行う業者の中には、レイアウトやデザインからプランニングしてくれる業者があります。内装工事の相談を業者と行う段階でコンセプトを伝え、レイアウトのイメージやデザインの方向性を話し合います。
デスクなどの設備も含めてひとつの業者で完結するので、手間もかからず費用も抑えられる場合があります。

オフィスの内装工事は、最初の施工が非常に重要です。一度レイアウトを決めたあとでリニューアルするとなれば、設備の大掛かりな移動が必要ですし、従業員も業務の手を止めなくてはなりません。
見積もり時はレイアウトやデザインだけでなく、動線、付帯設備の位置関係など、多くの視点から総合的に判断しましょう。

レイアウトソフトを利用する

業者にレイアウトやデザインを依頼すると、それだけ費用はかさんでいきます。デザイン料を抑えるにはレイアウトソフトを活用すると良いでしょう。
レイアウトソフトとは、オフィスなどのレイアウトを素早く具体的に表現するソフトです。間仕切りの位置や壁のデザイン、デスクの配置などをすべてシュミレーションできるのでイメージがわきやすく、施工後、イメージと違ったという失敗を回避することにつながります。

まとめ

オフィスのレイアウトは、働く方の職種によって考え方が変わります。営業や事務など、コミュニケーションを図ることが重要な部署であればデスクを向かい合わせに設置します。
ある程度個人の範囲で仕事が完結するプログラマーやデザイナーであれば、集中できるよう孤立したデスク配置が良いでしょう。
また、デスクのレイアウトばかり考えてしまい、従業員の通路が狭くなれば環境改善にはなりません。デスクの位置関係だけでなく、通路となる部分まで考慮する必要があります。

そして、レイアウトだけでなくオフィス内の雰囲気を決める内装のデザインも重要です。コンセプトデザインは、従業員の生産性を高めることや、リフレッシュのしやすさなどにも影響します。
アイデアはリラックスしている時に浮かびやすいとも言われていますので、軽視はできません。

レイアウトやデザインに迷った際は、内装工事の段階で業者に一括依頼しても良いでしょう。デスクなどの設備導入も一括で依頼することで、全体的な費用を割引してもらえる場合もあります。
質の高いレイアウトとデザインで、快適なオフィス空間を演出しましょう。

オフィスのレイアウトやデザインコンセプトはご紹介しましたが、他の業種の内装リフォームなども参考になります。 こちらの店舗リフォームページには様々な業種の店舗リフォームについて掲載していますのでお役立ててください。

記事: 店舗 リフォームのお役立ち情報まとめ

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