2017年8月29日

オフィス内装デザインのコンセプトを決める方法

オフィスなんて仕事ができればそれで十分だと思っていませんか?理屈の上ではそうなのですが、効率的な仕事を行ったり、社員のモチベーションを高めたりするためには、明確なコンセプトによって内装デザインを行う必要があります。ここではそんなオフィス内装デザインのコンセプトを決める方法について紹介します。

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内装のコンセプトを決める

オフィスや事務所の移転を考えるとき、移転先の内装工事の最初のステップである「内装デザインのコンセプト」をしっかり決めることは重要なことです。 内装そのものはデザイナーに依頼してしまえばいいのですが、デザイナーに「うちの会社のイメージに合ったもの」と依頼しても上手くいきません。

デザイナーは別会社の人間ですので、内装デザインを行う会社のイメージを的確に把握することはまず不可能です。このため、依頼する側が、ある程度のコンセプトを決めて、それを伝えることが必要です。

それでは、内装デザインのコンセプトはどのようにして決めればいいのでしょう?

コンセプトには、決まった形というものはありません。ある会社は自社のブランドカラーを全面に押し出したデザインコンセプトを希望しますが、別の企業では、コスト重視でとにかくシンプルなデザインを希望するということがあります。

それらをトップダウンで決めることもあれば、社員の要望を確認して、できるだけそれらに沿ったものにすることもあります。難しいのは、どれが正しいということがないということです。社員の希望を聞くことはとても重要なことですが、それらすべてを取り入れると、内装デザインがまとまりのないものになります。

コンセプトを考えるときには、できるだけ少人数で行いましょう。社員の意見は参考程度に聞いておき、取り入れることでメリットが得られるものだけを採用しましょう。

移転の目的を明確にする

オフィスの内装について考えるのは、移転などのタイミングですよね。既存の職場で大掛かりなリフォームをするというのは、業務が止まってしまいますのであまりありません。コンセプトを決めるときには、この移転の目的をはっきりとさせることが重要です。現在の職場が手狭になったから移転をするのか。社員の利便性を向上するために移転するのか。

まずは「なぜ移転をするのか」をしっかり考えてみましょう。移転することで職場がどのように変わってほしいのか、どのような効果を期待するのかをリストアップしてください。そこで書き出したものが、コンセプトのベースとなります。ここでしっかりと議論しておかないと、あれもこれも詰め込んだ、使いづらく居心地の悪いオフィスになりかねません。

移転の目的が会社のさらなる飛躍のための第一歩であるとするなら、自由な発送で大胆なデザイン、という選択肢もあります。最新のトレンドを取り込んだ、他の会社の人たちが羨むような設備を導入するなど、社員のやる気を高めるようにしましょう。

売上が思ったように上がらず、業務規模を縮小するための移転の場合には、コンパクトでも効率よく働くことのできる機能的なオフィスにしたいところです。見た目にはお金をかけずに、使いやすさ優先というのが、この場合のコンセプトになります。

なぜ移転をするのか、移転によって何を得たいのかをしっかりと考えておけば、コンセプトは自然と見えてきます。移転は職場の雰囲気を変えるための大きなチャンスです。後から変更することはとても大変ですので、しっかりと時間をかけてコンセプトの議論をしてください。

効果的なオフィスデザインで得られるメリット

いまどきのデザインが盛り込まれたオフィスは見た目がとてもいいだけでなく、業務の効率化や社員のモチベーションなどに大きな影響を与えます。ここでは、どんなメリットが得られるのか、オフィスデザイン別にご紹介します。

開放的なデザイン

最近のトレンドは、部署間のパーティションのないタイプのオフィスです。壁を取り除くことで、それぞれの顔を見ながら仕事ができますので、コミュニケーションのアップが期待できます。また、開放感がありますので、社員にかかるストレスも少ないため、仕事の効率を高めることもできます。

ゆとりのあるスペース

IT業界の会社では、遊び心のあるリラックススペースをデザインするケースが増えてきました。一見するとスペースの無駄のように思えますが、リラックスできる空間を用意することで、社員がクリエイティブに働けるようになります。このようなゆとりのあるスペースを確保することで、社員の定着率のアップも期待できます。

自然を取り入れたデザイン

職場は無機質になりがちですが、そこで働く従業員はロボットではありません。グリーンをデザインに取り込むことで、社員はリラックスした状態で仕事と向き合うことができます。また来客時には強いインパクトを残すことができます。空気清浄機能もありますので、手間がかかることを除けば、最適な仕事環境を作り出すことができるのが自然を取り入れたデザインです。

オフィス内装デザインのコンセプトと内装工事の関係について

オフィスの内装デザインのコンセプトが明確であることで、効果的な内装工事が行えます。作業効率の高さを内装のコンセプトにする場合と、いつでもリフレッシュできる内装がコンセプトのオフィスでは、レイアウトやインテリアに違いが生じます。コンセプトが決まったら、コンセプトに基づいた内装のデザインと内装を作るための費用を業者から提示されます。

こちらの記事ではオフィスの内装工事の費用やポイントについて詳しく解説しているので、ご参照ください。
【2024年版】オフィスの内装工事の費用相場と工事の流れ・費用を抑えるポイントをご紹介

まとめ

個々までオフィス内装デザインのコンセプトを決める方法と、効果的なオフィスデザインのメリットについて説明してきましたが、いかがだったでしょう。これから行うオフィスの移転に役立ったでしょうか。

移転する目的を明確にして、自社にあったコンセプトをしっかりと検討することで、その後のデザイナーへの依頼に太い軸ができます。そこまでできていれば、デザイナーもそれほど悩むことなく希望に沿ったデザインができます。反対にコンセプトが固まっていないのに、いきないデザイナーへ依頼をしても、思い通りのオフィスには仕上がりません。手を抜かずにしっかりと時間をかけてコンセプトを固めていきましょう。

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