2018年6月14日

居酒屋を繁盛させる効果的な集客方法とは?

居酒屋を繁盛させるためには、美味しい料理とお酒の提供だけでなく、上手な宣伝活動も必要です。今の時代に合った効果的な集客方法や、その費用の考え方について説明します。

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居酒屋の集客方法の種類と費用の目安

まずは居酒屋に適した集客方法と費用についてご紹介します。「料理が美味しくて居心地が良ければ席が埋まる」と思っている人も多いかもしれませんが、居酒屋の数が増えた昨今では、それだけではお客様は来店してくれません。

ここでご紹介する、効果的な宣伝方法を上手に活用して人気店を目指しましょう。

SNSを活用する

今の時代はSNSなしで集客するのはほぼ不可能といっても過言ではありません。ただし、最近では、Facebookやtwitterによる集客は、これから始める人にとっては少々ハードルが高いといわれています。Facebookを毎日見ている人の数は以前と比べると減っており、twitterは、フォロワーを増やし良好な関係性を構築するために有益な情報発信をするなどの工夫が必要だからです。

これから集客をする場合にはLINE@Instagramを活用するとよいでしょう。LINE@はビジネス用のLINEアカウントで、登録者にメッセージを一斉配信できます。無料で利用できるプランもありますが、しっかり集客したいのであれば、有料版を使うとよいしょう。

Instagramは写真に特化したSNSなので、料理やお店の雰囲気などの写真を投稿すれば、気になった人が来店してくれる可能性があります。文章を書くのが苦手という人でも情報発信できますので、手軽に集客できるツールとして注目されています。

LINE@:5,400円/月(ベーシックプラン)
Instagram:無料

ホームページを作る

「いまさらホームページ?」と、思うかもしれませんが、SNSは流行があるため、数年で利用価値が下がる可能性があります。そう考えると、お店のホームページは思った以上に重要な存在となります。

文章を書くのが得意であれば、ブログでの情報発信が手軽です。まずはお店のメニューと店内や料理の写真などを掲載しましょう。お店の雰囲気が伝わるだけでも、「ちょっと行ってみようかな」という気分になってもらえます。

HPの場合は自分で作るという方法もありますが、よりセンスのいいサイトを作りたいのであれば、プロに依頼することをおすすめします。シンプルなものであれば20~30万円程度の費用で作ってもらえます。

ホームページ作成:20万~30万円

口コミサイトの内容を充実させる

最近はほとんどの人が、初めての来店前に食べログやグーグルマップなどで口コミをチェックします。

グーグルマップに掲載するには、Googleマイビジネスへの登録が必要ですが、登録は無料です。食べログもGoogleマイビジネスも登録するだけでなく、写真を投稿して、お店の雰囲気がお客様によく伝わるようにしておきましょう。

食べログ:25,000円/月(ベーシックプラン)
Googleマイビジネス:無料

グルメ情報サイトに登録する

ホットペッパーやぐるなびといった、グルメ情報サイトへの登録もしておきましょう。無料の登録ができるサイトもありますが、使える機能が限られています。予算の都合もあると思いますが、できれば有料プランでしっかり宣伝できるとよいでしょう。

以前はフリーペーパーに掲載するという方法もありましたが、最近は発行部数も少なめです。紙媒体で掲載するなら、地域で発行しているタウン誌などを利用するとよいでしょう。

ホットペッパー:4万円/月(Bプラン)
ぐるなび:1万円/月(ビギナー会員)

法人営業をする

ほとんどの居酒屋が行っていない集客方法が法人営業です。お店の周りにある企業に挨拶回りに行くだけで、集客率の大幅アップも期待できるのですが、料理人はこうした営業に慣れていなため、なかなか足を運べずにいるようです。

ライバル店が営業を行っていないようであれば、差別化のチャンスです。割引クーポンの掲載されたチラシなどを持って、周辺の会社に営業してみましょう。忘年会シーズンや春の異動の季節などに行うと効果が出やすいです。何といっても費用が発生しませんので、積極的に行ってみましょう。

ランチ営業で新規顧客獲得

居酒屋はお店の存在に気づいてもらうことが重要です。そして「知っているお店」として認識してもらうためには、3回以上来店してもらうことが必要です。とはいえ、その3回の来店が容易なことではありません。そこでおすすめなのがランチ営業です。

たとえば500円のいわゆる「ワンコインランチ」はお客様も気軽に足を運びやすく、導入しているお店は多いのでご存知なのではないでしょうか。利益率は悪いですが、ランチ営業をする目的はお客様にお店を利用してもらうことにありますので、味はもちろんのこと満足度を高める工夫をし、夜の居酒屋営業に足を運んでもらいましょう。

客引きはしない

集客のために客引きを行っているお店がありますが、基本的には客引きはやめましょう。地域によっては客引き行為そのものが禁じられていることもあり、長期的に考えてもお店のイメージを下げてしまう可能性があるからです。

どこのお店もいっぱいで入れないという状況でなければ、お客様は客引きを望んでいません。来店してもらっても、マイナスの印象から入る可能性が高いので、評価を上げるのは大変です。多くの人に愛されるお店になりたいのであれば、お客様が嫌がることは避けるようにしましょう。

広告宣伝費にかける費用の目安

集客方法として、有料なものと無料なものをご紹介してきましたが、一般的には有料のサービスを利用するほうが効果が出やすいとされています。このため、集客は無料で行うのではなく、お金をかけて行うものだと考えた方がよいでしょう。

それでは集客のための広告宣伝費として、どれくらいの費用をかければいいのでしょうか。お金をかけるほど効果はでますが、経営を圧迫する可能性があります。最適な費用はどれくらいだと考えるべきなのでしょうか。

居酒屋の場合は、売上高に対して3%が最低限のラインだといわれています。例えば、売上高が300万円あれば9万円です。ここで重要なのは、利益ではなく売上高という点。お店が赤字だったからといって、宣伝をやめるとさらに売上は落ちてしまいます。将来の利益のための投資と考え、毎月一定額の広告宣伝費は確保しましょう。

ただし、お金さえ出せばいいというものではありません。効果的な宣伝をしなくては意味がないので、上記でご紹介した集客方法をいくつか組み合わせて、自分のお店に適した集客方法を探ってみてください。

まとめ

居酒屋の集客方法とその費用について説明してきましたが、「美味しいものを出せば集客できる」と思っていた人も、集客には一定の費用がかかることがご理解いただけたのではないでしょうか。

少なくとも売上の3%は広告宣伝費に使い、継続的に集客を行うようにしましょう。SNSのような時代に合った集客方法だけでなく、ホームページのように地に足の着いた集客方法なども組み合わせ、メリハリをつけて効果的な集客を行ってください。

集客をするうえで気をつけたいのは、必ずお客様の立場になって行うということです。お客様目線でモラルのある集客を目指しましょう。

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