2018年6月5日

カフェを開業するのに必要な資金の目安と調達方法

いつか地元に帰っておしゃれなカフェを開きたい。都内に世界中の人が集まるカフェをオープンするのが夢。いつか自分のカフェを開こうと思っている人がたくさんいます。実際に現在進行形で動き始めた人もいますよね。カフェは飲食店の中では比較的簡単に開業できる業種ですが、開業のための資金がどれくらい必要なのか、その資金をどうやって調達すべきかについては意外と知られていません。ここではこれから開業を目指す人のために、気になる開業資金の費用とその調達方法をご紹介します。

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カフェの開業資金の内訳

カフェの開業資金

それではまず、カフェをオープンさせるのにいくら必要なのかご紹介します。一般的にカフェの開業資金は500万~1000万円と言われています。半分くらいはすでに貯めていますか?それとも全く足りていなくて焦ってしまいましたか?

開業資金がなぜこれほど高額になるのか、その内訳を見ていきましょう。

店舗の賃貸費用

自宅で開業しないのであれば、ほとんどの人が賃貸物件を借りて開業することになります。この物件を取得する費用がとても高額なのです。例えば家賃が15万円の物件を借りるとして、どれくらいのお金が必要になるか見ていきましょう。

敷金・保証金(家賃6~12ヶ月分ですが、10ヶ月が一般的):150万円
礼金(家賃1ヶ月分):15万円
仲介手数料(家賃1ヶ月分):15万円
前家賃(家賃2ヶ月分):30万円

この他に、共益費や火災保険料なども支払います。単純に計算しただけでも210万円かかります。ただし、敷金に関しては賃貸物件によってはもっと安く済むこともあります。基本的に家賃に比例する形で金額が大きくなりますので、家賃が30万円のときは、店舗を借りるだけで430万円もかかることになります。

物件を取得する費用を安く抑えるために、フリーレントというものがあります。なかなか借り手の現れない物件に対して、一定期間は家賃無料にしてくれるサービスです。仮に家賃が2ヶ月無料の場合は、上記の例でいえば初期費用を30万円抑えることが可能です。

ただし、フリーレントになる物件は、長期間借り手が現れない物件ですので辺鄙な場所にあったり、1年以内に退去すると違約金が発生するなどのデメリットがあります。必ずしもカフェ向きの物件があるとは限らないですし、むしろ条件が悪い場所にあることが多いので、集客が難しいと思ったら避けるようにしましょう。

内装工事にかかる費用

内装工事費は賃貸物件の状態によって変わります。一般的には坪単価30~50万円といわれて、20坪では600~1000万円かかります。但し、この金額はあくまで目安ですので、店舗の場所や状況によっては安くなることがあります。

また、賃貸物件はコンクリートも配線もむき出しのスケルトン物件と、前借主が使っていた状態をそのまま引き継ぐことができる居抜き物件の2種類があります。それぞれの内装工事費は下記のようになります。

・スケルトン物件:500万~1000万円
・居抜き物件:100万~500万円

スケルトン物件の場合

スケルトン物件は店舗の設計図を描くところから始めなくてはいけません。ゼロからお店を作り上げますので、自由度がとても高い反面、工事期間が長く、開業までに時間がかかるというデメリットがあります。さらに、気になるのは高額な費用ですよね。

内装はこだわればこだわるほど見た目が良くなります。このため多くの費用をかける方がいますが、きちんと利益を出したいのであれば、費用対効果を考えた内装に仕上げることが重要になります。いくらデザインにこだわっても、お客さんのリピートに繋がらなくては意味がありません。

内装費用を抑えるために、仲間と一緒に内装工事をする方もいらっしゃいますが、時間がかかりすぎてしまうだけでなく、美しい仕上がりにするにはやはり技術が必要になります。そのため費用はかかってしまいますが、時短と安定した仕上がりのためにも、専門家に依頼することをおすすめします。

居抜き物件の場合

内装工事費用を抑えたいのであれば、居抜き物件がおすすめです。内装の状態が良ければ、ほとんど手を加えることなく開業することができます。ただし、そこまで状態のいい物件はレアケースで、基本的には壁紙の交換と、簡単なリフォームをすることになります。

居抜き物件は費用を抑えられるものの、自分の希望する内装にはできないのが欠点です。以前の店舗のデザインをそのまま使うため、新規開業のアピールが不十分になる可能性があります。かといって内装にお金をかけすぎると、スケルトン物件と変わらない金額になってしまいます。

居抜き物件を利用するときは、思い通りにならない部分は割り切って、最低限の内装工事で済ませましょう。

設備費用

カフェをオープンするには、お店だけ用意すればいいというわけではありません。営業していくのに設備を揃えなくてはいけません。居抜き物件では、以前の店舗が使っていた設備を造作譲渡といって、格安で譲ってもらえることがあります。スケルトン物件はすべて撤去されているので一から買い揃えることになります。

すべて揃えると、この費用が100万~200万円くらいかかります。設備費用を安く抑える方法は、中古品を利用するということです。残念なことに、カフェなどの飲食店は毎年数多く閉業しています。その結果、中古設備市場がとても充実しています。

カフェの開業なら、ほとんどの設備を中古で揃えることが可能です。シンクやコンロなどは半額以下で入手できますので、大幅に費用を減らすことができます。

中古品で注意したいのは、モーターで駆動しているものは新品を購入したほうがいいという点です。冷蔵庫や冷凍庫、エアコンなどのモーターを使っている設備は、おおよそ10年で寿命を迎えます。中古品を購入するとメーカーの保証が切れていることが多く、壊れてしまうと高額の修理費を支払うか買い換えることになります。

安く抑えるつもりが、トータルで見ると損をしていることがよくあります。すべてを中古品で揃えるのではなく、メリハリのあるお金の使い方をして、トラブルを上手に回避しましょう。

その他にも、食器類などの小物も必要になります。1個1個はそれほど高くなくても、数を揃えると思った以上に費用がかさみます。計画を立てるときには、細々したものも含めて予算を検討してください。

運転資金

開業するにあたって忘れがちなのが運転資金です。当たり前ですが、開業してからすぐに経営が軌道に乗るということは、余程の好条件が揃わない難しいでしょう。一般的には軌道に乗るまでは3ヶ月~半年くらいかかると言われています。

半年間ずっと無収入ということはありえませんが、その期間は計画通りに人が集まらない前提で、開業資金を集めておくことが大切です。

・家賃
・人件費
・材料費
・広告宣伝費

上記の費用を少なくとも半年分くらいは用意しましょう。どれくらい人を雇うかにもよりますが、家賃だけでも100万円程度が必要です。運転資金がないと、相当利益を出さなければ閉店を余儀なくされてしまいます。

運転資金から少し離れますが、自分が生活していくだけ費用も用意しなくてはいけません。半年間は無給でも問題ないくらいのお金を準備をしておかないと、日々の生活が苦しくなってしまいます。少なくとも衣食住で困ることのないだけの、生活資金が必須です。

資金調達の方法

ここまで、カフェを開業するのにどのような費用がかかるかを説明してきました。まずは、ご自身でどれくらいの費用を用意すべきかを、事業計画書に落とし込んで計算してみましょう。そこで算出された金額が自己資金を上回っていた場合には、資金調達をしなくてはいけません。

そうなったときの資金調達の方法をご紹介します。

親族や友人を頼る

ある程度のまとまった自己資金があるなら、不足分を家族や親戚、そして友人などから借りるという方法があります。事情をきちんと説明し、事業計画書も見てもらって、これなら利益が出せそうだと判断してもらえれば、お金を貸してくれる見込みがでできます。

しかし、借りたお金は当然何があっても返さなくてはいけません。経営に失敗して自己破産すると、法的には返済義務がなくなりますが、それで返済をしないとなると人間関係に影響が出てしまいます。親族や友人というのは手軽に借りられますが、そのようなデメリットがあることを忘れないようにしましょう。

また、親しい人から借りるときも、利子をしっかり設定して借用書を作成してください。特に親から借りた際は借用書がないと、資産の譲渡だと判断されることがあります。この場合は、税金がかかるケースもありますので注意してください。

信用金庫から借りる

お金を借りるときには銀行をイメージする人が多いと思いますが、銀行は実績がない人への融資をほとんどしてくれません。このため、開業をするようなときには信用金庫を頼りましょう。信用金庫は地域活性化のための金融機関ですので、銀行よりは審査のハードルが下がります。

とはいえ、審査が甘いわけではありません。むしろ事業計画返済計画が立てていないと融資を断られます。また、地域への貢献度も問われますので、どれくらい地元の人を雇うのかということも審査では重視されます。このため、地域貢献を全面に打ち出す事業計画書が作れると、信用金庫からは借りやすくなります。

日本政策金融公庫から借りる

初めての開業では、頼りたい金融機関がもうひとつあります。それが日本政策金融公庫です。国による施策のひとつで、初めての開業時などにとても力になってくれる存在です。新規開業では最大7200万円まで借りられますので、カフェの開業には十分です。

ただし利用には厳しい審査があります。利用できる条件なども細かく設定されていますので、基本的な知識をつけるためにも、まずは全国にある支店に開業の相談をすることから始めましょう。

まとめ

カフェで開業するための資金について、ここまで説明してきました。予想以上にお金がかかると知って焦った人もいるかもしれませんが、足りない資金は親しい人や、金融機関から借りることができます。無借金経営が理想ですが、利益を出して返済できるなら開業のためにお金を借りることは悪いことではありません。

むしろすべて自己資金だけで行おうとして、小さくまとまってしまうよりも自分の理想のカフェを作るために、多額の資金を借りるという判断も必要です。もちろん無駄遣いをしていいわけではなく、抑えるところはしっかり抑えなくてはいけません。

費用を抑えるために立地条件の悪いフリーレント物件を借りるなら、お金を借りてでも集客を見込める場所に出店しましょう。もちろん利益が出ることが大前提ですので、適切な事業計画書を作成して、返済計画まで立てた上でお金を借りるようにしましょう。

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