2018年12月10日

窓リフォームの費用相場とポイント

窓リフォームにかかる費用は、窓ガラスの交換、サッシごとの交換、窓サイズの変更など、リフォームの内容によって異なります。窓リフォームの目的や注意点を理解した上で検討しましょう。

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窓リフォームの費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 窓リフォーム を行う場合の概算費用です。

シャッター取付
8〜15万円
防犯ガラス窓への交換
8〜10万円
面格子の設置
8〜20万円
2重窓の設置
20〜25万円

窓リフォームを行うことで暮らしがより快適になる

窓リフォーム

そもそもなぜ窓ガラスを交換したり、内窓を設置して二重窓にしたりするのでしょうか。経年劣化で古くなった窓を交換するのは当然ですが、他に窓リフォームをする目的は主に7つあります。窓リフォームの必要性や目的を理解した上で、どのような窓にリフォームするのかを検討しましょう。

  • 防犯性を高める
  • 断熱性を高める
  • 防音性を高める
  • 耐震性を高める
  • 安全性を高める
  • 結露を防ぐ
  • 日射を防ぐ

窓についてあまり意識したことのない人は、窓リフォームにこんなにも目的があるなんて考えたこともないかもしれません。それぞれの目的について詳しく見ていきましょう。

防犯性を高める

窓リフォームをする目的の1つは、防犯対策をするためです。空き巣は玄関や他の入り口よりも、窓から侵入することが多く、侵入者の55%以上が窓からの侵入というデータがあります。窓ガラスを防犯ガラスに取り替えることで、防犯対策が可能です。

防犯ガラスの特徴は割れにくいことです。2枚のガラスの間にフィルムをはさみ、合わせガラスにすることで割れにくく作られています。防犯ガラスとはいえ、絶対に割れないという物ではありませんが重要なのは割れにくいという点にあります。

空き巣は侵入までに時間がかかるため、侵入を諦めることです。7割ほどの空き巣は、5分以内に侵入できない場合は諦めると言われていますガラスを打ち破るのに時間をかけさせ、空き巣の侵入を防ぐことが防犯ガラスの役割なのです。

断熱性を高める

目的の2つ目は、窓の断熱性を高めることです。家は外気温によって暖められたり、冷やされたりしますが、夏は窓から外気の熱が流入し、冬は窓から室内の熱を逃してしまいます。断熱窓や二重窓、複層ガラスにリフォームすることでこの熱の出入りを減らすことができます。

熱の出入りが少なくなるとなにがいいのでしょう?もっとも分かりやすいのはエアコンなどの空調が効きやすくなるというということです。断熱性の低い窓の場合、冬場に一生懸命に暖房を可動させても、その熱がどんどん窓から逃げていきます。このため、部屋を適温に保つためには設定温度を高めにする必要があります。

ところが、断熱窓や二重窓にリフォームすると、熱が逃げにくくなりますので、設定温度を下げることができます。その結果、電気代を抑えることができますので、断熱性を高めるというのは家計に優しい窓に替えるということでもあります。

防音性を高める

窓は熱の出入りだけでなく、音も出入りしやすい箇所です。音は振動によって伝わりますが、窓は家の壁などと比べると薄い構造になっていますので、振動しやすく音を通しやすいという弱点があります。防音ガラスに交換したり、二重窓にしたりすることで、振動を抑えて防音性を高めることができます。

防音性を高める必要があるのは次の2つのケースです。

  • 幹線道路や工場が近くにあり騒音に悩まされている
  • 室内で大きな音を出すことがあり、近所迷惑にならないようにしたい

騒音はストレスの要因になりますので、ガマンするよりも防音性を高めた窓にリフォームするほうがおすすめです。もちろん、自分や家族が出す音で近所の人たちに迷惑をかけたくないという場合にも防音性の高い窓は有効です。

  • 室内で楽器を弾きたい
  • 大きな音量で好きな音楽を聞きたい
  • 室内でペットを飼っている
  • 自分の生活音や声を隣人や外にいる人に聞かれたくない

自分の出す生活音というのはなかなか気づきにくいもので、近所の人に注意されて初めて気づくということもあります。上記に心当たりのある人は、防音ガラスに交換するか、内窓を設置して室内からの音漏れを防ぎましょう。

耐震性を高める

窓は建材の中で耐震強度が低い部分のひとつです。大きな地震があったときに、窓ガラスが割れてしまったのを見たこともある人もいるかと思います。窓ガラスが割れているのは、何かがぶつかったからではなく、窓枠が変形して窓ガラスに圧力がかかったためです。

これはいくら窓ガラスの強度を上げてもそれほど効果はありません。地震で窓ガラスが割れないようにするには、窓枠に耐震フレームを取り付けます。壁面を作り直しますので、通常のリフォームよりは大掛かりになってしまいますが、耐震性が気になるのであれば、窓リフォームのタイミングで耐震フレームの導入がおすすめです。

安全性を高める

お子さんと一緒に暮らしている場合、窓の安全性も高めたいところです。厚生労働省「人口動態調査」における事故情報によりますと、平成22年から平成26年までの期間に、14歳以下の子どもが窓やベランダから落下して死亡する事故が92件発生しています。

死亡件数だけでもこの数ですので、ケガを含めると窓からの落下件数は想像以上に多いことが分かってもらえるかと思います。これらの事故を防ぐために有効なのが手すりの設置です。手すりを設置すると小さなお子さんが乗り越えることができなくなります。

子ども部屋が2階以上にある場合や、窓が低く設置されている場合には、安全性を高めるためにも手すりを取り付けるリフォームを行いましょう。

結露を防ぐ

窓を交換することで結露を防ぐこともできます。結露は窓ガラスの内側と外側の温度差によって発生します。室内の暖かくて湿った空気が冷えた窓ガラスによって温度を下げられ、空気中に水分を保てなくなって、窓ガラスに水滴として張り付きます。

これを防ぐのに有効なのが、上記でご紹介した断熱性の高い窓です。断熱性の高い窓は、ガラスの室内側に外気の冷たさを伝えませんので、窓周辺の空気も冷やされることがなく、空気中に水分を含んだままの状態を維持できます。

結露はカビを発生させる原因になりますので、冬場の結露が気になるという場合にも、断熱性の高い冷えにくい窓へのリフォームを行いましょう。

日射を防ぐ

断熱性の高い窓でも、夏場の熱流入を防ぐことができますが、日射しまでは防ぐことができません。このため、日射しによって室内の壁や床、家具などが暖められてしまいます。窓ガラスのリフォームをすることによって、この日射しの侵入を防ぐこともできます。

この場合に適しているのが遮熱ガラスで、太陽の日差しをLow-Eガラスと呼ばれる特殊なで反射させ、2枚のガラスの間に作った中空層でも熱を吸収することができるので、室内への日射の流入を半減させることができます。

遮熱ガラスへのリフォームを行うときに、ひさしやオーニングなどを設置することで、日射をさらに防ぐことができますので、予算に合わせて最適な方法で日射を防ぎましょう。

窓リフォームの工事内容を解説

窓のリフォームには主に4つのパターンがあります。

  • 窓ガラスのみ交換
  • 内窓設置
  • 窓の増設・サイズ変更
  • 窓まわりのリフォーム

窓ガラスのみ交換する場合

窓ガラスを防犯ガラスや断熱ガラスに交換するリフォームです。既存の窓枠の上から新しい窓を取り付けるカバー工法なら、足場を組んだり外壁を壊したりする必要がないので、低コストで手軽に交換できます。

内窓を設置する場合

既存の窓は外窓としてそのまま残し、内側に新しい窓を設置して2重窓にするリフォームです。既存の窓枠をそのまま利用し、廃棄する部品もほとんど出ないため、窓ガラス交換と同じくらいのコストで素早くリフォームすることができます。特別なガラスを使わなくても防音性や断熱性が上がリますが、窓の開閉が面倒になります。

窓の増設・サイズ変更する場合

光を取り入れるために暗い空間に窓を増設したり、既存の窓を大きくしたりするリフォームです。大きな変化を得られるリフォームですが、足場を組み、外壁を一部壊す必要があるため、工事に時間がかかり、コストも高くなります。

窓まわりのリフォーム

シャッターや雨戸を設置することで、台風や大雨、強風といった悪天候の時に、飛来物から窓を保護することができます。予算に余裕があれば、お年寄りや子どもでも安全に使用できる、電動シャッターを設置するのも良いです。手動で操作するよりも楽ですし、寒い冬には窓を開けずに開閉できますのでとても便利なアイテムです。

また、網戸は劣化しやすい部分ですので、不具合が起きている場合は施工業者に交換してもらいましょう。

マンションの窓はリフォームできる?

戸建ての場合は窓リフォームをするにあたって、制限となるのは予算くらいで、自由なリフォームが可能です。ところが、マンションの場合は好きなようにリフォームするというわけにはいきません。マンションの窓でできるリフォームとしては、下記のようなものが挙げられます。

  • 壁を壊さないカバー工法での窓リフォーム
  • 内窓の設置リフォーム
  • 窓ガラスの交換

基本的には壁を壊すことなく、既存の窓枠を残すことがマンションの窓リフォームでの制約になります。マンションとはいえ自分のものなのに、なぜそのような制約ができるのか分かりやすく説明していきます。

マンションなど賃貸物件は管理規約を要確認

マンションには専有部分と共用部分の2ヶ所があります。例えばマンションの階段やエントランスなどは、住民みんなのもの(共用部分)だというのは理解できるかと思います。一方で住空間は自分のもの(専有部分)ですよね。では、その境界線はどこにあるのでしょう?

一般的には部屋全体を囲う壁が自分のもので、その反対側の外壁などは共有部分とされています。例えば網戸などは壁の外側にありますので、共有部分になります。窓の場合は、内側が専有部分となり、外側が共用部分という少し複雑な状態になってしまいます。

とはいえ、これでは窓ガラスが割れたとき誰が直すのかで揉めることになってしまいます。このため、ほとんどのケースでは窓ガラスや窓枠などの建材は、管理規約によって共用部分になるのか専有部分になるのかが決められています。

もし共用部分になっているのであれば、勝手にリフォームができません。このため、マンションの窓をリフォームするときには、必ず管理規約を確認しましょう。また、専有部分となっている場合にも、トラブル回避のために管理組合に届けを出した上でリフォームを進めましょう。

ちなみに、賃貸物件の場合にはリフォームが認められていないことがほとんどです。窓ガラスが割れた場合でも、貸主の許可が必要になりますので、大家さんもしくは管理会社に連絡をして、対応してもらいましょう。

窓リフォームの工事別の費用相場

実際に窓リフォームを行うときの費用相場について見ていきましょう。

費用相場

窓ガラス交換

8万円

内窓設置

8万~15万円

窓のサイズ変更

10万~30万円

シャッター設置

10万~15万円

網戸設置

5000~2万円

雨戸設置

10~15万円

ルーバー設置

6万~10万円

費用の内訳としては「材料費+工事費用」になりますので、窓や部材の機能が高いものを選んだときや、サイズが大きなものになればなるほど費用が上がります。また、設置する場所によっても高くなることもありますので、正確な金額についてはリフォーム業者に見積もりをしてもらいましょう。

窓リフォームを行うときの注意点とは

窓の増設や、窓サイズを変更する際には3つの注意点があります。

  • 不用意に窓を増やさないこと
  • 大きな窓を増設することは難しいこと
  • 法律に則って窓を設置すること

それぞれの注意点について、その理由を詳しく見ていきましょう。

不用意に窓を増やさない

部屋が暗く感じるときに窓を増やそうとする人もいますが、窓を増やすというのは建物の強度を下げることになります。建物は柱と筋交いと呼ばれる部材によって強度を出していますが、窓を設置する壁面には筋交いを配置できないため、窓を増やすとそれだけ壁面が弱くなります。

建物はすべて自重や地震に対する強度を考えて設計されています。1つの筋交いを取り除くということは、その設計を無視することになり、地震などによって壁が壊れてしまう可能性があります。建物の寿命を短くしてしまいますので、不用意に窓を増やさないようにしましょう。

大きな窓を増設することは難しい

大きな窓を増設することも、窓を増やすのと同じく建物の強度を下げることになります。窓をリフォームするときには、原則として建物の柱や筋交いを取り除かないで済む範囲内で行ってください。強度に影響はなくても、大きな窓にすることで、外から覗かれやすくなるという点も気をつけましょう。

法律に則って窓を設置する

大きすぎる窓は強度上の問題がありますが、小さすぎる窓は建築基準法によってNGとされています。居室の場合には床面積の1/7以上の採光部分が必要で、例えば14㎡の部屋の場合には2㎡以上の窓が必要になります。

ただし、1枚の窓でこれだけの面積が必要というのではなく、複数窓の面積を合算してもいいので、強度の都合で大きな窓を設置できない場合には、いくつかの窓を設置して、建築基準法に則ったリフォームを行いましょう。

窓リフォームの施工事例をご紹介

窓のリフォームを行うために重要なのが、しっかりとした施工イメージを持つということです。これが決まっていないと、リフォーム業者に相談するときに方向性がなかなか決まりません。そこで、ここでは弊社で実際に施工した事例を3つご紹介しますので、イメージ作りの参考にしてください。

壁付けシャッターを取り付けました

壁付けシャッターを取り付けましたの施工前写真(0枚目)
壁付けシャッターを取り付けましたの施工後写真(0枚目)
BEFORE
壁付けシャッターを取り付けましたの施工前写真(0枚目)
AFTER
壁付けシャッターを取り付けましたの施工後写真(0枚目)
工務店名
MS建材株式会社
施工月
2016年6月
施工地域
神奈川県横浜市栄区
住宅種別
戸建住宅
お客様のご要望
家を守るためにシャッターを取り付けたい。
ここがポイント!
  • 防犯対策

  • 台風時のガラス破損防止

  • 丁寧な仕上がり

業者のコメント
1階リビングのサッシ部分にシャッターを2か所取り付けしました。防犯にもなりますし、台風時のガラス破損防止にも効果的です!
工事費用
15万円

夏場の遮熱・冬場の断熱に備えてとってもエコで効率的な内窓・サッシの御提案です(^.^)/~~~

内窓・サッシ 変更前
内窓・サッシ 変更前 和室
細長い内窓
外側からの窓
窓 施工中
内窓・サッシ 変更後
カーテン付き窓 完了
洗面窓 完了
外側からの窓 完了
白い窓 変更後
BEFORE
内窓・サッシ 変更前
内窓・サッシ 変更前 和室
細長い内窓
外側からの窓
窓 施工中
AFTER
内窓・サッシ 変更後
カーテン付き窓 完了
洗面窓 完了
外側からの窓 完了
白い窓 変更後
工務店名
株式会社 上阪工務店uesaka-komuten
施工月
2015年8月
施工地域
奈良県北葛城郡広陵町
住宅種別
戸建住宅
お客様のご要望
オールシーズンの快適な空間をつくる為の窓周りの対策 古いサッシの気密性・断熱性の向上 害虫が入ってこない隙間レスのサッシに替えてほしい
ここがポイント!
  • 窓周りの冬場の断熱・夏場の遮熱

  • 外開きのサッシを上げ下げ窓に 使い勝手もUP 浴室も洗面サッシも納まりバッチリです!

  • 気密性の向上・遮音効果・防犯性・プライバシーの向上

業者のコメント
内外装を一新した後で窓周りのリニューアルを御提案 予想以上のあらゆる効果とエコポイントの還元で大変喜んで頂きました。
工事内容詳細

1・2階の全てのサッシに内窓を設置  水廻りの浴室も対応 洗面及び2階ウオークインクローゼット内の旧サッシ外開きを上げ下げタイプのサッシ(カバー工法)にリニューアル

工事費用
93万円

鹿児島市鹿屋市 設計 大きな窓のある家

新築工事 庭
新築工事 テラス
新築工事 リビング
新築工事 テラス窓
新築工事 外観
AFTER
新築工事 庭
新築工事 テラス
新築工事 リビング
新築工事 テラス窓
新築工事 外観
工務店名
石躍健志建築設計事務所
施工月
2014年5月
施工地域
鹿児島県鹿屋市
住宅種別
戸建住宅
お客様のご要望
庭を広くとって、有効活用できる家にしたい。
業者のコメント
広いお庭を見渡せる大きな窓を採用しました。
お客様にも大変喜んでいただきました。
工事内容詳細

構造規模:木造平屋建
敷地面積:389.28m2(117.75坪)
延床面積:102.33m2(30.95坪)
施工:上谷田建設(株)(ASJ鹿屋スタジオ)

工事費用
価格非公開

まとめ

部屋を明るくしたり、快適性を上げたりするのに有効な窓リフォーム。窓を交換するだけで断熱性が上がり、空調の効きか改善されることで電気代を抑えることができますし、防音ガラスに交換すれば、静かな住空間を得ることもできます。

窓のサイズを変更するような大掛かりなリフォームは費用も高くなりますが、内窓を追加やガラスのみの交換なら、比較的低予算で対応してもらえます。まずは、窓リフォームによってどのような状態にしたいのかを決めて、リフォーム会社に相談することから始めてみましょう。

金額面で心配な人は、そのときに予算を伝えておくと、無理のない範囲内でできることを提案してもらえます。建物の強度を含めて、施工できないリフォームもありますが、それも含めて専門業者に検討してもらいましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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窓リフォームのお役立ちコラム

Q.窓リフォームをするメリットって何?

窓を交換するだけで部屋全体の印象はガラッと変わります。加えて窓やガラスには防犯や耐熱、防音などの機能を備えているものが多く、そういったものを利用すると生活が快適になるでしょう。

窓に付いている鍵についても多くの機能があります。鍵の場所を分かりにくくして外部からの侵入に備えたり、鍵を二重にして開けにくくしたりするものもあり、防犯性に優れています。窓の機能を1つずつこまめに確認し、必要な機能だと感じたら取換えを検討すると良いでしょう。