サッシ交換の費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした サッシ交換 を行う場合の概算費用です。
- サッシのみの交換
- 30,000円〜50,000円
- サッシのみの交換(壁工事有りの場合)
- 300,000円〜500,000円
- 窓(180cm✕170cm)+サッシの交換(カバー工法)
- 100,000円〜200,000円
- 窓(180cm✕170cm)+サッシの交換(はつり工法)
- 300,000円〜500,000円
まずは相談から
サッシ交換にかかる費用
サッシ交換にかかる費用は、
「1窓あたりの単価(2枚1組)×窓数+工事費用(廃棄費用も含む)」
の合算で決まります。それぞれについて具体的に見ていきましょう。
【1窓あたりの単価】
1窓あたりの単価は、窓のサイズ、サッシやガラスの種類・グレードによって変わります。 1窓あたりの単価の費用相場は次の通りです。
ガラスの種類は、「普通のガラス」<「防犯ガラス」<「遮断ガラス」の順番で値段が高くなります。 遮断ガラスとは、別名「熱線反射ガラス」といわれるもので、太陽からの熱線を遮断する働きがあるガラスです。 ガラスの表面が鏡のように反射するため、プライバシー保護の効果ももち合わせています。
窓枠のサイズは、もちろんサイズが大きくなるにつれて値段が高くなりますが上り幅は「普通のガラス」がもっとも小さいです。
【工事費用について】
サッシの交換の工事費用は、「カバー工法」か「はつり工法」かで大きく変わります。 それぞれの工事費用の相場は次の通りです。
工事内容(工事費用のみ)
カバー工法
8万〜15万円
はつり工法
20万〜30万円
費用の幅は窓枠のサイズによるものです。 この内訳の中に、交換したサッシの廃棄費用として1万円程度が含まれています。 ここで「はつり工法」と「カバー工法」について見ていきましょう。
カバー工法
カバー工法とは、既存のサッシ枠に新しいサッシ枠をかぶせて交換する方法です。
外壁や窓枠の工事が不要なため、短期間(1~2日)で交換することができ、費用も比較的安く交換することができます。 ただし、開口部が既存のサッシより「小さくなる」というデメリットがありますので、注意が必要です。 交換後のイメージについて、事前に業者と確認するようにしましょう。
カバー工法の主な手順
①養生⇒②既存の枠の下地処理⇒③新しいサッシの取付⇒④コーキング⇒⑤調整⇒⑥廃棄処理・掃除
はつり工法(壁カット工法)
はつり工法とは、室内の窓枠をそのまま活かし、サッシを全て交換する工法となります。 サッシの周縁部を切断して既存のサッシ枠を撤去し、新しいサッシと交換します。
例えば「上げ下げ窓」から「引違い窓」にするなど、窓のタイプを変更したい場合におすすめです。 カバー工法と違って、既存のサッシと同等の開口部を確保できるのも魅力の一つです。
また、次のような場合は「はつり工法」でしかサッシ交換ができないので注意しましょう。
- ガラス部分の面積を小さくしたくない
- 掃き出し窓で、段差をなくしたい
- 元の窓に雨戸やシャッターが付いている
- オール樹脂サッシに交換したい
「はつり工法」によるサッシの交換となると、壁を壊して補修する作業が必要になるため、どうしても工事が大掛かりなものになってしまいます。 そのため、工事費用も20万〜30万円ほどと高額になってしまいます。
はつり工法の主な手順(2~3日)
①養生⇒②既存の枠・はつりを撤去し、下地をつくる(ここに時間がかかる)⇒③新しいサッシを取り付ける⇒④コーキング⇒⑤調整⇒⑥廃棄処理・掃除
部分的なサッシ交換にかかる費用
サッシの部品的にのみに不具合が見られるのであれば、サッシの部分交換のみで済ませることができます。 ここでは、「ビート」「戸車」の交換について見ていきます。
①ビート
ビートは、ガラスとサッシの接続部分の部品です。 市販のビート(部品)は1,000円前後で購入することができます。
この部分明だけであればDIYで交換できそうだと思ってしまいますが、素人が交換するとなかなか難しく、適切に取り付けができていないとサッシにすき間ができてしまいます。 サッシに隙間ができると外気を取り込んでしまって風の音がうるさかったり、寒さや暑さが遮れなくなるため、生活にも影響を及ぼしかねません。
普段からDIYをしない方や、交換になれていない方であれば、はじめから業者に依頼した方がよいかもしれませんね。 仮に業者に依頼した場合は、「部品代+工事費用+交通費」などをあわせて、1.5万~3.5万円程度で交換することができます。
②戸車
戸車は、窓枠とサッシを移動させる部分の部品です。 市販の戸車(部品)は2,000円程度で購入可能です。
戸車は種類が多種多様で、また自分の窓枠にあう戸車が廃盤になっていることがよくあるため、取り付けているサッシに合う戸車を探すのが大変です。 自分でやって取り付けがうまくいかずドアの開閉をするたびに異音がしたり、逆に滑りが悪かったなどはよく聞く話です。
こちらもできれば業者に依頼してしまった方がよいかもしれません。 業者に依頼しても、「部品代+工事費用+交通費」でだいたい1万円~3万円程度で交換できます。
目的別にみたサッシ交換にかかる費用
今回サッシを交換する目的は何でしょうか?
サッシ交換をする目的によって「防犯性の高さ」や「遮熱性の高さ」など求められる窓枠やガラスのグレードが変わってきます。
ここでは、サッシ交換を行う目的別(断熱性・防音性・耐震性)に費用とガラスの種類をご紹介します。 ※窓のサイズを「腰高窓」と「掃き出し窓」に分けて説明しています。
腰高窓:
成人の腰あたりの高さにある窓。床から90cm程度の高さにある。
掃き出し窓:
窓が床まであるタイプの窓。人の出入りが自由に行えるので、洗濯物を干しに行ったり、庭への移動の際に便利。200cm程度とサイズが大きい。
「内窓」を設置して断熱性をあげる
内窓の設置は、既存の窓やサッシに手をつけることなく断熱性を高める方法です。また、結露防止の効果もあります。 共有部分の工事ができないマンションでも、内窓の設置は可能です。(マンションの管理規約によってはできないこともあります)
より断熱性を高めたい方は、内窓の種類に複層ガラスやLow-Eタイプのガラスを採用することをおすすめします。
内窓の設置では、既存の窓やサッシの解体撤去が必要ないため、工事費用を抑えられます。トータルでかかる費用としては、次の通りです。
防音対策
防音にしたい場合は、複層ガラスや内窓を設置すると良いです。 さらに、防音性能を高めたいなら、複層ガラスや内窓に「防音あわせガラス」を採用することをおすすめします。
内窓に「防音あわせガラス」を採用する場合、トータルでかかる費用は、次の通りです。
耐震補強する
(写真提供/YKK AP)
大きな窓は耐震性が低い傾向があります。 そのため、大きな窓に耐震フレームを設置するのも良いかもしれません。
耐震フレームの設置でかかる費用は、延床面積130㎡未満の家で150万〜300万円です。(工事費用と本体価格を含めて)
サッシ交換の事例紹介
ここで、当サイトを通じて行われたサッシ交換の事例をご紹介します。 費用と仕上がりの参考にしてみてください。
窓、サッシ交換 雨戸取り付け
- BEFORE
- AFTER
広島市西区✕エコリフォーム(インプラス(内窓サッシ))✕短時間のプロの工事
- AFTER
交野市で安心のサッシをキレイに取り付け
- AFTER
まとめ
サッシの交換には部品交換で済む場合と、サッシ全体を交換する場合とで、工法と費用がかわります。 また、サッシ枠のサイズや窓ガラスのグレード(防音・断熱効果の有無など)でも費用に違いが出てきます。
費用を抑えながら利便性の高いサッシに交換するためには、既存のサッシのどこを直すべきなのかを明確にすることが大切です。 予算とのバランスを考えながら、より快適な空間を作るためのサッシを選びましょう。
サッシ交換の費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした サッシ交換 を行う場合の概算費用です。
- サッシのみの交換
- 30,000円〜50,000円
- サッシのみの交換(壁工事有りの場合)
- 300,000円〜500,000円
- 窓(180cm✕170cm)+サッシの交換(カバー工法)
- 100,000円〜200,000円
- 窓(180cm✕170cm)+サッシの交換(はつり工法)
- 300,000円〜500,000円
まずは相談から
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
まずは相談から
サッシ取付、交換、修理のお役立ちコラム
Q.サッシの修理・交換(取付)を行うタイミングはいつですか?
サッシ交換を検討するタイミングは、断熱性や気密性が落ちてくる15年~20年が目安となります。 20年も経過すると、ご自宅の他の部分の寿命も迎えはじめるので、中~大規模のリフォームやリノベーションを行う際にサッシを交換も一緒に行う方も多いです。 その理由は、部屋の間取り変更などで窓の位置を変えることもあるため、一緒に工事を行えば安い値段で取付してもらうことができるからです。
その他の修理のタイミングとしては、「クレセントが壊れてしまった時」や「地震が発生してサッシに不具合がでたとき」などがあげられます。
渡邊 一伸(ナベさん)