2024年6月25日

電動シャッターを後付けするときのポイント・費用相場もあわせてご紹介

電動シャッターの後付け費用の目安とともにシャッターの種類やメリット・デメリットをご紹介しています。また電動シャッターを取り付ける際に注意すべき点をまとめました。

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電動シャッター取付・修理の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 電動シャッター取付・修理 を行う場合の概算費用です。

小型シャッター
90,000円〜120,000円
スタンダード
220,000円〜260,000円
ワイドタイプ
400,000円〜450,000円
アルミ
700,000円〜800,000円

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電動シャッターの後付けはできる?

電動シャッターの後付けはできる?

最近、電動シャッターはガレージだけでなく、防犯のために部屋の窓にも施工されるケースが増えています。一般的には家を建てるときに導入するのが理想ですが、既存の窓に後付けすることも可能です。

電動シャッターを導入することで、セキュリティをより強化することができます。100%の防犯ではありませんが、空き巣に入られる確率を下げることができるのでオススメです。

また、台風の影響を一番受けやすいのが「窓」です。傘や植木鉢のような軽いものでも、台風による強風で飛ばされると窓ガラスを突き破り、ガラスが割れて室内に飛び散ってしまいます。そのような場合もシャッターがあればすぐにシャッターを閉め、室内を安全に保てるでしょう。

【侵入窃盗は窓から】電動シャッターの必要性

詳しいデータはこちらからご覧ください。

▼参考記事▼
【警察庁】令和元年の刑法犯に関する統計資料

侵入窃盗の半数以上が窓からの侵入で、特に一戸建てやマンションなどの低層階では、無防備な窓から侵入されてしまうケースがほとんどです。カギを閉めているだけでは安全とは言えません。

そこで「電動シャッター」の設置でお住まいの防犯対策をすることができます。

電動シャッターは、開閉をリモコンを使い電動で行うことができるシャッターです。電源さえあれば手動で開け閉めの操作をせずに使うことができるとても便利なシャッターで、併設しているボタンで操作をすれば、リモコンだけでなくスマートフォンでも開閉の操作ができるタイプのものもあります。

電動シャッターの費用の目安

電気シャッターの設置をしようと思っても、「費用の相場がどのくらいかわからない」という方も多いでしょう。電動シャッターの費用は設置する場所、開口幅やシャッター本体の素材によってかなりの差がありますが、25万円〜250万円と考えておくとよいでしょう。

それぞれ「窓」への設置と「ガレージ」への設置には、どれくらいの費用が必要なのか、みていきましょう。

窓への設置

窓への設置

手動の窓シャッターの場合は、シャッターを閉めるのに窓を開ける必要があり、夏などは虫が室内に入ってくる原因になっていました。しかし電動シャッターにすることで、窓を閉めたままシャッターの開閉が可能になり、虫の侵入を防ぐことができるようになります。

また、タイマー機能のある電動シャッターにすると、自動でシャッターの開け閉めをしてくれるため、シャッターの閉め忘れがなくなり、防犯面からもとても効果的なリフォームになります。

窓に電動シャッターを設置する場合、約35万円の費用がかかります。ただ、窓の大きさや幅によっても金額の差はあり、シャッターの素材などのよっても差が生まれてきます。窓に設置する電動シャッターの素材は一般的にはアルミやスチールが使われることが多く、お好みによって木製のものを選んでもよいでしょう。羽根の形状は、シャッターを閉めた時に窓を覆う「クローズタイプ」、隙間に小さな穴を開けることで通気性に優れた「スリットタイプ」、そして開け閉めの具合によって通風・採光の調節をすることができる「ブラインドタイプ」の3つに分かれています。

詳しい窓シャッターの取付はこちらをご参照ください。

▼参考記事▼
窓シャッター取付(電動タイプ)

ガレージへの設置

ガレージへの設置

ガレージのシャッターを電動シャッターにすることで、車からの乗り降りなしにガレージに駐車することができます。アルミ製や木製など、さまざまな種類やデザインがあり、防犯性も高いためガレージの手動シャッターをリフォームして電動シャッターに換えるケースが増えています。

ガレージに電動シャッターを設置する場合、約100〜250万円の費用がかかります。窓の設置同様、ガレージの大きさによっても金額は変わってきます。ガレージに設置するシャッターの中で、最も一般的なのは、「巻き上げ方式」というシャッター上部についている収納部分にシャッター板が巻き取られるタイプのものです。「巻き上げ方式」のシャッターは車1台分で約100万円、2台用で約160万円を目安にするとよいでしょう。

もう一つの「オーバースライダー方式」は、シャッターの板が天井に沿って収納されるため、シャッターをしまう収納部分がなくすっきりした印象を与えてくれます。「オーバースライダー方式」は、車1台分で約150万円、2台用で約250万円、と比較的高くなってしまいます。

電動シャッターのメリット

電動シャッター

電動シャッターを取り付けることで生まれるメリットはたくさんあります。

  • 開閉が楽
  • 静音性が高い
  • 開閉時に異物が入りにくい
  • 防犯性が高まる

開閉が楽

電動シャッターの一番のメリットといっても過言でないものがスイッチやリモコンで操作ができることでしょう。例えば車庫にシャッターを付ける時、手動シャッターだと、出発時には車に乗る前、そして帰宅時には車から一度降りてシャッターの開け閉めを行う必要があります。しかし、電動シャッターはボタン1つで開け閉めができるため、車に乗り出発の準備が整った時に車内から開け、帰宅時も同様、車の乗り降りなしでシャッターを開けることができます。シャッターはとても大きいので、開け閉めの作業は簡単ではなく、また開閉時に手が汚れてしまうこともありますが電動シャッターを導入すると簡単に手を汚すことなく動かせます。そのため、電動シャッターの導入はオススメです。

静音性が高い

手動シャッターは開閉時に、「ガラガラ」と大きな音が鳴ってしまいますが、電動シャッターは一定の速度で開閉するため、音が静かで騒音トラブルになりにくいです。

開閉時に異物が入りにくい

電動シャッターは、開け閉めをする際、虫や雨風などの異物が入ってきません。そのため、気軽にシャッターを開閉することができます。

防犯性が高まる

電動シャッターは手動シャッターに比べると、こじ開けるのが大変難しいです。盗難されやすい高級車などをお持ちの場合、電動シャッターの方が安全性が高いです。

電動シャッターのデメリット

  • 費用がかかる
  • 停電時の不便

費用がかかる

電動シャッターの設置費用は手動シャッターよりも高くなってしまいます。その内訳は、シャッター本体価格と電気配線工事です。そして設置後も、メンテナンスや故障時の修理代などにコストがかかってしまいます。また、リモコンを紛失してしまうと買い換えなければなりません。それに加えて、毎月かかる電気代も少し上乗せでかかります。

停電時の不便さ

電動シャッターは電気を使って稼働するため、停電時にはもちろん使うことができません。停電時に、手動シャッターに切り替えることは可能ですが、普段電動シャッターに慣れてしまっていると大変に感じるでしょう。

電動シャッターの修理

電動シャッター

電動シャッターの耐用年数は約10〜15年といわれています。使っていくうちに不具合が出てくることもありますが、

  • 開閉時に変な音がする
  • 動きがスムーズじゃなくなった
  • シャッターが正常な位置で止まらなくなった
  • 開閉時に勝手に止まる

などの症状が起こったときは何か異常が発生しているサインです。

少し変な音がするなどという、簡単な不具合なら自分で修理が出来ます。この場合、市販で販売されているシリコンスプレーをレールに沿って吹き付ければスムーズになり音もなくなります。

ただし、シリコンスプレーでも音がなくならない場合は故障のサインで注意が必要です。動かなくなった場合、パーツが潰れていたりすることがあるので、無理に動かそうとせずに修理専門業者さんに相談して取り換えてもらいましょう。故障の原因が分からないまま無理に動かしてしまうと、他の箇所の故障にもつながり、修理額も大きくなってしまいます。また、シャッターは大きく重いので、挟まれたりしてしまうと大変なので業者に依頼しましょう。

電動シャッター取り付けのポイントと注意点

電動シャッター取り付けのポイントと注意点

停電時の対応

電動シャッターを導入するにあたって、気をつけたいのが停電時の対応です。大手メーカーの電動シャッターは停電時に内側から手動で開けることができるようになっていますが、電動シャッターによっては、完全に動かなくなってしまうものもあります。電動シャッターを選ぶときは、多少値段が高くても停電時に動かすことができるシャッターを選ぶようにしましょう。

火災報知器の設置

電動シャッターは電気を使うため、手動シャッターに比べると火災のリスクがあります。また、ご自宅の中にいるとガレージには目が届きにくくなってしまうため、少しでも早く異変を感知するためにもガレージに火災報知器の設置をオススメします。設置する火災報知器は、住宅内に取り付けられているもので十分です。火災報知器は家電量販店でも購入することができ、ご自分でも簡単に設置することができます。

障害物検知センサーの設置

電動シャッターはボタンひとつで操作できることが特徴ですが、それゆえにシャッターの下にある物や人を見逃してしまう可能性もあります。このような事故を防ぐために導入をオススメするのが障害物検知センサーです。シャッターの周辺にある物や人などの障害物を赤外線で見つけて、触れる前にシャッターを強制停止させることができ、安全面でとても優れています。

費用を抑えることは大事ですが、あまり費用を抑えすぎると、せっかく電動シャッターを取り付けたのに、満足度が低くなってしまうことがあります。シャッター音がうるさいものや、使い勝手が悪い安物のシャッターで工事をしてしまわないように気をつけましょう。電動シャッターのある快適な暮らしを手に入れるには、ある程度の出費は必要なものと考えましょう。

まとめ

電動シャッター

今回は、設置すると格段に便利になる電動シャッターのご紹介をしました。電動シャッターの設置は比較的高額のリフォームになりますが、設置すると日々の生活が楽になります。また、防犯の意味でも電動シャッターを導入することをオススメします。

電動シャッター取付・修理の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 電動シャッター取付・修理 を行う場合の概算費用です。

小型シャッター
90,000円〜120,000円
スタンダード
220,000円〜260,000円
ワイドタイプ
400,000円〜450,000円
アルミ
700,000円〜800,000円

まずは相談から

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いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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電動シャッター 取付、修理のお役立ちコラム

Q.電動シャッターの取付(修理)の注意点って?

電源が100Vなのか200Vが必要かを確認しましょう。そして修理や故障のときなどのために、シャッター専用回路を取り、ブレーカーを必ず設けるようにしましょう。

風雨に晒されたり土間に接するシャッターレールや框は、錆びにくいステンレス製にすると良いです。また出入口はシャッター部分だけでなく、他に一箇所小さくても良いので出入口を設けましょう。万が一の停電などの時に、出入りの出来るように出入口を確保しておくことをオススメします。

修理の時はブレーカーを落として、修理をするように注意しましょう。

Q.手動シャッターと電動シャッターどっちがいいの?

電動シャッターをオススメします

手動シャッターにも、設置費用が抑えられたり、電気代がかからないなどのメリットはありますが、手間もかかり、ガラガラ大きな音を立ててしまうという点で、新規で取り付けることはオススメできません。

監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。