防音リフォームの費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 防音リフォーム を行う場合の概算費用です。
- 生活騒音に対する防音
- 10,000円〜50,000円
- ピアノやカラオケなどの近所への迷惑に対する防音
- 60,000円〜200,000円
- ホームシアターやピアノ練習室など本格的な防音
- 200,000円〜500,000円
- 本格的な防音環境リフォーム
- 500,000円以上
まずは相談から
防音工事・リフォームの種類
防音工事・リフォームは「外から入ってくる音を防ぐ」、「室内の音を外に漏らさない」ために行うリフォームになります。 マンションなどで暮らしている家族で、子どもたちが走り回るような場合は、防音効果のある床に変えることで、近所迷惑にならないようリフォームを行うケースが増えています。
ご近所さんといい関係を築くために自分の家からは音を出さず、他の家の音が気にならないように防音するのが防音リフォームになります。 防音対策は、「外の騒音がうるさい」、「生活音が外に漏れないようにしたい」、「おもいっきり楽器の練習をしたい」という方におすすめのリフォームです。
外の騒音が家に入ってくるのを防ぐ
幹線道路沿いや線路沿い、基地や空港の近くなどにお住まいの方は、昼夜問わず外から聞こえる騒音にお悩みかと思います。 防音リフォームを行うことで、静かな日常を取り戻すことができます。
外の騒音が入ってこないようにするには、窓と壁に防音対策を施すのがいいです。 窓の防音対策としてよく行われるは、内窓の取付、防音ガラス、防音サッシへの交換工事です。 壁の防音対策には、防音材や遮音シートを壁に張る工事があります。
集合住宅でも工事が行いやすいので人気の防音工事です。
主な対処方法:
窓を防音、二重窓に変える。内窓をつける。壁に遮音材、防音材をつめる。換気扇を防音のものに変える。
生活音が外に漏れないようにする
ご近所トラブルで最もよく報告されるのが「騒音問題」です。(参考:近隣トラブルに関するアンケート調査)
子どもの泣き声や走り回る音、大声で話す声などの生活音は隣の家に伝わっています。 ご近所トラブルを避ける意味でも、防音リフォームが必要になります。
例えば、楽器を仕事や趣味にしている方は、家で練習したくても、外に音が漏れるからできないということでお悩みかと思います。 防音リフォームを行うことで、おもいっきり楽器を鳴らすことができるようになります。
家の中の音が外に漏れないようにするには、壁、床、天井、ドアに防音対策を施すのが一般的です。 また換気口などから音が入ってくる(漏れる)こともありますので、換気口を防音効果のあるものに交換するのもおすすめです。
主な対処方法:
窓を防音、二重窓に変える。壁に遮音材、防音材をつめる。防音室をつくる。
隣の部屋や上下階の音が気にならないようにする
騒音のトラブルは、隣の部屋や上の階、下の階との間でも発生します。 場合によっては、ご家族でもめるきっかけになったりもします。
防音対策を行わず、周りの家族に迷惑をかけないように騒音に気配りし続けていると精神的にも厳しいですよね。 毎日の生活を快適にするためにも、防音リフォームはおすすめです。
集合住宅や2世帯住宅にお住まいの方ですと、天井や床を通して階上、階下の音が伝わってくるという経験があるかと思います。 対策として、床材を防音フローリングに変えたり、防音カーペットを敷くということがあります。
ドアを防音ドアに変えて、外に音が漏れないようにする工事も、楽器を弾く方には特に人気です。
主な対処方法:
室内ドアを防音扉に変える。防音できるフローリングに変える。カーペットを敷く。
【場所別】防音対策リフォームの費用
防音リフォームには防音する場所によって様々なリフォーム方法があります。 またそれによって費用が変わってきます。 ここではそれぞれの特徴やメリットについて紹介します。
床の防音リフォーム
床の防音費用(作業費※+材料費)
防音フローリングに変える(6畳)
9万~16万円
※床衝撃音低減性能をLL-45(4等級)としたとき。
一般的な床の防音リフォームでは、床材に防音効果のある床材を使用します。 多くの場合はこれで十分なのですが、不足するような場合は、床材の下に遮音マットを敷いたり、グラスウールを敷いたりすることで、外部への音のほとんどを抑えることができます。 手軽に防音を行いたい場合は、防音カーペットを敷くことで、簡易的に防音リフォームをすることができます。
壁・ドアの防音リフォーム
壁・ドアの防音費用(作業費+材料費)
壁を防音にする(吸音材や遮音材を詰める、一面のみ(10㎡))
10万~18万円
防音ドアにする(一か所)
22万~32万円
防音室を設置する
300万円程度
壁の防音リフォームを行う場合は、壁の中に遮音シートと吸音材を入れることで防音効果を得ることができます。 また、壁の防音リフォームと合わせて、できればドアも交換しておきたいところです。 こちらも、実際に交換してみると効果が大きいです。
▼参考記事▼
賃貸物件の壁でも防音工事ができる! 費用相場と騒音対策をご紹介 防音ドアってどういうもの? 自宅に設置するときの注意点
窓の防音リフォーム
窓の防音費用(作業費+材料費)
防音ガラス・二重ガラスに交換(一か所)
5万円~12万円
内窓をつける(一か所)
3万円~20万円
※相場の幅は窓枠の大きさによるものです。
窓には遮音シートや吸音材を使うことはできません。 防音ガラスの窓に交換したり、内窓をつけたりすることで、音漏れや音の侵入を防ぐようにします。
ピアノの演奏をするようなときに、本格的に音漏れを防ぎたいときは防音ガラスと内窓の二重構造を採用します。 また、簡易的に外からの音を防ぎたいようなケースでは、遮音カーテンを利用することで、外からの音の侵入を少しだけ緩和することができます。
▼参考記事▼
内窓を取り付ける費用相場はいくら? 工事費用を抑えるポイントをご紹介
防音ガラスへの交換・修理の価格相場は? リフォームする目安も解説
複層ガラス(ペアガラス)で断熱、遮熱、遮音の快適生活に!
防音リフォームで費用を抑えるポイント
防音工事・リフォームは、どのような素材で防音を行うかによって費用が変わってきます。
例えば、床材の下に遮音マットを敷く場合と、防音カーペットを敷く場合では10倍近い費用の差が発生することもあります。 もちろん費用が高いほど防音効果も期待できますので、重要なのは「どのレベルまでの防音を期待するのかを明確にする」ということになります。 オーバースペックにならないように、防音不足にならないようにする必要があります。
ピアノなどを設置したときの防音リフォームの場合は、部屋全体を防音化するのではなく、防音ボックスを設置することで、防音費用を半額近くにまで抑えることもできます。 どのような音を外に漏らしたくないのか、もしくはどのような音を外から室内に入れたくないのかによって、最適な防音方法が違ってきます。
防音工事の業者選び
防音工事の費用を抑えるためには、業者選びも重要になってきます。 できれば、現状の室内の状態から、どの程度の防音が必要なのかを推定して、最適な防音リフォームを提案してくれる業者を選ぶと良いでしょう。
工事実績のある業者を選べば基本、問題ないですが、提案内容が具体的で専門用語もきちんと説明してくれる業者が理想です。 複数の業者に見積もりを出してもらい、その過程で業者の応対を確認し、この業者なら任せられると感じた業者に依頼するようにしましょう。
防音リフォームを選ぶポイントと注意点
防音リフォームは決して安くありません。
とにかく安い見積もりを提示してくれる業者に依頼したくなりますが、その結果として安い素材で防音リフォームをされてしまい、期待するだけの防音効果が得られないことがあります。
値引き交渉をした場合も、よりやすい素材に変更されてしまうこともあります。
あくまでも防音することが重要ですので、あまり安すぎる業者は避けるようにしてください。
防音工事の施工事例
【事例1】洋室を防音室にリフォーム(48万円)
洋室を防音室にリフォーム 価格48万円
- BEFORE
- AFTER
防音リフォームの費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 防音リフォーム を行う場合の概算費用です。
- 生活騒音に対する防音
- 10,000円〜50,000円
- ピアノやカラオケなどの近所への迷惑に対する防音
- 60,000円〜200,000円
- ホームシアターやピアノ練習室など本格的な防音
- 200,000円〜500,000円
- 本格的な防音環境リフォーム
- 500,000円以上
まずは相談から
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
まずは相談から
防音リフォームのお役立ちコラム
Q.防音工事で解決することは何ですか?
防音工事をすることで外部への音漏れを防ぐことができますので、音漏れによる近隣トラブルを解決できますし、早朝や夜間でも気兼ねなく楽器演奏や音楽鑑賞を楽しめるようになります。
この音漏れによる近隣トラブルというものはよく耳にするもので、ライブハウスや音楽を練習するスタジオでの近隣トラブルばかりではなく、マンションや戸建ての住居での楽器の騒音によるトラブルも少なくありませんし、中には裁判沙汰になるケースもあります。
その音量の度合いにより、防音工事をしても100パーセントの音漏れ防止が不可能なケースも中にはありますが、そうした防音・遮音措置を取っていることで、トラブルは確実に回避できるでしょう。
以上のことから、音漏れが少しでも気になるお宅では、やはり防音工事が必要不可欠と言えるでしょう。