2022年10月6日

壁に穴が開いたらどうしたらいい? 費用相場と補修のポイント

みなさんは壁に穴が開いてしまったとき、どのように対応していますか? 「壁紙やポスターで隠している」「そのまま放置している」という方もいられるのではないでしょうか? この記事ではDIYで対応できる範囲と、外注に補修作業を依頼する際にかかる費用相場について詳しく解説しています。 DIYで壁穴を補修・修理するときの注意点やポイントについても説明していますので、ぜひ参考にしてください。

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壁穴修理の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 壁穴修理 を行う場合の概算費用です。

壁穴修理(小)
20,000円〜40,000円
壁穴修理(大)
30,000円〜50,000円
壁穴修理+壁紙張り替え(6平米未満)
40,000円〜70,000円
壁穴修理+壁紙張り替え(15平米未満)
50,000円〜100,000円
壁紙剥がれの補修
20,000円〜40,000円

壁穴を開けてしまう場面と穴の大きさ

壁穴を開けてしまう場面と穴の大きさ

一般的な住宅の壁は「プラスターボード」と呼ばれる石膏でできた不燃の板の上に壁紙を貼って仕上げられています。 このプラスターボードはチョークくらいの硬さであるため、強い衝撃を受けると割れてしまいます。 そのため、不意に衝撃を与えてしまっただけなのに、壁に穴が開いてしまう事が起こりえます。

はじめに、どのような場面でどのような穴が開くか見て行きましょう。

(1) 直径1cm以内の穴
・壁付棚などを取り外した際のできるネジ穴
・鉄製の棒状のものが壁に倒れ掛かってしまった
・画鋲などをさして出来る小さな穴

(2) 細長い切れ込み
・経年劣化で天井や壁の継ぎ目に沿ってひび割れ

(3) 直径5cm程度の穴
・家具や大きな荷物の運搬中に角を壁に当ててしまった
・直径2~3cm程度のポールの先を誤って壁にぶつけてしまったり

(4) 直径10㎝くらいの穴
・拳で壁を殴ってしまった
・転んで壁に思いっきり手をついてしまった

壁穴を放置したらダメ?

放置された壁穴

結論から言いますと、壁に穴が空いた状態をそのままにしておくとデメリットの方が多いので、すぐに補修もしくは一時的な対策を行っておくことをおすすめします。 建物の構造自体に大きなダメージを与える可能性は高くありませんが、そのままにしておくと様々な問題に発展する可能性が高いです。

具体的には、下記のようなことが発生すると考えられます。

(1) 穴が今以上に大きく広がってしまう。
(2) 害虫が室内に入って来やすくなる。
(3) 虫などが巣を作ってしまう。
(4) 火災時に火が回りやすくなってしまう。

主にこの4つの問題が起こると考えられます。 放置していたことで、壁穴が今以上に大きく広がってしまうと補修作業が難しくなり、補修費用も高額になっていくので、放っておくのは得策ではないといえます。

次の章では具体的にどうしたら補修できるか、その方法とそれぞれの費用相場を説明して行きます。

【大きさ別】壁穴の補修方法と費用相場

壁穴の補修作業風景

壁の穴が小さい場合、比較的安価で簡単に直ります。大きくなるとDIYでも補修可能ですが、少々コツも必要となるため不安な方はプロに依頼していた方がきれいに仕上がるかもしれません。

ここから壁の大きさに応じた補修方法をご紹介して行きます。

(1) 直径1cm以内の穴の補修方法

もっとも簡単な方法は、穴の開いた箇所にシールを貼ってしまうという方法です。ホームセンターなどへ行くと、壁紙ミニシールなどといった壁穴補修用シールが売られています。

ただし、既存の壁紙とあった柄のシールでなければシールを張った部分が目立ってしまうという点には気を付けなくてはいけません。 補修箇所を目立たせたくない場合、壁紙の下の穴にパテを埋めて上から壁紙を貼るという方法もあります。

ホームセンターなどで室内壁補修用かべパテなどのような専用のパテが売られています。まずは穴や切れ込みの周りの壁紙を四角くカッターで切れ込みを入れて剥がし、穴や切れ込みにパテを埋めて乾かします。

乾いたら紙やすりなどで表面を均し、既存の壁紙に柄のあった壁紙を貼れば完成です。 紙やすりで均す作業を丁寧に行えば穴があったことなど分からないくらいにきれいに直ります。

費用は、シールで補修すれば1,000円以内です。 パテを埋める場合、壁紙をきれいに貼るための道具や補修用の壁紙も含めて3,000円以内で済むでしょう。

(2) 細長い切れ込みの補修方法

簡単にできる補修は切れ込み部分の上からシリコン剤をうつことです。 使う道具もシリコン剤とコーキングガン、養生テープなのでホームセンターなどで3,000円以内で買い揃えることができます。

ただし、壁紙の上からシリコン剤をうつので壁紙の経年劣化分との色の差がでてしまう場合があります。 これを防ぐためには一度壁紙を剥がして、壁の継ぎ目部分をパテ補修してから壁紙を張り戻すときれいに直すことができます。

(3) 直径5cm程度の穴

壁穴補修直径5cm程度の穴

直径5㎝程度までであれば、ホームセンターなどで売っている壁穴補修用メッシュシートなどを使う事で比較的簡単に穴が埋まります。

穴の周りの壁紙を大きめにカッターで四角く切れ込みを入れて剥がし、メッシュシートをあてがったら上からパテを盛って行きます。 パテが乾いた後に紙やすりなどで表面を均し、既存の壁紙に柄のあった壁紙を貼れば完成です。

費用は、壁紙をきれいに貼るための道具や補修用の壁紙も含めて5,000円以内で済むでしょう。

ただ、この方法の場合、プラスターボードの上にパテを盛るような方法となるため、どんなに薄くパテを塗ったとしても、仕上げたときに壁にふくらみが生じて、光の当たり方によっては補修箇所が目立ってしまう可能性があります。

このような問題を防ぎたい場合は、事項で説明する直径10㎝程度の穴と同様の方法で補修することで対処可能です。

(4) 直径10cm程度の穴

壁穴補修直径10cm程度の穴

直径10㎝くらいまで大きくなると、補修キットなどでは補修することが難しくなります。

穴の周りのクロスを大きく四角く切り剥がし、穴の周りのプラスターボードも四角く切り取ったうえで、切り取った部分に大きさを合わせたプラスターボードをあてがいます。

この際、穴の箇所に下地の木材(胴縁)がある場合はその胴縁に固定すればいいですが、胴縁が無い場合は周りのプラスターボードに木ねじで木材を固定してその木材に木ねじであてがうプラスターボードを固定します。

四角い穴とあてがったプラスターボードとの隙間やねじ穴にパテを埋め、パテが乾いた後に紙やすりなどで表面を均し、既存の壁紙に柄のあった壁紙を貼れば完成です。 木ねじを少し深めにめり込むようにねじ込み、できたくぼみにパテを埋めるようにすることでより奇麗に仕上がります。

費用は、のこぎり、プラスターボード、木材、パテ、壁紙、きれいに貼るための道具など全て含めて10,000円以内で済むでしょう。

壁穴修理で押さえておきたいポイント

小さな穴であれば、パテで穴を埋めて壁紙を張り替えれば修理はできるのですが、実際は新しい壁紙が既存の壁紙と馴染まない事が多く、壁一面や部屋の壁紙をまるごと張り替えるケースがあります。

穴が大きいときは石膏ボードなどを張り替える必要がありますが、殆どのケースではグラスファイバー製のメッシュ素材で出来たパッチを当てて、しっかりと穴を塞ぎ、上から壁紙を張り替える事で修理できます。

実は一番難しい?クロス貼り

壁穴補修で実は一番難しい?クロス貼り

いかがですか?費用もそれほど高くなく、ご自身でも直せそうだと感じた方が多いのではないでしょうか?

YouTubeで「壁穴補修」と検索してみると具体的に壁穴を直している動画が出てくるので参考に見てみてください。 穴を埋めること自体はそれほど難しくなく、慣れている人であれば30分もかからない作業です。

ただし、ここで盲点になるのがクロス(壁紙)貼りです。

柄の目立つクロスなら尚更ですが、柄が目立たないクロスであっても補修した箇所が目立たなく、時間が経っても剥がれてこないようにクロスを貼るのは中々難しいため、プロでも気を遣う作業です。 ポイントは、新たに貼るクロスを大きめに貼り、2枚重ねた状態で上からカッターで切り、重なっている下の部分クロスを取り除くことで切れ目の隙間が一切ない状態でカットすること。

また、隅の方にも十分に糊を付けて丁寧にローラー掛けすることです。 そしてはみ出たり余分についてしまった糊を濡れ雑巾などでしっかりふき取ってください。

これらの作業で少しでも手を抜くと、時間が経ってから補修したクロスの一部が剥がれたり、のりが茶色っぽく変色して目立つようになってしまいます。

業者に依頼しても2~10万円程度

壁穴の補修の依頼"/

DIYを趣味としている方であれば、腕試しとしてご自身でやってみたいと思うかもしれません。 実際にそこまで難しくは無く、取り組みやすいと思います。

ただ、「自分はあまり器用じゃない」とか「失敗して余計醜くしてしまったらどうしよう」など作業に不安を感じる方であれば、業者に依頼してしまった方が安心かもしれません。

一般的な壁穴補修を業者に依頼した際の費用は、材料費と出張工賃込みでおおよそ2~10万円が相場です。 費用に幅があるように感じた方も多いと思いますが、これは壁穴の大きさや穴の状況によって補修方法が変わってくるからです。

業者に依頼すれば、道具を新たに購入する必要もなく、材料も安価に入手できる場合が多いので、出張工賃を含めても比較的安価で対応してもらえます。 プロに早くきれいに仕上げてもらって安価に対応してもらえるならば、悩むよりも依頼してしまうというのも賢い選択だと思います。

賃貸マンションの方は注意

壁穴修理は穴の程度によっては自分で修理することもできますが、賃貸マンションでは、自分で勝手に修理をしてしまうと契約違反になる場合があるので注意が必要です。

また、賃貸物件では退去時に原状回復が必要な場合がほとんどです。 穴を空けてしまうと「自分で直さなくちゃ」と思いがちです。

賃貸の壁穴補修について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

【事例紹介】壁穴の補修

ここでリフォマに寄せられた過去の壁穴補修事例を2つご紹介します。 ご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

【事例その1 】直径10cm程度の壁穴補修

壁穴の補修事例その1"/

詳細情報
【費用】約2.5万円
【穴の大きさ】直径10cm程度の穴
【リフォマへの依頼内容】引っ越しに際して安く直したい。
【業者コメント】壁穴の跡がわからないように修繕を行いました。お客様にはかなり喜んでもらいました。

【事例その2】壁一面クロス張替え

壁穴の補修事例その2"/

詳細情報
【費用】約4.5万円
【穴の大きさ】直径8cmと直径5cm程度の穴2箇所
【リフォマへの依頼内容】壁穴を修理して欲しいです。
【業者コメント】壁穴が二つあったので、壁紙を一面張替えました。大変お世話になりました。ありがとうございました。

【事例その3】直径30cm以上の壁穴補修

壁穴の補修事例その3"/

詳細情報
【費用】約3.5万円
【穴の大きさ】直径30cm程度の大きな壁穴1か所
【リフォマへの依頼内容】壁に開けてしまった30cm⼤の⽳を修繕
【業者コメント】お引越しの時期も考慮した調整などもあり、お客様にすごく喜ばれて、とても良い出会いとなる工事となりました。

壁穴修理の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 壁穴修理 を行う場合の概算費用です。

壁穴修理(小)
20,000円〜40,000円
壁穴修理(大)
30,000円〜50,000円
壁穴修理+壁紙張り替え(6平米未満)
40,000円〜70,000円
壁穴修理+壁紙張り替え(15平米未満)
50,000円〜100,000円
壁紙剥がれの補修
20,000円〜40,000円

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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壁穴修理のお役立ちコラム

Q.壁穴の修理はDIYでできますか?

石膏ボードを固定するパテや、塗布したパテの凹凸をなくすサンドペーパー、補強する材木、木工用ボンド、ビスなどが入った補修用キットが売られています。 こうしたキットを利用することで、素人でも比較的容易に壁穴を修理できます。

ただし、壁面に隠れていた配線を切断してしまった、断熱材まで壊れてしまったといった場合、業者さんに相談するのが望ましいでしょう。

市販されていない特殊な壁紙を使っている場合、市販のものでは穴の開いた場所だけ壁紙が異なってしまい不自然になります。 ふさわしい壁紙があるかどうかも併せて業者さんに相談してみましょう。

監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。