壁に穴が開いてしまったら
壁に穴があいてしまった場合は、壁穴の修理が必要になります。壁に穴があく原因は様々ですが、穴が小さければ素人でも簡単に修理できます。
一方、20㎝を超えるような大きな穴ですと、素人では上手く修理するのが難しくなるため、業者に依頼をしてください。壁穴修理と一緒に壁紙を新しく張り替える、ということもできますので、現状に応じて一番適切な方法で修理を行いましょう。
壁穴を放置していたらどうなる?
壁に空いてしまった穴。「賃貸物件なら退去時に直せばいいや」と、思っている方もいるかもしれません。持ち家の場合でも、見た目は悪いですが穴が空いたくらいでは生活に支障はないのですが、壁に空いた穴はそのままにしておくと思わぬトラブルにつながります。
穴が空いていると、さらに物が引っかかりやすくなります。その結果、穴がどんどん広がっていき、さすがに目に余る状態になってしまうこともあります。また、穴が小さいと簡単な補修で済んだものも、穴が拡大したため補修費用が跳ね上がってしまいます。
そして何よりも、建物の裏側と繋がってしまうことになります。通常、部屋は区切られた空間ですので、窓や扉を開けなければ虫などが侵入してくることはありませんが、部屋に穴が空いてしまうと、建物の裏側と繋がってしまうので、虫や動物が自由に出入りできるようになります。
本来は入ってくることのないヤモリや蜘蛛、ゴキブリ。さらにはネズミなども部屋に自由に出入りできるようになります。そんな環境ではとても落ち着いて生活できませんよね。壁が少し凹んだ程度では焦ることはないのですが、大きな穴が空いているときはできるだけ早く塞ぐようにしましょう。
壁穴の補修方法
壁穴の補修はDIYで行う場合も、業者に依頼しても、方法にはそれほど違いがありません。基本的な手順は次のようになります。
- 補修箇所の壁紙を剥がす
- 補修プレートを貼る
- パテを塗って乾燥させる
- 壁紙を貼る
とてもシンプルですよね。DIY慣れしている方なら簡単に直せます。
石膏ボードを固定するパテや、塗布したパテの凹凸をなくすためのサンドペーパー、木工用ボンド、接着剤などがセットになった修理キットを利用すると、修理も比較的簡単に行えます。ちなみに、修理キットはホームセンターなどで購入できます。
ただし、この方法で行った際は新しい壁紙の色が既存の壁紙となじまないと、貼り替えた部分だけ目立ってしまいます。このような場合は、壁一面もしくは部屋の壁紙を全て張り替えることになります。
部分的な壁紙の張り替えでは、壁に違和感が出てしまう場合もありますが、壁一面を張り替えると新しくリフォームしたように部屋が変わります。 ただし、壁紙の貼り替えも決して簡単な作業ではありません。慣れていない方が行うと見た目が荒くなります。
持ち家であればそれでもいいのですが、賃貸物件ですとそうもいきません。
持ち家でもお客さんが訪れるような部屋はきれいに仕上げたいところです。
そのような場所の補修をするのであれば、やはり業者に依頼してきちんと直してもらいましょう。
壁穴修理で押さえておきたいポイント
小さな穴であれば、パテで穴を埋めて壁紙を張り替えれば修理はできるのですが、実際は新しい壁紙が既存の壁紙と馴染まない事が多く、壁一面や部屋の壁紙をまるごと張り替えるケースがあります。
穴が大きいときは石膏ボードなどを張り替える必要がありますが、殆どのケースではグラスファイバー製のメッシュ素材で出来たパッチを当てて、しっかりと穴を塞ぎ、上から壁紙を張り替える事で修理できます。
壁穴修理で費用をおさえる方法
壁穴修理の費用は、壁穴の大きさや深さ、施工方法、仕上げ方法などによって違いが出てきます。壁穴の修理では、穴の大きさや穴の深さによって修理費用が異なります。
その他にも、壁紙を貼る仕上げの方法として、穴の周辺部分のみに部分的に壁紙を貼る場合と、壁一面に壁紙を張替る場合でも、費用が大きく違ってきます。
壁穴の修理は、穴が小さいものであればホームセンターなどで修理キット等を購入し、ご自身ので修理することが可能です。業者に修理を依頼するというときでも、壁紙を自分で貼ればその分費用もおさえられるでしょう。
同じ壁紙が残っているのであれば、その壁紙を利用することができますので、新たに壁紙を購入しなくても済みます。
費用を安くするポイントとしては、特にメーカーにこだわりが無ければ、希望する機能を業者に伝えて、要件を満たす壁紙を提案してもらうのがよいでしょう。また、型遅れの商品や業者の過剰在庫を使うと、さらに費用をおさえることができるので一度相談してみてください。
修理を業者に依頼する際は、一括見積もりを行うと簡単に複数の業者に相談できます。その中で希望に合った提案内容と見積金額を出してくれる業者に、依頼をすると良いでしょう。
壁穴の修理をするときの注意点
壁穴修理は穴の程度によっては自分で修理することもできますが、賃貸マンションでは、自分で勝手に修理をしてしまうと契約違反になるので注意が必要です。賃貸物件では、退去時に原状回復する場合がほとんどなので、穴を空けてしまうと「自分で直さなくちゃ」と思いがちです。
しかし、建物そのものの所有者は大家さんや管理会社です。その所有物に手を加えることになりますので、勝手に直してはいけません。きちんと持ち主の許可を得た状態で修理してください。修理については、一度管理会社に相談をしてみましょう。
ほとんどのケースで大家さんや管理会社が業者を手配してくれるため、ご自身で直す必要はありません。建物の所有者にしてみれば、きちんと直されているのか分からないので、業者に依頼するのは当然の判断ですよね。
壁面に隠れていた配線が切断されている、もしくは断熱材まで壊れてしまったときは、かなり高度な修理が必要になります。その場合もご自身のでなんとかしようとせずに、建物の所有者に相談をするのが望ましいでしょう。
壁穴は火災保険で修理できることがある
壁穴の修理は業者に依頼するともちろんお金がかかります。数万円程度の出費とはいえ、決して小さな額ではありませんよね。でも、壁穴の状態によっては、火災保険を使って直せるケースがあります。
- 故意ではないこと
- 賃貸の場合は借家人賠償責任補償に加入していること
条件はこの2つだけです。持ち家では、故意に穴を空けたわけでなければ、ほとんどのケースで火災保険が適用されます。火災保険は火災だけでなく、風災や水災などの自然災害、盗難や水漏れ、そして破損なども補償の対象になっています。
ただし、賃貸は建物の所有者が本人ではなく大家さんですので、通常は火災保険の対象外です。借家人賠償責任補償のある特約などに入っていないときは、補償の対象外となってしまいますのでご注意ください。
火災保険の内容によっても変わってきますので、まずは加入している火災保険を確認して、保険で壁穴を修理できるのかをチェックしましょう。ご自身で判断できないのであれば、不動産屋などに問い合わせしてみましょう。
壁穴の補修を業者に依頼するときに重視するポイント
壁穴をきれいに仕上げる場合は、業者に依頼して直してもらうことになります。スムーズに修理を進めてもらうには、業者選びがとても重要です。値段の安さだけで決めてしまいたくなりますが、きちんと直してもらいたいのであれば、下記のポイントを意識してください。
- 丁寧に修理内容を説明してくれる
- 見積書の内訳が明確になっている
- 現場で作業する職人さんに専門知識があり経験も豊富
- アフターサービスがついている
まず、大事なのは信用できる業者であるということです。その判断の根拠となるのが、修理の説明と見積書の内容です。専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれる、見積書が「修理一式」のような詳細が不明なものではなく、工事の内訳がしっかりと分かるものを出してくれる業者を選びましょう。
もちろん、実績があることも重要です。経験の浅い業者は壁穴の修理経験がないため、仕上がりに満足できないケースもよくあります。経験を積んだ職人さんがきちんと対応してくれれば、安心して任せることができます。
そしてもう一つ気をつけたいのが、アフターサービスの有無です。貼り替えた壁紙が剥がれたときなどに、無料で直してくれる業者を選んでください。
見積もり依頼をする際に、「どれくらいの期間まで保障してもらえますか?」と聞いておきましょう。
まとめ
最近の家の壁は石膏ボードが使われていますので、思った以上に簡単に穴が空いてしまいます。目立つような場所でなくても、穴が空いたまま放置していると虫や動物が部屋の中に侵入してきますし、物を引っ掛けて穴がさらに大きくなることもあります。
穴が空いたら、できるだけすみやかに補修しましょう。小さな穴であれば自分で補修キットを購入して直すこともできますが、仕上がりはプロと素人では雲泥の差があります。賃貸物件や客室などの仕上げにこだわる場合は、できるだけ専門の業者に依頼して直します。
業者に依頼する際は、1社だけに絞らずに複数の業者に見積もり依頼してください。選ぶときは、信用できる業者であることを最優先事項とし、ここにまかせても大丈夫だと思えるところの中から、金額の安いところに依頼しましょう。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。
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壁穴 修理のお役立ちコラム
Q.壁穴の修理は自分でもできる?
石膏ボードを固定するパテや、塗布したパテの凹凸をなくすサンドペーパー、補強する材木、木工用ボンド、ビスなどが入った補修用キットが売られています。こうしたキットを利用することで、素人でも比較的容易に壁穴を修理できます。
ただし、壁面に隠れていた配線を切断してしまった、断熱材まで壊れてしまったといった場合、業者さんに相談するのが望ましいでしょう。
市販されていない特殊な壁紙を使っている場合、市販のものでは穴の開いた場所だけ壁紙が異なってしまい不自然になります。ふさわしい壁紙があるかどうかも併せて業者さんに相談してみましょう。