2018年10月2日

自宅の壁をパネルにするメリットとは リフォームの費用と設置する際の注意点

リビングやキッチンなどの内装をリフォームする際に、多くの方が壁材に壁紙やタイルなどを選ばれています。しかし、壁材として使われるのは壁紙だけではありません。パネルも壁材として利用できるアイテムのひとつです。ここでは、壁材にも使用できるパネルの魅力、リフォームするときにかかる費用についてご紹介します。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

内装の壁に使用できるパネルの種類

内壁 パネル

内装の壁に使用できる壁材は様々ですが、その中にパネルがあります。代表的なものは、ウッドパネルとパネルシートの2種類になりますが、それぞれどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

ウッドパネル

内壁 パネル

出典:WOOD BRICK

ウッドパネルはその名前からも分かりますように、天然木もしくは人工木によって作られたパネルです。壁に貼るだけでナチュラルな雰囲気を演出できますし、室内を快適な空間に仕上げることができる壁材です。

壁に貼り付けるだけですので、DIYなどでもよく使われている壁材でもあります。ただし、ご自身で施工する場合にはパネルのカットなどが必要になるため、デザインも板を貼り合わせただけのシンプルなものになってしまいます。

部屋全体をウッドパネルにするのではなく、アクセントとして1面だけ採用するのもおしゃれに仕上げるポイントになりますが、DIYではできることに限界があります。よりデザイン性の高くしたいのであれば、リフォーム会社への依頼が必須です。

パネルシート

内壁 パネル

出典:LIXIL

最近はウッドパネルよりも手軽に内装の壁をリフォームできるため、パネルシートもDIY初心者を中心に人気が高まっている壁材のひとつです。安価なものであれば100円ショップなどでも購入でき、シール状になっているものは、裏紙を剥がすだけですぐに貼り付けることができます。

パネルに防音効果や耐火性、耐水性などの機能をもたせることもでき、漆喰を施したパネルなどもあり、機能面でもデザイン面でもすぐれた壁材です。

厚みがないシートであれば、ハサミやカッターなどでも簡単にカットできるのも人気が高い理由のひとつです。ウッドパネル同様にもちろんDIYでも施工できますが、内装を美しく仕上げるにはデザインのセンスが必要になってきますので、こちらもリフォーム会社に依頼しての施工がおすすめです。

パネルとは何か

パネルの種類の説明で、パネルといっても形状も材質も様々な種類があることが分かってもらえたかと思います。これほど種類が多いと「そもそもパネルって何?」という疑問も湧いてくるかもしれません。

リフォーム用語でパネルは「板状に成形した部材」のことを言います。DIYでよく使われるベニヤ板もパネルですし、ユニットバスの壁に使われる部材もパネルです。建物の強度を上げるために使われる耐力壁もパネルの一種になります。

その中でも内装に使われるのが壁パネルです。壁パネルはデザイン性を持たせるだけでなく、消臭効果や撥水効果、防音効果を持たせることもでき、タイルのように1枚ずつ貼っていく必要がないため手軽に高機能な壁に仕上げたいときに便利なアイテムです。

壁をパネルにしたときのメリット

ここまでの説明で、既存の内装を壁パネルにするメリットを少しは感じてもらえたかと思いますが、壁パネルの魅力をもっと伝えるために、リフォームするメリットについてもう少し詳しくご紹介します。

  • デザインの自由度が高い
  • 壁に機能をもたせることができる
  • 施工しやすいため工期を短く出来る
  • 既存の壁材の上から貼れるので廃棄物が出にくい

デザイン性の高さや機能性についてはすでに触れましたが、部屋の壁をパネルにする最大の魅力はやはりその2点にあります。

同じようにタイルも自由なデザインが可能ですが、リフォーム費用が高くなってしまいます。通常の壁に防音効果を持たせようとすると、壁材そのものを変えなくてはいけなくなりますが、パネルなら防音効果のある部材を貼り付けるだけです。

パネルそのものは工場で作っていますので、品質が安定しているというのも魅力のひとつです。品質が安定していると、現場での施工に時間がかからなくなります。つまり工期が短くなるので、リフォーム費用も抑えることにつながりまか。

さらには、既存の壁材の上からでもパネルを貼ることができますので、廃棄物が出にくいというメリットもあります。廃棄物が出た場合には処分費用が発生しますので、捨てるものがないということで、こちらも低予算での施工が可能になる理由のひとつになっています。

壁パネルに張替えたときの費用は?

内壁 パネル

壁パネルを採用した場合は、コストを抑えやすいとご紹介しましたが、具体的にはどれくらいの費用が必要なのでしょう?一般的な壁パネルの内装リフォームにかかる費用は下記のようになります。

キッチンサイズ:4万~7万円

実際には施工面積や、どのようなパネルを使うのかによって金額が大きく変わりますが、タイルと比べると50~70%くらいの価格で施工可能です。壁紙よりは高くなりますが、高機能なパネル材を使わなければ、低予算でも施工可能です。

パネル壁にしたい場合には、まずは予算を決めたうえでリフォーム会社に相談してみましょう。予算を考慮したうえで、様々な提案をしてもらえます。

壁パネルにする際の場所別の注意点

リビングや寝室などの場合は、デザイン優先で機能性はそこまで重視しなくても構いません。しかし、水回りの壁をパネルをするときは、注意しなくてはいけないことがあります。ここではキッチンとお風呂に分けて、それぞれの注意点をご紹介します。

キッチン

キッチンの壁には水だけでなく、油もはねることがあります。このため、壁材としてはキッチン専用のパネルの中から選ぶ必要があります。居室用のパネルを使うと、耐火性が弱いため跳ねた油によって火災になってしまう可能性がありますので、選ぶ際は注意してください。

また、カタログだけで選ぶと、施工後に思っていたのとは違う仕上がりになってしまった、ということが時々あります。カタログや業者のサンプルだけで判断するのではなく、できればメーカーのショールームなどに赴き、実際に色味や材質を確認したうえで選びましょう。

お風呂

お風呂の壁をパネルにする場合は、下地の処理が非常に重要になります。カビが気になってリフォームする方が多いかと思いますが、パネルを貼る場合にはそのカビをすべて取り除く必要があります。少しでも残っていると、パネルの裏側でカビが繁殖してしまうからです。

また、耐水性の高いパネルを使うのはもちろんのこと、施工を慎重に行わないと気泡などができてしまい、そこから剥がれてしまうことがあります。ご自身で簡単に施工できるのが魅力の壁パネルですが、お風呂は難しい箇所ですので工事をする際は気をつけてください。

まとめ

低予算でデザイン性も優れたパネルは、手軽にDIYで施工することな壁材可能です。ご自身でリフォームしてみようかと考えている方も多いかもしれませんが、DIYでも施工するよりもリフォーム業者に依頼することで、部屋の雰囲気との調和も考えて様々な提案をしてもらえます。

また、水回りに施工する際は場所に合ったパネルの選定を行い、丁寧に施工しなくてはいけません。ご自身で貼り付けを行うと、すぐに剥がれてしまったというようなケースもあります。

壁パネルを使って魅力的な空間に仕上げたい場合や、難易度が高い場所の壁をパネルにしたいのであれば、DIYではなくリフォーム会社に相談するほうが確実に仕上げてもらえます。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介
監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。