室内の壁をレンガにしたい方は必見! メリットとデメリットも詳しく解説
室内の壁をレンガにするときのポイント
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室内の壁と言えば壁紙での仕上げが一般的です。一方で海外の映画やドラマでレンガを基調にした壁のある家がよく見られますよね。壁をリフォームする際にそのデザインの良さから壁材にレンガを選ばれる方もいらっしゃいます。レンガにはデザイン性以外にも多くのメリットがあります。そして、もちろんデメリットもありますので、個々では室内の壁をレンガにするメリットとデメリット、それぞれをご紹介します。
メリット
それではまず、レンガ壁のメリットから見ていきましょう。
- 様々な特性を有している
- 温かみがありやわらかな光で落ち着いた空間にできる
代表的なものだけでも「耐熱性・保温性・断熱性・耐水性・耐久性」などが挙げられます。熱に強いので火事にも強く、さらに調湿効果もありますので、湿度の高い日本の夏でも心地よく過ごすことができます。
ヨーロッパでは古いレンガ造りの建物が残っていますが、これはレンガの耐摩耗性、耐久性の強さが影響しています。カビなども発生しにくいため、施工後にメンテナンスフリーで長く使用できるというのも大きなメリットといえます。
そして、レンガは見た目にも温かみがあるだけでなく、多方向に光を反射するという特性がありますので、壁紙などと比べると光がやわらかくなり、落ち着いた居心地のいい空間に仕上げることができます。
デメリット
魅力的なメリットの多いレンガの壁ですが、もちろんデメリットもあります。デメリットをきちんと把握しておかないと、施工してから後悔することもあります。きちんとどのようなマイナス要素があるのかを頭に入れておきましょう。
- 施工できる業者が少ない
- コストが高く工期も長い
- 部屋が狭くなる
まずはなんといっても、施工できる業者が限られるということです。日本の建物ではレンガがほとんど使われなくなった結果、レンガを積んだことのないというような業者もいます。きちんとした施工をするためには、経験と知識のあるレンガ職人が必要ですが、そのような職人さんがいる業者探しは非常に大変です。
また、レンガそのものはそれほど高くありませんが、壁一面となると大量のレンガが必要になりますし、何よりも作業に手間がかかってしまいますので、施工費用が高くなりやすい工事といえます。8帖部屋の壁一面だけをレンガにするだけで諸々含めて平均50~100万円のコストがかかります。レンガを1つずつ積みますので、工期も長くなるというデメリットがあります。
そして、レンガにはそれなりに厚みがありますので、若干とはいえ部屋が狭くなってしまいます。コンセントなどの配置も難しいため、トータルとしての使い勝手は壁紙や塗装と比べると劣ります。それに見合うだけの魅力があるものの、いいことばかりだけではないことも覚えておいてください。
室内の壁をレンガにするときのポイント
レンガを室内の壁に施工する場合、思い付きで使用すると想像と違う仕上がりになることがあります。レンガは独特の雰囲気があり重厚感やお洒落な雰囲気を演出できるのですが、あまりにも目立ちすぎるので、部屋全体をレンガで囲うと重たい感じに仕上がってしまいます。
このため、レンガは部屋の壁1面にだけ施工するというのが一般的な使い方です。もしくはワンポイントでレンガを使うなど、圧迫感を与えない程度の量で抑えておくことも重要です。また、明るい部屋でレンガを使う場合は、あまり主張しない薄めのカラーがおすすめです。
部屋全体をシックに仕上げたい場合は、反対に濃い色のレンガを使います。照明の光量を抑えることで大人の空間を演出できます。このように、レンガを使用する部屋をどんな空間にしたいのかを明確にしておくと、スムーズに選ぶことができます。
室内の壁を簡易にレンガにする方法
室内の壁をレンガにするとなると、高額の予算を確保しなくてはいけなくなり、結果的に断念するという方も多いようです。しかし、やっぱりレンガの雰囲気を諦めきれないという方のために、簡易的に室内の壁をレンガ風に仕上げる方法をご紹介します。
ブリックタイル
ブリックタイルは、見た目がレンガのタイルだと考えてもらえば分かりやすいかもしれません。タイルですので、壁に貼っていくだけでレンガを積んだような仕上がりになります。目地をきちんと仕上げれば、プロでもない限りレンガとの区別もつきません。
ブリックレンガには様々な色やデザインがラインナップされ、壁の一部だけ抜き取るようなレイアウトもでき、レンガよりも自由度が高いという魅力もあります。もちろんコストも抑えることができますので、本物のレンガにこだわるのでなければ、ブリックレンガはおすすめの壁材です。
レンガ調の壁紙
とにかく低予算で仕上げたいという場合は、レンガ調の壁紙という選択肢もあります。もちろんレンガの持つメリットは発揮されませんし、メンテナンスフリーというわけにはいきません。あくまでもレンガの雰囲気を楽しむというだけのアイテムです。
とはいえ、最近の壁紙は本物のレンガと見間違うことがあるくらい、とても精巧に作られています。しかも安価ですので、気軽に新しいものに変えることもできます。ただし、DIYで壁紙の施工するとレンガらしさをうまく表現できない可能性があります。ご自身で施工するのではなく、専門の知識と経験のある業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
日本ではあまり使われることのないレンガですが、調湿効果やメンテナンスフリーであること、そして何よりも落ち着きのある空間を作ることができることから、最近は室内の壁に使う方が増えています。
ただし、予算がかなりオーバーしたり、部屋の使い勝手が悪くなったりと思わぬところで不満を感じてしまうこともあります。レンガを使って室内の壁を仕上げるときには、メリットばかりではなく、きちんとデメリットも把握しておきましょう。
それでもレンガを使いたいと思ったときは、施工実績のある業者を選んで相談してください。また、レンガの雰囲気だけ欲しいという場合には、ブリックレンガやレンガ調の壁紙なども選択肢のひとつとして検討してください。
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