家の見た目を左右するだけではない、外壁塗装の役割や耐用年数、実際に行われる施工工程の内容などをご紹介します
外壁塗装の役割
外壁塗装は家そのものの見栄えにも影響を与えますが、実はそれ以外にも大切な役割を担っています。 それは、家の外壁を保護するということです。
外壁は塗装されることによってその強度を高め、保護膜の役割を果たし、風や雨、紫外線などの外部刺激から家自体を守ってくれます。
また古くなった外壁塗装の塗り替えリフォームも定期的に行うことが大切です。 外壁塗装の塗り替えの際には、古くなった塗装などを剥がした後、下地の状態によって下地自体の補修も行いますので外壁寿命を伸ばすのにも欠かせません。
外壁塗装の耐用年数は5年～10年
外壁塗装の耐用年数は、一般的に5～10年程度であると言われています。
もちろん塗料の種類や家周りの環境、モルタル(セメント・砂などを練り合わせた外壁材)やサイディング(板状の外壁材)に代表される外壁材の種類によっても耐用年数は異なってきます。
一般的な耐用年数は外壁塗装の業者さんに点検してもらう目安として捉えておき、必要に応じて適した時期に適した外壁塗装リフォームを行うようにしましょう。
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外壁塗装の経年劣化による6つの症状がある
家の外壁は日々紫外線、風、 雨などにさらされているので、気づかぬうちに経年劣化してしまう事実は避けられません。 外壁塗装が経年劣化することで起こる症状としては、以下の6つがあげられます。
- ひび割れ。
- 塗装の剥がれ。
- 汚れ。
- 塗装の変色。
- チョーキング(白亜化。塗装した部分が粉っぽくなる現象)。
- カビが発生している。
これらの外壁塗装の経年劣化をそのままにしておくと、外壁材だけではなく下地にまで影響が及び、内部に雨水などが染み込んだ結果、家の土台となる柱などが腐食してしまうという最悪な状況になることもあるので注意が必要です。
そんなことにならないためにも、塗料の耐用年数に関わらず、上記のような劣化現象を見つけた場合は、早めに専門の業者さんに相談し、必要に応じた外壁塗装で対処してもらいましょう。
外壁塗装の施工工程を分かりやすく解説します
外壁塗装の施工は、一般的に何をやっているのかわかりづらい面もありますが、その工程を知ればなぜ外壁塗装が壁の保護とし て役立つのかもより理解することができます。
ここでは外壁塗装の工程をおおまかに6つのポイントに分けて解説します。
Point1. 足場をかける
Point2. 高圧洗浄
外壁についたホコリ・カビ・コケなどを落とすとともに、古くなった塗装も合わせて洗い流す作業。 高圧洗浄でキレイにすることによって塗装をより長持ちさせることができます。
Point3. 養生
塗装をしないところを保護するための作業。
Point4. 下地補修処理
外壁下地などの補修をする大切な工程。 サビついてしまった部分や高圧洗浄で落ちなかった前の塗装を落としたり(ケレン清掃)、窓枠やサイディングの外壁材であればその継ぎ目部分をコーキング(充填材を補填する作業)したりと、外壁や下地の状態によって必要に応じた処理を行います。
ここで下地を補修することで、最初に述べた通りに外壁寿命を延ばすことにつながります。
Point5. 塗装（下塗り・中塗り・上塗り）
外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りと通常3回にわたって塗装を行います。 下塗りは中塗りや上塗りの塗料をより密着させて美しく仕上げるために行い、専用の塗料を使用します。
中塗り・上塗りは仕上げの色の塗料を使用しますが、さらには塗り残しなどを防ぐために同色ながらも若干色調を変えて行うことが多いです。 いずれも外壁塗装の耐久や保護を高めるために行われるもので、3回塗りは基本的な工程となります。
また、外壁塗装を行う際には屋根の塗装をあわせてやると大掛かりな修繕リフォームを一度で済ますことができるのでおすすめです。 外壁塗装と屋根塗装を別々に行うと足場を二度組むことになりますが、まとめて行うとそれが一度で済むので節約にもつながります。
Point6. 足場・養生を外す
以上、外壁塗装は日々外部刺激にさらされる外壁の劣化をリセットするために大切な作業です。
長く美しく丈夫な家を保つためにも、状態を見極めて適した時期に適した外壁塗装を行うようにしましょう。
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