2017年12月29日

エコキュートのタンク容量の目安とは? 人数別に必要な容量を解説

エコキュートにはいくつかのタンク容量があります。選定するときに難しいのが、どのタンク容量を選ぶかということです。大は小を兼ねるため大きいものを購入すれば間違いありませんが、価格が違いますので、必要以上に大きなものを購入すると損をしてしまいます。ここでは、そんなエコキュートのタンク容量の選び方についてご紹介します。

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エコキュートで重要なのはタンク容量

出典:Photo-AC

エコキュートを選ぶときに、まず考えなくてはいけないのがタンク容量です。例えばダイキンのエコキュートには320L、370L、460Lの3種類があります。メーカーごとに容量は違いますが、いくつかのサイズを用意しているのが一般的です。

タンク容量を決めるときに、家族の人数や居住地域、お湯の使い方などを考慮して選ばないと、お湯が足りなくなることがあります。このため、どれくらいの使用湯量があるのかをきちんと計算し、さらにある程度の余裕を持たせたタンク容量を選ぶ必要があります。

容量と家族構成の目安

メーカーのホームページなどを見ると、タンク容量は家族構成によって選ぶようになっています。先ほど紹介したダイキンのエコキュートの場合は下記のような目安が設定されています。

320L:2~3人
370L:3~5人
460L:4~7人

それぞれの人数に幅があるのは、家庭によって使い方が違うためです。例えば4人家族で、みんながまとまった時間でお風呂に入れるなら370Lで十分ですが、それぞれが違う時間にお風呂に入るのであれば、460Lないと不安です。

また、子どもが1人暮らしを始めるなどして、夫婦2人暮らしになった場合、小さい320Lを選びがちですが、子どもたちが里帰りしてきたときにお湯が足りなくなることもあります。たった数日のことではありますが、お湯が使えないのは不便ですので、最大どれくらいの人がお風呂を使うのかを考えて選びましょう。

タンク容量選びのポイント

タンク容量を決めるときにベースになるのは家族構成ですが、それ以外にも考慮しなくてはいけないポイントがあります。どのようなポイントを考慮すべきか見ていきましょう。

地域を意識する

同じ370Lでも冬の北海道と沖縄では、使用可能な湯量が倍以上違います。このため寒い地域では大きめのタンク容量、温暖な地域では小さめのタンク容量を選ぶなど、地域差も考慮した上で選定しなくてはいけません。

タンク容量 = 使える湯量ではない

タンク容量がお湯として使える量だと考えている人がいるようですが、実はほとんどのケースでタンク容量以上のお湯を使うことができます。タンク容量は純粋にその中に蓄えられるお湯や水の量ですが、実際に使うときにはそれらを混ぜて最適温度にして利用します。

お湯は80~90℃に保たれていますので、それに加水して最適温度にするため、370Lのタンク容量であれば、その倍以上のお湯を使うことができます。給水温度が低ければ低いほど、使用可能湯量が減り、反対に給水温度が高ければ使用可能湯量は増えます。容量を検討するときには居住地の水道水の温度についても考慮して選びましょう。

エコキュートの使用可能湯量は次の計算式で求めることができます。

使用可能湯量=タンク容量×(タンク内温度+給水温度)/(設定温度ー給水温度)

1日あたりどれくらいお湯を使うか計算しておく

家族構成でおおまかなタンク容量を決めることができますが、自分でも1日にどれくらいのお湯を使うのか計算しておきましょう。 お湯の使用量には個人差がありますが、おおまかな使用量は以下の通りです。

・台所:50L/人
・シャワー:50L/人
・洗面:25L/人
・湯船:200L

この4つがお湯を使う場所ですので、それぞれにどれくらい使っているのか計算してみましょう。例えば4人家族の場合は、次のようになります。

・台所:200L
・シャワー:200L
・洗面:100L
・湯船:200L

合計で700Lです。タンク容量=使える水量ではありませんが、北海道でも容量の倍くらいの水量を使えますので、370Lのタンク容量で、十分に足りることがわかります。

まとめ

タンク容量は購入後に変えるとなると、かなりの出費となります。かといって必要以上に大容量のタンクを選ぶのも賢い判断とは言えません。家族構成やお湯をどれくらい使うのか、そして居住地域の水道水温度まで考慮して最適な容量を計算してみましょう。

自分で計算するのが難しいなら、エコキュートの設置業者に計算してもらうという方法もありますが、計算の前提を理解していないと大容量のエコキュートを選定されてしまうかもしれません。そうならないためにも、基本的な考え方だけでも身につけておきましょう。

こちらのページでは、エコキュートの施工事例や商品、その他お役立ち情報をまとめています。 エコキュートの設置や交換をご検討の方はぜひ参考にしてください。

エコキュートの設置や交換に併せて、お風呂のリフォームを検討している方はこちらのページも参考にしてください。

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