2017年12月6日

シャワーホースの水漏れを交換・修理する費用は? DIYの方法も解説

シャワーホースの水漏れの修理方法と料金相場を解説しています。豊富な施工事例と価格相場を参考に、リフォマなら、風呂・洗面所の水漏れ・つまりのトラブルに緊急駆けつけ・修理対応ができる、施工事例豊富な地域工務店を簡単に探して見積を依頼できます。「地域最安値」でシャワーホースからの水漏れしましょう。

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シャワーホースからの水漏れを解消する方法 - 自分で出来る対処法と修理費用

給水管から流れ出る水をシャワー本体へと送るためのホースがシャワーホースです。 水が常に通っている状態にあるため、さまざまな原因で不具合が生じることがあります。 トラブルに応じた対処法を知っておくと非常に便利でしょう。

ここでは、シャワーホースに不具合が生じてしまったときの原因についてくわしく紹介していきます。

プロに依頼した場合の費用相場の目安

浴室のシャワーホースの交換を業者に依頼したときの費用の目安は8,000〜11,000円になります。

シャワーホースから水が漏れてしまう原因

まず考えられる原因として挙げられるのがホース自体が老朽化してしまったために、損傷などが生じてしまったというもの。 ホースの一般的な寿命はおよそ10年ほどだといわれていますが、使い方や環境によって大きな違いが出てきます。 この場合、無理に使い続けてしまうとシャワーのヘッド部分や本体に大きな負担をかけることにもつながるので、不具合を確認した時点で速やかに対処しておくことが必要になってくるでしょう。

また、ホースと本体をつなげている接続部分に使用されているパッキンなどが古くなり、そこから水漏れがおこっている場合も考えられます。 その都度、応急処置をすることも不可能ではありませんが、すぐにまた水漏れしてしまうことが多いので、あまり意味がないと思っておいたほうがいいでしょう。

水漏れ個所がシャワーホースの取付金具部分からの場合はパッキンの劣化、ホース部分の場合はシャワーホースの損傷が原因です。 それぞれを新しいものに交換することで水漏れが解消されますので、まずはどこから漏水しているのか確かめておきましょう。

シャワーホースから水が漏れてしまった場合の直し方

ここでは、パッキン交換の注意点と、シャワーホースの交換方法を紹介していきたいと思います。

用意しておくもの

  • ゴム手袋
  • マイナスドライバー
  • ウォーターポンププライヤー

実際の対処法

パッキンを交換する際の注意点

シャワーホースの取り付け金具付近から水漏れが発生している場合には、パッキンが古くなってしまっている可能性があるので、新しいものに交換する必要があります。 まず、ホームセンターやメーカーなどで新しい交換用のパッキンを購入します。その際には、サイズの合致しているものを揃える必要があります。

現在使用しているパッキンの現物を持っていくと、確実にサイズが合ったものが購入できるでしょう。 日ごろから日用大工などをしている方などは、自らで交換を行うことも可能ですが、あまり自信のない方は専門業者に依頼することをお勧めします。

シャワーホースを自分で交換する方法

STEP1 止水栓を止める
「止水栓」をマイナスドライバーを使って止めて水が出ないようにします。

STEP2 シャワーホースの交換
シャワーヘッドとホース部分をつないでいるナットを取り外します。(メーカーによっては回転させて取り外すことができます)さらにホース側に残った金具を下の方に移動させます。 この時、ナットを傷つけないように当て布をしておくといいでしょう。 工具などを使用してゆっくりと緩めて手で取り外すようにしましょう。

次にシャワーヘッドを外します。シャワーヘッドは左に回すと簡単に外すことができるでしょう。 新しく購入したシャワーホースの取り付け。ホースの金具をアダプターに取り付けて、ある程度まで手で回したら、 ウォーターポンププライヤーで締めていきましょう。この時にも金具を傷つけないように当て布を。

最後にシャワーヘッドを取り付ければ完成。水栓にアダプターを取り付けるときには、 パッキンがしっかりと入っているかを必ず確認するようにしてください。

STEP3 止水栓を開ける
STEP1で閉じた止水栓を、逆の行程で開けましょう。

STEP4 水が出るかを確認
シャワーのハンドルをひねって、水がちゃんと出ているのか、水漏れを起こしたりしていないかを確認。 水漏れが発生していなければ交換作業は完了です。 この修理でも水漏れが改善できない場合には、このほかに何らかの原因があると考えられます。速やかに専門業者に調査や修理を依頼するようにしてください。

また、シャワーホースは、ゴムで製造されていることが多く、外部からふとした衝撃が加わっても簡単に傷がついてしまうこともあります。 そのほかにも、経年による劣化を早めないためにも、大切にあつかうように心がけ、こまめに掃除を行うようにしましょう。

予防方法と注意点

水に触れ合う機会が多いので、シャワーが劣化しないように十分なメンテナンスを心がけておくと、不具合を事前に発見することができます。 また、常日頃、浴室内を換気しておくことも効果的でしょう。

とくに頻繁にメンテナンスをしておきたいのが、シャワーホースとヘッドのつなぎ目にあるフィルター。 普段は目の行き届かない場所にありますが、非常に汚れが付着しやすいため。こまめなお手入れは欠かすことができません。 シャワーヘッドの掃除と一緒にメンテナンスしておくといいでしょう。

方法としては、まずつなぎ目からシャワーホースとヘッドを切り離し、間にある半球状のフィルターを取り出します。 あとは、このフィルターを使い古しの歯ブラシなどで擦り、小さい汚れを取り除いていくのです。 元に戻すときには、フィルターの向きを間違えないように取り付けるようにしましょう。 種類にもよりますが、多くがドーム形が上向きになります。

また、シャワーホースはゴムでできているものが多く、カビが深く浸透してしまうと、簡単に取り除くことがむずかしい場合があります。 専用の処置剤もあるのですが、業務用であることが多く、一般家庭ではなかなか手に入れることが難しいでしょう。

ですが、家庭用のものでもカビが深く浸透する前に正しく使用すれば綺麗に除去することができるので、定期的に使用してみてください。 洗剤は、市販されているものを使用。乾いた状態のカビに直接スプレーしてください。 そのまま使用することも可能ですが、上記で紹介した方法でホースを取り外してバケツに入れてスプレーするとより効果的です。

スプレーは数回に分けて繰り返すとより効果的。5~10分おきに黒い斑点が消えるまで約1時間ほど繰り返しましょう。 そのまま洗い流さずに、カビキラーだけでたっぷりとスプレーするといいでしょう。 繰り返してスプレーすることにより、ホースの奥深く浸透しているカビに高い効果を発揮することができ、 きれいにすることができます。最後はホースを丁寧に水で洗い流していきます。

ここで注意しておきたいのが、スプレーする時に使用する成分。ほかの洗剤の成分と酸性系の成分が混ざってしまうと有毒な塩素ガスが発生してしまう可能性があります。 場合によっては死亡例も報告されていますので、十分に注意しておくことが必要です。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。