2019年1月23日

リフォームの見積もりで失敗しないためにやるべきこと

リフォームの見積もりから業者の善し悪しは見極めることが出来ます。また、見積もりにはやってはいけないタブーがあります。正しく見積もりをしてもらうために、必要な知識をお教えします。

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見積もりを依頼する前にやっておくこと

リフォームの見積もりをするとき、よくやってしまうのが、業者が何から何まで提案してくれると思い込んでしまうこと。
たとえプロとはいえ、リフォームを依頼するのはご自身です。
受け身になってしまっては、業者にすべての要望を伝えるのが難しくなってしまいます。
ここでは、見積もり依頼をする前に、最低限やっておくべきことをまとめていますので、ぜひ取り入れてみてください。

リフォーム計画を立てる

漠然としたイメージのままリフォームを行っても、本当に望んでいた完成形か判断しづらいですし、後からああすればよかったと後悔する事態にもなりかねません。
漏れなくリフォーム計画を立てるために、5W2Hというテンプレートを使って内容を整理すると良いでしょう。

  • WHO...誰のためにリフォームしますか
  • WHERE...どこをリフォームしますか
  • WHY...なぜリフォームしますか
  • WHAT...どの程度のものにしますか
  • WHEN...いつまでにしますか
  • HOW...どのように仕上げますか
  • HOW MUCH...予算はいくらにしますか

リフォームの計画の立て方や流れについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

リフォーム業者を探す

大体の予算感と工事内容が決まれば、次に依頼するリフォーム業者を探します。
3、4社に見積もりに来てもらったあと、1社に絞るのが一般的です。これを相見積もりと言います。
複数の見積もりを比較・検討することで、適正価格が分かる上に、業者によって出来る工事、出来ない工事がハッキリします。

探し方は、知り合いの紹介やチラシ、インターネットなど様々ですが、それぞれメリット・デメリットがあります。
また、建設会社は間取り変更リフォームなどの大規模な工事が得意、工務店は内装修繕や設備工事などの小規模な工事が得意など、業者の種類によって向き不向きがあります。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。

家の図面や設計図を用意する

リフォームは住宅の状態や求める工事によって、同じ条件がひとつとないものです。
実際に工事が始まって、外側からは見えない家の構造が分かって初めて、追加工事が必要だと言われることもしばしば。

そんなリスクを減らす意味でも、図面や資料があれば、積極的に業者に見せるようにしましょう
図面や資料には、家の築年数や構造、使用した建材といった情報が載っています。

一戸建てなら建築確認申請時に提出した図面があるはず。
設計図や仕様の一覧など打ち合わせ時に使用した資料が残っているようなら、ぜひ提供しましょう。

見積もりの際に気をつけること

現地調査の際、業者はご自宅に来て見積もりを算出します。
ここでは、業者から実りのある提案を引き出し、見積もりに後悔しないためのコツをお教えします。

無料なのはどこまでか訊いておく

ほとんどの場合、最初に頼む概算見積もりは無料です。
見積もりの作成には時間も費用もかかっているのですが、依頼を受けた時の利益でまかない請求はしないのが業界の慣習になっています。
しかしごく稀に、他のリフォーム会社にすると断られたあとになって見積もり料金を請求する業者もいます。

また、リフォームの規模によっては、本格的な図面が必要になり、後からプランニング料という名目で請求される場合もあります。

見積もりは無料かどこまで無料かをしっかり確認しておきましょう。

1社ずつに丁寧に対応する

2、3社に相見積もりを依頼することは一般的ですが、ここでやってはいけないのが、面倒だからといって同じ時間帯にまとめて現地調査を依頼することです。

もし、数社同時に見積もりしてしまうと、業者・担当者との相性や人柄を見極めるのが難しくなってしまいます。
また、業者側も隅々まで調査をしづらくなってしまう上、同業他社に聞かせたくないような提案や割引をやりづらいというデメリットがあります。

見積もりのための現地調査は長くても1、2時間が目安です。単なる現地調査ではなく、積極的に提案を出してくれる信頼できる業者かじっくり吟味する時間と捉え、1社ずつお願いしましょう

予算は余裕を持たせ、はっきり伝える

「自分の予算が十分なのか不足しているのかが分からないので、十分だった場合に多く払いすぎて損をするのでは?」
予算の上限を伝えるのをためらう方の中には、このように考えている方もいるのではないでしょうか。

その心配はいりません。複数の会社に見積もり依頼している場合、比較されるのにわざわざ高い料金を出してはこないからです。
予算をはっきり伝えるメリットは、同じ予算の中で業者ごとの創意工夫や提案力を見極められることです。

また、追加工事が発生する可能性に備えて、予算は1、2割の余裕を持たせておくと良いでしょう

相見積もりだと伝える

見積もりは複数の会社に依頼するのが良いですが、3社程度が適切とされています。
あまりに多すぎると、見積もりにかなりの時間がかかってしまう上、一社ごとの印象が曖昧になってしまいます。

見積もりに来た業者には、「他にも見積もりをお願いしています」と伝えましょう。
比較されていることが分かれば、競争原理で、価格も適正化し、業者の提案も工夫あるものになります。

他社の見積もりを見せない、値引かない

業者を比較・検討する際に、他社の見積書を見せると、一見簡単そうに見えますが、おすすめはしません。
なぜなら、業者からすると「このお客さんは自社の見積もりも他社に漏らすかもしれない」と警戒して手の内を見せず、本気の提案が出来なくなってしまうからです。

また、「他の業者はこれだけ安かった」といって値引き交渉するのも、おすすめしません。
業者からすると、「安ければいいのか」と判断し、質の高い工事よりも、コストパフォーマンス重視の提案になってしまうからです。

信頼できる業者との出会いを逃さないためにも、見積書を見せたり、値引き交渉をするのはマナー違反です

見積もりをもらう時期をはっきりさせる

「いつ頃までに見積もりをいただけますか」
「◯月◯日までに出せそうですか」

見積もりをもらう時期は、はっきり定めておきましょう。
見積もりをもらって初めて、引っ越しや補助金申請といった予定が立ちます。

リフォームは職人や材料の手配など、ただでさえスゲジュール通り進みにくいものです。
見積もりを期日通りに出せない業者は、かなりリスクがあると言わざるを得ないでしょう。

もらった見積書の正しい見方、見た目の安さだけに騙されないコツはこちらの記事で解説しています。

1社に決めたら丁寧に断る

1社に決めたら、他の業者にはなるべく早くお断りの連絡を入れましょう。
「先日はわざわざ見積もりに来てくださいありがとうございました。申し訳ありませんが、今回は他にお願いしようと思います。」 といった内容で構いません。

この際、なぜ他の会社を選んだのかを聞かれる場合があります。
「プランの内容が最も合っていたので」
「すぐに着工できるとのことだったので」
提案の改善のために、依頼者の意見を取り入れようとしている業者もあります。 正直な意見を伝えると共に、無料で見積もりをしてもらった感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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