2018年1月16日

店舗の防犯で重要な8つのポイント【コンビニ・スーパー・レストラン編】

店舗の防犯性を高める方法についてご紹介しています。店舗で窃盗などの被害に合った場合、店舗の経営に大きな影響を及ぼすことになります。金庫が破られたり商品を盗まれることももちろん問題ですが、強盗の場合は従業員の命が脅かされることにもなります。ここでは防犯性を高める方法や防犯機器を導入する際の費用まで掲載していますので、ご参考になさってください。

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店舗の防犯性を高める必要性

事業を運営する上で、不審者から店舗を守ることは非常に重要です。
店舗にまとまったお金があることは誰もが予想できますので、そのお金を狙って犯罪が起こりうることも想像が及びますよね。

店舗での売上金は、一時的にであっても店内に保管されることがあるでしょうし、銀行に入金するために持ち出すこともあるはずです。店舗の防犯が十分でなく、これらの売上金が狙われ、奪われてしまえば経営努力も水の泡です。
また、お店の商品を盗まれてしまうことでも金銭的被害が出ます。店内が荒らされれば警察の調査が入り営業ができないだけでなく、片付けや復旧までに時間も費用も要します。従業員の無駄をなくし、設備費などを削減して経営していても、その努力は報われません。

さらに防犯においては従業員を守るということも重要です。
万が一凶器を所持した強盗に入られれば、従業員の命が危険に晒されますよね。事業を開業する際は、不審者から店舗・従業員を守るために必ず防犯性を考慮した設計を取り入れるようにしましょう。

店舗で起こりうる犯罪

では実際にどのような犯罪を考慮して防犯対策をするべきなのでしょうか。店舗で起こりうる犯罪を以下に見ていきましょう。

【強盗】
深夜営業をしている店舗に多い犯罪ですが、どのタイプの店舗でも起こりやすいです。
深夜帯は辺りも暗く、働いている従業員やお客様、人通りもも少ないことから不審者が行動をとりやすくなります。

強盗は従業員のいるレジや従業員が現金を持ち出したタイミングなどを狙うため、その場に居合わせた人を含み、人の命が関わる犯罪です。
強盗対策として最も簡単なのは、防犯グッズをレジ下のカウンターなどに用意することです。
強盗に対抗できるようスタンガンを用意したり、万が一強盗が逃げた際に強盗をマーキングするためのカラーボールを用意しているケースもあります。最近では自動で通報する装置を設ける店舗もありますが、強盗に抵抗することは、刺激することにもなるため危険な行為とも言えます。

強盗は強行的な手段で犯罪を犯すため、人目につくこともある程度覚悟して予想しています。
しかし、もちろん警察に捕まれば失敗に終わりますので、犯行までの時間を稼ぐことができれば犯行を早々に諦める可能性もあります。

最も大切な対策は、強盗が「入りにくい」と思うような環境を作ることです。 防犯対策がいくつもなされ、一筋縄ではいかないということが確認できるような店舗は強盗も犯行に踏み切ることは少ないと言えます、

【空き巣・万引き(窃盗)】
24時間営業の店舗では起こりにくい犯罪ですが、開店・閉店時間のある店舗で起こりやすいです。
営業時間や定休日を明確に提示することは、もちろんお客様のために必要なことですが、同時に犯罪者も犯罪計画を立てやすくなるということを覚えておきましょう。

空き巣の場合、基本的には最初から最後まで人目に付くことを避けて犯行に及ぼうとするのが特徴です。
逃げ道が確保しやすく人目に付きづらい場所であったり、従業員しか使わず人通りのない裏口などがあるようであれば、空き巣は犯行に及びやすくなります。
基本的には人の留守を狙う空き巣ですが、想定外に人に見られてしまった場合などは人を傷つけることもあります。空き巣のつもりが犯罪を見られた結果、強盗となって強行突破に出るということもありますので、命の危険がないとは言い切れません。

対策としては、人目につきにくい死角を作らないことです。
人通りの少ない場所に店舗がある場合は、開放的な設計で隠れながらの犯行ができないよう対策をする必要があります。

また、スーパーや雑貨店などでは営業時間に起こる犯罪として「万引き」があります。万引きの場合、犯罪としては窃盗に含まれます。 窃盗を防ぐには、店舗内をできるだけ開放的にして、死角をなくすことです。
従業員から見えにくい死角を作ってしまうと、万引き犯は犯行に及びやすくなります。防犯カメラを設置することも有効ですが、できるだけレジからすべての陳列棚が見えるようにするなど、人の目が届くレイアウトにしましょう。

【放火】
放火は店舗の財産を一度に失う可能性のある、非常に危険な犯罪です。
全焼であれば物件、商品もすべて失いますし、復旧すら困難に陥る場合もあります。さらに隣の物件に火が燃え移ってしまえば、被害はどんどん拡大します。

放火は、全火災の12%程度を占め、出火原因としては14年連続して第1位となっているとても被害の多い犯罪でもあります。ゴミ箱や倉庫などが狙われることが多いため、普段から放火犯の目につきやすいものを取り除く必要があります。

対策としては犯行に及びにくい環境にすること放火されやすい環境をつくらないこと犯罪を止めることです。
犯行に及びにくい環境にするためには、死角を作らず見通しの良い環境を作ります。
そして、店舗では燃えやすい紙や布製の商品をまとめて保管せず、金属製の棚などで分割して保管します。店舗外では人目に付きにくいところに隠されやすいゴミ箱付近で放火されることも多いため、従業員しか入れない場所に設置したり、あえて人通りの多いところに構えましょう。

また、犯罪を止めるためには、店内や放火されそうな店舗付近に炎センサーを設けることが効果的です。炎を感知すると警報を鳴らしたり守衛室に連絡が行くため、未然に犯罪を防ぐことができます。

発火を感知した時点ですぐにスプリンクラーが作動し、消火するということも重要となりますので、消防法における定期点検も必ずするようにしましょう。

不審者の侵入傾向

店舗に起こる犯罪でもっとも多いのは空き巣です。
空き巣は人目につかず、かつ素早い手口で犯行に及びます。どんな店舗が空き巣の被害に遭いやすいのでしょうか。空き巣の侵入方法を見ていきましょう。

空き巣の侵入方法
1位:窓ガラス
2位:無施錠
3位:錠破り

1位の窓ガラスと2位の無施錠は、全体の80パーセントを占めます。
3位は、ピッキングなどで施錠が破られ侵入されています。

窓ガラスからの侵入は、店舗だけでなく住居への侵入においても最も多い被害です。
ガラスは店舗内の様子を見ることができるため留守かどうかも確認できますし、対策がなされていない窓は時間もかからずに侵入ができるため、空き巣はまず窓を狙います。

窓での防犯対策では、まず窓を割られないということがポイントです。
最近では空き巣対策に優れた窓が多く開発され、衝撃に耐えられる頑丈なガラスが開発されています。
ガラスとガラスの間に防犯フィルムを挟んだ複合ガラスなどは、割るのに時間を要するため、空き巣が侵入をあきらめることが期待できますので、死角になりそうな窓には設置を検討してみると良いでしょう。

無施錠とは、鍵のかけ忘れなどによる戸締りのミスによるものです。
無施錠は扉だけでなく、窓にも言えます。店舗の閉店時は必ず全ての窓と扉の施錠確認をしましょう。施錠を従業員に任せる場合は、マニュアルやチェックリストを作成し、最後に店を後にする従業員が確実に戸締りができるよう工夫します。
どんなに防犯対策をしても、無施錠では全て意味がありませんので、施錠作業は可能であれば2人以上で確認できるような仕組みをつくりましょう。

錠破りは、ピッキングやサムターン回しなどが考えられます。
ピッキングとは、特殊な工具を使って解錠されてしまうものです。ガラス破りなどとは違い、音がしないため空き巣にとってはリスクが低くなります。
最近の錠はピッキングに対応しているものが多いですが、鍵が古い場合などは鍵を交換することで対策ができます。ロータリーシリンダーキーディンブルキーがおすすめです。

サムターン回しとは、玄関扉についた郵便受けなどから手を入れて直接サムターンを回され解錠されるものです。
扉にガラスが付いている場合はガラスを破られたり、ドリルなどで直接扉に穴を開けて解錠される場合もあります。 サムターンの取り外しができるものや、つまみながら押すことでしか解錠できないサムターンなどもありますので取り入れると良いでしょう。

店舗の防犯性を高める方法

店舗で起こりうる犯罪の中でも空き巣は特に多くなりますが、考えられる犯罪に対しては可能な限り対策を施したいところ。ここからは具体的な防犯性を高める防犯グッズについてご紹介していきます。

警告文・自動警告音声の設置

警告文とは「防犯カメラ作動中」や「24時間警備中」などのステッカーを貼ったり、プレートを設置する方法です。
目につくところに設け、こちらが対策をしていることを直接不審者にアピールします。
不審者にセキュリティの高さを見せることで、侵入が困難だという認識を持たせ、犯行の抑止になります。

また、閉店後に敷地内に何者かの侵入を感知すると自動で音声メッセージが流れる自動警告音声も有効です。
「ここは立ち入り禁止です」というような警告が音声で流れるため、音声で周囲の人にみつかる可能性を意識させるとともに、「見られているかもしれない」という恐怖心を煽ります。
実際に警報ベルやサイレン、センサーなどを見せておくことも効果的です。

防犯カメラの設置

防犯カメラを設置することは犯罪の抑止に繋がると共に、被害にあった際には犯人逮捕の際の材料となります。
捜査や犯人逮捕の際、防犯カメラの映像は決定的な証拠となることが多くあります。店舗の外へ設置して不審者の侵入を防ぐことにも有効ですが、販売店などであれば店内へ設け、窃盗や万引きの対策としても使えます。

防犯グッズとして便利な防犯カメラですが、デメリットがないわけではありません。
防犯カメラは作動中、写り込んだものを全て記録しますので、場合によっては近隣住民のプライバシーの侵害になることもありますので、防犯カメラの向きや角度には注意が必要です。
近隣住民や利用するお客様に理解してもらう意味でも、配慮という観点で警告文を掲示するのが好ましいでしょう。

防犯フェンス

防犯フェンスの設置は、店舗の敷地を囲って不審者の侵入を防ぐ方法です。
店舗の四方をすべて囲い、フェンスの上部に有刺鉄線を張ると乗り越えての侵入も防ぐことができます。

防犯性は非常に高まりますが、同時に店舗の印象を悪くしてしまう可能性もあります。
店舗の外装は、訪れるお客様の第一印象となります。背の高いフェンスで有刺鉄線のある店舗となると、見た目にも物騒で閉塞感があり、印象は良いとは言えません。

最近はフェンスのデザインも様々なものが販売されています。デザイン性もありつつ、防犯性もあるというバランスで選ぶようにしましょう。
また、フェンスはある程度見晴らしを良くすることが重要です。万が一侵入を許してしまった場合、外の目が届かない状態はかえって不審者にとって好都合の死角となり、犯罪を犯しやすくしてしまいます。

警備会社へ依頼

防犯性をもっとも高めるのが、警備会社へ依頼するという方法です。
警備会社と契約することで、窓を破られたり、敷地内に不審者が侵入するとセンサーが感知し、警備会社へ自動で通報されます。通報を受けると数分で警備員が到着し、現場の確認を行ってくれます。

警備会社に依頼する際は、費用がかかります。
また、警備会社と契約すると警備を知らせるステッカーが貼られます。「警備を入れている家」ということがアピールできるため、警告文同様、犯罪抑止効果が期待できますが、一般住宅で警備会社に依頼する場合は「お金がある家だから警備を入れている」と認知され、逆に狙われるという見解もありますので、依頼する際はよく検討しましょう。

不審者をセンサーが感知した場合、その通報はすぐさま警備会社に届き、警備員が出動します。
警備員は瞬時に行動に出て駆けつけてはくれますが、警察ではないため、急行するにも交通ルールは守らなくてはなりません。110番したときのようなスピーディーさを期待される方が多いですが、実際良くて10~20分後の到着となります。
侵入から5分以内に犯行を済ませると言われる空き巣の場合、警備員の到着が間に合わないことも考えられます。

また、警備員は駆け付けた際、現場確認をしたのちに警察へ連絡を入れます。通報にさらに時間がかかるうえ、警備員はあくまで警備員ですので、犯人を自ら逮捕するべく動くという訳でもありません。ただ、緊急時に誰よりも早く駆け付けてくれるという面では大いに安心できるサービスだと言えます。

警備会社の防犯サービスは、現場急行サービス以外にも多岐に及びます。
戸締りを忘れての外出を防ぐための警告や、不審者侵入時の警告ブザーの作動と契約者への素早い連絡、放火などの火災発生時の素早い感知というように、非常に多くの防犯機能を果たします。

犯行が起きてからというより、犯行を未然に防止、早期発見という観点で捉えると非常に心強い防犯対策と言えます。さらに万が一被害に遭った時に見舞金の支給を取り入れている警備会社もあるので安心です。

防犯対策でかかる費用

ここからは防犯対策を取り入れるために必要な費用を見ていきましょう。

  • 警告文(ステッカータイプ):¥500 ~
  • 自動警告音声スピーカーの設置(LEDライト機能つき):¥80,000 ~
  • 防犯カメラの設置(設置費込):¥30,000 ~
  • 防犯フェンス (1975mm×600mm):¥10,000 ~
  • 警備会社へ依頼(初期費用・防犯機器購入):¥300,000 ~

費用項目の詳細解説

警告文

警告文はステッカータイプのものがもっともお得に導入できます。
市販されているものもありますし、警備会社と契約した際や防犯カメラを購入した際に付属していることもあります。
警告文ステッカーは外に貼られることを想定してつくられているため防水性が高く、窓ガラスや扉の外に貼っても問題ありません。

自動警告音声スピーカーの設置

敷地内に不審者が侵入すると、自動で「立ち入り禁止」などの警告メッセージが流れるスピーカーです。
その多くはライトの機能と併用されており、侵入者をライトで照らした上で音声が流れるような仕組みになっています。使用されるライトは、明るくて長持ちするLEDが主流です。
LEDは性能の良さから購入費用は高いですが、普段の電気量が安くなるので長期的に見るとお得と言えます。

防犯カメラの設置

防犯カメラには、録画機能がない威嚇目的のダミータイプや、解像度の高い高画質タイプ、不審者を感知するとスマートフォンに映像が送信され、音声を聞いたり発したりできるタイプなど様々な種類があります。
機能が充実していたり、画質が良いものなどは高額になります。

また、購入時には設置費などが含まれているかを確認しましょう。防犯カメラの設置は配線などが複雑な場合があり、設置も業者に依頼した方が望ましい場合があります。
メーカーによって、工事費別、工事費込など価格設定の範囲が違うので注意が必要です。

ダミータイプに関しては、配線工事が必要ないためご自身で取付が可能ですが、店舗には不向きです。店舗を狙うような空き巣や強盗はプロですので、ダミーはすぐに見破られてしまう可能性があります。

防犯フェンスの設置

防犯フェンスは使用する範囲によって価格が変わります。
フェンスは規格サイズで1枚ずつ購入もできますが、セットで一括購入すると割引になる場合があります。費用を抑えたい場合は、セットでの購入を検討すると良いでしょう。

警備会社へ依頼

警備会社へ依頼する場合は、毎月発生する警備費と共に、セキュリティ機器の設置などで初期費用が発生します。
セキュリティ機器の導入は購入かレンタルかを選ぶことができ、初期費用を抑えるのであればレンタルの方がおすすめです。しかし、レンタルの場合はレンタル費が毎月発生しますので、月額を抑えるのであれば購入してしまう方が良いでしょう。

また、被害に遭った場合に見舞金を支給してくれる警備会社もあります。その場合、初期費用、月額ともにやや高額になる傾向があります。

実際の犯罪事例

店舗の種類や環境によって、起こりやすい犯罪が変わります。ここからは事例を基に対策をご紹介していきます。

元従業員による窃盗

空き巣や窃盗の被害は、まず初めに第三者による窃盗を想定しますが、意外と多いのが元従業員による窃盗被害です。
元従業員は実際に店舗の中で働いていた経験がありますので、建物の構造施されている防犯対策、目的となる金庫の位置人の出入りのない時間など細かい情報まで把握しています。
綿密に計画を立てることができてしまうため、犯行に適した時間帯を狙い、目的の金庫まで速やかにたどり着き、施された防犯対策を破って簡単に犯行に及ぶことができるとともに、安全な逃げ道の確保までできてしまいます。

実際に多い事例でもありますので、信頼している従業員に対しても抑止の意味も込めて防犯を施しておく必要があります。
誰に対しても効果を発揮する防犯カメラなどは常に回しておく必要があります。そして、金庫がある場合は解錠の番号を定期的に変更しましょう。

宝石店・高級ブランド店での窃盗

宝石店や高級ブランド店では、1点ごとの価格が高いため、窃盗や強盗に狙われやすいです。
どこに侵入しても同じリスクがあるのであれば、売上金を金庫に隠しているとも限らず金目のものがあるかどうかもわからない店舗よりは、高額な商品が確実にショーウィンドウに並んでいる宝石店・高級ブランドを取り扱う店舗を狙った方が、犯人にとってはメリットがあると言えます。

宝石や高級ブランドを取り扱う店主やオーナーもそれなりの対策を検討するかと思いますが、窃盗・強盗犯も捕まるか逃げ切れるかを賭けていますのでできる限り厳重な対策が必要です。
路面店などの場合、多くがガラス張りの構造を取っていますので、店舗自体への侵入を防ぐため窓ガラスに強化ガラスを用いる対策は大切です。
そのうえで、センサーや警報を設置しすぐに警備員が急行できる環境をつくりましょう。さらに、侵入を許してしまった場合に備えてショーウインドウのガラスも強度の高いものにすることが効果的です。

侵入にも時間がかかり、警報が鳴り響き、なおかつショーウィンドウの破壊にも時間がかかるようであれば、空き巣の犯行は難しくなります。
万が一侵入されても犯行に時間を要する対策を施しておくことは、犯行をあきらめさせるのに非常に効果的です。

強盗が狙いやすいのは人目のつかない裏口

強盗は人がいたとしても、直接従業員を脅して金品を奪ったり金庫を開けさせようと企みます。
金品だけでなく、店主や従業員の命が脅かされる非常に危険な犯罪となりますので、防犯対策は十分に施しましょう。

強盗は直接レジを狙う場合もありますが、人目のつかない裏口から営業終了後に戸締りをする従業員を狙うことも多くあります。
戸締りをして出ていく従業員が金品を持っていればそこで奪われることもあります。また、店内にあるのであれば戸締りのタイミングを襲って店舗内に引きずり込み、脅迫して金庫やレジを開けさせることもあります。

強盗対策では、従業員の命を守ることを最優先に考えます。 裏口がある場合は、必ず裏口にも防犯カメラを設置します。夜遅くに閉店する店舗は、2人以上で最後の戸締りを行うようにし、防犯ブザーなどを携帯させましょう。
また、店舗を経営する上では災害時の避難訓練だけでなく、防犯訓練も取り入れると良いでしょう。

まとめ

店舗を経営する際は、防犯についてもしっかり考え、対策を取ることが大切です。
店舗に起こる犯罪は様々ありますが、もっとも多いのは空き巣や万引きによる窃盗の被害です。

空き巣の被害から店舗を守るためには、警戒が高いことをアピールして狙わせないこと、そしてとにかく店舗に侵入させないことです。
空き巣の侵入手口の第1位が窓ガラスからの侵入ですが、空き巣のほとんどが侵入に5分以上かかる場合諦めます。窓ガラスを強化ガラスに変え、簡単に侵入させないことが大切です。

次に多い手口が無施錠の店舗を狙った犯行です。営業終了後は確実な戸締り確認をするためにチェックリストなどを設け、可能ならば2人でダブルチェックを行うようにしましょう。
また、営業終了後に戸締りをする従業員が強盗に合うケースが多いこともありますので、従業員用の裏口にも防犯カメラを設け1人で施錠をしない体制をつくりましょう。

店舗の防犯対策をすることは、金品を守るだけでなく、従業員の命を守ることにも繋がります。
購入したものを自ら設置するだけでもできる対策もあれば、警備のプロである警備会社に毎月費用を払って防犯を依頼することもできます。
後々後悔しないためにも、店舗に起こりうる様々な犯罪を想定して防犯対策を行いましょう。

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