2018年12月18日

店舗照明では何を選べばいいの? 照明のデザインについてお教えします

店舗の照明選びは、開業する上で、レイアウトにこだわるのと同じくらい重要なことです。照明で商品や料理の見え方、店内のイメージが大きく変わるため、売り上げにも影響を与えるといわれています。ここでは、そんな店舗照明について種類や基礎知識、選ぶときのポイントも合わせて解説しています。

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照明の基礎知識

店舗照明

照明というと、光で辺りを照らすというイメージされる方がほとんどだと思います。しかし、電球ひとつとっても電球、蛍光灯、LEDなど様々です。

照明は専門用語が多いため、選ぶときに大切な用語に焦点を当てて解説していきます。

光束

光束は照明などから放射される光の量といわれています。要は照明全体の明るさを計る数値で、単位はlm(ルーメン)です。電球の明るさはW(ワット)で表され、30Wの電球よりも60Wの電球のほうが明るく感じます。

LEDは、白熱電球よりも少ないlm数で同じように照らすことができるため、省エネといわれています。長時間営業する店舗や照明を多く設置している店舗の場合は、LEDやLED電球がおすすめです。

照度

光束と照度

照度とは、光に照らされたときの面積の明るさを表わすもので、単位はlux(ルクス)です。簡単にいうと、部屋にどれくらいの明るさが必要なのか、という指標のようなものです。

学校やオフィスでは、作業効率や視力向上を意識して、150~200lux以上の照明が良しとされていて、飲食店の厨房や病院の診察室は500lux以上が推奨されています。

照度は国家規格ではありますが、法律ではなくあくまで明るさの目安です。
落ち着いた雰囲気のバーなど、明らかに照度が規定を満たしていないお店もありますが、国の基準以下だからといって、特に処罰を受けることはありません。

10lx以下の飲食店は低照度飲食店とみなされ、風俗店営業に該当します。風俗営業にあたる場合、店舗の所在地を管轄する公安委員会から許可を取得する必要があり、無許可で営業すると罰せられます。

色温度

色温度

出典:パーフェクトカメラ

色温度は、自然光、人工的に限らず、光源が発する光の色を表すものです。
単位はK(ケルビン)で、蛍光灯の色味は全部で3種類あります。

昼光色は青白い光で、色温度は大体6000K程度ですので、蛍光灯で太陽光に近い色を再現することが可能です。

昼白色は5000K程度ですので、太陽光に近い自然な光が特徴です。 ナチュラル色やマイルド色と呼ばれることもあり、オフィスや学校など長い時間を過ごす場所で使われています。

電球色は電球の色を蛍光灯で再現したもので、3000K程度のため赤みを帯びた優しい色合いが特徴です。落ち着いた色味なので、カフェやナチュラル系のショップなどに最適です。明るさは感じにくいため、オフィスや病院には不向きでしょう。

演色性

演色性

出典:節電レストラン

演色性とは、自然光の下で物を見たときの色を示す指標です。演色性は単位ではなく、平均演色評価数(Ra)で表わされます。

演色性は商品や料理の色の見えた方に影響し、太陽光などの自然光に照らされた状態を100と定め、Raが100に近いほど自然に近い色味になりますが、電球の光(色温度)によって見え方が異なるので注意してください。

飲食店では、料理がより美味しそうに見えるように、色を忠実に再現してくれる高演色性蛍光灯がおすすめです。LEDは発売当初、青白い光のため演色性が低いといわれていましたが、最近ではRaが90近い商品も販売されています。

店舗照明はスタイルで選ぶ

店舗照明

照明の基本が分かってきたところで、本題の店舗照明に入ります。 照明器具が店舗のイメージと違うと、店内がアンバランスな印象になってしまいます。最適なデザインのものを選ぶためにも、照明器具にはどのような種類があるのかご紹介します。

ペンダントライト

ペンダントライト 出典:croix

ペンダントライトは、天井からコードやチェーンなどを使って吊り下げる照明器具です。吊り下がっているためお客様の目につきやすいですが、北欧風のデザインや和風のデザインなどが種類が非常に豊富です。そのため、店舗のイメージに合ったものを選ぶことができます。

シーリングライト

シーリングライト 出典:Ampoule

シーリングライトは、ご家庭でよく使われている照明で、満遍なく辺りを照らしてくれます。天井に直接取り付けるため、高い位置から照らすことにより、柔らかな光で空間を演出できます。

以前は電球を使用したシーリングライトが一般的でしたが、近年ではLEDシーリングライトも販売されています。デザイン性が高い商品もありますので、店舗でも問題なく使用できます。

スポットライト

スポットライト 出典:ライティングファクトリー

スポットライトと聞くと、舞台をイメージする方がいるかもしれませんが、アパレルショップなどの天井を見ると、小型のスポットライトが設置されていることがあります。

メインとなる商品を目立つように照らしたり、ピンポイントで店舗の一部だけを彩ることが可能です。スポットライトは単体で使用するのではなく、目立たせたい場所に設置する照明といえます。

商品によっては、ご自身で取り付けることもできます。売り出したい商品を強調できるため、雑貨屋やアパレルショップなど、商品数が多い業種におすすめです。

直管器具

直管器具 出典:東芝ライテック株式会社

直管器具は蛍光灯をイメージしてください。蛍光灯や特殊蛍光灯に対応した器具で、最もスタンダードな照明器具です。病院、オフィスや学校などに用いられ、デザイン性よりも機能性を求めるときに使用します。

ダウンライト

ダウンライト 出典:ライティングファクトリー

ダウンライトは照明部分が天井に埋め込まれているため、オシャレでありながら天井をすっきり見せることができます。天井がフラットになるため圧迫感もありません。

光の角度が調節できるユニバーサルタイプというのもあります。また、ペンダントライトと同じく、明るさが弱いので、間接照明として使用されることがほとんどです。ただし、照明の配置よっては、メイン照明でも使えます。

シャンデリア

シャンデリア

華やかな印象になるシャンデリアは、価格が高めの飲食店やサロン、扱う服によってはアパレルショップでも導入しています。 シャンデリアは吊り下げ型と天井取り付け方があり、デザインは洋風なものだけでなく、古民家に合うようなモダンなものもあります。

複数の電球を使用するため非常に明るく、大きなシャンデリアが1つあるだけで優雅な雰囲気になります。ただし、大きなシャンデリアは天井に高さがないと圧迫感が出てしまいますので、取り付ける際は注意しましょう。

店舗照明の施工事例をご紹介

ここでは、リフォマの加盟店が対応した店舗の施工事例をご紹介しますので、ご自身の店舗に設置するときの参考にしてみてください。

コーヒー店 店舗改修工事

コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(0枚目)
コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(1枚目)
コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(2枚目)
コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(3枚目)
AFTER
コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(0枚目)
コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(1枚目)
コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(2枚目)
コーヒー店 店舗改修工事の施工後写真(3枚目)
工務店名
株式会社HARA建築工房
施工月
2018年4月
施工地域
広島県広島市中区
住宅種別
店舗・オフィス
業者のコメント
新規コーヒー店を出店されるとの事でリフォーム業者を探しておられました。
何回かお会いして打ち合わせさせていただき他業社さんより年齢が近く
考えているイメージを伝えやすいと感じられたとの事でご依頼いただきました。
コーヒーをお渡しするカウンターやフロアタイル照明、キッチン工事をしました。
工事費用
175万円

新設備取り付けの飲食店改装工事×内装工事×京都府京都市

店舗改装工事前
店舗改装工事前 空調
店舗改装工事途中 解体
店舗改装工事前 天井 照明
店舗改装工事前 リフト設置場所
店舗改装工事 完了 カウンター席
店舗改装工事途中 リフト設置場所
店舗改装工事 完了 キッチン
店舗改装工事 完了 リフト
店舗改装工事 完了 入口
BEFORE
店舗改装工事前
店舗改装工事前 空調
店舗改装工事途中 解体
店舗改装工事前 天井 照明
店舗改装工事前 リフト設置場所
AFTER
店舗改装工事 完了 カウンター席
店舗改装工事途中 リフト設置場所
店舗改装工事 完了 キッチン
店舗改装工事 完了 リフト
店舗改装工事 完了 入口
工務店名
株式会社PWS
施工月
2016年4月
施工地域
京都府京都市東山区
住宅種別
店舗・オフィス
お客様のご要望
オーナー様の第一のご希望が1階から2階へ料理を運ぶリフトの新設でした、またご自宅に眠っていた欄間の再利用、各個室のイメージチェンジ、厨房内の洗い場が少なかった為、各所への水洗、シンクの新設のご要望がありました。また間接照明を上手く利用する事と、店舗内全照明器具をLED照明に取り換えたいとご依頼されました。
ここがポイント!
  • 1階から2階へのリフト新設、軽量鉄骨ゆえの開口部確保の問題、また2階リフトスペースも併せて設置場所がなかなか難題でした。

  • オーナー様御支給品の欄間を使用したカウンタースペース、間接照明も利用して、欄間を浮き上がらせる様に工夫しました。

  • 店舗内全照明器具のLED化

業者のコメント
ここがポイントにも書かせて頂いた通り、リフトの新設には頭を痛めました。一階の厨房内は勿論、2階の下し口も場所は適切な場所に配置をしなければならないのですが、天井、床を抜いてみたら、鉄骨は出てくる、クーラーの冷媒管は全てそこを通っている・・・電気配線もてんこ盛り(苦笑)ひとつひとつ処理をしていき、何とか希望通りの場所へ設置出来ました。
また、オーナー様御支給の欄間、これをどう生かすか、大工と相談をし、揚句は塗装、電気、設備工事に関わった全ての職人とあーだこーだと議論して、間接照明も盛り込んで、やっと完成、オーナー様に喜んで頂けた時は本当に嬉しかったですね。
今、オープンして約4か月、一般のリフォームでも勿論、お客様に喜んで頂けるのが、この上なく嬉しい事ですが、店舗改装の時は、是非とも流行って欲しいと願いながら改装をさせて頂いておりますので、順調にお客様がご来店されているのを聞くと、とても嬉しく思います(勿論、私も、弊社代表と食べに行かせて頂きました(笑))
工事内容詳細

【ダムウェーター】
京都リフト 
カゴ有効寸法W500×D500×H600 最大積載量30Kg 速度24m/min 棚2枚
【LED照明器具、ランプ】
コイズミ
【間接照明】
ダイコー
【避難誘導器具】
パナソニック
【クロス】
サンゲツ

工事費用
550万円

照明が印象的な焼き鳥屋リフォーム×内装工事×兵庫県神戸市

店舗改修工事風景
店舗改修後1
店舗改修後2
店舗改修後3
BEFORE
店舗改修工事風景
AFTER
店舗改修後1
店舗改修後2
店舗改修後3
工務店名
株式会社クロス・ロード
施工月
2014年3月
施工地域
兵庫県神戸市
住宅種別
店舗・オフィス
お客様のご要望
焼き鳥屋の工事をお願いしたい。
ここがポイント!
  • こだわりのデザイン

  • イメージチェンジにもなる

  • 集客力アップ

業者のコメント
照明が印象的なお店になりました。
工事費用
価格非公開

店舗照明を選ぶポイントを業種別にご紹介します

ここでは、店舗の業種別に照明を選ぶときのポイントをご紹介しています。
業種によってお客様が求めることも違ってきますので、ご自身が開業する店舗、もしくは営業中の店舗の照明を選ぶときの参考にしてみてください。

飲食店

飲食店

飲食店は厨房とホールで照明が異なります。厨房の照明をお客様の目に触れない部分ですので、デザイン性よりも機能性を重視してください。手元を明るく照らさないと、包丁などの器具で怪我をする危険性があります。

ホールでは、お客様が落ち着いて食事ができるように、温かな色で辺りを照らせる白熱電球を利用した照明がおすすめです。天井の十分な高さがあるときは、ペンダントライトを使用するとポップな印象になりますし、シャンデリアを設置すると高級感を演出できます。

また、料理が色鮮やかに見えるような照明を採用してください。食材の色味が悪いと、折角の美味しい料理も、その魅力が半減してしまいます。一般的に料理を美味しそうに見せる色温度は、2000K~3000K程度です。

以下の記事では、店舗照明で気になる費用や注意点ついて詳しく解説しています。ぜひご参考ください。
店舗照明を選ぶときの注意点を詳しくお教えします!
店舗の照明費用の相場は? 用途別に照明をご提案します!

美容院・サロン

美容院

美容院の最適照度は、400lx~700lxといわれています。お客様の顔がはっきりと見え、カラーリングの色が自然光と変わりなく見えるものが望ましいため、演色性がRe90前後のLEDライトがおすすめです。

サロンでは、カウンセリングスペースやメイクスペースには、自然光に近い昼白色・昼光色のものを取付けましょう。 施術スペースでは、全体を照らす照明と間接照明を用いて、お客様にリラックスしてもらえるように、少し暗めの照明を取付けるのがおすすめです。

以下の記事では、サロンの照明についてより詳しく解説しています。

物販店

アパレル

アパレルショップや物販では、商品の色や質感がきちんと分かるように、明るさを確保すると共に演色性を意識した照明にしましょう。雑貨屋ではお店のコンセプトに合わせて、棚に置かれた商品が満遍なく照らされる配置が理想です。

さらに、お店の店頭よりも奥側の壁を2、3倍明るくすることにより、好奇心が湧いて「奥の方に行ってみたい!」という効果があるといいます。店内をまんべなく見ていただくためにも、取り入れてみてください。

オフィス

オフィス

オフィスには、実務スペース以外にも、会議室や休憩スペースなどが設けられています。さらに、オフィスビルであれば玄関ホールや受付があります。これらの用途は異なるため、用途や作業内容に適した照明器具を選ぶことが大切になります。

作業効率が重視される実務スペースでは、 適切な明るさが確保できない環境ですと、作業効率が低下してしまいます。眼精疲労や視力低下など、社員の健康状態に悪影響を及ぼすことがあるので、蛍光灯以外にもダウンライトも利用して明るさを調整しましょう。

以下の記事では、オフィスの照明についてより詳しく解説していますので、参考までにご覧ください。

まとめ

店舗照明

店舗照明は、お店のイメージを決めるための重要なアイテムです。色味や明るさの違いによって、お店の印象が大きく変わりますので、店舗のコンセプトに一致した照明を選ぶようにしましょう。

店舗の設計を行うにあたって、どのようなサービスを行い、どのような雰囲気のお店にしたいのか考える必要があります。それらが明確に決まっていれば、照明の種類を決めることはそれほど難しくはありません。反対にコンセプトがあやふやですと、なかなか照明を決めることができません。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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