2017年11月3日

エステサロンでの照明の選び方とは? ランニングコストを意識して選ぶ

エステサロンは、お客様にリラックスをしていただくために、綺麗で心地良い空間にすることが大切です。そのような空間を作るためには、内装やデザインを考えることは重要です。なかでも空間の演出にかかせないものが「照明」です。 ここでは、照明の選び方についてご紹介します。 ぜひ、エステサロンの空間づくりの参考にしてみて下さい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

全体照明と部分照明

照明器具は「全体照明」「部分照明」の二種類に大きく分かれます。

カウンセリングスペース、着替えスペースや施錠スペースなど、それぞれどのような空間にしたいのかは部屋によって変わってくるでしょう。 特に施錠スペースは、お客様にリラックスしてもらうための空間になりますので、部屋の雰囲気をこだわりたい場所ではないでしょうか。

エステサロンでは、「全体照明」と「部分照明」をバランス良く組み合わせて、イメージした空間を作り出すことが大切です。そこで、照明を使って効果的に空間を演出するために、各照明の種類役割について理解しておく必要があります。

まずは照明の基礎知識となる「全体照明」と「部分照明」の役割、それぞれの照明の種類と特徴についてご紹介します。

全体照明の種類と役割

全体照明は、部屋全体を照らす照明で「シーリングライト」「ペンダントライト」「シャンデリア」「ダウンライト」といった種類があります。

【シーリングライト】
シーリングライトは、天井に直接取付ける照明で一般家庭のリビングなどに多く取り入れられています。どんな部屋にも対応でき、広い空間を照らすのに適しています。また調光機能や自動点灯などの便利な機能が搭載されているものも存在します。

【ペンダントライト】
ペンダントライトは、天井から吊り下げる照明です。 様々なデザインやサイズが豊富にそろっているため、取付ける場所や求める雰囲気に合わせて好みのものを取付けることができます。 また吊り下げる高さを低く調節し、部分照明として使用することも可能です。

【シャンデリア】
シャンデリアもペンダントライト同様に天井から吊り下げる照明です。 おしゃれなデザインや豪華な装飾が魅力で高級感があります。 シャンデリアは多灯型で他の照明に比べると重いため、取付けの際には天井下地の補強などが必要になることがあります。

【ダウンライト】
ダウンライトは、一般的には2~3個の照明を等間隔に並べて配置することが多く、天井に埋め込むタイプの照明です。 埋め込み型のため、天井に出っ張りがなく見た目もすっきりとした印象です。 また、取付ける照明の数を1個にして部分照明として使用することも可能です。

部分照明の種類と役割

部分照明は部屋全体を照らすのではなく、部屋の一部分(床、壁、天井やオブジェなどのインテリア)を照らす照明のことです。主に間接照明補助照明として取り入れられます。 「スポットライト」「フロアスタンド」「テーブルスタンド」「フットライト」といった種類があります。

【スポットライト】
スポットライトは、ランプの向きを変えることができ、意図的に照らしたい場所に光を当てることができます。 例えば、壁に飾った絵などを照らすと、照らされた絵が際立ち部屋にアクセントをつけることができます。

また壁面や天井に光を反射させる間接照明として利用することも可能です。間接照明は部屋を明るくする効果は低くなりますが、穏やかなやわらかい光が広がりリラックス効果が期待できます。

【フロアスタンド】
フロアスタンドは、床に置いて使用する照明です。簡単に持ち運びができるため、灯りをプラスしたいところに置き、空間にアクセントをつけることができます。 床面、壁面や天井面を照らすタイプなどがあり、種類が豊富で様々な空間演出が可能です。 スポットライト同様に、間接照明として取りれられることが多い照明です。

【テーブルスタンド】
テーブルスタンドは、テーブルなどの台に置いて使用する照明です。フロアスタンド同様に簡単に持ち運びができ、部屋のアクセント明るさを補う照明として活用することができます。 また形やデザインなどが豊富に揃っているので、インテリアに合わせて好みのものを選ぶと良いでしょう。

【フットライト】
フットライトは、廊下や階段、ベッドの周りに取付ける照明です。 主に廊下や階段の足元を照らし夜間などでも安全に歩行するために取付けられます。しかし安全面の確保だけではなく、ベッドサイドに取付けることでムードを作ることができ、お客様によりリラックスしてもらう空間を演出することが可能です。

状況やフロアに応じた照明の選び方

エステサロンには「カウンセリングスペース」「メイクスペース」「施術スペース」と様々な部屋が存在しますので、各部屋毎に適切な照明を取付ける必要があります。

例えば、カウンセリングスペースやメイクスペースには自然光に近い照明が適しています。蛍光灯(昼白色・昼光色)など明るめの全体照明を取付けましょう。 そして施術スペースには、全体照明と部分照明を上手に組み合わせて、お客様にリラックスしてもらえるような少し暗めの電球色などを取付けると良いでしょう。

またカウンセリングから施術までを同じ部屋で行う場合は、調光機能が搭載されているものや、昼白色と電球色を使い分けられるものを選ぶと便利です。

照明はエステサロンの空間づくりに欠かせません。
こちらの記事では、エステサロンの設計・デザインのポイントや費用について詳しく解説しているので、ご参照ください。
【2022年度版】エステサロン開業・内装(リフォーム)工事の費用相場と実際の事例を紹介

ランニングコストから考える照明の選び方

エステサロンの場合、光熱費の内訳は、美容機材や照明の電気代が大きな割合を占めていることが多いです。そのため、照明にかかる電気代の節約は経費削減対策としても有効です。

電気代を少しでも節約するためには、省エネでランニングコストのかからない「LED電球」を選ぶと良いでしょう。

「LED電球」は、通常の電球よりも低電力で寿命が長いため、約10年くらいは交換せずにそのまま使い続けることができます。 ただ「LED電球」自体の価格は2,000円前後となり、通常の電球の倍以上の価格にはなりますが、長い目で見ると「LED電球」を取付ける方がトータル的にはお得だと言えます。

まとめ

エステサロンでは、お客様にリラックスして満足していただくことが大切です。

サービス内容や施錠技術はもちろん重要なポイントですが、お客様の満足度を上げるためには、照明を使って、魅力的でリラックスのできる空間を作ることも同様に大切です。 カウンセリングルーム、施術室など各部屋毎に適切な照明を取付けて電球の明るさにも気を配りましょう。

そして「全体照明」、「部分照明」には様々な種類やデザインのものがありますので、それぞれの役割や効果を踏まえながらお店のインテリアに合う照明を取付けることも必要でしょう。光熱費を少しでも抑えたいということであれば、一部の照明を「LED電球」にするのも1つのアイデアです。

照明をバランス良く使って、快適でリラックスのできる空間をつくりましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介