2019年11月25日

歯科医院のデザイン(設計)のポイントを徹底解説! 費用もお教えします

近年、歯科医院は増加傾向にありますので、ターゲットとした客層が来院しやすい造りにすることが大切です。もちろん治療に対するこだわりや技術は重要ですが、内装のデザインが優れていることもご自身の歯科医院にしかない強みとなります。この記事では、歯科医院のデザイン(設計)のポイントを中心に解説していますので、ぜひ参考になさってください。

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歯科のデザイン・設計の費用相場

リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 歯科のデザイン・設計 を行う場合の概算費用です。

レイアウト設計
50〜80万円
設計管理
30〜50万円
医療機器設置
100〜150万円
内装工事
300〜500万円

歯科医院のデザインで気をつけなくてはいけないこと

歯科医院 デザイン

出典:Photo AC

デザイン(設計)は建物の基礎部分です。そのため、この部分が間違ってしまうと、患者様や従業員が使いづらい歯科医院となってしまいます。デザインはご自身の希望に沿う形で造られますが、従業員の働きやすさや来院された方の居心地の良さなどを重視しましょう。

まずは、歯科医院のデザインで失敗しないためのポイントを解説していきます。

あらかじめ土足か履き替えかを決めておく

土足では靴を脱いだり履いたりする手間がかからないため、入口からすぐに受付へ行けます。 一方、履き替えはどうしても入口に人が集中してしまいますし、土間を作るために床の位置を一段高くすることで、つまずいて怪我人が出る可能性もあります。

衛生面から比較すると、土足は泥などの汚れを院内に持ち込んでしまうため、待合室だけでなく治療室も汚れてしまう懸念があります。
従業員が念入りに清掃を行う、または専門業者に依頼をするなどして、院内を清潔に保つ工夫が必要です。

履き替えは元々が外の汚れやカビ、微生物を院内に持ち込ませないための施策です。最近は、紫外線で殺菌するスリッパラックが販売されていますので、履き替えのほうが院内の衛生を保ちやすいといえます。

土足と履き替えでそれぞれメリットとデメリットがありますので、ターゲットしている患者様のことを考え、どちらが利用しやすいかで選んでください。

待合室の広さやドアの有無を考える

待合室は内装に気を遣うだけでなく、その位置や広さも非常に重要です。待合室と入口が近すぎると、混雑している場合に患者様が出入りしにくくなります。かといって、離れすぎていると患者様の移動が大変になってしまいます。

もちろん土地の坪数によっては仕方ない場合もあると思います。待合室の広さを確保できない場合、完全予約制にして待合室にいる人数を少なくするなど、営業方法を変えることで待合室を有効活用することも可能です。

また、待合室と診察室の間にドアを設けているところと、設けていないところがありますが、自治体によっては必ずドアを設けるように定めている場合があります。まずは、管轄している保健所に確認してみてください。

器具を消毒や準備をするため作業場の配置

歯科医院では治療に使用した器具を破棄する場合もあれば、消毒して再度使用する場合とありますよね。消毒は日々行うことですし、前準備を行うための作業台、機械の部品を洗うための流しも必要になります。

そのため、歯科医院では作業台+流しがあるキッチンのような作業場を設けています。作業効率を考えて患者様から見える位置に作業場を設置しているところや、完全に隔離しているところと様々です。

物音が発生しますし、衛生的なことを気にされる方もいらっしゃるでしょう。特に審美歯科ではより細やかな気配りが求められるので、見えない位置に作業場を配置されるところが多いようです。

そうはいっても、壁で完全に区切るとその分工事費用がかかります。視界に入らないように、治療台の頭を置くほうに作業場を設ける方法もありますので、ご自身が開業する歯科医院のこだわりによって決めるとよいでしょう。

歯科医院のデザイン(設計)を依頼するといくらかかる?

歯科医院 デザイン

費用はデザインによって異なりますので、一概にいくらとは言えませんが、おおよそ工事費用の10~15%程度です。仮に内装工事費が600万円だった場合、60万~90万円程度はかかる計算になります。

安価でデザインを受付けている会社もありますが、何回もデザインの直しを要求すると、担当者の人件費がかかることで費用が高くなるケースもあります。費用が高くなる場合はあらかじめ打診があると思いますが、作業量に応じてデザイン費用は高くなる、ということを覚えておきましょう。

デザインの費用は「設計・デザイン料」と記載されることが殆どで、図面の書き起こしから設計まで行ってもらえます。デザインや使い勝手にこだわりが強い方は、専門のデザイン会社に依頼することをおすすめします。

さらに、会社によっては設計のみしか行わないケースもありますので、工事まで行ってもらえるのかなど、どこまで対応してくれるのか確認することも大切です。

歯科医院のデザインはコンセプトに合ったものにする

歯科医院 デザイン

来院された方に良い印象を抱いてもらう、記憶にとどめてもらうために、内装デザインが優れている歯科医院が近年増えてきています。

幼児歯科ではキッズルームを設けたり、壁の色をカラフルにするなどして、歯の治療に対する恐怖心を和らげる造りにするのがおすすめです。
審美歯科では治療よりも美しさを求める患者様が多いため、エステのようにリラックスできる内装にするなど、歯科医院の形態に合わせたデザインにすることが大切です。

ここでは、歯科医院におけるデザインのポイントについて解説していきます。

居心地の良さを意識する

飲食店などと違い、病院で居心地の良さを求めるのは難しく思えるかもしれません。ただし、患者様が治療に対して不安な気持ちになりやすいからこそ、居心地の良さを意識しなくてはいけません。

例えば、診察台を寝ていても足腰に負担がかからないような素材にするだけで、長い治療になった際のストレスを軽減できます。

診察中は天井や上方をただ見つめることになるため、小型のテレビを設置したりしているところもあります。さらに、治療室は手元を明るく照らす必要がありますが、照度が高すぎる蛍光灯を設置してしまうと、患者様が天井を見つめた際に眩しく感じてしまいます。

最近は照明も色々な種類がありますし、明るさも選ぶことができますので、治療に支障が出ない範囲で目に優しい明かりを選ぶとよいでしょう。

治療室はプライバシーの保護を重視した空間にする

古い歯科医院では、治療室がオープンで仕切りも何もないところがあります。特に気にされない方もいると思いますが、プライバシー保護の観点からも仕切りがあったほうがよいでしょう。

治療室を個室にしている歯科医院もありますが、個室にすると工事費用が高額になる傾向にあります。そうはいっても、高級感のある内装にしているのであれば、オープンな診察室ではなく個室やしっかりと仕切られているほうが、患者様も他の人の目を気にせず安心して治療を受けられます。

そうはいっても、仕切ることによって治療台と治療台の間隔が狭いと、リラックスできる空間とはいえません。ある程度の余裕があることで開放感が生まれますし、居心地も良くなるでしょう。

歯科医院の設計やデザインはどんな会社に依頼すればいいのか

依頼することは分かっていても、リフォームや改装を行う会社は数多くあるため、どこに依頼すべきか迷われる方は多いと思います。

リフォームの会社を大きく分けると、設計とデザインを別々に行っている専門の会社、設計とデザインを一緒に行える会社、設計とデザイン、施工までを全て一括できる会社となります。

最後になりますが、ここでは歯科医院のデザインや設計を依頼する際、業者の見極め方について解説していきます。

デザインと設計会社は一括に依頼したほうが安くなる?

上で説明しましたように、リフォームを行う会社は様々ですが、別々の会社に依頼するとそれぞれの会社に対して費用が発生するため、割高になることがあるので注意しましょう。

作業的に設計とデザインは重複していますので、両方を1社で行っているところが殆どです。施工まですべて一括で行える会社に依頼することで、打ち合わせも1社だけで済みますし、費用の面に関しても多少安くなることがありますので、一度検討してみてください。

多くの歯科医院を手掛けた実績がある会社

歯科医院の設計やデザインを依頼すると、多くの疑問や要望が出てくると思います。そのようなとき、歯科医院を手掛けた経験があまりない会社ですと、満足がいく回答をしてもらえないケースがあります。

ただし、創業年数も会社を見極める上で重要なポイントですが、歯科医院のデザインの経験が少なくても、創業年数が長いということは安定した仕事が期待できます。その中で歯科医院を手掛けたことがある会社を探すのがおすすめです。

まとめ

歯科医院 デザイン

出典:Photo AC

ご自身がどんな歯科医院にしたいかによって、デザインは大きく変わってきます。患者様の居心地の良さを重視し、なおかつ従業員も動きやすい設計にしましょう。

ただし、設計、デザインともに多くの提案を求めると、その分費用が高くついてしまいます。
予算にあまり余裕がない方は、初めに予算を伝えることでその中でできることを考えてもらえます。さらに、しっかりとイメージを定めてから相談すると、多くのプランを出してもらわずに済むため、費用と時間の節約になります。

以下の記事では、歯科医院の立地や物件について詳しく記載していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
歯科医院を開業するのに適した立地の選び方
歯科医院を居抜き物件で開業する場合のポイント
歯科リフォームの内装のポイントを場所別にご紹介します!

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい場合は、複数の工務店に見積りを出してもらってしっかり比べてみることです。しかし、自力で信頼できる工務店を探したり、複数の業者とやりとりするのは手間がかかりとても大変ですよね。リフォマなら、全国1,000社の工務店が加盟していますので、あなたの「困った!」を解消してくれる工務店を効率よく探せます。

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歯科医院 設計・デザインのお役立ちコラム

Q.パブリックエリアの内装リフォームのポイントって?

パブリックエリアとは、歯科クリニックのエントランスや受付など、患者さんをお迎えするための空間のことです。このエリアの雰囲気は歯科クリニックのイメージを左右する場所であるため、内装リフォームの優先度が高い部分と言えるでしょう。

まず、パブリックエリアの内装リフォームのポイントとしては、クリニックがある地域や患者さんの雰囲気に合ったデザインにすることが重要です。患者さんが来られた際に、どこか居心地の悪さを覚えてしまうような空間にならないように注意しましょう。

また、待合室の床や壁は明るく、清潔感のある印象にしましょう。場所によっては素材を変えるなど、メリハリをつけるのも効果的です。

お知らせのポスターや情報コーナーなどは、照明を替えて目立たせたりするとより良いでしょう。