2018年1月17日

歯科医院を開業するのに適した立地の選び方

コンビニよりも数が多いとされる歯医者さん。日本国中どこにでもあり、もはや空白地域はほとんどありません。このため、新規で歯科を開業する場合には、どこに開業するかというのがとても重要になります。集客力があり、なおかつ歯科が密集していない地域を見つけることが、成功の鍵となります。ここではそんな歯科を開業するのに適した立地の選び方についてご紹介します。

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診療の内容によって開業場所の適地が変わる

出典:photo-ac.com

歯科を開業するといっても、どのような診療をメインにするのかによって、ターゲットとなる患者さんが違います。ターゲットが違えば、最適な開業場所も変わってきます。主な歯科の種類と適地は次のようになります。

  • 一般歯科:駅前や住宅地などの人の流れがある地域
  • 小児歯科:住宅地などの子どもが多い地域
  • 予防歯科:駅前や住宅地などの人の流れがある地域
  • 審美歯科:繁華街やオフィス街などの若い女性の多い地域

例えば、小児歯科をオフィス街にオープンさせても、そこにターゲットとなる子どもがやってこないことは容易に想像できますよね。まずは、自分得意とする診療内容のターゲットを明確にした上で、立地を選ぶようにしましょう。

立地を見極めるポイント

どこに開業するか、その立地がいかに重要か分かっても、どうやって見極めればいいのか分からないという人もいるかと思います。最適な立地を見極めるためのポイントについて見ていきましょう。

潜在患者数が多いこと

どこに開業するにしても、重要なのはそこに患者さんがいるかどうかということです。虫歯などの治療が必要になる人の数は人口に比例します。基本的には人口の多い地域に開業しましょう。ただし、人口の多い地域にはライバルとなる歯科もたくさんあります。人口に対して歯科が少ない地域を選ぶようにしてください。

生活動線上にあること

いくら人口が多い地域に開業しても、路地裏のような分かりにくい場所を選ぶと、地域の人たちにその存在を認識してもらえません。駅前のような人の流れが多い場所や、住宅地から駅などの生活動線上などの目立つ場所を選びましょう。

生活動線を考えるときのポイント

生活動線上であることが、いい立地の条件だとご紹介しましたが、単純に人の流れがあればいいというわけではありません。 しかも思わぬところに生活動線があるケースも珍しくありません。生活動線を考える場合のポイントをご紹介します。

  • 日常の人の動きを観察する
  • 歩いている人の視点を考える

まず開業しようと考えている地域で、人がどのように流れているか調べましょう。例えば駅前であっても、人の動線がある場所とない場所があります。駅前のバス停が駅から少し離れた場所にある場合は、そこには大きな動線ができます。

小児歯科を開業するなら、学校に通う子どもたちがどのような通学路を利用しているのかを観察しましょう。近くに大きなショッピングモールがある場合は、近所の人達がどのような経路を多く使うのかを調べてください。

人の流れだけではなく、人の視点についても考えましょう。駅前に開業しても2階以上のテナントの場合は、そこに視線がいかなくては存在に気づいてもらえません。実際に自分で歩いてみて、視界に入ってきやすいかどうか確認しましょう。

立地の種類と特徴

実際に開業するには、開業する地域の特性も理解しておきたいところです。ここでは立地条件ごとの特徴について簡単にご紹介します。

駅近・駅前

認知度を早い段階から高めることができる立地が、駅近や駅前などの人の流れが多い場所です。土日などの休日にも関係なく集客を見込めますが、賃料の高さがネックになります。賃料分の利益を上げるためには、土曜日も診療しなくてはいけなくなるかもしれません。

郊外

郊外の住宅地などは、子どもが多いため小児歯科に適しています。集客力は強くありませんが、丁寧な治療を続けていけば、口コミなどで利用者が増えていきます。また賃料もそれほど高くありませんので、時間をかけてゆっくりと定着させていくのに向いています。駐車場を確保しやすいというメリットもあります。

地方のライバルが少ない地域

人口の少ない地方は単純にライバルも少ないというメリットがあります。古くから続く歯医者も多く、その場合は設備も老朽化が進んでいて、痛みを伴う治療がいまだに続いているケースも珍しくありません。地方で最新の機器と技術を導入した開業をすると、独占状態にできる可能性があります。

ショッピングモールなどの人が集まる場所

駅前や駅近以上に集客力があるのがショッピングモールです。最近は休日に駅で遊ぶのではなく、ショッピングモールに行く人が増えています。そんな場所に開業できたら、集客で困ることはありません。ただし家賃はとても高く、さらに土日の診療を期待されます。休む暇なく働く必要があるので、人によってはあまり適していない場所でもあります。

まとめ

歯科を開業するのに適した場所を選ぶ方法について説明してきましたが、なんとなくでも理解できたでしょうか?歯科はどこに開業するかが成功の可否を決定づけると言っても過言ではありません。ただし、自分のスタイルも意識しなくてはいけません。

どんどん集客して数をこなして利益を上げたいのか、地域密着型の程よいサイズの歯科にしたいのかによっても立地は変わってきます。診療内容とともに、自分の理想とする歯科についてノートなどに書き出してみましょう。

その上で、ここでご紹介した内容を参考にして、人に認知されやすい最適な場所選びを行ってください。どこに開業する場合も「知ってもらうこと」これが重要ですので、よほどの理由がない限り人の流れのない場所は選ばないようにしましょう。

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