2018年1月16日

ジムの内装・改装工事でのポイントを解説! 開業費用も詳しく掲載

ジムの内装(改装)工事の内容や費用についてご紹介しています。ジムでは設備費がかかるため、内装費も高くつきやすいですが、費用を抑えるコツはいくつかあります。物件探しを含め工事の注意点を知り、ジムの内装工事について考えましょう。

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ジムの内装(改装)工事にかかる費用

各工事の費用例

家具・建具工事

72万円

電気・空調・換気設備工事

8万円

給排水設備工事

57万円

内装工事

200~400万円

諸経費

40万円

*上記は40坪でジムを開業する場合の内装工事費です。
トレーニングルームのみのオーソドックスで比較的小規模なジムを想定しています。

1.家具・建具工事
受付カウンターやロッカー、シャワールームの扉や家具・建具の取り付け費などが含まれています。
ジムはカウンターやロッカーなどの収納の費用がかかるため、家具・建具工事の費用が高くなります。
家具類の材質のグレードによって費用は変動します。

2.電気・空調・換気設備工事
防災工事や電気の配線工事などが含まれます。
電気容量を増やす幹線工事が必要になると、費用は高額になります。

3.給排水設備工事
シャワーユニットやトイレの購入・設置費などが含まれます。
総合スポーツジムの場合、プールを設置することもあります。
プールを設置するとなると特殊な下水処理などが必要となるため、設備工事費が高額になります。

4.内装工事
天井・壁・床のクロス貼りや塗装などが含まれます。
内装材の価格によって費用が変動します。

改装工事の場合、大幅な間取り変更があると費用は高額になります。
テニスコートやランニングトラックなどをつくる場合、さらに費用がかかります。

5.諸経費
資材運搬費や現場管理費などです。

費用を抑える方法

居抜き物件を探す

トレーニングルームとシャワールーム、更衣室といった最小限のつくりのパーソナル系トレーニングジムの場合、給排水のインフラが整っていれば選べる物件はかなり多いです。
オフィスや塾などの事務所タイプの物件であれば、壁や天井、床の仕上げをそのまま使えることが多いため、内装工事費を抑えることが可能です。

空調設備や照明が使える状態にあれば、設備費用がかからないため、工事費を大きく下げることが可能です。

できるだけ下地を利用する

天井や壁は、ボード貼りをした上からクロスを貼ったり塗装をして仕上げます。
改修工事の場合、良い状態の下地であればその上からクロスや塗装が可能なため、下地の工事費用を抑えられます。
クロスの上から直接塗装ができるなら、クロスの撤去費用も抑えられます。

内装材に費用をかけ過ぎない

壁や天井の仕上げに使われるクロスをはじめ、ものによって価格差が大きいです。
これは品質の差ではなく、模様の有無などによることが多いです。

ジムはトレーニング機器やシャワールームといった必要不可欠でありながら費用のかかる項目が多いため、トレーニングをする上で直接影響のない部分に関してはできるだけ費用は抑えたいところですよね。

材質によっては清掃の手間がかかるものもあるため、清掃しやすく清潔感の感じられる手頃な内装材を選びましょう。

物件ごとのメリット・デメリット

居抜き物件

居抜き物件は空調設備などが残っているため、ご自身の考えていた内装に合う物件が見つかれば、工事費を抑えることが可能です。
また、工事期間が短いため、開業前の工事期間にかかってくる家賃も抑えることができます。
しかし、内部レイアウトがあらかじめ決まっているため、考えているレイアウトが実現できず、変更を余儀なくされる場合があります。

さらに、譲り受けた設備等に不具合が生じた場合は、自ら買い替えなくてはいけません。
居抜き物件を探す際には、設備の状態を必ず確認しましょう。

スケルトン

レイアウトなどを一から考えられるため、思い描いていた内装を実現できます。
しかし、デザインなどすべてに一から着手するため、工事期間が長く、費用もかかります。
工事期間が長いことで、開業前の工事期間中の家賃も高くなります。

内装(改装)工事をする際の注意点

トレーニング機器の荷重を確認する

建物の床は、耐えることのできる荷重が構造計算によって決められています。
通常のテナントビルの場合、1㎡あたり300kgが基本です。
何の対策も無くこれを超えるトレーニング機器を設置すると、床に損傷を与えてしまいます。

トレーニング機器の配置を変えるなどで対応できることもあるため、設置予定器具の重量を確認のうえ、業者に床荷重を確認してもらいましょう。
そのうえで機器のレイアウトを考えますが、荷重オーバーの場合は補強することで対処できるのかそうでないのかを含めて物件の契約を検討しましょう。

ジムのイメージを明確にする

プライベートジムやエアロビ教室のあるジムなど、一言にジムと言っても種類は様々あります。
ジムの目的によって取り入れる設備が異なるため、目的に合わせて必要な設備を検討しましょう。
必要な設備が分かれば正確な見積もりを出してもらいやすく、不要な設備に費用をかけることを防ぐことができます。

複数業者に見積もり依頼をする

複数業者に見積もりを依頼することで、工事費用の相場が見えてきます。
より具体的に工事費用を知ることができる他、業者間で価格競争が起こるため、無駄な費用を省くことに繋がり、より適正価格で引き受けてくれる業者を見極めることもできます。
また、複数の業者にデザインを提案してもらえば、どのようなデザインがジムの運営に向いているのかも知ることができます。

予算やどのような機器を置く予定なのか、どのような内装にしたいのかなどを業者に伝え、予算に合うデザイン案を提示してくれる業者であるかを確認しましょう。

まとめ

ジムの内装工事の内容や費用、費用を抑えるポイントや物件の特徴、内装工事の注意点をご紹介しました。
ジムはロッカールームやシャワールームといった家具や建具の費用がかかることが特徴です。

ジムの種類によって必要なトレーニング機器が異なり、その重量などによっても選ぶべき物件や物件に施すべき追加工事なども見えてきます。

設備費のかかるジムではありますが、給排水設備の整った居抜き物件を見つけたり、内装材に費用をかけ過ぎないなど、工事費を抑えるコツはいくつかあります。

ジムの内装の様々な点を考慮し、費用を抑えながら安全で快適なジムをつくりましょう。

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