門扉の耐用年数とは
門扉とは
門扉は住宅の防犯性を高めたり、敷地の範囲を明確にする役割があります。
玄関口となる家の正面に設けられることが多いですが、勝手口など家の裏口等がある場合は裏口にも小さな門を構える住宅も増えてきています。
戸建て住宅の場合は、門扉を構えることで家の敷地を明確にでき、他人がむやみに敷地内に入ってくることもなく防犯面でも役に立ちます。 門扉の外側にインターホンを設置することで、家の敷地に侵入させる前にどんな訪問者か確認することができますよね。 招き入れるべき訪問者なのか、そうでないのかあらかじめチェックすることで不要な侵入を事前に回避するセキュリティ上の役割も果たしています。
門扉は住宅を守る上で重要なものですが、家の外部に位置し、雨風に晒されるため自然と傷んでいくことは避けられません。
傷んでしまった門扉を放置してしまうと、扉の建て付けが悪くなったり、錆びて腐敗していきます。
扉が閉まらない、扉が外れるといった事態に陥れば家の外観や防犯性にも影響するため門扉の大掛かりなリフォームが直ちに必要になります。
劣化にいち早く気づくためには、耐用年数がどの程度なのかを把握しておく必要があります。
門扉に使われている素材によって、メリットやデメリット、耐久性は様々です。
素材別耐用年数
門扉に使用されている素材で主流となっているのは、以下の通りです。
【アルミ形材】
<特徴>
門扉素材の中でもっとも主流で、価格も手ごろで人気です。
一般的には錆びにくく、メンテナンスも簡単で耐用性に優れているのが特徴です。
しかし潮風にさらされる場合や、お手入れで使用した洗剤の成分が付着したまま放置されると、錆びが進んでいくことがあります。
メンテナンスが簡単な素材ではありますが、デザイン性には期待できない一面もあります。
<耐用年数>
15年~25年程度
【ロートアイアン(鉄)】
<特徴>
鉄は熱することで変幻自在に形作れるため、デザイン性のある門扉として人気があります。
しかし鉄ですので錆びやすい性質を持っており、雨風や紫外線などで錆びていきます。
ロートアイアンは鉄の中でも、耐光性に優れた性質を持ち、紫外線による錆びの進行を防ぐことに優れています。
しかし塗装の耐久が経年と共に落ちると錆びていきますので、メンテナンスは必要です。
デザイン性が高いこと、比較的価格が安いことがメリットです。
<耐用年数>
15~20年程度
【木製】
<特徴>
木製は木独特の温かみが特徴です。
使用する木材の種類によって、耐用年数や劣化の具合は大きく変わってきます。
木製の門扉を使用した場合、雨風にさらされて腐敗が進まないように防水処理などの様々な塗装を施す必要があります。
<耐用年数>
10~20年程度
メンテナンスで長持ちさせる
門扉は外に設置するものなので、天候などの影響を直接受けます。
紫外線、酸性雨、潮風というように素材を劣化させる要因が多くあるので、劣化はどうしても避けることはできません。
劣化から少しでも長持ちさせる方法は、「日常のお手入れ」と「塗装」です。
ここからは、定期的なメンテナンスで門扉の素材を守る方法をご紹介していきます。
日常のお手入れ
日常のお手入れでは空拭き、または固く絞った布巾での拭き掃除が基本です。
汚れがひどい場合のみ、洗剤を使用します。選ぶ洗剤は、「中性洗剤」です。
酸性やアルカリ性の洗剤を使用すると、素材の表面を剥がしてしまう恐れがあるので使用しないようにしましょう。
木製門扉の場合、錆びの心配はありませんが、アルミ素材やロートアイアン製の場合はお手入れで錆びさせないよう注意が必要です。
基本的には空拭き、固く絞った布巾での清掃となりますが、汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めた水で、柔らかい布巾を使用して優しく表面を擦ります。
既に軽い錆に気づいてしまった場合、表面にとどまった軽い錆のはずですので、ワイヤーブラシで軽くこすり、布でふき取りましょう。
最後に乾拭きをし、しっかりと乾いたことを確認してください。
水拭きや洗剤を使用する場合は、天気が良く乾きやすい環境で行います。
塗装
門扉の素材を長持ちさせるメンテナンスは、日常のお手入れももちろんですが塗装で素材を守る方法が効果的です。
門扉だけでなく、住宅の外壁や屋根などの外にさらされる部分には塗装を施すのが一般的です。
塗装によって、対候性、断熱性、防水性などの多くの効果が期待できます。
ホームセンターで購入し、ご自身で塗装を施すことも可能です。
しかし門扉は外観に大きく関わるため、塗装にも技術が必要です。
ご自身での塗装に不安がある場合は無理せず、専門業者に依頼するようにしましょう。
まとめ:門扉を日常のメンテナンスで守る
門扉の平均的な耐用年数は、素材によって様々ですが10年~20年程度が目安となります。
耐用年数を守るためには、日常のお手入れと、塗装によって表面の強度を高めることが大切です。
門扉に使用している素材に応じた、適切なメンテンナンス方法を把握し、こまめにお手入れをすることが耐用年数を伸ばす方法です。
メンテナンスに不安がある場合は、無理せず専門業者に相談すると確実です。
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