防犯性が高い門扉とは
出典:Photo-AC
防犯性が高い門扉には、いくつかの条件があります。
玄関周りや、窓からの侵入が外からしっかり見えている場合、侵入するところを目撃される可能性が高くなるので、空き巣はその家を狙うことを諦めます。 また周りから見えやすいだけでなく、外から家の敷地内が侵入や脱出に手間取るような構造になっている必要があります。 空き巣が最も恐れることは、侵入や脱出に手間取っている間に目撃されることだからです。
よって防犯性が高い門扉とは、「周りからの見通しの良さ」と「侵入や脱出の難しさ」を兼ね備えた門扉だと言えます。
防犯を考えた門扉の機能
それでは実際に門扉の防犯性を高めるに有効な機能をご紹介します。
電気錠機能
門扉の防犯性を高めるためのおすすめの機能が電気錠です。電気錠は通常の鍵と違って、ピッキングで解錠することができません。専用カードやステッカーなどで開閉ができ、おサイフケータイ機能のついたスマートフォンを鍵にすることも可能です。もしも空き巣が侵入するとしたら門扉を乗り越える必要があるので、侵入を断念することが考えられます。
カメラ付きインターホン機能
インターホンにカメラを設置して、訪問してきた人間を家の中から確認することができるようにしましょう。 空き巣の多くが留守であることを確認するためにインターホンを押します。カメラ付きインターホンの場合なら、空き巣が自分の姿を録画されるリスクを恐れ、その家を狙う可能性が低くなります。
また、来訪者の確認をしてから玄関を開けることができますので、明らかな不審者の場合は無視することもできます。
見通しのいい門扉
門扉が一枚板のようになっているものがありますが、これは防犯という視点で考えたときには最適ではありません。できるだけスリット状になって、門扉の内側が見えるものを選びましょう。特に門扉の先に玄関があるような場合は、玄関からの侵入を防ぐためにも、門扉の外から玄関が見えるようなデザインのものを選びましょう。
郵便受け
郵便物が盗まれることもあるので、門扉に取り付ける郵便受けには必ず鍵を付けるようにしましょう。 また郵便受けに新聞や郵便物が数日分溜まっていると不在であると判断され、空き巣に狙われる可能性が高くなります。
容量が多い郵便受けを設置するか、普段から郵便物を溜めないようにしておきましょう。
防犯性の高い門扉を選ぶときの注意点
防犯性の高い門扉の条件や機能をご紹介しました。実際の防犯性を高めることで、「防犯を意識していますよ」ということが、空き巣に伝わるということがとても重要です。例えば防犯カメラを付けるとしても、隠しカメラのようにするのではなく、誰が見てもカメラがあることが分かることが重要です。
また、門扉だけで防犯性を対策することは難しいということも、頭に入れておきましょう。見通しのいいフェンスや、玄関周りの照明、防犯用の砂利を敷き詰めるなど、複数の方法を組み合わせることで犯罪を防止するための工夫を行ってください。よくある失敗として、門扉やフェンスはしっかりしているのに、駐車場から簡単に出入りできるというようなことがあります。
自分だけで判断できないような場合は、施工業者と相談をしながら、門扉周りの防犯性を考えましょう。
まとめ
門扉は家の顔となる場所なので、デザインにこだわりたいところですが、空き巣が侵入してくるポイントでもあるので防犯対策を行いましょう。家族の安全を守るためにも、防犯性を高めることを意識して、門扉選びを行いましょう。
門扉を選ぶときは、電気錠付きやカメラ付きインターホンなどの、最新の防犯機能のついた門扉がおすすめです。大切なことは、門扉を含めた家全体から「防犯を意識した家」であることが伝わってくるということです。目に見えない防犯も大切ですが、犯罪者が避けたくなるような、見た目でわかる防犯を心がけてください。
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