2017年11月27日

住宅との調和を考えた、門扉の色の選び方

門扉の色を選ぶときには、ただ無難な色を選択するだけでなく、様々な観点から検討することが大切です。使用する塗料の種類から、家全体の統一感まで、大小様々な要因を考慮して門扉の色を考えることで、ご自身の住宅にピッタリの門扉の色を選ぶことができます。ここでは門扉の色の選び方を詳細に解説します。

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門扉の色の選び方


出典:pixabay.com

門扉の色に気を使っている方は少ないのではないでしょうか。 門扉の色を選ぶ時には、周囲の景観から浮かないように無難な色を選択している方がほとんどです。

とはいえ「赤が好きだから門扉も赤色にする」というように奇抜な色を選択すると、住宅の外観やその他のエクステリアとの相性を考えなければチグハグな見た目になってしまいます。

門扉の色は、その色が与える印象や家全体の調和を考えて選ばなくては、美しい仕上がりにはなりません。門扉をどのようなイメージにしたいのか、そしてアンバランスにならないように注意しながら選ぶ必要があります。

門扉の色が与える印象で考える

門扉は色ごとに与えるイメージが変わります。ここでは門扉によく使われる色について、その色が人間の視覚に与える印象について説明します。

黒色

黒色は門扉の色としては、最もよく使われる色です。シックで引き締まった印象を与え、どんな門扉でも違和感なく合わすことができます。 無難な色ではありますが、汚れを目立ちにくくすることもでき、メンテナンスも楽になりますので、困った時は黒色で間違いありません。

ただし、黒色の門扉は重たい印象を与えてしまいます。重厚な印象が住宅に立ち入りにくい雰囲気を感じさせることもあるので、スリットの感覚を大きくするなどの工夫が必要です。

白色

門扉全体を明るく仕上げたいのであれば、白色が適しています。白色の外壁と合わせて清潔感のある雰囲気を演出させるために、門扉も白色にするケースが多いです。 ただ、汚れが目立ちやすい点が欠点なので、清潔感を維持するためにはこまめなメンテナンスが必要です。

ナチュラルカラー

門扉をナチュラルカラーにすることで、優しい印象を与えることができます。ナチュラルなイメージを持たせるために木製の門扉を使うという方法もあります。 木製の門扉はデザイン性も非常に高く、それでいて主張しすぎないというメリットがあります。同様に、ナチュラルカラーの門扉は違和感なく家全体に溶け込ませることができます。

実用性で塗料を選ぶ

門扉用の塗料は大きく分けて2種類あります。一つは木製の門扉に使われる浸透タイプの塗料で、もう一つはペンキのような造膜タイプの塗料です。 浸透タイプの塗料は見た目が良い一方、耐候性が低いという欠点があるので、木製の門扉に塗布するとこまめなメンテナンスが必須になります。

このため、実用性を考えた場合は、浸透タイプではなく造膜タイプの塗料で塗装します。造膜タイプの塗料は色を付けるだけではなく、皮膜によって門扉そのものを雨などから守る役割もあります。 自然な風合いを出すことは難しいですが、メンテナンス性重視の場合はこちらを選びましょう。

家全体の統一感で考える

門扉の色の選び方について、門扉単体やエクステリアとのバランスといった観点から説明してきました。次に、家全体の統一感を考慮した、門扉の色の選び方を解説します。

門扉は家の顔となる設備なので、門扉の色を選ぶときは家全体との調和を考える必要があります。 門扉だけが浮いてしまったり、門扉の存在が分かりにくくなったりするということは避けましょう。

最も無難な方法は、門扉と玄関ドアの色を合わせることです。そうすることで、外から見た時に門扉だけが浮いてしまうことを防ぐことができます。 さらに玄関ドアと門扉のメーカーを揃えると、色だけでなくデザイン的にも統一感を出すことができます。

家全体が暖色系や白色の場合、門扉を黒色にすることで、全体は暖かみを持たせながらも門扉でギュッと引き締める印象をもたせることができます。反対に寒色系の場合は、白色の門扉が似合いますが、白色は色使いがとてもむずかしい色ですので、違和感がないか何度もシミュレーションを行いましょう。

また門扉を選ぶときには、色だけでなくデザインや形状も含めて考えましょう インターネットやカタログを参考にするだけでなく、できるだけ具体的にイメージを膨らませるために、ショールームに足を運んで実物を確認することも大切です。

まとめ

門扉の色は家全体の印象を大きく左右することがあります。同じ門扉でも白色なのか黒色なのかで、そこを訪れる人に与える印象が違います。施工業者に提案された色をそのまま採用するのではなく、できるだけ自分の求めるイメージに近い色を選ぶようにしましょう。

実際に色を選ぶときには、門扉そのものの印象と実用性、そして家全体との調和を意識しましょう。洋服のように「好きな色」という観点だけで選ぶのではなく、全体的に見てアンバランスにならないことを重視して、様々な色をシミュレーションしながら選ぶことが大切です。

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