門扉のデザインとは
門扉は住宅の玄関前に設置する、住宅の顔とも言えるエクステエリア(外構)です。
防犯性を高めたり、敷地の範囲を明確にすることを目的として普及してきていますが、住宅で一番最初に通る場所としては、見た目、美観という観点も非常に重要な要素です。
住宅のテイストが和風であるのに対し、門扉が洋風であっては非常に不釣り合いですよね。門扉には商品によって素材や機能が様々ありますが、ここではデザインという観点からの選び方を見ていきましょう。
メーカー別おすすめブランド
門扉を商品として取り扱うトップメーカーは、「リクシル」、「三協アルミ」、「YKK AP」の3社です。3社ともに機能性やデザイン性に優れた門扉を取り揃えていますので、それぞれご紹介していきます。
リクシル(LIXIL)
LIXILは水まわりリフォームで有名なメーカーですが、住宅の外回りのエクステリアも扱っています。 展開している門扉商品は、手頃な価格のものから高級感あるものまで、ラインアップの豊富さが強みと言えます。
【ニュー大手門】
出典：http://www.lixil.co.jp/lineup/gate_fence/gate_open/
＜参考価格＞
¥ 4,972,700～ ¥10,600,600
ニュー大手門は、アルミ鋳物を使用した重厚感、高級感のある門扉です。デザインにこだわっており、注文を受けてから生産に取り掛かる受注生産商品ですので価格は非常に高価です。
カラーバリエーションは、「スモークゴールド」と「ブラウン＋ゴールド」の2種類から選ぶことができます。
高さ2060cm、幅は門柱も含めると3894cmと大型なので、敷地の広い住宅や建物向けの門扉と言えます。深い渋みが特徴の美観で、和風洋風どちらの住宅にも合わせることができます。
門扉の中には表面だけのデザインこだわった商品がありますが、「ニュー大手門」はしっかりと裏面にもデザインを施しているで、内側から見たデザインも美しいです。
敷地の広い住宅向けとはなりますが、とにかくデザインにこだわりたい、大きな門扉を設置したいという方にお勧めの門扉です。
【アプローチ ルナ】
出典：http://www.lixil.co.jp/lineup/gate_fence/gate_open/
＜参考価格＞
¥ 104,000～ ¥ 210,700
「アプローチ ルナ」は、アルミ形材とアルミ鋳物を使用した門扉で、スマートなデザインでありながらも多彩なデザインを楽しめるのが魅力です。
形態は親子扉を採用しています。親子扉とは、開き戸扉の大きさが左右で違う形態で、普段は片方の扉は開かないように固定しておくことができます。
大きな荷物を運び入れる時などは、両方を開放すればいいので、開口部分の広さを用途に合わせられて便利です。
「アプローチ ルナ」の中には「EL」、「CU」、「CL」、「WA」の4種類のデザインが用意されており、住宅の雰囲気やお好みに合わせて選ぶことができます。
また、オプションで追加費用が発生しますが、表札代わりとなるサインを取付けることも可能です。
価格もお手頃で、住宅自体のテイストを決して邪魔しないデザインなので、派手すぎず、でもインパクトがほしいという方にはお勧めです。
三協アルミ
三協アルミは住宅の内部よりは、主に住宅の外回りの建材商品を取り扱う企業です。リフォームというのは本来、時間と手間を要しますが、三協アルミは施工期間の短さも売りにしています。
門扉に関しては、非常に幅広い種類を展開しており、多くのニーズに応えているのが強みです。
【ダイナミ】
出典：http://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/gatedoor_cast/index.html
＜参考価格＞
¥ 182,400～ ¥440,700
「ダイナミ」の素材にはアルミ鋳物を使用し、扉の形態には片開きと両開きがあります。アルミ鋳物ならではの光沢感と、直線と曲線の交わりが織りなすデザインが魅力です。
カラーバリエーションはグレーのみですが、グレーならではの落ち着いた印象によって、住宅の美観を引き立てます。
デザイン性が高いにも関わらず設置の方法は非常にシンプルなので、施工も早く終わります。
シンプルだけじゃ物足りない、しかし見る人にインパクトは与えたいという方にはお勧めです。
【ロヴァンティ】
出典：http://alumi.st-grp.co.jp/products/gate/gatedoor_cast/index.html
＜参考価格＞
¥ 248,400～ ¥ 491,500
「ロヴァンティ」はアルミ鋳物を素材とし、花をモチーフにしてデザインされた門扉です。
花をモチーフにしているだけあり、ガーデニングが綺麗な住宅や、周りに木々の緑が多い住宅に向いています。
アルミ鋳物の門扉は格子状になっていることが多いですが、「ロヴァンティ」は切り絵のように切り取られた繊細さがあるのが特徴的です。
一般的な門扉のデザインでなく、他と違った個性を表現したいと考える方にお勧めです。
YKK AP
YKK APは、建物の窓やドアなどの建材リフォームを取り扱う企業です。
門扉のブランド展開も5種類と豊富で、カードやシールをかざすだけで鍵の開閉が可能な「ピタット Key」を採用した電気錠門も展開しているのが強みです。
【トラディシオン】
出典：http://www.ykkap.co.jp/products/ex/item/series/tradicion/gate.html
＜参考価格＞
¥ 47,800～ ¥ 161,100
「トラディシオンシリーズ」には3つのテイストがあり、お好みに応じたデザインを選ぶことができます。テイストの中にも10種類以上のバリエーションがあり、お気に入りのデザインが見つかりやすい門扉です。
素材にはロートアイアン(鉄)を使用しており、鉄を自由に加工することで独特のデザインを表現しています。
費用が上乗せになりますが、オプションのステンドグラス、薔薇などのオーナメントでさらに装飾を施せるので、手頃な価格で、デザインもなるべく自分で演出して決めたいという方にお勧めです。
【ガーデン俱楽部】
出典：http://www.ykkap.co.jp/products/ex/item/series/tradicion/gate.html
＜参考価格＞
¥ 61,100～ ¥ 190,700
ガーデン倶楽部は木で作られた門扉で、シンプルながらも温かみのあるデザインが特徴的です。扉のタイプは、片開き、両開き、親子扉と豊富なラインナップを取り揃えており、設置する場所や使い勝手に応じて選ぶことができます。
玄関扉の素材が木製である場合、非常に相性の良い組み合わせとして選べます。同時にガーデン倶楽部シリーズのフェンスを取り入れることで、統一感の生まれた玄関周りのデザインを演出できます。
まとめ：玄関の顔には最高のデザインを
門扉の設置を検討する際には、機能性や使い勝手から考慮することも大切ですが、美観やデザインを考えることも、選ぶ楽しみの一つと言えます。
各メーカーではデザインだけに注力しているわけでなく、デザインと同時に機能性も妥協しない商品を販売しています。
メーカーによって商品の特徴や強みは変わりますが、住宅のテイストに合ったデザインの門扉を選ぶことで、来客とご自身も通ることが楽しく感じる門扉を演出できます。
門扉の設置する際は、デザインを基準にした選び方も一つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。
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