2017年11月3日

店舗・オフィス用パーテーションの種類と効果について

パーテーションの種類は、高さや素材で豊富にあります。パーテーションの効果を得るためには、パーテーションの特徴を知ることが大切です。様々なパーテーションの種類の特徴を見ていきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • メールで送る

パーテーションの役割

パーテーションを設置することで、店舗やオフィスの印象を変えることができる他、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

動線の確保

人や物が行き来するスペースが十分でないと、オフィスを狭く感じたり、動線が重なって作業効率が低下します。パーテーションを設置することで通路と作業場を区切ることができるため、作業効率の向上が期待されます。

スペースを目的別に仕切れる

パーテーションを使えば、一つの部屋を区切って複数のスペースを作ることができます。作業場と休憩室、応接室など、目的別にスペースを分けられます。可動式のパーテーションを使えば、セミナーのような一時的なイベントのためのスペースを作ることも可能です。

集中力や生産性を高める

個人のデスクを仕切るようにパーテーションが設置されているオフィスもあります。隣や目の前の人や物が視線に入らないことで、集中力が高まり、生産性の向上が期待できます。デスクのみを仕切るパーテーションであれば、開放感も確保できるため、コミュニケーションが必要な時はすぐに対応可能です。

防音・遮音

床から天井までの大きさのパーテーションであれば、応接室などプライバシーを守ることが必要なスペースにも使えます。パーテーションには様々な素材が使われていて、スチールのような遮音性に優れた素材もあるため、適切な素材を選ぶことで、より防音性や遮音性を高めることができます。

セキュリティ強化

オフィスでは様々な個人情報を取り扱っているため、セキュリティ対策は重要です。防音や遮音をしながらスペースを仕切ることのできるパーテーションは、セキュリティ対策にも利用可能です。天井までのパーテーションにロック機能の搭載されたドアのついたタイプのものを設置することで、担当者のみが入退室できるスペースを作ることができます。

店舗やオフィスにパーテーションを導入することで、店舗やオフィスの利便性が向上するため、手軽な店舗のリノベーションになると言えます。
こちらの記事では、店舗リノベーションの役割や費用について詳しく解説しているので、ご参考ください。
店舗リノベーションの費用相場と業種別のポイントを事例を見ながら解説!

パーテーションの種類

パーテーションは高さの違いから分けることができます。高さの違いでどのようなメリットやデメリットがあるのかご紹介します。

ハイパーテーション

ハイパーテーションとは天井までの高さの壁のようなパーテーションのことで、「間仕切り」「可動式パーテーション」とも呼ばれます。全面密閉のものであれば、遮音性と気密性が高くなりますが、他のスペースと空間を共有できなくなるため、空調設備や消防装置を設置する必要があり、工事費用が高くなります。

天井付近にすき間のあるハイパーテーションの場合には、他のスペースと空調設備を共有できたり消防装置の設置が不要になるため、工事費用を抑えることができます。しかし遮音性と気密性が下がるため、このタイプのハイパーテーションはセキュリティ対策の必要なスペースの設置には向きません。

ローパーテーション

ローパーテーションとは天井までは届かない高さのパーテーションで、設置や移動を簡単に行えます。ローパーテーションの高さは1200mm前後、1600mm前後、1800mm前後の3段階に大きく分けられます。

1200mm前後は、座った状態で目線を遮ることのできる高さで、個人作業のデスクの設置におすすめです。1600mm前後は、立ち上がれば周囲を見渡せる高さで、簡易的なミーティングスペースなどにおすすめです。1800mm前後は、立ち上がっても顔が隠れる高さで、給湯スペースなどにおすすめです。

費用も手間もかけずにスペースを作れるのがメリットではありますが、ハイパーテーションと比較すると防音性や遮音性は劣ります。パーテーションの端同士をつないでL字やT字にして自立させることは可能ですが、固定しているわけではないため、安全に使うためにはパーティションに負荷をかけないことが必要になります。

パーテーションで使われる素材について

パーテーションは使われる素材によって見た目や期待できる効果が異なります。パーティションの素材を知ることで、ご自身の店舗やオフィスに合う素材を選ぶことができます。

ポリエステル

丈夫でしわになりにくく、薬品にも強いため、病院や保健所、美容院やサロンなどの仕切りにおすすめです。取り外して洗うことができるため、清潔感を特に求められる店舗に向いています。

ガラス

開放感を保ちながらスペースを区切ることが可能です。執務スペース内の役員室など、社内やスペース内の様子を把握する必要のある所に設置されることが多いです。すりガラスなどを使えば、中の様子が見えにくくなるため、会議室に使うこともできます。

ポリカーボネート

ポリカーボネートとは板状のプラスチックで、ガラスと同じくらい光を通しながらガラス以上に衝撃に強いのが特徴です。部屋の明るさを確保しながら目隠しの効果が高く、加工が簡単なため、店舗内の統一感やデザイン性を求めることが可能です。

アルミ

軽くて加工しやすく、価格も安いため、パーテーションで最もよく使われる素材です。パネル部分はスチールやガラスなどと組み合わせることが可能で、カラーバリエーションも豊富なため、デザイン性を高めることも可能です。手軽にデザイン性を高めながらスペースを作ることができますが、防音性は劣るため、プライバシーの保護が必要なスペースの設置には不向きです。

スチール

防音性と耐熱性に優れているのが特徴です。パネルのつなぎ目が目立たないため、シンプルでありながらスタイリッシュにスペースを区切ることが可能です。防音性が高く会議室などにも使えますが、アルミと比較すると価格は高いです。

まとめ

店舗やオフィスのパーテーションの役割やパーテーションの種類、パーテーションで使われる素材についてご紹介しました。パーテーションを使うことでスペースを作ることができ、生産性の向上やセキュリティの強化を期待できます。高さも素材も異なるパーテーションが用意されているため、スペースの目的を考え、適切なパーテーションを選びましょう。

いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。
リフォマなら中間マージンカットで専門業者をすぐ紹介