2018年1月16日

ラーメン屋開業時に必要な厨房設備をそろえるときのポイント

ラーメン屋の厨房設備に必要な機器は多いため、初期費用を抑えるためには厨房設備の費用を抑えることが大切です。ラーメン屋の厨房設備に必要な機器と費用、費用の抑え方について見ていきましょう。

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ラーメン屋の厨房設備に必要な機器と費用目安

ラーメン屋の厨房設備費用の目安

冷凍冷蔵庫

50万円

製氷機

40万円

ゆで麺機

40万円

作業台

4万円

ガステーブル

10万円

スープ台

9万円

2槽シンク

10万円

※ 厨房機器の価格は、機器のサイズや材質、メーカーやブランドによって大きく変わります。こちらでご紹介しているのは、あくまで費用の目安になります。

【冷凍冷蔵庫】
スープをとるための野菜や鶏ガラ、トッピングに使う食材などの保存に必要です。冷蔵庫内に温度計を設置することが保健所から義務づけられています。

【製氷機】
お客様に出す水の他、暑い時期に冷たいラーメンを提供するなど、氷を使う機会は意外とあります。店舗の規模やメニューを考慮しながら、製氷機の規格を決めましょう。

【ゆで麺機】
麺を効率的にゆでるために、ゆで麺機は必須です。麺を入れてから温度が低下しないように一気にゆでることのできるものを選ぶことが大切です。ゆで麺機は費用の安い機器とは言えませんが、熱効率の高いものを使えば、営業中の光熱費を抑えることにつながります。

【作業台】
台の下に収納スペースがあったり冷蔵庫があるなど、様々なタイプがあります。厨房スペースに物が増えると、動線の確保が難しくなります。動きやすさを考えて作業台を選びましょう。

【ガステーブル】
サイドメニューによって、必要な口数が異なります。チャーハンなど調理で火力の必要となるメニューを提供する場合、火力の十分なものを選ぶ必要があります。

【2槽シンク】
食器や食材を洗うのに必要となり、保健所からは2槽以上のものを指定されます。
ただし、食器洗浄機を併用する場合、1槽でも可能となる場合があるため、ご自身の店舗の厨房設備は1槽でも可能なのか2槽以上必要なのか保健所に確認しましょう。

ラーメン屋の厨房設備費用の抑え方

ラーメン屋に限らず飲食店全般に言えることですが、厨房設備には様々な機器が必要なため、内装工事の中で最も費用がかかります。こちらでは、厨房設備の費用を抑える方法を見ていきましょう。

設備が整った居抜き物件を探す

ラーメン屋に限りませんが、飲食店の内装工事において、厨房設備は費用のかさむ項目となります。そこで、居抜き物件を選べば、厨房設備の分の費用を抑えることにつながります。

ただし、設備機器に修理が必要な状態であれば、新しい機器を設置するのと変わらない可能性があるため、設備機器の状態を必ず確認しましょう。

設備が整った居抜き物件とは、前店舗が同業のラーメン店だった物件であり、さらに設備の状態が良いということが重要です。内装や厨房設備も必要なものがすべて揃っている状態なので、内装を一部変更・メンテナンスするだけで開業することができます。 また、前店舗がラーメン店でなくても、必要な設備だけを新たに導入すれば良いのであれば、スケルトン物件で一から揃えるよりは大きく費用を抑えることができます。

引用元: ラーメン屋の開業費用について詳しく解説! 内装工事のポイントとは?

中古の設備機器を利用する

飲食店は改装や転廃業が多いため、中古の厨房機器が多く出回っており、インターネットでも簡単に見つけることができます。

作業台やシンクなどは多少傷がついていても、使用する上で支障はありません。また、餃子包み機など、特殊で高額な機器を中古で購入できれば、初期費用を大幅に抑えることが可能です。  

ただし、搬入費用が含まれていなかったり、品質保証のないものもあるため、価格にどこまで含まれているのかを確認し、品質保証のついているものを選びましょう。

厨房設備の初期費用を抑えたい場合、中古設備の購入を検討しても良いでしょう。 中古設備は安ければ半額以上割引されているものがありますが、購入の際は状態の確認と共に品質保証がある商品を選ぶようにしましょう。中古品は購入後に何かしらの不具合が起こる可能性はやはり高くなります。 品質保証がなく安い中古品は、購入後どんなにすぐトラブルが起きても自己責任となります。

引用元: ラーメン屋の開業費用について詳しく解説! 内装工事のポイントとは?

リースを活用する

中古の設備機器を利用する以外で厨房設備の費用を抑える方法として、リースを活用する方法があります。ほとんどの厨房機器がリース可能で、多くの内装業者がリース会社と提携しているため、リースを活用する際は内装業者に紹介を依頼することをおすすめします。

ご自身でリース会社を探すこともできますが、業者の方がアフターサービスやメンテナンスのしっかりした会社を知っていますし、内装のデザインに合う機器を選んでもらえます。

まとめ

ラーメン屋の厨房設備に必要な機器や費用の目安、厨房設備の費用の抑え方をご紹介しました。ラーメン屋には様々な厨房機器が必要で、費用は決して安くありません。

そこで、使える状態にある設備のついた居抜き物件や中古の厨房機器を選んだり、リースを活用することで費用を抑えることが可能です。

費用だけでなく、ご自身の店舗の規模やメニューに基づいて、ラーメン屋に必要な厨房設備を考えましょう。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。