2018年1月16日

美容院・ヘアサロンの内装(改装)工事の種類

美容院・ヘアサロンの内装(改装)工事の種類をご紹介しています。美容院・ヘアサロンならではの内装工事にはドライヤーやシャンプー台の使い勝手が欠かせません。他にも内装デザインはどのように考える必要があるのかも掲載していますので、ご参考になさってください。

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美容院・ヘアサロンの内装(改装)工事とは

美容院・ヘアサロンの内装(改装)工事とは、お客様に心地良く過ごしてもらう空間作りやサービスを提供することを目的に行う工事です。

お客様は「綺麗になりたい」、「格好良くなりたい」という気持ちで来店されます。ここでは、美容院・ヘアサロンに必要な内装(改装)工事の内容をご紹介していきます。

こちらで美容院・ヘアサロンの内装(改装)工事の注意点や費用について詳しく解説しているので、ご参考ください。

コンセントを増設する

美容院・ヘアサロンに欠かせないものはドライヤーです。髪の毛をカットするスタイリングチェアをいくつ設置するのかにもよりますが、座席ごとにドライヤーが最低でも1台必要になります。
また、パーマをかけるためのエアウェーブと呼ばれる機器も、座席ごとに使用します。

つまり座席ごとにコンセントが必要になるので、開業前の内装(改装)工事の段階でコンセントの増設工事を行いましょう。 コンセントの増設には"既存のコンセントを分岐させる方法"と、"分電盤から新たに配線する方法"があります。

既存のコンセントを分岐させる方法は、延長コードを引く原理と同じなため消費電力の多いドライヤーを使用するのには向いていません。分電盤から新たに配線すると消費電力が多くても対応できます

  • コンセントを分岐させる(1箇所):¥12,000 ~
  • 分電盤から新たに配線(1箇所):¥16,000 ~

給排水管設備を適切な仕様にする

美容院・ヘアサロンはにもうひとつ欠かせないものはシャンプー台です。カットの前後でお客様のシャンプーやトリートメントを施すために必要ですが、給排水管を適切な仕様に施す必要があります。

シャンプー台ではシャンプーのカスやカラー剤が流されますが、一日に何人ものお客様を対応するとなると、一般住宅よりも排水口にゴミや汚れが溜まりやすい状況と言えます。
排水口にカスが溜まっていくのは詰まりの原因となるので、水漏れや異臭などのトラブルに発展します。

そのようなトラブルを防ぐために、美容院・ヘアサロン開業前の内装(改装)工事の段階で排水口トラップの設置を忘れないようにしましょう。排水口トラップは、シャンプーカスやゴミをキャッチする役割があり、詰まりや水漏れのトラブルを防いでくれます。
排水口トラップの取付けを怠り、万が一詰まりや水漏れが発生すると、修理のために営業を停止しなければなりません。必ず開業前に給排水管設備を整えておきましょう。

  • 排水口トラップ取付け(商品代込):¥20,000 ~

壁紙や天井にデザインを施す

美容院・ヘアサロンは、技術の高さやサービス内容に応じて料金が変動するスタイリストランクがある店舗や、手軽なカットやカラーで低価格を売りにしている店舗があります。
都心部では若年層からの需要が高く、スタイリッシュだったり、白を基調にしたような内装デザインが好まれる傾向にあります。

それに対して地域密着型のような美容院・ヘアサロンでは、主婦の方や年齢層が高い方に利用される傾向にあります。そのような顧客層には、都心部のようなスタイリッシュな内装デザインよりも木目調のようなモダンなデザインが好まれることが多いです。
出店する場所やターゲットとする利用客層に合わせ、壁紙や天井にデザインを施しましょう。

壁紙や天井はクロスを利用することがお勧めです。クロスはデザインの種類が豊富で、かつ施工費用も比較的安いのが特徴です。

  • クロスの張替え(6帖):¥50,000 ~

物件の種類で見る内装(改装)工事の内容

美容院・ヘアサロンを内装(改装)工事は、居ぬき物件かスケルトン物件か最初の物件選びで内容が変わります。物件ごとによる違いを見ていきましょう。

居ぬき物件

居ぬき物件は既存の内装デザインや設備をそのまま使用できます。前事業が同じ美容院であれば、シャンプー台などの新たな設備導入は必要ありません。しかし、壁紙のクロスが剝がれかかっていたり、設備不良があればリフォームする必要があります。

また、既存の内装デザインを変更するには撤去作業が発生するので、場合によっては想定よりも費用が高くなる可能性もあるので注意しましょう。

スケルトン物件

スケルトン物件は内装デザインや設備が何もない状態の物件なので、必要な設備を新たに導入したり、壁紙などの内装もすべて施さなければなりません。自在なレイアウトやデザインができるので、思い描いた通りの設計を実現できます。
ただし、その分非常に高額な費用を必要とします。居ぬき物件と比較すると約300万円程度の差が出るので、予算はしっかりと計画を持ちましょう。

まとめ

美容院・ヘアサロンの内装(改装)工事は、使用する機器に合わせて計画的に行いましょう。ドライヤーのコンセント位置が適切な場所にあるか、シャンプー台の排水口トラブルが起こらないよう排水口トラップを取付けてあるかを確認しておきましょう。

居ぬき物件かスケルトン物件かでも工事内容は変わります。費用を抑えたい場合は、前事業が美容院だった居ぬき物件を選ぶことで、新たな設備の導入や内装工事が必要ありません。
壁紙などの内装デザインは、来店されるお客様のターゲット層に合うものを選びましょう。お客様の過ごしやすさを考慮することで、多くの固定客獲得につながっていくでしょう。

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