和室リフォームの費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 和室リフォーム を行う場合の概算費用です。
- 畳の表替え(6畳)
- 30,000円〜50,000円
- 畳の新調(6畳)
- 70,000円〜100,000円
- 障子の張替え
- 10,000円〜50,000円
- 畳をフローリングへ変更(6畳)
- 100,000円〜200,000円
まずは相談から
和室リフォームとは
和室リフォームの中で身近なものは、畳を交換したり、襖や障子の張替えなどを行なったりするリフォームです。
最近は通常の畳から琉球畳に変えるなど、個性的でオシャレな畳に張り替えるリフォームも流行っています。
洋室を和室にリフォームしたり、リビングの一角に畳の小上がりをつくったりするようなリフォームを行う家も増えてきており、昔ながらの和の雰囲気をあえて取り込む、和のテイストのある空間づくりが大きな注目を集めています。
和室リフォームの種類とメリット
和室リフォームには、比較的簡易的で小規模なものから、大きく作り変える大規模なものまで様々あります。
ここではそんな和室のリフォームの種類や特徴、メリットなどを紹介します。
<畳リフォーム>
畳の裏返し、表替え、新畳などへリフォームを行います。
これらの作業だけであれば畳屋さんに依頼することになります。
畳のグレードにもよりますが、3年で裏返し、さらに3年で表替えを行ない、10~15年で新畳に交換するのが一般的です。
最近は新畳を変えるタイミングで正方形の琉球畳にするなど、同じ畳でも雰囲気を変えたリフォームが増えています。
<襖・障子の張替え>
和室を構成する襖や障子は比較的汚れやすく劣化が早いため、ある程度の期間で張替えを行うことになります。
DIYで行うことも可能ですが、見た目をしっかりと仕上げたいときなどには、専門の業者に依頼するのがおすすめです。
<壁・天井リフォーム>
和室も洋室のように壁や天井もリフォームができます。
壁面を漆喰にしたり、砂壁に塗り替えたりすることで部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
また、天井も張替えたり、照明を埋め込むことで雰囲気も明るさも大きく変わります。
<洋室を和室にリフォーム>
和室のある生活が見直され、最近では洋室を和室にしたり、リビングの一部を和室にしたりするリフォームに人気があります。
大掛かりなリフォームとなるため費用は高くなりますが、日本人らしさのある生活を取り入れることができます。
家族構成の変化に合わせたリフォームや、模様替えとして行われることが多いリフォームです。
和室リフォームのポイント
古びて見える和室を綺麗な印象に蘇らせるリフォームの中で、最も簡単なリフォームは畳や襖、障子の張替えリフォームです。
畳は、ワラを細かく縫い上げて作られた畳床を芯にして、藺草で織り上げられた畳表でくるんで作られています。
畳表は使用する藺草の長さでランクが定められており、長ければ長いほど高級品とされています。
状態がそこまでひどくなければ「裏返し」を、劣化が激しい場合は新畳へ取り替えましょう。
襖の材質としては、鳥の子紙と呼ばれる和紙と織物があります。和紙、織物それぞれにランクがあり、ランクが上がれば費用もそれだけ割高になります。 大量生産でプリントされる襖であれば安価で手に入りますが、高級感や品質にこだわる場合は費用が掛かってきます。
障子の材質としては紙が一般的ですが、破れやすく汚れやすいという欠点もあります。
現在は破れにくいプラスチック製、アクリル製のものもありますが、強度が上がれば費用もそれだけ割高になります。
和室の雰囲気を大きく変えたい場合は、壁の塗り替えや天井のリフォームも合わせて検討しましょう。 和室の天井は昔ながらの作りでは板張りになっていることが多いですが、最近ではビニールクロスが人気です。 明るい色調のビニールクロスにすることで、暗くなりがちな和室も軽く明るいイメージになり、若い世代の住宅にお勧めです。
昔ながらの和室に一般的な砂壁は、色味が特徴的で古臭い印象になったり、ぽろぽろ削れて砂が落ちるというデメリットもあります。
砂が落ちる場合は既に塗り替え時でもあるので、砂壁を新たに塗り替えるリフォームも良いですが、このタイミングで雰囲気を変えてみるのも良いでしょう。
漆喰や珪藻土で塗り変えたり、クロス仕上げにすることで、和室の雰囲気を壊すことなくイメージチェンジができます。
漆喰や珪藻土は砂壁よりも調質性に優れ、塗り方で模様などを付けることもできるので個性的に仕上がります。
それぞれデザインが豊富で、お手入れが簡単な素材のもの等もあるので、理想の和室のイメージを専門業者に相談してみるとよいでしょう。
和室を洋室にリフォームする場合もありますが、このリフォームには大掛かりな工事と期間が必要になります。
和室では柱が見える真壁構造なのに対し、一般的な洋室は柱の上から石膏ボードを張る大壁造なので、まずはこれを変更する工事が必要です。
床組の高さを揃える工事も必要となることが多いため、工事にかかる費用は高くつくことがほとんどです。期間も3日~5日程度を要します。
リフォーム業者によって得意とするリフォームが各々あるので、複数の業者に相談して見積もりをもらい、比較検討することをお勧めします。
価格別でみるリフォーム場所
予算によって、どんな和室リフォームができるのか価格別で見ていきましょう。
~10万円
<畳の裏返し(1畳)>
3千円~6千円
<畳の表替え(1畳)>
5千円~1万円(畳表ランクで前後)
<新畳へ交換(1畳)>
1万円~5万円(畳表ランクで前後)
<襖の張り替え(1帖片面)>
3千円~3万円(材質で前後)
<障子の張り替え(1帖)>
3千円~1万円(材質で前後)
10万円~50万円
<:畳をフローリングに交換(6畳)*>
10万円~20万円
<砂壁をクロスにリフォーム(6畳)>
15万円~20万円
<押入れをクローゼットにリフォーム>
10万円~30万円
50万円~200万円
<掘りごたつの設置>
50万円~70万円
<小上がり和室の設置>
100万円~150万円
和室リフォームで費用を抑えるポイント
畳をリフォームする場合、最も費用を抑えることができるのは裏返しと呼ばれるリフォームです。
裏返しでは畳を一度分解し、ゴザの表と裏をひっくり返して元に戻します。
畳縁の張替えが発生しますが、安価に新品同様の状態に戻すことができます。
ただし、裏返しは1度しか行なえませんので、それ以降は表替えをすることで無駄な出費をせずにリフォームをすることができます。
新規に畳を設置する新畳の場合は、海外製の藺草を使った畳を選ぶと費用を抑えることができます。
ただし国産の藺草と較べて快適さが違い、変色したときの雰囲気もまったく違ってきます。好みにそぐわない場合もありますので、事前にチェックしておきましょう。
安い畳を早め早めに交換するという方法もありますが、和室本来の雰囲気を楽しみたいのであれば、費用面ばかりにとらわれず判断しましょう。
その他の和室リフォームも含めて、費用を抑えるには業者選びも重要になります。
業者ごとに扱っている畳の種類も違いますし、畳だけではなく襖や障子の張替えなど、部屋全体を上手にコーディネートする必要があります。
できるだけ複数の業者に相談し、最適な価格で理想的なリフォームをしてくれる業者を探しましょう。
まとめ:和室リフォームを選ぶポイントと注意点
和室をリフォームするときには、できるだけすべてのリフォームを一緒に行うようにしましょう。
畳だけきれいになって、襖や障子がボロボロの状態ではせっかくのきれいな畳が映えません。
予算の都合もあるかと思いますが、少なくとも新畳を導入する10~15年のタイミングで、一度和室全体のリフォームを検討してみましょう。
一時期和室から洋室へのリフォームはとてもポピュラーではありましたが、最近では和室を「一部屋は欲しい」、「リビングの一部にでも欲しい」と考える方がとても増え、和室の良さが見直されています。
壁や天井などに工夫することで、より快適に居心地の良い空間を作ることができますので、ご検討の際の参考にしてみてください。
和室リフォームの費用相場
リフォマに寄せられた事例や独自の調査をもとにした 和室リフォーム を行う場合の概算費用です。
- 畳の表替え(6畳)
- 30,000円〜50,000円
- 畳の新調(6畳)
- 70,000円〜100,000円
- 障子の張替え
- 10,000円〜50,000円
- 畳をフローリングへ変更(6畳)
- 100,000円〜200,000円
まずは相談から
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
まずは相談から
和室リフォームのお役立ちコラム
Q.畳リフォームの時期の目安って?
通常、畳は取り換えの前にまずは4~5年経った頃に裏返しを行います。
畳は、ワラを細かく縫い上げて作られた畳床を芯にして、イ草で織り上げられた畳表でくるんで作られていて、畳床はそのままで畳表だけを取り換える方法を、表替えと言い、これは7~8年ほどで行うのが一般的です。ただし、部屋の環境や普段の使い方によっては、これよりも短い期間で傷んでしまったり、逆に長く使用できる場合もあるので、既存の畳の状態を見て判断しましょう。
畳に触れた時に衣服などにイ草の粉が付いたりするような場合は、表替え、もしくは新畳との取り換えを行った方が良いでしょう。また、擦り減った個所があったり、摩擦によってささくれだってきたり、落ちない汚れが目立ってきたり、畳リフォームの時期と言えるでしょう。このような傷みはなくても、畳表の色が黄色や褐色になってしまっている場合も、畳リフォームを検討することをお勧めします。
やはり使用状況によって異なりますが、一般的に、新畳との取り換えを行う時期は、10年以上経ってからと言われています。
畳はデリケートで、使用状況によって持ちがかなり変わってきます。畳に使用されているい草は、水分に弱いので湿気のある物を置いてそのままにしておくと、カビが発生してしまうこともあるので注意しましょう。
また、極端な乾燥も苦手なので、冷暖房の風などにも注意が必要です。乾燥しているところに掃除機などでゴシゴシとしてしまうとひどく傷んでしまいます。掃除の際は、畳を傷めないように畳の目に沿って行いましょう。
直射日光も当てすぎると、畳が日焼けして変色を早めてしまうので注意しましょう。最近は紫外線カットの加工がされた障子紙なども販売されていてお勧めです。