門扉の間取り変更
門扉は、「クローズスタイル」や「セミクローズスタイル」といった私有地との境界に塀やフェンスなどを設置する外構スタイルに取付けられます。 門扉の間取り変更は、従来よりも防犯性を高めたり、プライバシーを確保したいという場合に行われることが多くなります。 また、既存の門扉の位置を変更してもっと機能的な動線を確保したいという場合にもリフォームが有効です。
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間取り変更の事例
門扉の間取り変更の事例には以下のようなものがあります。
玄関の入り口と門扉の位置がずれているので門扉の位置を変更したい
駐車場のスペースを確保したいので門扉の位置を変更したい
・今よりも広いアプローチを設けたいので門扉の位置を変更したい など
住まいの外回りに少しでも不便を感じていたり、外観のイメージを変えたいという場合は門扉の間取り変更を行うことで、より快適で機能的な外観にすることができます。
門扉の間取り変更の注意点
門扉の間取り変更の際に注意しておきたいことは、基礎工事をしっかり行うということです。また、何のために門扉の間取りを変更を検討しているのかを業者に伝え、目的を満たす工事になるよう業者と打ち合わせを行うことが大切です。 またお住まいの地区が「居住表示」を実施している地区の場合は、門扉の位置を変更する際役所に「住居表示」の届出が必要になります。
基礎工事をしっかり行う
門扉の間取り変更の際は、基礎工事をしっかりと行う必要があります。 基礎工事がきちんとできていないと、門扉が傾いたり扉が開閉できなくなってしまうことがあります。 家の顔ともなる門扉ですので、このような事態を避けるためにも改修工事は実績があって信頼できる業者に施工の依頼をしましょう。
防犯性を考えた間取り
防犯性を考えた間取りとは、侵入者がいかに敷地内に入りづらい間取りであるかどうかが重要なポイントになります。 玄関まわりは死角を作らず見通しを良くし、裏口にも門扉を取付けておくとより一層防犯性の高い間取りになります。
- 裏口にも門扉を取付ける
門扉は玄関まわりに取付けるのはもちろんですが、住まいの防犯効果を高めるには人目に付きにくい裏口にも取付けると良いでしょう。 裏口にを扉にすることで見通しが良くなり、侵入者が入りづらい間取りにすることができます。
- 見通しの良い玄関まわり
玄関まわりは、見通しが良く程よくプライバシーが確保できる間取りになるようにしましょう。 できるだけ死角ができない位置に門扉を取付け、高すぎる門扉や見通しの悪くなるようなデザインの門扉はできるだけ避けることがポイントです。
利便性を考えた間取り
各ご家庭に合った門扉の間取りは、家族構成やライフスタイルによって様々です。 例えば、車いすやベビーカーで出入りすることがある場合は、門の間口を広くして、邪魔にならない引き戸の門扉を取付けると良いでしょう。 また、車で出入りする場合にも同様に門の間口を大きくとる必要があります。 門扉を取付ける場所によって「内開き」か「外開き」かが決まり、利便性にも大きく影響してきます。 車いすやベビーカーの場合、内開きの門扉は通行しずらく使い勝手が悪くなります。 「外開き」の場合は扉の開閉時に扉が道路側に開くので、通行人に当たらないよう門扉の取付け位置を配慮したり、充分な扉の開閉スペースを確保する必要があるでしょう。
- 門扉と玄関アプローチ
門扉と玄関までのアプローチには、大きく分けると「正面入りタイプ」、「斜め入りタイプ」、「直角入りタイプ」の3つのタイプがあります。 「正面入りタイプ」は門扉と玄関が直線になっている一般的なアプローチのタイプです。また「斜め入りタイプ」と「直角入りタイプ」は緩やかなカーブで敷地内の変化を楽しむことができます。
このように門扉と玄関アプローチのタイプには様々なものがありますが、敷地の条件によって、希望する間取りにできないという場合もまりますので業者に相談してみましょう。 門扉と玄関は家の見た目や印象にも影響しますが、出入りの度に使う部分でもあるためご家庭に合った便利で快適な間取りを採用しましょう。
「住居表示」の届出
お住まいの地区が「居住表示」を実施している地区の場合、建物に番号がつけられ建物の所在がわかりやすく表示されています。 そのため門扉の位置が変わる場合は役所に「住居表示」の届出をする必要があります。
まとめ
門扉の間取り変更は、住まいをより快適にし、防犯性や利便性も高めることができます。 そして間取り変更を行う際には、業者に基礎工事をしっかりと行ってもらうことが長持ちをさせるための秘訣です。 門扉の間取り変更に伴う役所への届出が必要な場合は、届出を忘れずに行いましょう。
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