古いお風呂をユニットバスに交換
築年数が古い一軒家の浴室は「在来工法」というタイプが多いと思われます。 在来工法とは、昔ながらの作り方で柱や梁などで軸を組みつくられた浴室のことを言います。 既製品の壁やパネルを使わないため、形や素材が自由に選べるのが特徴です。
ですが、古い造りの在来浴室では、断熱性が低く浴室内が寒くなりやすい、お湯を何度も温め直さなければならない、タイル張りの床が触れたときに冷たいなどの弱点が多くあります。 今使っているお風呂が古くなってきたとしても、また新しい在来工法のお風呂にリフォームするには、100万から200万円ほどの費用がかかります。
ユニットバスとは
デザイン性などにあまりこだわりがない、寒いお風呂は嫌だ、費用はできるだけ抑えたいという方におすすめなのが、「ユニットバス」へのリフォームです。
ユニットバスとは、浴槽、天井、床、壁などのパーツを工場で作り、現場で組み立てて作られる浴室のことです。 そのため工期が短く大量に作れるため安い価格でできます。 また、つなぎ目が少ないため、腐食や水漏れの危険が減ります。
そして、在来工法よりも断熱性が高く、湯上りの寒暖差でおこるヒートショックの危険性も減るため、高齢の方にも大変おすすめです。
浴室をリフォームするタイミング
今使っているお風呂をそもそもリフォームするタイミングがいつなのか見測るのってなかなか難しいですよね。 ここでは、こうなったら浴室をリフォームしたほうがいいという目安を3つご紹介します。
①カビが取れない
浴室は湿度が高いのでカビがよく生えます。ですが、多くの場合カビ取りの掃除をすればすぐに取れますし、風通しを良くして換気を行えば、また生えてくるのを防ぐことができます。
しかし、掃除してもカビが取れない、対策をしてもまたすぐ生えてくるということが起こるようなら、タイル壁などにできた微小のひび割れの中にカビが根を張って繁殖していることがあります。カビのトラブルを放置していると、呼吸器を中心に病気をもたらす恐れがあるので、その根本的な原因を断つ意味でも浴室のリフォームをおすすめします。
②コーキングに隙間、壁やタイルにひびが入っている
先ほどご紹介したカビが取れない原因の一つでもありますが、コーキングの隙間や壁、タイルのひびを放置すると、そこから水が入っていきます。 浴室は湿度が高いので、内部に入り込んだ水はなかなか乾燥しません。 するとその水を餌に内部にある木材を腐食する菌が繁殖します。
このような状態を放置すると、浴室だけでなく家全体に影響を及ぼすことになるので、簡単に補修できないレベルの隙間やひびを見つけたら、浴室のリフォームを検討してみてください。
③排水口から嫌な臭いがしてくる
排水トラップという排水口からニオイや虫が上がってくるのを防いでいる機能や、封水といわれる臭気を止める水がたまらない状態になると、排水口から嫌な臭いがしてきます。水がなくなるのは経年劣化による故障などが生じていることが多いです。
また、悪臭の原因には、排水口内部の汚れや雑菌、排水管の劣化などもあります。 排水口から嫌な臭いがしてきたら排水管などに根本的なトラブルが起きていることがあります。 状態が悪くなってからリフォームをすると余計な費用がかかることも考えられますので、早いうちにリフォームすることをおすすめします。
在来工法のお風呂をユニットバスに交換する費用
内訳
商品代
20~100万
工事費用
50~80万
計
70~180万
在来工法からユニットバスに交換には、商品の本体価格と、既存の浴室を解体して工事する費用の2つが合わさった費用がかかります。
商品に関しては機能をおさえた20万円ほどのものから、ジャグジーなどがついた高機能な100万円程度のものまで幅広くあります。 また、商品にはそれぞれメーカー各社の特徴がありますので、気になる方はぜひ下の記事をご参照ください。
参考記事はこちら
ユニットバス(お風呂)メーカーの特徴を徹底比較! 選ぶポイントも解説
ユニットバスの人気メーカーを徹底分析! 商品ランキングや口コミも掲載
ユニットバス(お風呂)をデザインから選ぼう! メーカーごとに商品比較
工事内容とその注意点
在来工法からユニットバスへのリフォームには、以下の4つの作業工程があります。
1. 在来工法の浴室を解体する
2. 下地や基礎の状態を確認する
3. (補修工事を行う)
4. ユニットバスを設置する
元の浴室を解体後に下地や基礎に問題が見つかった場合は、その補修工事を行うことになるので、費用が追加でかかることもあります。
また、柱など家の構造上の問題で、元の浴室の場所にユニットバスをそのまま設置できないことがあります。 その場合は、完全に別のスペースにユニットバスを設置することになるので、移設費と新しく設置する場所(元は物置として使っていた部屋など)の解体費用が追加されます。
そして、元の浴室が特殊な形状な場合は浴室を四角くユニットバスを設置しやすいように整える工事が追加されます。 もっとも、これはまれな例なので、実際にはほとんどありません。
工事は信頼できるプロに
お風呂のリフォームを請け負っている業者はいくつもありますが、業者ごとに技術スキルに差があります。 費用の安さだけで選んでしまうと、リフォーム後に水漏れなどのトラブルが発生することがあります。 そのようなトラブルに合わないようにするために、下記の4点を意識して業者の絞り込みを行いましょう。
- 浴室リフォームの実績がある
- 応対が丁寧で信頼できる
- 見積書に金額の明細が書かれている
- アフターフォローがしっかりしている
必ず重視しなくてはいけないのが、浴室リフォームの実績があることです。 郵便受けに格安リフォームのチラシが入れられていることがあると思いますが、できれば地元で10年以上リフォームを続けている業者の中から選びましょう。
2~3社で相見積もりをとる
見積もりの依頼をするときは、1社に絞るのではなく複数の業者に相談しましょう。見積もりを出してもらう過程で、応対がしっかりしているかを確認して、信頼できると感じた業者を選ぶようにしてください。相見積もりにすると、どうしても金額だけで選びたくなりますが、安い業者は予期せぬトラブルのもとです。
「リフォマ」であれば、自社の審査基準を通過した施工業者をお客様にご紹介するので、相見積もりの手間が省けます。
見積書の書き方にも注意
さらに、見積書が「リフォーム一式:◯◯万円」となっていて、何の工事にいくらかかるのか分からないという業者もNGです。 きちんと工事の詳細がわかる見積書を出した業者を選んでください。
アフターフォローがしっかりしているというのも重要です。 浴室リフォームは作業が完了したらそれで終わりというのではなく、何かあったときにすぐに駆けつけてくれる業者であることが非常に大切です。 そういう意味でも、他県の業者よりも地元の業者を選ぶことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!

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渡邊 一伸(ナベさん)