2017年12月31日

浴室の寒さ対策を徹底解説! 窓や床など場所別に対策をお教えします

浴室を寒いと感じたら、お湯や暖房で浴室全体を暖めるだけでなく、冷気が入ってくる窓に寒さ対策を施したり、寒さを感じない床にするなど、部分的な対策も大切です。寒さを感じにくい浴室にするためのポイントを見ていきましょう。

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浴室全体の寒さ対策

冬場の浴室は寒く、シャワーを出してもお湯になるまでに時間がかかりますよね。 浴室の寒さ対策に悩まれる方は多いです。そこで、ますはじめに浴室全体を温めるための方法をご紹介します。

湯船のお湯を張る際にシャワーを使う

湯船にお湯を張る際、蛇口からではなくシャワーを使うことで、浴室全体を暖めることにつながります。なるべくシャワーの高さを高くしておくと、浴室全体が暖まりやすいです。

シャワーは空気に触れる時間が長いと、多少お湯の温度が下がりやすくなりますので、普段お使いの温度より1℃高く設定してお湯張りすることをおすすめします。 この方法で浴室のドアを閉めてお湯張りすることで、サウナのような状態となり、浴室が暖かく感じられます。

ただし、この方法はかなり湯気が出て、浴室全体が水滴で覆われるため、そのままにしておくとカビが発生しやすくなります。入浴後は冷水を浴室全体にかけ、雑巾などで拭きとるといった、カビ対策が必要になります。

熱いお湯で浴室の掃除をする

入浴前に浴室の掃除をする場合、お湯で掃除を行えば、浴室を清潔にしながら暖めることが可能です。出来る限り熱めのお湯を出せば蒸気が多く出て、より暖かさを感じることができますので、なるべく熱めのお湯を使うことをおすすめします。

浴室暖房を使用する

シャワーを使ってお湯張りや掃除をしても、時間が経てば浴室の寒さが戻ってきます。そこで、浴室暖房を使えばすぐに浴室全体を暖めることが可能です。浴室に暖房機能がついていない場合、ストーブを浴室に向けて当てるのも有効です。ただし、電化製品は水に濡れると故障の原因になりますので、水に濡らさないよう注意してください。

こちらのページでは浴室暖房交換の施工事例などをまとめていますので、ご参照ください。
浴室暖房機 交換のお役立ち情報まとめ

浴室の窓の寒さ対策

窓のある浴室ですと、窓から入ってくる冷気が寒さの一番の原因であるため、窓の寒さ対策は非常に重要です。二重窓にすることで冷気が入りにくくなりますが、工事費が高くなります。

しかし、断熱材やプラスチック段ボールなどを使えば、ご自身でも費用を抑えながら二重窓のような構造を作ることは可能です。 窓の大きさを測り、窓より少し小さめに断熱材やプラスチック段ボールを切り取り、窓枠にはめ込むだけで、冷気が入りにくくなります。

さらにお手軽な方法として、窓枠に突っ張り棒を設置し、シャワーカーテンをつけたり、窓に直接気泡緩衝材を貼り付けるなどがあります。

浴室の床の寒さ対策

浴室の床は素足で直接触れる場所ですので、特に寒さを感じやすいです。最初に浴室に入った際の床の冷たさを解消する方法をご紹介します。

床シートを敷く

ご自身でDIYできる、冷たくない床シートが販売されています。様々な色が用意されているため、寒さ対策と浴室の雰囲気を手軽に変えることができます。

すのこを敷く

シートを敷くのが面倒に思う方には、すのこを敷くのをおすすめします。木は肌が触れても冷たさを感じにくいため、浴室に入った瞬間の足の冷たさが軽減されます。

ただし、すのこは木材であるためカビが生えやすいです。入浴後は床に触れる面積が少なくなるように立てかけたり、週に一度は日陰干しするなど、カビ対策が必要です。

浴室用の畳を敷く

浴室の寒さ対策として、浴室で使える畳が販売されています。畳は水に弱いイメージですが、浴室で使えるものはポリプロピレンが使われているため、洗うことができます。 カビが生えにくく、消臭・抗菌効果もあるため、浴室でも安心してお使いいただけます。

賃貸でもできる浴室の寒さ対策について

賃貸は退去の際に原状復帰が義務づけられていますので、できる寒さ対策が限られます。たとえば浴室暖房を設置したり、二重窓工事を行うなどは、退去時の費用がかさばります。

しかし、断熱材気泡緩衝材など、簡単に撤去できるものであれば、賃貸でも使用可能です。 その他にお湯やストーブを使って浴室全体を暖めるなど、何かを設置する必要のない方法を活用することが大切です。

寒い時の浴室換気扇について

換気扇は24時間つけたままにしておく方が浴室の清潔性を保てるため、常に浴室換気扇をつけている方もいらっしゃるでしょう。ユニットバスの中には、24時間換気の設備が搭載されているものもあるほどです。

換気扇は浴室の環境を良くするためには大切なものですが、換気中は常に風が出ているため、寒さの原因にもなります。どうしても寒い時は、入浴中のみは換気扇を切ることで、風がなくなり、寒さが緩和されます。ただし、浴室のカビ対策のために、入浴後は必ず換気扇をつけましょう。

こちらのページでは浴室換気扇交換の施工事例やその他お役立ち情報をまとめています。 浴室換気扇リフォームをご検討の方はぜひ参考にしてください。

まとめ

浴室を寒いと感じる時の対策についてご紹介しました。お湯や暖房を使うことで浴室全体が暖まります。窓からの冷気を防ぐためには、断熱材などが有効です。浴室でも特に寒さを感じやすい床にはシートやすのこ、浴室用の畳などを敷いて、足に冷たさが伝わらないようにしましょう。賃貸ではできる寒さ対策が限られますので、原状復帰の簡単なものを取り入れてください。

浴室の環境を守るのに有効な換気扇ですが、風が寒さの原因となっていることもありますので、入浴中に耐えられない程の寒さを感じたら、切ってみることをおすすめします。ただし、入浴後は忘れずに換気扇を回してください。

寒さを解消し、快適な浴室を目指しましょう。

お風呂リフォームの施工事例やその他お役立ち情報は下記にまとめていますので、ご参照ください。。

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監修者:

渡邊 一伸(ナベさん)

大工歴35年。大手ハウスメーカーで2年間現場監督に従事。3000棟以上のリフォーム・住宅修理の工事管理の実績をもつ。阪神淡路大震災においては1年間復興財団に奔走。その後、独立し、会社を10年経営。2016年に1月に株式会社ローカルワークスに入社。