2017年11月3日

スポットライトで演出する店舗内装

スポットライトで演出する店舗内装をご紹介しています。店舗の内装工事を進めるのと同時に、店内に取り付ける照明器具も考える必要があります。ここでは照明による演出方法と、その中でもスポットライトがもたらす効果などを解説していますので、ぜひご参考にしてください。

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店舗向けの照明とは

店舗の照明を考える場合とご家庭の照明を考える場合とでは、別の視点が必要になります。店舗の業種にもよりますが、照明の明るさや形状によって、店舗の雰囲気が変わると言っても過言ではありません。

照明には白熱電球、蛍光灯、LED電球がありますが、最近では明るく長持ちするLED電球が好まれている傾向にあります。
白熱電球や蛍光灯は安く手に入れることができますが、寿命は1,000時間~5,000時間程度と短めです。一方LED電球は購入費用が高価なものの、寿命は50,000時間程度あり非常に長持ちします。

LED電球は白熱電球や蛍光灯と比較すると、消費電力も少ないので、ランニングコストを考慮するとLED電球がもっともお得です。非常に明るく綺麗な色合いを表現することもできます。

照明が店舗にもたらす影響とはどのようなものなのでしょうか。照明から考える店舗内装のコツをご紹介していきます。

光から考える店舗の演出

店舗内の雰囲気を演出する方法は、設備やインテリアだけではありません。照明の使い方一つで、同じレイアウトの空間でまったく違った雰囲気を作り出すことが可能です。

居酒屋の店舗内装を行う時に、落ち着いたダイニング空間を表現したい場合には、照明の色をオレンジなどの暖色系にすることで実現することができます。 また、照明フードも和を取り入れたものにすることで、より一層落ち着いた雰囲気を強調できます。

反対に色温度が高い青白い照明を採用すると、高級感のある空間になります。ジュエリー店や時計店など、商品の高級感を際立たせたい場合には、暖色系というよりは、白色系の照明を選ぶと良いでしょう。

照明の置き方によっても雰囲気は変わってきます。天井から吊り下げた場合と、天井に埋め込んだ場合とでは光の当たり方も天井の雰囲気も大きく変わります。 天井に埋め込むタイプでは従来の白熱電球型ではなく、ライン照明と呼ばれるLED照明を取り入れると、天井からの圧迫感もなく、空間はすっきりとおしゃれな印象に仕上がります。

店舗内装を行う上では、設備やインテリアによるレイアウトを考えることも大切ですが、照明の種類や使い方によっても雰囲気を作り出せるということ覚えておきましょう。

また、店舗の照明の種類と基礎知識についてはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、ご参考ください。

スポットライト

照明の種類の一つに、「スポットライト」があります。スポットライトとは空間の一部分にフォーカスして照らす照明で、周りを暗くしておくことで、ライト部分だけを際立たせたり、光のスジをつくることができます。

主にアーティストのコンサートの演出として用いられていましたが、店舗に利用することで非常におしゃれな空間を作り出すことが可能です。 例えばバーのカウンター席一つ一つの上にスポットライトを設置すると、お客様に提供したお酒やカクテルの存在が際立つようになります。 また、天井の照明だけでなく、ジュエリーのショーケース内で商品を照らし出す使い方をすると、売り出したい商品のアピールとして演出が可能です。

設置方法には「配線ダクト取付型」「工事取付型」があり、配線ダクト型は天井にレールを取付けることで、レール上であれば好きな場所にスポットライトを配置できます。工事取付型は天井ではなく、壁にスポットライトを取付ける際に利用します。その際には電気工事をするので、専門業者に依頼する必要があります。

商品紹介

ここからは、スポットライトを売り出しているメーカーと商品をご紹介していきます。

東芝

LEDスポットライト 3500シリーズ 高効率タイプ 出典:http://www.tlt.co.jp/tlt/products/facility/facility_led_indoor/led_spotlight/led_spotlight.htm

<参考価格> ¥ 39,500

東芝が販売しているLEDスポットライトの3500シリーズは、白色や温白色などの照明の色合いや、照明範囲から様々なパターンを選ぶことができます。
設置方法は配線ダクト取付なので、別途レールを購入する必要があります。選択の幅が広いことが特徴なので、表現したいコンセプトに合わせて照明範囲や光色から選び、購入すると良いでしょう。

パナソニック

スペースプレイヤー 出典:http://www2.panasonic.biz/es/lighting/shop/spaceplayer/product/index.html

<参考価格> ¥ 229,800

スペースプレイヤーは照明としてだけでなく、プロジェクターとして活用できるという、従来のスポットライトとは別の視点から開発された製品です。
レストランであればメニューを壁面に映し出したり、店舗の入り口であれば店名やロゴを地面に映し出すことも可能です。ただ照らすだけでなく思いのままの絵柄を転写できることで、表現の幅が大きく広がります。

購入費用はかかりますが、他の店舗と差をつけた演出を表現したい場合には非常にお勧めの商品です。

選び方と注意点

取付け方式に注意しましょう

スポットライトの設置方法は、配線ダクト取付型工事取付型の2種類があります。配線ダクト型の場合はレールの購入が必要になりますが、場所によってレールが設置できなかったり、工事取付の電気工事ができない場合もあります。

購入前に希望する取付位置に、スポットライトの取付けが可能か確認し、どのタイプのスポットライトを購入すべきなのかを把握しておく必要があります。
また、実際に取り付けてみると、事前にイメージしていた照らし方を表現できなかったという場合もあります。広角か中角かといった照明範囲の違いによって、スポットライトを取り付ける位置から光を当てる位置までの距離が変わるので、そのあたりも考慮に入れておきましょう。

思い通りの照明を選ぶことができるか不安な場合は、購入店やメーカーにイメージを伝え、適切な商品を探してもらうことをお勧めします。

適切な色合いか確認しましょう

スポットライトの取付けは、電球の色選びにも留意しましょう。光色は商品の見え方を変えるだけでなく、お客様の心理にも影響を及ぼします。
落ち着きある空間を演出したいにも関わらず、緊張感を持つと言われる赤色を取り入れてしまうと真逆の効果になってしまいますよね。

商品を照らすためにスポットライトを導入したにもかかわらず、光色の影響で商品の色味が本来の色味と違って見えてしまったり、演出したい雰囲気とかけ離れてしまう場合もあります。
店舗によってコンセプトは違いますので、それぞれの店舗に合った色合いのスポットライトを選び、コンセプトに沿った雰囲気を実現させましょう。

店舗の照明を選ぶうえでの注意点についてはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、ご参考ください。

まとめ:スポットライトで一味違う演出を

店舗内の雰囲気は、設備のデザインやレイアウトだけでなく照明によっても大きく変わります。 特定のポイントを際立たせたい場合は、スポットライトを活用しましょう。いくつも並列して並べてみたり、プロジェクター機能を持つ商品を取り入れることもできます。

照明の配置に限らず数や向きによっても、同じ空間にも関わらずまったく違う印象を作り出すことが可能となりますので、店舗のイメージチェンジを検討している際には、ぜひ照明についても検討してみてください。

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