店舗リフォームで得られるメリット
お客様に良い印象を与えることができる
店舗の外装や内装に劣化や汚れが目立っていれば、お客様は入りたいとも思わないでしょうし、店舗の印象も悪くなるものです。
店舗をリフォームして内装や外装にこだわりのデザインを施したり、新しい店舗のように綺麗に修繕することで、近くを通るお客様の興味を引いたり、来店したお客様の居心地を良くすることができます。
また、従業員の作業効率が上がるよう工夫をしたり、お客様が回遊しやすいようレイアウトを変更することで売り上げアップにつなげることもできます。
お客様が「入ってみたい」、「再び来店したい」と感じるような外観や空間を目指してリフォームを検討しましょう。
働く人にとっても快適空間に
いくら見栄えが良くお洒落な空間であっても、そこで働いている人のことが考えられていないものであれば、サービスの質は落ちてしまいます。
品出しに時間のかかるような販売店であれば、お客様のご要望の商品を出すなどの対応がスムーズに取れませんし、動線が確保されていない飲食店であれば、オーダーしたくてもなかなか店員が気づいていくれない、または来てくれないなどということになりかねません。これでは、けしてサービスの質が良い店舗とは言えなくなります。
たとえば飲食店の場合、バックヤードとなるキッチンの配置を変えるだけでも作業効率が変わり、お客様への食事提供時間の短縮になります。
店舗内で働く人の動きやすさや働きやすさは、そのままサービスに繋がると考え、従業員にも視野を広げてリフォームを考えてみることが重要です。
店舗リフォームの種類についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご参考ください。
店舗リフォームの注意点・ポイント
費用について知る
店舗リフォーム費用は、どこまで内装にこだわるか、どの程度のグレードの設備を導入するかなどで変わるため、費用相場を明確にすることは難しいですが、一般的にはリフォームした面積で決まります。
店舗形態などによっても異なりますが、坪単価5~7万円が目安となります。
水回り設備や厨房設備が必要となる飲食店などの店舗の場合、設備本体の価格や付帯設備工事費などがかかるため、費用は高額になります。
スケルトン物件で新たに設備を設け、一から施工する場合は特に高額となりますが、居抜き物件で前事業者から設備を譲り受ける場合は大掛かりな工事は必要なく、小規模の施工や設備のメンテナンスのみで開業できるため費用を抑えることができます。
リフォーム予算は、リフォーム項目を洗い出し、それぞれの費用目安を把握したうえで決めます。
さらに、絶対に必要な項目から優先順位を付け、予算の範囲内で行える内容にまとめてから業者に依頼します。あらかじめ予算と必要な施工を洗い出しておくことで、予算を大きく超える見積りを提示されることを防ぎます。
無駄な出費を防ぐと共に、見積もりの手戻りを減らし、無駄なやり取りを省くことができます。
費用のかさむ要因となる設備投資額は、店舗リフォーム後のキャッシュフローを考慮して目安を決めることが大切です。
工事期間中は店舗を休業させなくてはいけないことも多く、休業中は収入が途絶えてしまうので、この期間も計算に入れましょう。
店舗リフォームの費用についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ご参考ください。
店舗リフォームの費用相場は? 業種ごとの事例とデザインを解説!
ローンを組めないことが多い
店舗リフォームは費用がかかるにも関わらず、ローンを組めない場合がほとんどで現金払いが一般的です。
しかし自己資金が用意できていたり明確な事業計画書を用意できていれば、金融機関から融資を受けられることもあります。
内装業者への支払いは、着工前、工事中、工事完了後の3回に分けて行われることが多いですが、着工前、工事完了後の2回で済ませる場合もあります。
計画的に資金を準備するためにも、支払い期日をしっかり確認し、いつまでにいくら現金を用意すればいいのかを把握しておきましょう。
予算にあまり余裕がない場合は、厨房などの設備機器をレンタルで導入することも検討しましょう。
業務改善助成金を利用する
業務改善助成金とは、最低賃金の大幅な引き上げが必要な地域の中小企業を支援するために設けられた制度です。
店舗リフォームに関する補助条件としては以下の項目があげられます。
- 業務改善計画の作成
- 時間給800円未満の従業員に対し、賃金を60円以上引き上げること
- 労働者から業務改善のための内容と就業規則に対するヒアリングを行うこと
- 賃金引き上げを目的とした業務改善を行い、それに対する費用を支払うこと
- 解雇、賃金引き下げなどの不交付事由が無いこと
- 労働関係法令に違反していないこと
- 労働保険料を納め、税金の滞納がないこと
- 役員以外の正社員を雇用していること
補助金の上限額は100万円で、補助対象経費の4分の3が支給されます。
従業員数30人以上の事業所の場合、経費の2分の1が支給されます。
設備の導入やレジ・業務管理システムの導入、作業効率向上のための機械の導入や厨房のリフォームなどが補助対象となりますので、リフォームを依頼する前に補助金を利用できるかを確認しておきましょう。
競合他店と比較する
入りやすい外観で内部はゆったりできるなど多くの工夫がされている場合、来店したお客様にとっては居心地の良い空間が作れているでしょう。
しかし、競合店と雰囲気が似ていて同じような感じであれば、とりわけ目立つこともなく、印象にも残りにくいと言えます。
競合店と混同されてしまえば、自店舗の良さは出ませんよね。
人気店を参考にすることはもちろん大切ですが、自店舗らしさを追求することも大切です。
清潔感を保てるようにする
店舗の清潔感は、集客において重要なポイントです。
店内の清掃が行き届いているかももちろん重要ですが、外観を見落とさないようにしましょう。外周りの清掃が行き届いているかに加え、外壁に大きなひびや塗装の剥がれがあったり、看板が破損していることはないでしょうか。
外観は外からのお店の見た目となりますので、店舗の印象に直結します。
メンテナンスが必要なものは早い段階でメンテナンスを行い、定期的に掃除をして美しさを保つことが好ましいです。掃除はつきものですので、リフォームをするうえで清掃のしやすさについて考えることもとても重要です。 外壁に汚れの付着しにくい塗料選んだり、掃除のしやすいレイアウトを検討しましょう。
定期メンテナンスとして発生する店舗リフォームにおけるポイント
お店は多くの人が利用するため、いたるところで定期的なメンテナンスが必要になります。
定期的にリフォームが発生することが見込まれますので、中長期計画や設備投資計画をしておくことが安定した経営のポイントです。
扉の劣化や看板の破損、クロスの汚れなど経年と共に必要になるリフォームもありますが、設備の不具合など突発的な修理が必要になる場合もあります。 場合によっては営業にならなくなることも考えられますので、もしもの時のために中長期的な視野を持って資金計画を立てなくてはなりません。
借り入れを活用する場合には、どの金融機関を利用し、どのような借り入れ方法を使うのかはもちろんですが、返済予定まで目処を立てておきましょう。
コストをかけずに店舗イメージを向上させるポイント
店舗リフォームは費用がかかりますが、売り上げにも直結するため検討なさる方は多いです。 予算には限りがある場合、できるだけコストをかけずに店舗イメージを向上させるにはどうしたら良いのでしょうか。
大掛かりな店舗リフォームをしなくても、内装をほんの少し変えたり普段の心がけを変えるだけで、店舗のイメージは大きく変えることができます。まずは店舗の清掃をいつもより念入りに、いつもはあまり触らないところまで全て清潔にしてみてください。
清掃と聞くと床やテーブル、棚の掃除を思い浮かべがちですが、照明器具などのチェックもしてみましょう。
照明器具のほこりを取るだけで、一段階明るさが増すこともあります。
店舗内だけでなく、店舗の外にも目を向けてみると、外壁の汚れなどにも気がつくはずです。
店舗の中も外も美しく保つことは、店舗のイメージ向上を手助けします。
掃除が済んでもまだ物足りなさがあれば、大きくコストがかからないリフォームを検討してみましょう。
クロスの張替えや照明器具の変更、什器設備の配置や交換など小さなリフォームを行い、レイアウトを少し変えてみましょう。雰囲気が変わり、気持ちも一新するはずです。
まとめ
店舗リフォームのメリットや注意点、費用の考え方についてご紹介しました。
店舗をリフォームする際は、お客様にも従業員にも快適な空間を提供できるよう双方の視点から考えていきましょう。
店舗リフォームは店舗の売り上げにも影響するため検討なさる方が多いですが、まとまった資金が必要になります。 経年劣化であればまえもってリフォームの必要性が判断できますが、突発的な設備の故障などが発生することもありますので、資金については中長期的な目線で計画を立てましょう。
まずは隅々まで掃除をしたうえで、資金の許す範囲で効果的なフォームを検討してみてください。
いかがでしたでしょうか。なるべく費用を抑えてリフォームをしたい方へお知らせです。リフォマは中間業者を介さずに、ご要望に合う専門業者を直接ご紹介します。中間マージンが上乗せされないため、管理会社や営業会社などより安く費用を抑えることができます。下記のボタンからお気軽にご相談ください!
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