2017年11月3日

デザイン事務所の選定基準と最適な店舗設計のポイント

店舗設計を行う際、デザイン事務所に依頼をしますが、その数の多さにどこに依頼するべきか迷われる方が多いです。ここでは自分のお店に最適なデザイン事務所の選び方と、店舗の営業形態や立地条件などに合わせた、最適な店舗設計を行うためのポイントについてご紹介します。

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デザインと設計の違いとは

店舗づくりには、デザイン設計が必要になります。デザインと設計という作業はどのような違いがあるのでしょうか。
デザインとは、理想の店舗を形にするためにはどのような色味の仕上げ材や家具が有効であるかを洗い出す段階です。イメージしている店舗に必要な要素を洗い出すような作業と捉えられます。
次に設計とは、デザインの内容に基づいて材料や施工方法などを図面に落とし込む作業です。設計はデザインを形にするための作業と言えます。

店舗や住宅を建てる際に、この2つの言葉は似たような意味で使われることが多いですが、厳密にはこのような違いがあるのです。 この違いを頭に入れた上で、店舗の内装を決めていきましょう。

こちらの記事で店舗設計について詳しく解説しているので、ご参考ください。

デザイン設計事務所の選定基準

ここではまず、数あるデザイン設計事務所の中から最適なデザイン事務所を選ぶためのポイントについてご紹介します。

デザイン設計事務所を見つける方法

お店のイメージがある程度決まったら、デザイン設計事務所を探すことになります。デザイン設計事務所を探す方法は大きく分けて3つあります。

  • 知り合いに紹介してもらう
  • インターネットで探す
  • マッチングサービスを利用する

小さなお店で多いのが、知り合いのつてで紹介してもらうというケースです。この場合は、紹介ということで費用を安くしてもらえることもあります。また、知り合いのお店を見ていてそのデザインが好みであれば、ご自身の理想のデザインを実現するための設計をしてもらえる可能性は高いです。
しかし、紹介ということが逆に裏目に出てしまう可能性もありますので気を付けましょう。例えば、紹介ということで「もっとこうしてほしい」などという要望や変更点が言いにくくなってしまったり、実際は腕がイマイチで仕上がりに満足ができなかったということも考えられます。

インターネットを利用して自ら探すのは手間はかかりますが、理想のデザイン設計事務所を見つけるためには最適です。ただし、検索に時間も手間もかかり、選定の基準がわからなければ堂々巡りで終わってしまいます。相見積もりにするとさらに時間がかかるため、忙しい方や急いでいる方にはあまり向いていません。

最近はデザイン設計事務所選びのためのマッチングサービスを行っている会社があり、最適なデザイン事務所を紹介してもらえます。効率よく探すことができるため、時間のない方におすすめの方法です。

デザイン設計事務所の選び方

店舗づくりを行うときには、同時に複数社と相談をしながら依頼するデザイン設計事務所を決めていきます。デザイン会社を選ぶためにはどんな点に意識して選定すればよいのでしょうか。

デザイン設計事務所を選ぶときには、下記のポイントを考慮しましょう。

  • これから作る店舗の業種を得意としているかどうか
  • デザインのセンスが好みと一致するか
  • 価格帯が予算と合うか
  • 気軽に相談できそうか

まず重要なのは、その業者が自分の依頼する店舗の業種を得意としているかどうかです。店舗設計ではノウハウがとても重要となります。得意分野であれば、営業の効率の良さやお客様の居心地の良さなど、様々なノウハウを活かし工夫をこらした設計をしてもらえますが、まったく経験のない業種の場合はそうはいきません。

また、過去のデザイン例をチェックして、自分のイメージや好みとあっているかも確認しておきましょう。デザインにはどうしても、設計者の好みなどがパターン化したり特徴が現れやすくなります。自分のイメージや好みと全くかけ離れているデザイン設計事務所は、どれだけ有名な事務所だったとしても、仕上がりに本人が満足できないことがあります。過去の事例をチェックして、「こういうのがいい」「こんな風にしたい」などと思える施工があるデザイン設計事務所を選びましょう。

店舗を設計する際にデザインが必要となりますが、デザイン設計事務所によってデザイン費は大きく異なります。いくら素晴らしい店舗づくりをしてもらえそうでも、自分の予算に合わなければ依頼はできませんよね。自分の予算がどの程度なのかを話したうえで、予算内での設計デザインをしてもらえるか、問い合わせや相談をしてみましょう。

その問い合わせや相談の中で、丁寧に対応してくれるデザイン設計事務所かどうかを見極めることも重要です。デザイン中も要望や変更を繰り返して完成させますので、しっかりとした応対をしてくれるデザイン設計事務所がおすすめです。

店舗別設計デザインのポイント

何の店舗なのかによって設計デザインのポイントが変わってきます。その一例をご紹介します。

飲食店

飲食店でも様々な形態がありますが、まず重要なのがターゲットとなる客層とどんな料理を出すのかです。
客層とは、若いお客様なのかご年配なのか、仕事中の男性が多いのか、主婦の女性が多いのかなど、利用するお客様のタイプのことです。また、単価の低いファストフードを提供し回転を早くするのか、単価の高いコース料理を提供しゆっくりくつろいでもらいたいのかによっても内装の設計は異なります。ファーストフード店であれば注文するお客様と食事中のお客様がかぶらないようにレジや座席のレイアウトに工夫が必要ですが、コース料理を提供するお店であれば座席同士の間隔を設けたり、店舗内の非日常性を高める家具を選定することが大切です。
まずはお店のコンセプトを明確にすることで、ご自身のつくりたい店舗の設計をしてもらえます。

インテリアやファッションのショップ

インテリアやファッションのお店は、商品が魅力的に見える設計が重要です。 商品が綺麗に見える照明の選定だけでなく、店内を見回りやすい什器のレイアウトなどがポイントです。
お客様が見て回るための動線の作りをはじめ、スタッフの品出しの効率なども考えた通路を確保する必要があります。

エステや美容室

エステや美容室はくつろぎの空間を演出することが求められます。エステや美容院は、身だしなみを整えたりメンテナンスするために定期的に来店することが多いため、心も体もリラックスできるような解放感と清潔感を感じられる店舗が好ましいです。そのような店舗にするためには、天井や壁、床には明るい色味の仕上げ材を用いるといった材料の選定が設計では重要になります。 エステであれば個室を設ける必要がありますし、美容室であればシャンプー台などの水回りの配管といった設備まで意識する必要があります。

まとめ

店舗設計を依頼するときに、どのようにしてデザイン設計事務所を探し、何を基準にして選ぶのかについてご紹介してきました。
どんなに優れたデザイン設計事務所でも、イメージに一致する設計デザインを提案してもらえなければ、理想の店舗を作ることはできません。また、デザイン設計事務所の担当者とのコミュニケーションも重要ですので、金額だけで決めないことが重要です。

店舗の種類によっても、設計デザインのポイントが変わります。店舗設計の依頼をするときには、お店の業種が得意分野の業種と一致しているかどうかも見極めて、最適なデザイン設計事務所を選びましょう。

また、こちらの店舗リフォームページには様々な業種の店舗リフォームについて掲載しています。 店舗リフォームの基礎知識や費用相場などの知識を把握して失敗しない店舗づくりにお役立ててください。

記事: 店舗 リフォームのお役立ち情報まとめ

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