2018年6月6日

ラーメン屋をフランチャイズで開業するメリットとデメリット

ラーメン屋をフランチャイズで開業するというのは、独立開業が初めての方でもご自身のお店を持つことを可能にしますが費用がかかりやすくなります。フランチャイズのメリットやデメリットの理由を詳しく解説します。

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フランチャイズとは

ラーメン屋
ラーメン屋をフランチャイズで開業するメリットやデメリットを知る上で、その仕組みを知っておくことはとても大切になります。フランチャイズを利用する場合、初めに本部と加盟店との関係性を意識しなくてはいけません。加盟店は本部の指導や方針に従うのが原則です。

指導や方針に対して過度に反する店舗運営を行うと、除名処分や違約金を請求されることが契約書にも記載されています。他にも注意事項が多々ありますので、契約時には必ず契約書に目を通しましょう。

本部の方針と異なった店舗への処罰が厳しいのは、加盟店の評判が落ちるとブランド全体の印象が悪くなってしまうからです。ブランド価値を守るために、加盟店が本部の方針に従うことは非常に重要になります。

フランチャイズに加盟する際、本部に保証金や加盟金などを支払う必要がありますが、企業によって金額が大きく異なります。飲食店の場合、加盟金が高いがロイヤリティ率は低い、もしくはロイヤリティは無料というところが多くあります。

ロイヤリティとは、本部の商品や経営ノウハウなどを利用して運営するために支払うものです。ラーメン屋は加盟金が200~300万円、ロイヤリティは原価率を含めた売上の3~5%が相場です。

ラーメン屋をフランチャイズで開業するメリット

フランチャイズの仕組みをご紹介しましたが、加盟するためには費用がかかるだけではなく、ご自身の方針と異なる営業していかなくてはならない場合もあります。しかし、経営が未経験の方でもお店の経営がしやすいのがフランチャイズのメリットです。なぜ初心者にも経営が可能となるのかをご紹介します。

開業の準備が短期間でできる

ご自身のラーメン屋を持つためには、物件探しや開業する場所ではどのような客層がメインターゲットになりそうで、どのようなラーメンを求めているのか、料金設定をいくらにするのかなど、準備に時間がかかります。

フランチャイズでは本部にマーケティング専門のスタッフが在籍している、またはコンサルティング会社などの専門業者に依頼します。このおかげで開業までの期間を短縮できるだけでなく、客層に合わせた立地を考えてもらえます。また、開業資金がいくら必要になるのかなど、資金調達の計画が立てやすくなります。

充実した研修制度がある

フランチャイズを利用する場合、開業までに様々な研修を受けることになります。この研修ではチェーン展開で蓄積された本部の経営ノウハウが学べるだけでなく、お客さんが求めるメニューやサービスを初心者でも吸収できます。

ラーメン屋では、接客マナーや調理技術を身につけるのに非常に役立ちます。最低限のスキルを身につけることができないと、開業が許可されないことがあります。

知名度による集客を期待できる

有名店や繁盛店のネームバリューにより集客が期待できるということが最大のメリットと言えます。個人経営のラーメン店では、お店の存在を知ってもらうためにクーポンの配布をしたり、お客様に来店を促す活動を限られた時間でこなさなくてはなりません。

一方、フランチャイズであれば広報活動は本部が引き受けてくれます。有名店のフランチャイズであれば、開店直後でも多くのお客様に来店していただけるケースもあります。有名店の場合はロイヤリティが高いところもありますが、繁盛店を続ける経営努力を怠らなければ大きな問題ではないでしょう。

ラーメン屋をフランチャイズで開業するデメリット

フランチャイズに加盟すると、ラーメン屋の経営が初めての方でも、堅実な経営とお客様の獲得につながりやすくなります。但し、フランチャイズと独立開業を比較すると、費用面でのデメリットが多くなりがちです。フランチャイズで開業するデメリットもしっかり理解した上で開業に踏み切りましょう。

開業資金が高くなる

フランチャイズに加盟するためには、加盟金や保証金が必要となることをご紹介しましたが、加盟することで開業資金が高くなる傾向にあります。完全独立開業であれば、小規模な店舗であっても開業許可が下りれば開業可能です。フランチャイズでは、新店舗でもある程度の収容が可能な規模で内装のデザインも予め決まっています。そのため、賃料や内装・外装工事の費用を削ることができません。

ロイヤリティによっては利益が少なくなる

ローンを組んで初期費用をまかなうと、毎月の返済に加えてロイヤリティを支払います。加盟金が安いと初期費用を抑えることは可能ですが、ロイヤリティが高い傾向にあるため、長期的に見ると損をする可能性があります。

ローンの返済が終わってもロイヤリティはお店を続ける限り発生しますので、フランチャイズに加盟する際には必ず確認しましょう。

まとめ

ラーメン屋をフランチャイズで開業するメリットとデメリットをご紹介しました。フランチャイズはロイヤリティと初期費用に注意すれば、独立開業が初めてだという方にも安心の方法です。フランチャイズ店でも1000万円近くの利益を上げる方もいますので、繁盛店になるための努力と工夫を欠かさないようにしましょう。

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