2017年9月4日

オフィス物件の選び方

オフィスは立地はもちろんですが、オフィス内の環境や設備をしっかりと確認し、最も適切だと思う物件を選ぶことが大切です。 これらの確認を怠ると、社員の業務に対するモチベーションや会社全体の業績に影響を及ぼすことがあります。 ここではオフィス物件を探す際におさえておきたいポイントについてご紹介します。

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オフィスの環境は働きやすさに関係する

オフィス内やオフィス周囲の環境が良いほど、仕事の効率はアップすると言われています。 言うまでもなく、社員一人一人の仕事効率が会社全体の業績に大きく影響してくることは明らかです。

そのためオフィスや事務所を構えたり移転を考える際には、オフィスの立地オフィス内の環境を考慮して、会社にとって最適な物件を選ぶ必要があります。 また、オフィス自身だけでなくその周囲にも目を向けましょう。オフィス周辺にある駅、銀行、コンビニエンスストア、食事処などは、業務に直接影響を与えませんが、利便性が良い立地であることもオフィス選びにおいて重要です。

そしてオフィス内では、社員が快適に仕事をこなすことができるように、オフィスの環境をしっかりと整えておくことが大切です。 社員が仕事に集中できるようにデスクの配置を工夫したり、社員同士がスムーズに移動できるような動線の確保、社員の休憩スペースも忘れずに設けておきましょう。

また窓が少ないオフィスや、後ほど詳しくご紹介する天井の低いオフィス避けておく方が無難です。壁ばかりのオフィスは暗く、気分も沈みがちで仕事もはかどりません。 窓から自然光を取り入れることができるオフィスは、社員の精神面においても健康な状態を保つことができるため、会社にとってもメリットは大きいでしょう。

天井が高い物件を選びましょう

一見、天井の高さは、オフィスの物件選びにおいて無関係に思えますが、なぜ天井の高い物件を選ぶ必要があるのでしょうか。 その大きな理由は、天井が低いと人は圧迫感や息苦しさを感じ始め業務に集中できなくなると言われています。 それでは、天井の高さはどの程度の高さであれば良いのでしょうか。一般的なオフィスの天井の高さについて説明します。

一般的なオフィスの天井の高さ

先程述べたように、天井が低いと、人は圧迫感を感じ始め心理的なストレスになります。その結果、業務に集中できなくなり効率が落ちてしまうのです。 それでは「オフィスの天井の高さは高ければ高い程いいのか」というと、高すぎる天井は、かえって居心地が悪いと感じてしまうのです。

広さが200㎡未満の小さめのオフィスの天井の高さは、約2.6mが一般的とされています。 天井高は広さにかかわらず一律約2.6mであればいいかというとそうではありません。例えば、1000㎡以上の大きなオフィスの場合は、天井高が約2.6mでは圧迫感を感じてしまうので、約3m程の高さは必要になってきます。

このように天井の高さは、人の心理的ストレスにつながり、業務に支障をきたす怖れがありますので適度な高さを選ぶ必要があります。 オフィスや部屋のサイズを考慮して、適度な天井の高さを決めましょう。

床の底上げ工事が天井の高さに影響する

また、オフィスの天井の高さは、OA関係の配線工事が大きく影響することがあります

居抜き物件のオフィスであれば、すでにOAフロアになっていることが多いため影響が出てくることはありません。 しかし、新規でOAフロアの配線をする場合には注意が必要です。 OAフロアは、床下でネットワーク配線や電気配線が行えるよう3cm〜10cm程度の空間を作ります。配線の種類によってはそれ以上の空間を設けることもあります。

OAフロアにすることで以前よりも床が底上げされることになり、天井が低くなってしまいます。圧迫感や息苦しさを感じる天井高になりかねませんので、 オフィス物件では、予め天井の高さをチェックしておくことが重要です。

電気設備(電気容量)を確認しましょう

オフィスではパソコンをはじめ、プリンター、コピー機といったOA機器や電話を複数台使用するため、電気設備(電気容量)の確認も重要なチェック項目の一つとなります。

新しいオフィスの電気設備(電気容量)や最大アンペア数の確認を怠ったために、電気容量不足や回路不足となり、頻繁にブレーカーが落ちて業務に支障をきたすことも多くあります。

電気設備のトラブルを避けるためにも、現在使用している電気使用量とオフィスの最大アンペア数を把握し、充分な電気容量が備わっているオフィスを選びましょう。

空調・照明設備を確認しましょう

オフィスの空調設備、照明設備についてもあらかじめ確認しておくと安心です。 それぞれの確認ポイントについてご紹介します。

空調設備の確認

オフィスの場合、全消費電力のうち空調にかかる電力が最も大きな割合を占めています。そして空調設備は快適なオフィス環境を維持するためにも欠かせないものですので、しっかりと確認しておくことが大切です。

オフィスビルの空調設備は、「個別空調」「セントラル空調」の2種類に分かれます。 個別空調は各フロアで個別に温度調整ができるタイプの設備です。一方、セントラル空調は主に大規模なビルで採用されていることの多い1箇所で空調温度などを管理する設備です。

それぞれの空調設備にはメリットやデメリットがありますので、ご自分のオフィスに適した空調設備を選びましょう。

照明設備の確認

デスクで書類を作成したり、パソコン作業をすることの多いオフィスでは、適切な数の照明を取付けて仕事に支障の出ない明るさを確保する必要があります。

しかし天井に照明専用の電気配線が極端に少ないオフィスでは、十分な明るさを確保するために必要な数の照明器具を取付けることができないかもしれません。 「照明」も快適なオフィス空間づくりのためには大切な設備となるので、しっかりと確認しておきましょう。

またオフィス全体を均一に照らす「全体照明」だけでなく、必要な部分だけ照らすことができる「局部照明」の切り替えができる照明設備は、無駄がなく省エネで節電効果が期待できます。

状況に応じて、照明の切り替えが可能な照明設備を採用している物件を探してみるのも良いでしょう。

 まとめ

オフィスを選ぶ際には、社員の毎日の業務がスムーズに快適に進んでいくようなオフィス環境であることが大切です。 中でも「天井の高さ」はチェックすべき項目の1つです。

天井の高さが低いと圧迫感を与え、社員はストレスを覚えてしまいます。その結果、業務効率が低下する怖れがありますので、 必ず「天井の高さ」をチェックして、適度の天井の高さにしましょう。

また、業務に必要な電気設備、空調設備、照明設備をしっかりと確認して、会社全体がトラブルなく業務を進めていけるようなオフィス環境を維持していかなければなりません。

新しくオフィスを構える予定のあるオーナーや移転を考えているオーナーは、ご紹介したポイントを参考にしてご自分のオフィスに最適な物件を選んで下さい。

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