2017年12月18日

店舗の各設備のメンテナンス方法

店舗のメンテナンスは経年と共にあちこちで必要となります。見た目だけでなく、設備の定期的なメンテナンスも行うことで、店舗の快適性まで向上させることができます。本格的なメンテナンスが必要になる前に、自分たちでできる範囲のメンテナンスを知り、スタッフにもお客様にも居心地の良い店舗を目指しましょう。

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店舗に必要なメンテナンス


内装や外装の汚れが目立ってきたり、設備に不具合が現れると、必然的にメンテナンスを考えることになるでしょう。
使いやすい店舗にするためにはどのようなメンテナンスが有効なのか、項目別にご紹介します。

  • 内装工事:坪単価30万円~
  • 外装工事:坪単価5万円~
  • 電気設備、照明関連:坪単価8万円~
  • 給排水衛生設備:25~200万円
  • 空調工事:80~120万円(1台)
  • 給排気、ダクト設備:80~150万円
  • 冷凍冷蔵設備:5~10万円
  • 厨房機器:10~20万円

内装、外装

内部の塗装や床の貼り替え、レイアウト変更や外壁補修などで店舗の見た目向上につながります。
仕上げ材の品質や、下地の施工の有無などで費用は変動します。
レイアウト変更は坪単価3~5万円が目安ですが、電気配線の変更なども必要になると、費用がかさみます。

看板に汚れやひび割れなどが見られると、いくら見た目を美しくしても雰囲気が変わらず台無しになってしまいます。 看板は外に設置されるため、改めて見てみると劣化が激しい場合が多くあります。 お客様は看板を目印に来店しますので、店舗開業や前回のメンテナンスから期間が空いていれば看板の状況も確認してみましょう。

ガラスや扉の修理や交換も必要な場合があります。
ガラスや扉も経年と共に、汚れが目立ったり開閉がしにくくなるなどのトラブルが見られます。特にガラスはキズやキッチン汚れで、清潔感がなくなってしまうこともありますし、隙間が空いて閉め切れなくなれば、防犯対策ができないと共に飲食店などで好まれない虫の侵入などにも繋がります。

ガラスには断熱性に優れたものを用いれば、窓際の席でも快適さが保てますし、衝撃耐性のあるものを用いれば防犯性を向上させることもできます。

電気設備、照明関連

電球は消耗品ですので、いずれ切れますよね。
照明が切れてから交換すればいいのではと思ってしまうものですが、寿命ではなく漏電で電気が付かないという場合も考えられます。 新しい電球に交換しても使えないという場合がそれですが、お客様を迎えてから漏電に気が付くのでは営業に影響します。

定期的に照明が安全に使える状態にあるのか点検を入れ、不具合が確認されたら必ず早めに修理してもらいましょう。

給排水衛生設備

水回りのトラブルに多いものとして”水漏れ”があります。
使われる頻度が多く、いろいろな方が使用するトイレでは、つまりや便器の割れなども起こり得ます。
また、洗面台にも割れが見られたり、給水や排水に不具合が生じることも考えられます。

この場合はもちろん内部の洗浄や配管工事、便器や洗面台の交換が必要になります。 特に飲食店など、水回りをお客様も利用する店舗の場合、トイレや洗面台が使用不可という状況はかなり不便ですよね。

特に水回りは汚れやすい部分でもありますので、毎日の清掃と共に軽く点検し、異常が見られたらすぐに業者に連絡しましょう。

ガス設備

ガス設備においてもガス漏れの危険性はないのかどうか、定期的に点検してもらう必要があります。
ガス漏れが発生すると一酸化炭素中毒の危険性があるため、お客様や従業員の体に害を及ぼしてしまったり、大事故へと繋がりかねません。 ガス点検は特にこまめに行うと共に、危険な場合は早めに修理をし、万が一ガス漏れが発生してしまった場合の対処法まで考えておきましょう。

ガス漏れはガスの臭いを感じて気づくことが多いです。
ガス臭いと感じたら、ガスの元栓を閉めてからガス設備の使用を止め、窓を開けてガスを屋外に出しましょう。

換気のために換気扇のみで対処を考える方が多いですが、換気扇は電気で動いており、電気の通りはじめはわずかに火花が発生します。
これにガスが引火すると爆発の恐れがあるため、換気扇は絶対に使わないでください。
念のため換気扇に限らず、店舗内の電話など電気機器の使用は一切しません。電機スイッチの操作やコンセントの着脱も止めましょう。

ガス漏れに気づいたときは、速やかにガス栓を閉め、ガス容器のバルブも閉めて窓を全開にします。着火源となるライターなどの火を発するもの、またON/OFF時に小さい火花を発生させる電化製品・電気類には一切手を触れず、 緊急連絡先に連絡を入れて指示を待ちましょう。 「臭いが収まってきたから」「30分くらい換気したから」など自己判断で火を再度使うことはとても危険です。実際、20分換気したから大丈夫だろうという判断からガスをつけ、爆発を起こした事故もありますので、必ず緊急連絡先に一報入れてから行動を取りましょう。

空調、給排気、ダクト設備

快適で安全な店舗つくりのためには、冷暖房や給排気、ダクトが適切に働いていることが大切です。冷暖房にホコリがたまっていると効きが悪くなりますので、定期的に業者に清掃を依頼しましょう。

給排気やダクトの配置によっては換気が適切に行われず、一酸化炭素が発生する危険性が高まります。また、ダクトの排気がお客様の方に向いている場合、客席に臭いを充満させる原因となります。

ダクトの騒音が気になる場合は、消音ボックスを設置したり、ダクトが老朽化している場合は交換しましょう。
ダクトの清掃のみで解決することもありますので、メンテナンス費用を抑えるために汚れがないかを確認し、綺麗にしても騒音が無くならない場合には業者に解決を依頼しましょう。

冷凍、冷蔵設備

飲食店には冷凍冷蔵庫や製氷機が欠かせません。
これらに不具合があると、お客様に提供する食材の保存に影響がでます。

寿命による劣化や配管以外にも、内部の汚れで上手く作動できていない場合もあります。 業者に原因を突き止めてもらい、使い方を変えれば直りそうなものは今後の使い方を見直し、部品の交換などが必要であれば修理を依頼しましょう。

厨房機器

水回りやガス設備を兼ねるものもありますが、食器洗浄機やフライヤーなどにトラブルが起こることもあります。
フライヤーが使えないと料理の提供に影響がありますし、食器洗浄機が使えないとなるとスタッフの片付けの手間が増えてしまいます。
働きやすい店舗のためにもスタッフが使う場所の点検も行い、寿命が近づいていないかなどを確認してもらいましょう。

普段から行えるメンテナンスについて

店舗において、必要なメンテナンスの箇所は幅広く、症状によっては大掛かりなメンテナンスが必要となり、その分費用もかかります。
飲食店には必ず必要となる厨房設備は、導入に費用がかかるため、メンテナンス費用は抑えたいものですよね。

機械にトラブルが起きていると業者に修理を依頼しなくてはなりませんが、見た目を綺麗にしたいといったことであれば、普段から整理整頓や清掃の習慣をつけ清潔にしておくことが大切です。
機械のトラブルも使い方やホコリなどの汚れに原因があることもありますので、普段から清潔に保つことでトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

まとめ

店舗のメンテナンスに必要なことや、普段から気をつけたいことをご紹介しました。
店舗は内装や換気設備、厨房設備などメンテナンスが発生する可能性のある個所は様々です。
これらの中には普段から清掃を行うことなどで防げるものも多くありますので、整理整頓と清掃の習慣を身につけておくことも重要です。

設備にトラブルが起きて、汚れを取り除いたりできる限りのことをしても直らない場合は、業者に修理を依頼しましょう。
定期的なメンテナンスで、使い勝手が良く、お客様も居心地の良い店舗つくりを目指しましょう。

様々な店舗のメンテナンスや他の店舗のリフォームについては、店舗 リフォームのお役立ち情報まとめでより詳しく分かるにようになっていますので、ご参考ください。

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