2018年5月29日

中華料理店の内装工事にかかる費用と開業費用を安く抑えるポイント

飲食店の中でも中華料理店は、他の飲食店と同じような内装工事とはいきません。高い火力と大量の油を使いますので、それらの応じた内装工事が必要になります。ここではそんな中華料理店の内装工事にかかる費用と、そのコストを抑えるためのポイントをご紹介します。

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中華料理店における内装工事の費用相場

中華料理店

出典:photoAC

中華料理店の内装工事費用は坪単価で35万円くらいが費用相場です。カフェよりもやや高く、居酒屋や洋食店よりはやや低めですが、高級感を出そうとすると坪単価が50万円くらいになることもあります。反対に庶民的な雰囲気の店舗では、30万円以下に抑えることも可能です。

まずは坪ごとの価格を見ていきましょう。ここでは坪単価を1万円としてします。

坪数費用相場
10坪(33㎡)350万円
20坪(66㎡)700万円
30坪(99㎡)1050万円

客席の面積比率を60%として、1坪で約2席取れますので、10坪なら12席、20坪なら24席くらいと考えてください。徐々に店内と内装工事費用のイメージが出来てきたかと思います。

中華料理店に必要な厨房設備と価格目安

中華料理店では、内装に凝らなければ高額の費用は発生しませんが、厨房設備にお金がかかります。以下の表は最低限必要な機器とその値段です。初期費用を算出する際の参考にしてみてください。

種類価格
中華レンジ(ガス)10万~200万円
中華レンジ(IH)80万~170万円
中華ゆで麺器(ガス)20万~60万円
中華ゆで麺器(IH)30万~100万円
ガステーブル10万~80万円
冷凍冷蔵庫40万~100万円

お手入れが楽なのはIHですが、ガス器具よりも価格帯が高くなっています。予算に余裕がない場合、IHでの調理に慣れていないときはガス器具を選ぶとよいでしょう。

中華料理店の開業費用を抑えるポイント

中華料理店の内装工事はそれほど費用がかかりませんが、機器や設備にこだわると高額になってしまいます。できるだけ開業費用を抑えたい方もいると思いますので、ここでは開業費用を抑えるためのポイントについて説明します。

中華料理店の居抜き物件を見つける

ご自身のお店を持つとなると、自分の好みに合った店作りをしたいかもしれませんが、スケルトン物件では数百万円もの内装費用がかかります。予算の余裕があまりないときは、居抜き物件を探しましょう。できれば中華料理店だった物件が理想です。

同じ業種の場合、目につきそうな部分の内装をきれいにすれば、すぐに開業できるところがほとんどです。設備や機器に造作譲渡料を支払うことになりますが、新しく買い揃えるよりはかなり費用を抑えることができます。

厨房設備は中古品・リースを利用する

厨房設備はすべて新品で揃えなくても問題ありません。飲食店は状態の良い中古の設備が豊富に揃っています。まだ1年も使っていないようなものも出回っていますので、できるだけ新品にこだわらず、中古で購入するかリースなどを活用しましょう。

ただし中古品の中にはメーカー保証が切れていて、壊れたときに高額な修理費用がかかることがあります。冷蔵庫のようにモーターが使われている設備は中古ではなく、新品かリースにすると開業後に壊れても保証してもらえます。

中華料理店の内装工事で注意すべきポイント

費用も大切ですが、中華料理店ならではの注意点が3つあります。どのような点に気をつけるべきか見ていきましょう

強い火力を出せるようにする

中華料理店の特徴は強い火力です。中華料理のお店の味を家で再現できないのは、火力の違いが大きいといわれています。お店では味だけでなく調理スピードの短縮のためにも、強い火力を出せるようにしなくてはいけません。

そのため配管類を通常のものよりも太くするなどの、追加工事を行うケースもあります。調理設備も通常のガステーブル以外に、中華料理専用の物を揃えておきます。

吸排気設備にはこだわる

強い火力と大量の油を使いますので、それに応じた吸排気設備が重要になります。客席のほうに煙が流れないよう、空気の流れにも考慮した店舗設計が求められます。また、火事を防止するためにも吸排気設備は定期的な清掃を行いましょう。

グリストラップは必須

調理で使う油の量が多いため、いたるところに油が飛んでしまうのが中華料理店の特徴です。このため、詰まらないように排水には必ずグリストラップを設置してください。グリストラップがないと、油をそのまま下水に流してしまうことになります。もちろんグリストラップも定期的にメンテナンスしなくてはいけません。

まとめ

中華料理店に特化して、内装工事費用や注意すべきポイントを説明してきましたが、内装工事をするにあたって、どれくらいのお金を用意しなければいけないのか見えてきましたか?思ったよりも高くて焦っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、すべてを安く抑えた結果、開業した後で思わぬトラブルが発生することもあります。費用の使い方にメリハリを付けて、中古で済ませられるものは中古で揃えたり、居抜き物件を利用するなど、本当に必要な部分にお金を掛けられるようにしましょう。

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